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なぜ例えを使うと思いが伝わるのか?

2010年06月14日 | 見学会開催法
こんにちは、若松です。


「わたしが例えを使って彼らに話すのはこのためです。
 すなわち、彼らは見ていてもむだに見、
 聞いていてもむだに聞き、
 その意味を悟ることもないからです。」
マタイ13:13

自分の思いや知ってほしいことが、見込み客に伝わらない。
どんなに一生懸命説明しても、見込み客はわかってくれない。
あなたは、そんな経験はないですか?


建物に置き換えてみます。
「彼らは建物を見ていてもむだに見、
 建物の話を聞いてもむだに聞き、
 その意味を悟ることもないからです。」

実際、そう思ったことはありませんか?
見て欲しいところは見込み客に見てもらえず、
また、見ても良さがわからない。

見学会がそうじゃないですか?
どんなに良い話をしても、右から左で理解しない。
うなづきはするがわかってないし、記憶に残らない。
なぜなら、見込み客は自分の見たいところしか見ません。
また、知りたいことにしか興味を示さないからです。

でも、例えを使うなら、
あなたの思いが伝わりやすくなります。
なぜなら、イメージしやすくなり、
素人でも理解できるようになるからです。



今日は、例えを使って、
見込み客に伝える方法について話しますね。
あなたに頼みたくなる例えの話です。
ちなみに、わたしは、料理の話を例えとしてよく使います。

料理には、3つの要素が欠かせません。
新鮮な材料。
正しいレシピ。
腕の良い料理人です。
この3つがすべてそろわないと、
本当においしい料理はできませんよね。

もし、材料が腐ってたら?
たとえ正確なレシピで、
超一流の料理人が作ったとしても食べられません。

もし、いい加減なレシピだとしたら?
3つ星レストランのシェフが
新鮮な材料を使ったとしてもおいしくはないでしょう。

では、最高の材料と完璧なレシピがあれば、
すばらしい料理ができますか?
答えは、もちろんNOです。
それは、料理人の腕しだいだからです。
調理する人によって味は違ってきますよね。

聡明なあなたなら、もうお気づきですね。
家づくりを、この料理の例えで話すわけです。
そうすれば、これまで、
むだに見、むだに聞いていた見込み客に、
あなたの本当の良さを伝えられます。

食材は建築材料です。
粗悪な材料や有害な物質を含んだ材料ではなく、
耐久性があり体に害のない建材。
もし、産地や樹種、品質に
こだわってるなら違いを話せますね。

レシピは設計図です。
もちろん正しく構造計算された図面であることを説明できます。
また、夢の話を聞いてれば満足いくプランになりますね。

そして、料理人は施工者です。
いくら良い材料ですばらしいプランでも、
施工がまずければ良い家は建ちませんよね。
職人の質や技術力に自信があるなら、
この点をアピールできますね。



だとしたら
「厳選された材料、
 1級建築士によるプランニング、
 熟練の職人、
 3拍子そろった当社を
 納得いくまで他社と比べてください。」
こんなキャッチコピーが使えませんか?
これなら、ハウスメーカーや
ローコストメーカーとの違いが分かってもらえるのでは?


今日は例えを使う話でした。
もし料理の例えを使うなら、奥さんに伝わりやすいですよ。
だって、毎日食事の支度をしてるんですから。
ぜひ例えを使って、
無駄に見たり聞いたりしている人たちに、
本当の家づくりを悟らせてあげてください。
それが、あなたの使命です。
そして、見込み客の気持ちを掴んでください。




では、また明日。





追伸

例えは、本当に興味のある人を見わけることができます。
例えは、料理以外にも、いろいろ考えられると思います。
日常生活の事柄を例えに使うと、イメージしやすいです。
しかし中には、自分が興味あることしか話さない人がいます。
そんな見込み客は、あなたの客ではありません。
自分勝手な見込み客は、相手しないことです。
コメント
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