我家から玉川上水の緑道を上流に向って10分ほど歩いたところに小平西高等学校がある。市報によれば、この高校の2年生が「ハイスクールマンザイ2015」で優勝したという。大阪の「なんばグランド花月」で開かれた決勝大会で全国500組の頂点に立ったのは小平西高の矢島君と松尾君のコンビ「パンケーキ」だ。二人は来年度も優勝を狙うと意気込んでいるという。どこまで成長するのか見守りたいと思う。
オープンギャラリーの「秋分」の展示は樹木がヤマボウシ、ハナミズキ、チャノキ、キンモクセイで、花がセンダングサ、ホトトギス、ミズヒキ、イシミカワである。これまでセンダングサとイシミカワについては知らなかった。野鳥はモズ、ヤマガラで、昆虫はジョロウグモ、スズメバチ、カマキリである。クモとカマキリの世界では、大きなメスが小さなオスを喰い殺すことがあるという点では同じだ。(写真は27日の観察会、カナムグラにキタテハの幼虫、センダングサ)
観察会では一人では気づかないことをスタッフにいろいろと教えてもらう。十数人で歩いているとメンバーの中から発見の声があがることもある。いくらか目も耳も不自由な私だが参加の意欲はまだ衰えていない。今回は最初にスズメバチの巣のある場所に案内してもらった。歩道から見上げると巣に蜂が出入りしている。モズのテリトリーでは、人家のテレビアンテナに止まりながらオスが一羽で巡回していた。
ムラサキシジミの食草であるシラカシとアラカシは見分けるのが難しい。カナムグラの葉が折り曲げられて中にキタテハの幼虫が育っているのを覗き込んだ。この節気で私が新たに認識したのが「センダングサ」である。空き地などに群生するセンダングサの頭花は筒状花ばかりで花びらがないように見える。花期は9月から11月までと長く 、生き延びている蝶や蜂が集まる。頭花は冬には衣服に着く「ひっつき虫」の一種になる。