中秋の名月と里芋

　　　　　　　　　　　　　（観賞用里芋）
秋雨前線と台風16号の影響で今日は300mmをこえる大雨とか・・・
ここ数日雨ばっかり。（ｐ＿ｑ＊）シクシク
今日は中秋の名月というがこれでは月見は全く期待できないね。
「ちゅうしゅう」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさす。
「中秋」と「仲秋」という具合に「ちゅう」の字が違っているが、「仲秋の明月」とは、旧８月すべての澄んだ月のことになり、今日10月6日は「中秋の名月」と書くようだ。
最近はお月見どころか、ゆっくり空を見ることも少なくなってきているが、子どもの頃は必ず母が飾ってくれたことを思い出す。
ススキとお団子、枝豆、それに里芋もあった。里芋はいらないよ～～～。
子供心に思ったものだ。
しかし里芋を飾るのは、単に名月を鑑賞するだけの行事ではなく、主食の米、餅と並んで「いも名月」といわれる位重要な役割があって、初物を祝う収穫祭でもあったようだ。
山芋に対し里で作る芋なので里芋と呼ぶそうだが、サトイモに毒性が有るとは
夢にも思わなかった。
野生のイモ類はほとんど全部が毒性を持っていたようだ。生を食べれば口から食道までイガイガと耐えられない状態になるという。
これは蓚酸作用によるもので皮をむくと手がかゆくなるのもそのためといわれている。
加熱や水さらし、発酵など毒抜きに、非常な苦労を重ねて食用にしたそうだから・・・
そういえば我が家には頂いた観賞用の里芋の木(挿入写真）があるが、毒があるから食べないように注意されたっけ。