シュンギクの種をまくとすぐに芽が出た。直後の台風18号は芽吹いたばかりの畑の畝が水没するのではないかと心配するほどの大雨をもたらした。水没をまぬがれて順調に育っている。わが畑では冬野菜としてシュンギクが定番である。毎年寒い頃に収穫して暖かくなるまで放置しておくと花が咲く。日本や中国ではシュンギクは葉を食用としているがヨーロッパでは鑑賞用の花として栽培されているらしい。わが畑では花が咲いてからの葉も食用にする。同時に植えこんだワケギも大丈夫そうだ。
国民体育大会・障害者スポーツ大会の今年の開催地は東京である。会期は9月28日から10月14日までだ。開会式が調布市の味の素スタジアムで行われる。小平市と羽村市は成年女子のバレーボール試合会場となっている。各ブロックから選抜された都道府県代表16チームのトーナメント戦が29日から始まる。3試合勝ちぬくと10月2日が決勝戦である。小平市民総合体育館での29日の第2試合は鹿児島県と東京都が対戦する。会場は歩いてすぐの市民総合体育館だから応援に出かけるつもりだ。
秋晴れにはほど遠い秋分の日に2人で国営昭和記念公園に出かけた。公園は自宅から自転車で30分ほどの距離にある。途中のスパーで昼食を調達する。広大な公園だから自転車で移動する人が多い。歩行者と自転車は完全に分離されている。各所に駐輪場が設けられていて自転車利用者はそこから歩いて目的の場所に近づく。大ケヤキを中心に東西に花畑がある「みんなの原っぱ」は公園の中央部にある。多くの人がシートを広げて食事をする場所でもある。私たちは早めの昼食をそこですませた。若い家族、若い二人連れが多い。
公園内に6年前に開園したという「こもれびの里」の存在を初めて知った。昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現しているエリアである。11年前にボランィア団体と公園事業者の共同作業として始まった。共に検討を重ねながら整備運営を行ってきたという。ボランィア団体は今でも管理運営に携わっている。実際に公園の敷地を開拓して雑木林、炭焼き小屋、水車、田んぼ、果樹園、畑、茶畑などを出現させた。今年の8月に「農家」が完成して「こもれびの里」は完結した。田んぼ、果樹園、畑からは収穫があり、田植え体験、サツマイモ掘り体験、うどん作り、炭焼きなどのイベントが開催されている。まちがいなくホッとする気分にさせてくれる場所である。