玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*共同幻想論

2020年07月30日 | 捨て猫の独り言

 今月のEテレ「100分で名著」は吉本隆明の「共同幻想論」だった。初回と2回を見逃し3回目から見始めた。テキストがあることを知り買いに走る。テキストは思っていたより読みやすくて前半部分を2日で読み終えた。講師は近代日本思想史専攻の先崎彰容(1975年生まれ)である。私の本棚には1968年の初版本がある。当時かなり話題を集めた本だった。しかし私が頁をめくることなく50年近くも本棚に置かれていた。

 

 たとえば文芸評論家の粟津則雄は吉本隆明についてつぎのように述べている。「眼前の事象から原理的なものに遡行しその原理的なものによって全世界を支えようとする壮大な野望に感服する。詩人と言っても評論家と言っても言い足りぬ何か、一人の考える人間とでも言うべき何かがその口の重い職人か農業技師を思わせる風貌にも、一歩一歩歩むような語り口にもいっぱいに溢れていた」

 吉本は私が愛読する島尾敏雄を高く評価している。これが私には、わがことのように嬉しい。評価する理由を述べている。「ひとつは島尾さんの作品の中に出てくる関係妄想みたいなものに関心がある。それから家というものをテーマにした小説の世界にも。また戦争体験という世界にも」「そして自分なりにこねあげるということがたいへん(私に)近しい世界だということなんです」

 テキストの表紙には「戦後最も難解な本に挑む」とある。なぜ今「共同幻想論」なのかについて講師は「私たちはどのような人間関係をつくるべきか」「自分は独善に陥っているのではないか」といった問いに戻る必要があるという。共同幻想論は国家がどのようなプロセスで誕生したのかを、きわめて独自の手法で描き出そうとした本である。この「多忙な時代」に原理的・本質的な問いを立てる際に勇気をあたえてくれる本だという。

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*大相撲とプロ野球

2020年07月27日 | 捨て猫の独り言

 米中の摩擦が拡大しつつある。両大国の権力者のもくろみが透けて見える。外に事を起こして危機をあおり、自らに向けられた国民の不満を避けるための策略ではないかと。トランプ大統領はまじかに迫った大統領選に向けて支持率低下の危機を抱える。外へ向けて挑発を仕掛ける動機を多く抱えるのはアメリカの方だ。自らまいた種を反省することなく、大統領は中国への敵愾心をあおることに邁進するだろう。

 我が国の宰相は今後どのように動くのだろう。「地球儀を俯瞰」と誇大な宣伝文句で行われてきたアベ外交とは何だったのか。国内で政権に不都合が起こると、急遽外務省に日程を調整させ機上の人となる。そのつど「やってる感」を演出してきた。このような姑息な手段もコロナ禍の今では不可能である。安倍政権はトランプ政権への過剰同調政権として歴史に刻まれるのは確実だ。さてここ三カ月の間で汚名挽回の機会があるのか。(小平市小川町の蔵)

 

 プロスポーツが観客を制限して行われている。やっとMLBも始まった。大相撲は本来の「名古屋場所」が「7月場所」となった。十両の東筆頭に番付を下げた奄美出身の「明生」の相撲を見るためには3時20分ぐらいにはテレビのスイッチを入れる。東北のある女性が「一つ一つの所作が美しい」と明生への応援メッセージを寄せていた。なるほどしかし美しさでは勝てない。この時間帯だと奇跡の復活の照ノ富士や、佐渡ケ嶽部屋の若手力士を見ることができる。

 プロ野球で私が応援する球団は、スタートが豊田、中西、稲尾を擁し、福岡を本拠地とする西鉄ライオンズだった。その後は所沢市の近くに住むようになり、所沢を本拠地とする西武ライオンズに自然に移行した。退職する頃にプロ野球への関心が薄れ松坂投手が在籍していたレッドソックスへとMLBに傾斜して行く。最近のプロ野球は、囲碁の高尾紳路九段の影響でなんとなく千葉ロッテに関心を寄せている。振り返るとパリーグ一筋である。

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*死者の埋葬

2020年07月23日 | 捨て猫の独り言

 公民館での囲碁の対局はいつ再開されるのか見通しが立たない。さすがに飢餓感がふつふつとわき起こる。困ったことにネットでの対局に走る気はない。たまには温泉にでも出かけて気分一新したいのだが、それにも踏み切れないでいる。そんな中でブログ「海鳴りの島から」を欠かさず見ている。基地建設に反対し、辺野古の海に連日カヌーを漕ぎだしている目取真さんたちのことを思い頭をたれる。米軍基地からの感染拡大も懸念される。

