こんにちは、若松です。
今日は、住まいづくりの正しい手順の話です。
まず、最初にするべきこと、それは、先立つもの。
お金をいくら用意できるかを計算することです。
あなたは、「家を建てる目的」は何だと思いますか?
家を建てることを目的にすると失敗します。
なぜなら、新居で、
自分と家族が将来に渡って
健康で楽しい生活を送ることが願いのはずです。
なのに、立派できれいな家が建ったが、
切り詰めた生活をしなければいけない・・・。
これでは、家を建てた意味がありませんよね。
建てた甲斐が無いといいますか。
だから、一番目は「安全な予算を組むこと」です。
建てる前よりも生活水準が上がることが理想ですね。
もし、ゆとりある予算を組むことができれば、
楽しい生活が送れますよね。
しかし、多くの人は限界の予算を組んでいます。
めいっぱい、借りれるだけ借りて家を建てています。
だから、一つ歯車が狂うと返済が滞ってくるわけですね。
そうならないために、安全な予算を立てて下さい。
そして、二番目は「自分自身を知ること」です。
本当に自分が欲しいものは何か?
それを知ることです。
情報過多の時代です。
「なんか感じがいいな」
「自分にとって良さそう」
そんな感情に惑わされます。
ですから、本当に必要なもの、どうしても欲しいもの、
それを自分で知ると言うことですね。
例えば、車。
車には、乗用車、ワンボックスカー、スポーツカーなど
いろんなタイプがあります。
ですから、スポーツカーが欲しい場合は、
スポーツカー専門の業者に行きますよね。
間違っても、乗用車やワンボックスカーのところには行きません。
でも家の場合は、違うんです。
ただ家を建てたいと言うことで、
スポーツカー、乗用車、ワンボックスカーなど
無差別に行くんです。
そして、それを同じ土俵でどれが良いかと比較するわけです。
用途が違うので、本来は比べられないものですよね。
このように、
自分が欲しいものが分からずに行動すると、
正しい判断ができなくなるんです。
業者さんも、お客さんがきたら当然自分の商品を勧めます。
「あなたには、うちじゃなくAホームのほうが良いですよ」
なんて、言ってくれません。
そうではなくて、
「うちに任せてくれれば、
あなたの望む家を建てて差し上げます」
と必ず言います。
だから自分が欲しいものを知って、
それが得意な業者さんを探さなければいけません。
そして、その中から1社に絞るのが正しい方法なんです。
次は、三番目。
それは「かなえたい要望に順番をつけること」です。
優先順位ですね。
すべてをかなえようとすると当然予算オーバーします。
そうならないために、
本当に自分に必要なもの、どうしても欲しいもの、
その予算配分も、自分で決めないといけないわけです。
それには、
自分の価値観や価値基準を自分で理解していないと決められません。
後ほど詳しく話しますが、
予算に影響する重要な要素は四つほどあります。
まず一つ目、それは広さです。
広くなればなるほど、当然、家の値段は高くなります。
二つ目は家に使う建築材料。
材料の質、グレードですね。
良い物や高価なものを使えば当然高くなります。
三つ目はデザイン性。
かっこよさですね。
かっこいい家にしようと思えば思うほど、予算が増えてきます。
最後の四つ目は、部屋数ですね。
同じ広さでも、部屋数が多いほど、高くつきます。
なぜなら、壁の量は多くなるし、
窓やドア、収納なども増えるので高くなります。
このように、予算に影響するものは、
広さとグレードとデザイン性と部屋数です。
この四つを全て満たそうとすると、当然予算オーバーします。
予算を100とすると、何かを優先すると、
他のものは抑えないといけません。
しかし、全部かなえようとするんです。
ですから、
100じゃなくて120とか、150とかになってしまうわけです。
例えば、広さを最優先するなら、
他の三つの要素は残った予算の中で配分しなければいけないんです。
これが、優先順位を決めるということです。
それから、四番目。
それは「正しい選択基準と判断基準を身につけること」です。
例えば土地を選ぶ場合。
確かな判断基準、選択基準がないと、正しい判断が出来ません。
また、それは業者を選ぶ場合でも同じです。
この業者選びは、最も難しいです。
ですから、業者選びの正しい判断基準を持たなければいけません。
以上が正しい住まいづくりの手順です。
この手順で住まいづくりを進めれば、決して後悔することはありません。
そして、きっと自分の満足のいく家を建てることができます。
もう一度、正しい手順をまとめておきますね。
まず1番目は、自分の安全な予算を把握すること。
そして2番目は、自分を知ること。
続いて3番目は、優先順位をつけること。
そして最後は、正しい判断基準と選択基準を持つことです。
今日は、住まいづくりには正しい手順があると言う話でした。
次回は、安全な予算を組むためにはどうすればいいかと言う話です。
では、また。
追伸 昨日から始まった新シリーズ
「失敗しない住まいづくりの秘訣 総集編」
いかがですか?
私が住宅業界で歩んできた12年間の結晶であり、総まとめです。
数多くの失敗経験が血となり肉となり、この話が出来上がりました。
根底にあるのは2度の施主経験です。
あくまで素人の感覚で住まいづくりを考えてきました。
そして、全てが建物ではなく生活に焦点があっています。
私は建築に関して素人です。
しかし、素人だからこそ施主の立場で物事が考えられるんです。
お客さんは建物がほしいのではなく、楽しい生活を望んでいます。
ぜひ、それを理解して、これからの家づくりに生かしてくださいね。
ところで、感想などいただけたらとてもうれしいです。
このメールに返信してくれれば、直接私に届きます。
では、あなたからのメールを楽しみにしています。
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