玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*立夏の頃

2018年05月14日 | 玉川上水の四季

 四月中旬に小型重機が入り、6基の展示パネルが撤去されて鈴木さんのオープンギャラリーは完全に消滅した。常なるもの無しだ。狭い跡地は掘り返されて放置されている。連休中にキュウリとゴーヤのための土作りをした。近いうちにシュンギクを処分して、そこにはトマトを植える。

 市役所の五月の企画で身近なものはつぎのとおり。10日に環境家計簿登録者に緑のカーテン用の苗と堆肥の無料配布、13日は中央公園で、野菜市、園芸市、舞台イベントなど盛りだくさんのグリーンフェスティバル、17日から20日までは、沼さらいのため全部の用水路の水が止まる。

  

 立夏のある日に、片道1時間ウォークで玉川上水の上流に向った。法面にはウツギの白い花が垂れ下がっている。ある木の下が小さな白い落花で埋めつくされた光景に出会う。そのエゴノキについて、鈴木さんはつぎのように解説していた。大暑の頃にゾウムシがエゴノキの実に産卵し、秋の彼岸を過ぎるとヤマガラが実を叩いて中の幼虫を食べる。また冬の非常食として実を運んで蓄えるという。

 

 ウォークの折り返し地点の金毘羅橋で、春分の頃に確認したヒトリシズカ群生地の辺りは夏草が生い茂っていた。何度か柵の中を覗いたが、埋もれるように咲くあれはどう見てもフタリシズカだ。この日の歩きではスイカズラの甘い香りに気付いた。夜になると香りは強くなるという。花は最初は白色だが、その後黄色になり、全体として白色と黄色が混在する。この頃のクチナシやミカンの白い花の香りもいい。

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