ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

得意を伸ばす

2017-07-25 22:45:37 | 雑記

相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、明日で1年になります。

ショッキングな事件のやまゆり園は時間が止まったままの状態だといわれています。

ここに入所されている人たちは重度の障害者だといわれていますが、一口に「知的障害」といっても、生活への適応がどの程度難しいのかによって障害の重さが判定されます。

個性や発達の状況、周囲の環境などによって、得意なこと、苦手なこと、症状も異なります。

「放浪の画家」として有名な山下清、語学能力は全く駄目で、そのかわり、せっせととスケッチに励んだ。
そして読字能力の障害を、視覚能力を活用することで矯正したのです。

左脳が働かないからこそ、右脳を異常に発達させて、その後に左脳を修正をしていったのでしょう。

天才といわれている、レオナルド・ダヴィンチとアインシュタイン、そしてエジソンも知的障害者だったそうです。

エジソンが教師と馬が合わず3ヶ月しか学校に通わなかったことは有名な話です。

アインシュタインも、何と暗算が殆どできなかったといいます。

典型的な注意欠陥障害のハンデキャップを負っていたようです。

心の中で言葉で考えることができず、ひたすらビジュアルでしか考えることができなかった。そのためにビジュアルで思い描く能力が異常に発達したといわれています。

注意欠陥障害といえば注意散漫と思われがちですが、反対に注意が一点に釘付けをされて、他に移動できない障害も含まれるといいます。

これは日常生活には不便ですが、障害を反転させて強みとして活用した事例と捉えることができ、彼の異常な集中力は、その欠点を逆転して強みに変えたと解釈できます。

知的障害は感染症などの病気のように「治る」ことはありませんが、一生そのままというわけではありません。

身体的にも精神的にも発達し、適切な教育や支援があれば、社会生活にも適応できるようになって、その人らしさを発揮して生き生きと生活することができるといわれています。

TVタレントの黒柳徹子さん、「窓際のとっとちゃん」にもあるように大問題児で、学校では手に負えなかったといいます。

エジソンに似た注意欠陥障害。しかし注意が一点に集中する能力は、タレントとして一番要求される能力を伸ばしていったのです。

美空ひばりさんも楽譜が読めなかったといいますが、一度の音あわせで全て憶えてしまったといいます。


そう考えると、学校教育そのもの自体の誤りでしょうか?

左脳が駄目なら、そこで全てを否定して切り捨てている戦後の日本の教育を考え直さないといけないのではないでしょうか?
 

 

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