ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

喫煙

2006年03月09日 | ノンジャンル
程度の違いこそあれ、喫煙も依存症的要素が大きく、ますます愛煙家には
肩身の狭い世の中ではあるが、なかなかやめることは難しい
ようである。

アルコール依存症と診断された後、通院が始まり、断酒生活に入った
当初、代わりといっては何だが、タバコの本数が格段に増えた。
今、吸い終わったかと思うと、もう次の一服が欲しくなる。
それまで一日一箱強であった量が、倍近くにまで増えた。

診察や、処置の待ち時間を潰すのに、タバコを吸っていることが多く、
そのせいかとも思っていたが、どうも、欲し方が尋常ではなかった。
つまり、我慢が出来ないのである。

喫煙できない場所や、状況においては、いくらでも吸わないで
居られたのであったが、それがなかなか出来ない。ついさっき
吸ったところなのに、もう矢も盾もたまらず、吸いたくなる。
今考えると、確かに異常な状態ではあったが、院長先生の
アルコール講座で、お酒をやめること以外は、甘やかしてください
ということを聞いて、何となく納得した記憶がある。

あれもこれも一遍にと考えると、精神がもたないのかもしれない。

いや、かえって、断酒にとっては、マイナス作用となってしまうことから、
あえて、お酒以外のことは、自分で自分を甘やかしてもいいと、お話
されたのであろう。
現在では、ほぼ普通?の本数に戻っているし、十分我慢も出来る。
いっそやめてしまおうかと考えることもあるが、「タバコまでやめるのか」
という淋しさみたいなものが常に邪魔して、踏み切れないでいる。
まあ、少なくとも、ほどほどにという事を肝に銘じて、楽しめる
喫煙としたいものだ。

こればかりは、百害あって一利無しであるから、どんな言い訳も
成り立たないのであるが、ホッとしたときの一杯はもう無理なのだから、
一服くらいは、嗜好というか、楽しみとして、自身に対し、大目に
見てやっても良いかと勝手に考えている。
タバコが原因で、他の病気に罹り、やめざるを得なくなった時は、
いかんともし難いのも事実である。
まあ、同じ轍を踏まないように、ほどほどに楽しめるよう、
心掛けていきたい。

ただ、アルコールと同様、依存症的な要素に対しては、抵抗があるのも
事実だ。実際に、言い訳が多いのも似通っている。
「吸わないでも過ごせる。」「いつでもやめられる。」
「酒はやめているのだから、タバコぐらい。。。」等々。
何の事はない、症状的には、変わらない。

この辺が自分自身、引っ掛っているのだろう。
もちろん、アルコールのようなひどい禁断症状は出ないが、
突き詰めれば、同じことであろう。

お酒と違って、タバコをやめるとなった場合、どうしても我慢が
必要となる。
まして、飲まれていた時のような恐ろしい体験もない。
これは、少々厄介だ。ストレスの原因にもなる。
しかし、ストレスに関しては、飲んでいた頃も、今も大して変わら
ないはずだが、今は、それを凌駕する気力がある。これも断酒の
おかげだろうが、タバコをやめるとなると、どうであろう。
ちょっと、想像が出来ない。

診察の時に訊いてみることにする。