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こんにちは、若松です。
前回は、なぜ建物の話をしてはいけないかの話でした。
建物の話をしていては、見込み客の置かれている状況が分かりません。
相手の生活スタイルや価値観、趣味嗜好、ライバルの動向など、
他に知っておくべきことがたくさんありますね。
建物の話はそれからです。
今日は、初期面談は最初が肝心と言う話です。
初めて見込み客と会う時は、第一声ってすごく大事なんですね。
なぜなら、見込み客とあなたとの関係が決まるからです。
普通、一般人が工務店に訪ねて来るというのは、よほどのこと。
まして、ブランドのない工務店に自ら来るということは、覚悟を決めているからです。
問題がなければ、あなたのところでお願いしてもいいなと思っているんです。
その心情を、こちらが代弁してあげるんです。
「今日、あなたがここへ来られたということは、
ある程度私どもを信頼していると受け取ってよろしいですか?」
これが第一声です。
それを聞いた見込み客は、言われて初めて、
「あ~、そうだったんだ」
ということに、気づくわけです。
ぼんやりとはそう思っていたとしても、意識はしていません。
それが、言うことによって意識付けすることがが出来ます。
「あ~、そうなんだ。
私はここが気に入っているんだ」
と。
このたった一声かけることによって、そういう心境になるんです。
自覚している場合と自覚してない場合だと、そこから先の話に影響してきます。
だから、この第一声というのは非常に大事なんです。
ただ、「こんにちは」と言う普通の挨拶は、もちろん、先にしますよ。
いきなりは、さすがに相手がびっくりしますよね。
ところで、人と人の会話って、浅い・深いがありますね。
一番浅い会話というか、一番軽い会話というのが簡単な挨拶。
朝だったらおはようございます。
お昼ならこんにちは。
夜ならこんばんは。
という、会話です。
会話はキャッチボールです。
コミュニケーションが取れているかどうかは、キャッチボール出来てるかどうかです。
「おはようございます」というボールを投げて、もし返答がないなら、
それは、相手があなたと会話したくないという意思表示なんです。
だから、そういう場合はそこでストップです。
次のボールは投げないほうが良いです。
例えば、見学会。
こちらが、「おはようございます」とか「こんにちは」
と声をかけても、何の反応も無い場合。
それは、会話を拒否している合図です。
だから、もうそれ以上声をかけてはいけないんですね。
一番ゆるいボール投げているのに、それを受け取らないんですからね。
だから、ボールを返せない。
なのに、もっと強いボール投げたらどうなりますかね。
相手は嫌がりませんか?
一番軽いボールさえ受け取ってくれない人に、もっと強いボールは投げられませんよね。
と言うことなので、
会話できるかどうかの判断は、最も簡単な挨拶で出来ます。
軽い挨拶をして返って来たら、もう少し強いボールを投げる。
例えば、
「いい季節になりましたね」
「朝晩はまだ冷えますね」
など、気候の挨拶。
それが出来たら、だんだんと重い会話になっていくわけです。
さて、最初の第一声ですが、工務店の事務所に来てもらった場合は、
「来て頂いたということは、信頼頂いてると受け取ってよろしいんですね」
でよいんですが、
見学会なんかで初対面という場合は、
「こんにちは」
でちょっと様子を見て、判断します。
ある程度好意を持って見に来ているのか、単なる興味本位なのか?
それを確かめます。
そうでないと、同時に来られると、どちらを優先すればいいかわかりません。
話をしてみないと分からないですよね。
だから、たった一言。
「こんにちは」
という挨拶で、ある程度ふるいにかけられます。
ぜひ試してください。
今日は、第1声が重要だと言う話でした。
「今日、あなたがここへ来られたということは、
ある程度私どもを信頼していると受け取ってよろしいですか?」
また、会話できるかどうかは、簡単な挨拶で判断できますね。
会話はキャッチボール。
もし、「こんにちは」に返事がなければ、それは会話を拒否している証拠です。
次回は、話には話す順番があると言う話です。
では、また。
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