多くの人がそうである様に、私の一日も朝食後の朝刊読みから始まる。余裕のある日は、引き続き読書をせんと常に図書館本を数冊用意してある。いずれも読みやすい本が殆どなのだが、期限内に返却を心しなければならない。最近加齢による白内障の気が出て、夕刻になると細かい活字は追いたくない。夜の読書は億劫で、夕刊も文芸欄の他はざっと見で終わる。
そんな風であったのに最近再度「ナンプレ」に凝りだした。それにばかりか「漢字ナンクロ」まで手を出してしまった。困ったことにこの漢字ナンクロは更に曲者で、双方ともやり出したら最後完成する迄止まらなくなってしまう。(経験者なら御理解頂けると思う) これら2つの闖入者は常に朝食を終えた時から私を誘惑してくる。日々私は戦いに負けそうになる。イヤ時に負けてしまっている。悔しいことに、ナンクロの活字は大きくて白内障ごときに負けてナンテいない。夜だってなんだってビクともしないのだ。という訳で私は全てを終えた夕食後もしばし取り組んでしまう。丸で格闘技よろしく全力投入してしまうといえば大仰だが、全くその通りのテイタラクなのだ。
普段から寝付きのよくない身に、就寝直前までやったら・・結果は目に見えて明らかだ。どうにも困り果てたある夜、滞米中に娘のボーイフレンドから貰いおいた眠剤(体格差が大きいから1錠を 1/3~1/2分割)を1カケラ服用した。12時過に飲んでグッスリ眠りこけ、なんと9時過ぎに目覚めた。トイレに行きたくて我慢がならず起き出したのだ。他用のあった夫はそっと出て既におらず、急いで朝食をとって・・・10時半出勤の職場には間にあってホッ。図書館員さん曰く「期限内に返してくださいね」。けれども私はチットモ懲りてなんかイヤシナイ。夜はもう少し早めに切り上げればイイシ、図書本は数を減らせばイインダ!。