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こんにちは、若松です。
前回は、統計上50世帯で1年間に1棟家が建っていると言う話でした。
だから、新築現場の周辺で受注活動する必要があるんですね。
そして、現場受注法はヨーロッパでヒントを得たと言う話もしました。
今日は、その続きです。
ヨーロッパでヒントは得ましたが、日本で適用するにはいろいろ障害がありました。
ヨーロッパでは、案内さえすれば勝手に受注できていました。
しかし、日本ではそうはいきません。
現場受注法を完成させるまでに、マーケティングをいろいろ勉強しました。
また、工務店さんのコンサルティングを行い実践で試行錯誤してきました。
ところで、
日本でも、マーケティングなど関係なく受注できていた時代がありました。
それは、ハウスメーカーが登場する前のことです。
それ以前は、家を建てる場合、工務店はすでに決まっていました。
「家を建てようと思うんだけど、お願いできますか?」
と、その地域の工務店はそこしかないので、黙っていても仕事の注文があったわけです。
2年とか3年待たせても、他社で建てる人はいなかったんです。
だから、案内する必要もなく、ただ待っているだけでした。
今では考えられない、そういう時代もあったわけです。
では、なぜ黙っていても仕事の注文があったのか?
1つは、他の地域から競合が入ってこないこと。
もう1つは、地域の横のつながりが強かったからです。
お酒を買うなら○○酒店。
野菜を買うなら○○商店。
家を建てるなら○○工務店。
地域住民は、決して浮気しませんでした。
そう言う古きよき時代があったわけです。
ヨーロッパの住宅事情と、日本の古き良き時代。
それを、現場受注に生かす方法をこれから話していきます。
今から話す内容ですが、非常に簡単です。
全然難しくありません。
ただ、それを実行するのが難しい。
なぜなら、他人がすることだから。
社員、下請けの専門業者、取引業者、運搬業者さんたち。
この人たちが、その現場でやるべきことだからです。
あなたも現場の重要性は十分認識していることでしょう。
また、現場を活用したいと願っていると思います。
ただ、下請けさんたちに徹底させることに困難を感じているんじゃないでしょうか。
しかし、下請けさんの利益になるとしたら、自発的に協力するのではありませんか?
さて、現場のきれいさで、うちはどこにも負けないと言えますか?
ハウスメーカーの現場はきちんとしています。
だから、そこに比べてきれいかどうかです。
ハウスメーカーの現場を見たことがなければ、1度その目で見て下さい。
現場受注法は現場がきれいでないと効果が発揮できません。
次回は、整理整頓についてお送りします。
では、また。