 日本社会のコロナへの対応を批判するウイルス学者のインタビュー記事を興味深く読んだ。実態に合わない対応がつづいている。亡くなった方を遺族にも会わせずに火葬したり、学校で毎日机やボールを消毒したり、おかしなことだらけだ。ウイルスが街に蔓延しているわけじゃない。社会での感染対策としてリスクの高いところからつぶして行くことは可能だ。ゼロリスクを求めれば「念のため」と対策もどんどん大きくなる。しかし、そのもとで多くの弊害、人と人の関わりがなくなったり、差別してしまったり、職を失い、ウイルスではなくその対策で命を落とす社会的弱者もいる。(里芋の成長)

 

 哲学者・国分功一郎がテレビで、イタリアの哲学者であるジョルジョ・アガンベンの二つの主張を紹介していた。一つ、葬儀も行われずに埋葬される、親族でさえも会えない。そこで「生存以外のいかなる価値も認めない社会とは何なのか」という問いを立てた。二つ、他の自由にもまして守るべきは「移動の自由」であるとして母国イタリアの都市封鎖を痛烈に批判した。またベルリンの壁の崩壊を経験したドイツのメルケル首相が「移動の自由の制限は絶対的に必要な場合のみ正当化される」と述べながら国民に呼びかけたことに、国分は「さすがだなと思った」と脱帽する。

 村八分とは掟を破ったものを村の相互扶助の仕組みから排除する制裁のことである。村にはかつて、婚礼、看病、家の普請、水害時の世話など、協力して行う仕事が十分あった。うち消火と埋葬の二分を制裁から外したのは、延焼と伝染病が村人に及びかねないからだと考えられている。そこで「埋葬」をさらに考えてみた。伝染病のためだけではなくやはり死は何ものをもを圧倒する一大事だからではなかろうか。アガンベンが先の問いを立てたとき、彼が視ていたものは人類の大量虐殺の歴史であったような気がする。

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*新聞を読む

2020年07月20日 | 捨て猫の独り言

 順調だったキュウリの収穫がぱたりと止まった。葉は繁り、花は咲き誇るが実をつけない。ゴーヤも同じ状態に陥っている。コロナ禍のもとで、3日からの九州豪雨に始まり列島は雨の日が続いている。豪雨被害に加えて日照不足による農作物の生育不良の被害も起きていると考えられる。

 

 新聞をめくると川柳の欄にはすぐ目が行く。情けなくそして悲しい川柳がある。「飼い主と○○はマスクで個性だし」「幇間にコロナ任せ○○小屋へ」どちらの○○にもおなじカタカナ2文字が入る。そして大勢の方が同じ思いもっているだろうと推測されるつぎのような歌がある。「宰相がテレビ会見するときは節電タイムと決めてる我が家」

 朝日一面の鷲田精一「折々のことば」をときどき切り抜く。かなり前に吉本隆明の『「何のために」人は生きるかという問い・・・を拒否することが〈生きる〉ということの現実性だというだけです』が取り上げられていた。そのあと170文字前後の鷲田解説がある。たまたま出典の「どこに思想の根拠をおくか」が本棚にあったのでその個所を捜してみた。

 該当箇所らしきものはすぐに見つかったが、解説の方が簡潔明解である。謎を解き明かしてくれる。「人には泣く泣くせざるを得ないこと、なしくずしにずるずると生きざるをえないことこともあり、なぜそうなるのかを問うほうが先だと詩人・思想家はいう」という解説に納得させられる。鷲田氏は独自の切り口により、取り上げた出典に新たな意味を的確に付与する。なによりもそのただならぬ読書量に脱帽。

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*「死」と短歌

2020年07月16日 | 捨て猫の独り言

 新聞の歌壇・俳壇を切り抜く。それを惰性で続けている。興味があるのは短歌の方で、自分でも作ってみたいのだがいつまで経っても最初の一歩が踏み出せない。今では、ほぼ諦めた。そこで楽しみは投稿作品の中にきらりと光る投稿歌に出会うことだ。僭越な物言いだが現代短歌には抒情性豊かな歌というものが少ないのではという感想をもつ。最近の切り抜きの中から、私たちの身の回りにある「死」について詠まれている歌をあつめてみた。

 

 【第1群】●余命なき夫の体さする手の憶えておかむとおもふかなしさ ●カサブランカ咲くまでいちご熟れるまで玉蜀黍(きび)実るまで生きませ我が背 ●母曰く、何を食べたか忘れても美味しかったんは覚えとるんさ ●言ったこと言おうとしたこと忘れては忘れたことも忘れし母は ●初めてのオムツをした日母が泣いた私も泣いた春の晴れた日 

