世界が海を越えて、人やものが自由に行き来する時代、外国からの「厄介な侵入者」もやってきます。
本県でも市内有数の観光スポットとして知られる弁天島の赤鳥居のそばにある浜名湖の干潟「いかり瀬」では特定外来生物に指定されている「ナルトサワギク」など外来植物の繁茂が進んでいて除去が追いつかないそうです。
ナルトサワギクは 2cm程度の小さいきれいな黄色いお花。
特徴は花の大きさが1円玉大、花弁が13枚、葉のふちにトゲトゲがある 事など。
マダガスカル原産のキク科の植物で、1976年に徳島県鳴門市で発見された事からその名に「ナルト」がついています。
一年生または多年草の広葉 雑草 で、可憐なお花とは裏腹に、アルカロイドの一種を含んでいるため、毒を持っており、家畜がこれを食べると中毒死を起こすこともあるそうです 。
温暖な気候を好み、一年中発生する。
セイタカアワダチソウのように「アレロパシー」を持っている事で、どんどん生活域を広げていくことができるのも厄介です。
「アレロパシー」とは他の植物をひきつけないような物質を放出し、自分の身を守る効果の事だそうです。
海辺の埋立地や河川敷,空き地,道路法面などに生育して種子は、白い冠毛があり、タンポポのように風で運ばれます。
人や家畜に毒性を持つ危険雑草 !
根は浅く抜き取りやすいので見かけた場合、小さいうちにすぐ抜き取ったほうが良いそうです。
できるだけ抜き残しのないよう,スコップなどを用いて根ごと抜き取るのが理想です。
ちなみに素手で植物に触っても中毒にはなりませんが、植物の汁が付かないように、作業する際には長袖長ズボンと軍手をするのが良いようです。
手洗いも必須ですね。
一年中,開花,結実するため,繁殖力が非常に強く急速に分布を拡大しており,日本の生態系に重大な影響をおよぼす恐れがあり、心配ですね。
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