玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*まち歩き

2018年05月07日 | 捨て猫の独り言

 例年通りアトランタから12歳と10歳の孫娘が来日する。6年生と5年生として学期途中から日本の学校に通う。これまでと異なり、年8回の土曜授業があり、教科へ格上げした道徳の授業が実施されると聞く。学校現場も大変だろう。

 今回は母親がアトランタに帰る前に、母親と一緒にどこか見物に出かけたい。しばらくしてから登校したいという。さてどこに案内しようかと思案中だ。それはさておき、いつも新緑の頃は出かけずにはいられない。ある一日を神宮外苑から新宿御苑へと歩いた。

 歩いたあとで、まちの歴史を知ることになるのはいつもの私の悪い癖だ。感慨は浅くなり、見落としが起きる。神宮外苑は明治天皇がしばしば閲兵式を行った青山練兵場の跡地だ。1943年に出陣学徒壮行会が行われた跡地では、新国立競技場の建設が進行中だった。

 

 新宿御苑のある現在の新宿内藤町は、その大部分が大名の内藤家の屋敷地と一致する。明治政府が買い取り農業教育の場となるが、その後宮内省管轄の植物御苑となる。苑内のラクウショウ(落羽松)、和名が沼杉の「気根」を見るのも目的の一つだった。

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