 【第2群】●「此処からは独りですよがんばってね」と棺のひとにささやく夫人 ●母つつむ火の色かすかに思いつつ客数えおり火葬場の隅 ●「五時からはウイルスの方専用です」促され骨抱き斎場を出づ ●お母さんとお義母さん、その発音の重なりし頃義母は逝きけり ●妻の逝きし病室を出づ夜の窓に映る列車の灯の懐かしき

 【第3群】●見出しぬ妻の遺品の箱一つ我が生涯の給与明細 ●傘持って行きなさいよと亡き妻の声聞く様な午後の外出 ●亡き夫とのアルバム繰ればどの旅にもタバコをはさむ職人の指 ●忘れたら君は二度死ぬ七年を供養のために拾う桜花 ●この世での最期の言葉は「ありがとう」父待つ空へとかあさん還る 

 さすがに歌人は自分の死までも詠んでしまう。正岡子規「夕顔の棚つくらんと思へども秋待ちがてぬ我いのちかも」 河野裕子「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」

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*アメリカという国

2020年07月13日 | 捨て猫の独り言

 世界的に移動が禁止されているコロナ禍の今では、アトランタで今年の正月を迎えたのがまるで夢のように感じられる。旅行前の下調べでアトランタにおいては、市長は黒人で経済は白人という妥協が成り立っていることを知った。しかし、これなどは甘すぎるアメリカ像であるということをつぎの記事で思い知る。NYタイムズに白人が寄稿し、その和訳が7月3日付朝日新聞に掲載された。

 大学で哲学を教える黒人教授(見事な米国の成功物語である)がつぎのように書いたという。「私は教授陣の打ち解けた会合にほとんど参加したことがない。飲みにも行かない。パーティで人を楽しませることもしなければ、白人の同僚たちに取り入ろうともしていない。米国はすでに十分息苦しい。毎日首の上にひざをおしつけられたまま生きているようだ」そしてこの深い疎外感はめずらしいものではないとコラムニストは続ける。

 大学生が書いた「アフロ悲観主義」を読んでほしいという。そこには「黒人は米国の先住民のように大虐殺されるわけではない。われわれは大虐殺されている最中にある。だが大虐殺とともに再生もさせられている。なぜなら黒人の死という見せ物が世界にとって精神衛生上、不可欠だからだ」この穏健派のコラムニストは穏健派の方法は失敗だったと述べるにとどめる。

 

 岸田秀に興味深いアメリカの精神分析がある。「アメリカの独立宣言に表明されている自由、平等、民主の共同幻想の背後にはインディアン大虐殺の経験がある。アメリカの共同幻想はこの経験の抑圧と正当化に支えられている。抑圧した類似の経験は強迫的に反復される。アメリカは不確実感、不安定感を補うため他民族にその共同幻想を押しつけ、またときには他民族を大量虐殺するよう強迫的にかりたてられている。広島、長崎への原爆投下、ベトナムにおける大量虐殺は、インディアンの大量虐殺の経験の強迫的反復である」

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*「ロゴス」とは

2020年07月09日 | 捨て猫の独り言

 3日連続の10分番組「コロナ新時代への提言」をNHKBSで見た。人類学者・山極寿一、歴史学者・飯島渉、哲学者・国分功一郎がリモート画面に登場した。それぞれに興味深い指摘があった。ここでは山極氏が「言葉」に言及した箇所だけに絞る。人は信頼できる仲間を増やすように進化してきた。身体をぶつけあうことで、あるいは音楽で人と人は共鳴しあう。今回「言葉だけでつながる社会」に放り出された。どうやって言葉だけで信頼を作るのか。(華やかになった囲碁界)

 

 池田晶子は「ソクラテスは完全にロゴスの人ですから」と言う。その著作「14歳からの哲学」の中にはつぎのような記述がある。≪言葉より先に現実というものがあるのではない。「犬」という言葉がなければ犬はいないし、「美しい」という言葉がなければ美しい物なんかない。言葉こそが現実を作っている。言葉は自分の中にあると同時に自分の外にある。そういう不思議な存在なんだ≫

 生物学者・福岡伸一の「人もウイルスも制御できぬ自然」と題する寄稿文(6月17日朝日)を読んだ。まず「自然というもののありようをいま一度、きちんと考えてみたい」と切り込む。ついでに冒頭に記した国分功一郎の「哲学で大事なのは問いをたてること。問いを立てたからといってすぐに答えが出るわけではないんですけれども、問いを立てることで見えてくるものがある」との前置きもいい。前者は1959年、後者は1974年生まれ。

