人間の免疫力を高めるには、発酵食品が大きなカギを握っています。
新型コロナウイルス禍で、納豆やヨーグルトを食べて、自分の身を守ろうとする人が増え、売れ行きは好調のようです。
消費者問題研究所代表の垣田達哉さんは「これらの健康食品にも添加物の魔の手は忍び寄る」と、警鐘を鳴らしています。
納豆を作る時、時間と手間がかかる発酵のコストを抑える為に、発酵時間を短くしているものがあるそうです。
又、さまざまな添加物が含まれている可能性があり、摂取して健康になるとは言いがたい甘味料もあり、なかには血糖値が急上昇して糖尿病や心臓病のリスクが上がる危険性があるものも・・・。
アミノ酸液で旨みを加えたり、着色料で色味を補って作っている商品も存在していても、30平方センチメートル未満の小さい包装の食品には表示義務がなく、それらが入っていても消費者は知ることすらできないのも難点です。
添付されているたれやからしにも注意してほしいと言われていました。味が良いからというのもどうかと…。
私は納豆に関して、付属のタレはあまり使わない主義なので、たれなしを探して買っています。
特に極端に安く売られている納豆には気をつけてほしいそうです。
メーカーを信じるしかないですが、こういう報道を見て、“安くすると怪しまれるから少し高くしておこう”なんていうメーカーが現れないことを願っています。
ヨーグルトも発酵食品なので、好んで食べられています。
ヨーグルトは製造過程で熱殺菌されるため、そこで大半の乳酸菌は死にます。しかし乳酸菌は死んでも一定の効果があることが分かっています。
死んだ乳酸菌は体内に存在する乳酸菌のエサとなり、結果として体内の乳酸菌を増加させるからだそうです。
ただ「ヨーグルトだからといってすべてが安全とはいえません」と言うのは食品ジャーナリストの郡司さん。
果糖ブドウ糖液糖や脳卒中との関連性が指摘されたアスパルテーム(ショ糖の100倍~200倍もの甘味を持つと言われている人工甘味料)など、摂取して健康になるとは言いがたい甘味料も含まれている製品もあるというので、添加物は確認して、人工甘味料入りのものは控えた方が良いかもしれません。