Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

南海会社バブル事件-株で儲けて王立音楽アカデミーを設立した(?)ヘンデル-2

2022年06月13日 | コンベルソ、イエズス会、クエーカー、オカルティズム

ドイツ人のヘンデルは、国を出て、最終的にはイギリスに永住しました。

 

宝塚混声合唱団|音楽会に寄せる随筆 (takarazukakonsei.com)

抜粋:

ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデルは1685年2月23日に現在のドイツ、ザクセン州ハレで生まれた。早くから領主に音楽の才能を認められ、音楽の道を進むことになった。 最初の先生はツァハウといいドイツやイタリアの作曲家の膨大な楽譜を所有していた。ヘンデルはその写譜を許され、これが終生作曲家ヘンデルの財産となった。1702年ハレ大学入学。この時期にテレマンと 知り合いオペラの魅力を教わる。1年で大学をやめ、当時ドイツで最のオペラの盛んな自由都市ハンブルグへと向かった。

ハンブルグで、4つ年上の作曲家マッテゾンに出会い、劇場様式の音楽を教わると同時にイギリス駐在員の息子の音楽教師の職を紹介され、これが将来の ロンドン永住の伏線となった。マッテゾンとヘンデルは友人であったが一度ささいなことからけんかとなり決闘に及んだ。ヘンデルは死にかけたが命を取り留め、すぐに仲直りし、以前よりも友情を深めた。当時の ハンブルグオペラは経営危機に陥っていた。ハンブルグオペラ界の中心人物カイザーは事態打開のため、バレエ付きオペラ「アルミーラ」の上演予告をしてその作曲に取りかかっていたが、借金返済の督促に 耐えかねて夜逃げしてしまった。その後、曲折を経て19歳のヘンデルがこの仕事を引き継ぐことになった。1705年1月8日アルミーラ初演、その後20回演奏されるという大成功を収めた。ハンブルグには 国際的有名人が多く集まっていた。「アルミーラ」の成功によりヘンデルはイタリアの名流メディチ家の皇太子フェルディナンドの目にとまり、イタリア来訪を強く勧められ、費用援助の申し出を受けた。 フェルディナンドがヘンデルに目をつけたのは、音楽よりも彼の語学力(イタリア語、ラテン語)、弁論術など外交官的な才能であった。しかし、この時期ヘンデルはパトロンの目をかいくぐりフェルディナンドの 愛人でソプラノ歌手のビクトリアと恋仲になっている。ベートーベンと同様、ヘンデルは生涯独身で過ごすが、その内容は全く異なっている。ベートーベンは醜男で女性の心をつかむことができなかったが、 ヘンデルは美男子でジェームズボンドやナポレオンソロのように多くの女性の心をつかんだ。ヘンデルには外交官よりもスパイ的才能があったのかも知れない。

(中略)

公的には、楽長就任後のヘンデルは英国におけるイタリアオペラ熱の 高いことを知り、ロンドン遊学を切望し、慈悲深い選帝侯とその夫人キャロラインからの推薦も有り、これを許され、ということになっている。スパイや忍者や必殺仕事人の話は闇の物語であり、表舞台に 出てはいけない。よって、公文書に「ヘンデルは選帝侯の密命を受けてロンドンへ旅立った」とは書けない。余談ながら、この時期ヘンデルはキャロラインと恋仲になっている。

1710年12月、楽長就任後半年で1年の長期休暇を許されたヘンデルはロンドンに向かった。当時の英国はアン女王の治世であった。ヘンデルは英国王室に すぐに受け入れられ、要人たちと親しくなった。その中に侍医のアーバスノット博士も含まれていた。博士は音楽好きですぐにヘンデルの大ファンになった。アン女王の健康状態はヘンデルを通じてハーノファーに 筒抜けになった。

ドイツ人で、イタリア語とラテン語ができるヘンデルは英語はどの程度できたのでしょう?イギリス駐在員に音楽を教えた時に覚えたのでしょうか。

そもそもなぜロンドン?イギリス人のこの時代の音楽家はそうはいなかったのではないか、と思います。

(私が辛うじて知っているのは、ヘンリー・パーセルくらい。

Purcell: Overture to Dido & Aeneas - YouTube

ヘンリー・パーセル - Wikipedia

ヘンデルがパーセルに影響を受けていたとしても、彼は1695年に亡くなっていますし、当時の音楽家が祖国を捨ててイギリスに移住する、というのは不自然に思えます。)

 

上記コラムにも、「ヘンデル」のスパイ説のことが書いてありますが、スパイをしていたとして、彼はイギリスのスパイだったのでしょうか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南海会社バブル事件-株で儲... | トップ | 男女共同参画白書の「もはや... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コンベルソ、イエズス会、クエーカー、オカルティズム」カテゴリの最新記事