 福岡氏に戻る。「生命としての身体は、自分自身の所有物に見えて、決してそれらを自らの制御下に置くことはできない。私たちはいつ生まれ、どこで病を得、どのように死ぬか、知ることも選り好みすることもできない」「どこまでも自らの意志で生きているように思いこんでいる。ここに本来の自然と、脳が作り出した自然の本質的な対立がある。前者をギリシャ語でいうピュシス、後者をロゴスと呼んでみたい。ロゴスとは言葉や論理のこと」私はこの福岡氏の表現で、池田氏の言うロゴスをいくぶん理解できた気がする。

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*ものぐさ精神分析

2020年07月06日 | 捨て猫の独り言

 「個人的心理なんていうものはないんです。存在するのは社会心理だけなんです。この同じ考えを持っているのは私のほかに岸田秀さんぐらいです」という養老孟子(1937年生まれ)の発言がずっと気になっていた。今から40年以上前に出版されてかなり評判になったという岸田秀(1933年生まれ)の処女作「ものぐさ精神分析」を読む機会がやってきた。(公園・庭・農地のベルガモット=たいまつ草)

 

 もっと早く読むべきだったと後悔したほどにおもしろかった。集団心理は個人心理と同じ方法論で解明できるとの立場から、日本全体をあたかも一人の精神分裂病者のごとく扱って、「日本近代を精神分析」している。分裂病質は外的自己と内的自己との分裂を特徴とする。ペリー・ショックによって開国論と尊王攘夷論に分裂、明治維新がなり、和魂洋才とは外面と内面をつかいわける分裂病質者が試みることである。

 対米英宣戦布告はまさしく精神分裂病の発病である。日本の本当の戦争目的が、危うくされた自己同一性の回復という精神的なものにあったのだから精神主義は必然のなりゆきだった。アメリカの日本占領軍ほど、被占領国民の抵抗を受けず、進駐がスムースに行われた例はない。マッカーサーの占領政策でも、天皇の命令に忠実であったためではない。分裂病質に特有な態度の逆転が起こっただけのことである。

 ほかの内容に「吉田松陰と日本近代」「国家論ー史的唯幻論」「性的唯幻論」「時間と空間の起源」などがある。イモズル式に私は翌年の1978年に出版された伊丹十三が岸田秀に問う形の対談本「哺育器の中の大人」を捜し出した。この中には1968年出版の吉本隆明(1924~2012)の「共同幻想論」の話も出てくる。今、読んでいるのは1995年に出た文庫版だが、なんと巻末に吉本隆明が解説を書いている。そこには「岸田秀さんの心理分析の特徴を一口にいえば、大胆で、粗っぽくて、そのかわり自分で考えて造成したあとがにじみでていることだと思う」とある。

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*やめる勇気

2020年07月02日 | 捨て猫の独り言

 6月16日朝刊一面トップに「イージス計画停止」の大見出しが踊った。この事態を予測できた人は少ない。日本の政治家に失望している者にとっては、一筋の光明が射した気がした。お上の決めたことが覆るなんて、この国では政権交代がない限り考えられないからだ。河野太郎防衛相が「費用、期間を考えれば配備は合理的でない」と表明したのである。

 自民党から民主党に政権交代した時のことだ。民主党の議員グループの事業仕分けの様子を見ながら河野太郎が「うらやましい」とつぶやいた場面が報道された。私はこの印象深い場面のことを今でも覚えている。また太郎は2002年に肝硬変が進行していた父・洋平に自らの肝臓を提供して、親子間での生体肝移植を行っている。

 イージスについては事の始まりを知りうんざりした。2017年トランプ大統領が「非常に重要なのは、首相が(米国から)膨大な量の兵器を買うことだ」と欲求。安倍首相も「米国からさらに購入していく」と応じていた。その一月後に配備が閣議決定された。トップダウンの決定に防衛省内からもとまどいの声があがっていた。こうした声はかき消され導入ありきで進んでいったという。(6・29散歩、ノカンゾウ、ネムノキ、シロバナキョウチクトウ)

 

 さあつぎは辺野古だ。河野防衛相は2月18日に辺野古調査団が護岸崩壊の可能性を指摘したことに「そのデータを使えばそうなると思う」と話した。調査団は3月2日に設計などの問題点を7項目にまとめた質問書を沖縄防衛局に提出、問題地点の再調査を求めた。安倍政権は3月10日「追加のボーリング調査等を実施する必要があるとは考えていない」とする答弁書をわざわざ閣議決定した。現在土砂が投入されているのは軟弱地盤の大浦湾とは反対側の区域である。沖縄の人たちは休むことなく非暴力の抗議を続けている。連日の抵抗の様子を知るため、私は目取真俊(1960年生まれ)氏のブログ「海鳴りの島から」を欠かさず目を通す。

 

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