玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*津田塾の公開講座

2014年10月06日 | 捨て猫の独り言

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 しばらく雨が降らずに玉川上水の緑道は土ぼこりが舞い上がっていた。その緑道は昨夜からの台風の雨で甦った。小枝や葉の散乱もそれほど見られない。昼過ぎには天気は急速に回復し青空が顔を見せ始めている。各地で避難勧告などの台風情報が流れる中で、ここだけはまるで別世界のようだ。庭のハナミズキやサルスベリや柿の落葉は以前から始まっていた。それが今日はすこし多いかなという程度である。

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 私は先ほどまで、まさに別世界のできごとであるMLBの試合を楽しんでいた。青木選手が所属するカンザスシティ・ロイヤルズが予想を覆してロサンゼルス・エンジェルスに3連勝した。これから地区優勝決定シリーズそしてワールドシリーズへと進んでいく。毎年のようにMLBの30チームの間では選手の移籍が頻繁に行われる。上原投手の活躍で昨年ワールドシリーズ優勝のボストン・レッドソックスは地区の最下位に沈んだ。

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 9月18日に津田塾大学の「総合2014」の後期が始まった。この公開講座は95年から続いているという。正門で記帳して午後一時から学生と一緒に受講する。18日の講師は津田塾大学の名誉教授林哲(Lim Chol)氏で演題は「東アジアにおける歴史認識の相克」だった。南北朝鮮の近代百年の、あるいは内戦と分断の経験・苦悩に対する理解不足vs平和憲法の下での戦後日本の歩みに対する理解不足を述べていた。25日は北里大学衛生管理学研究室講師の伊予亨氏で、その物質が毒物であるか否かは物質によらず単にその量によるなどと述べていた。趣味が海上自衛隊見学で、好きな作家は井沢元彦と自己紹介していた。

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 10月2日は「あなたはHomeレス?Houseレス?」という演題でノンフィクションライターの北村年子氏だった。「ソケリッサ」とは造語で、ホームレスの人、またホームレス経験者の踊りを主体とした肉体表現のことだ。講演者の要請により小磯松美氏(66歳・男性)が特別出演して、講演の最後にその踊りを見せてくれた。「ビッグイシュー」とは世界で販売されているストリート新聞であることを知る。一冊が350円で180円が販売者の収入になるという。そのことを京都府育ちという北村氏が紹介していた。9月18日にキャンパスの北東の角にある津田梅子の墓を初めて訪ねた。墓はテニスコートの奥の木立の中にあった。今年は生誕150年という。

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