黄砂を観測するな、と中国 外国にお達し データ送付ストップ 紛争地には「三沙市」作る

＊＊＊（怒りを禁じえない、というのはこのこと）黄砂という自分の国の不始末を他人様に世話してもらい、この結果＝3日付け日経科学面。

　　この春、観測データの送付を中国は一方的にストップした。確か、TBS,NHKとも報道済みだが、4日から日中韓の環境相会合（富山）。ごう慢なやり方を厳しく指摘を。昨年春、大阪城公園での花見が黄砂のために、ワヤになったことを、当ブログは忘れない！それにしても、日経紙の扱いは細い3段見出し、と目立たない。これを関西では「ビビンちょ」という。日韓での黄砂飛来量を予測を含めwebで公開している＝環境省黄砂飛来情報。中国内の皆さんに情報を送ろう。ワヤというのは、totally　damaged　をいう関西語。さっぱりワヤ、などという。＊＊＊

　　一方、西沙・中沙・南沙（スプラトリー）・各諸島を中国・海南省政府は新行政区画「三沙市」とした。ベトナムは、これを主権侵害violation of sovereignty として抗議した＝5日付DailyYomiuri・AP電。
　　
　　3諸島ともベトナム、フィリピン間にあり、南沙はとくに石油・天然ガスの宝庫。インドネシア、ブルネイ、マレーシアも加わり、領有権を争っている。

　　南沙では、実効支配する台湾の軍用空港が完成間近で、各国間のせめぎあいはホットになりそうだ。油断出来ない隣人が複数いることを肝に銘じよう。