百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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有機農業は本当に推進可能なのか。
現代社会に有機農業は本当に求められているのか。
人間はどこまで快楽を追求するのか。
人は食に何を求め、人は農に何を期待しているのか。
有機農業を進めていこうとすると様々な問題点にぶつかる。
やはり一番大きなのは
・規模の拡大が図れないということに尽きるのではないか。
・必ず成功するという保障やいつまでにという期間が設定できないため、まだまだ農家にやる気と根気と立ち向かう勇気が必要。
・消費者や流通業者の誤った理解や流行に左右されやすい体質が農家を不安にさせがち。
ということに尽きる。
まだまだスタンダードな有機農業、定義づけされた有機農業が存在しない現状をしっかり見据え、
まずは、
・規模の拡大を求めない農業のあり方の模索
・有機農業が定着するに至る、ある一定の保障期間の設定
・生産者のみならず消費者、流通業者との勉強会の継続、意志の疎通の促進
すること。
そして、決して安易に有機農業を画一化することなく、生物多様性の中であらゆる有機物の活用による土壌の成分調整を図り、地力の向上を目指すべきであり、あとは、種の多様性やマーケットの多様性を地域ニーズに併せて構築を行うことではないかと思う。


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今日は北山修氏の誕生日。もういくつになられたのか・・・。
北山氏はあのザ・フォーク・クルセダーズのメンバーのひとり。そうはいえども、京都府立医大を卒業後イギリス等への留学を経て、現在は九州大学の大学院の教授、精神科医が本業。
北山氏の名作はたくさんあるが・・・あの『帰ってきたヨッパライ(ザ・フォーク・クルセダーズ)』はまだ当時学生だった頃の名作。『戦争を知らない子供たち(ジローズ)』『あの素晴しい愛をもう一度』『風(はしだのりひことシューベルト )』『花嫁(はしだのりひことクライマックス )』『白い色は恋人の色(ザ・フォーク・クルセダーズ)』などの作詞でも有名。『戦争を知らない子供たち』では日本レコード大賞作詞賞を受賞。堺正章がソロになって初めて57万枚の大ヒットとなった『さらば恋人』の作詞でも有名。
あの井筒監督の『バッチギ』で再び注目を浴びた「イムジン河」は、『帰ってきたヨッパライ』で大ヒットを飛ばしたザ・フォーク・クルセダーズの第二弾となる予定だったが・・・所謂“政治的配慮”という名の下に世間から抹殺された。映画でも登場したあの放送局はKBS京都で、当時あの殴り合いこそなかったものの、良い曲だから放送したいという現場と放送局幹部は揉めたという。


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汚染物質を食べるバクテリアがいるそうです。汚染物質だから、汚泥や食物残渣ではなく、ダイオキシンや石油等こんなものまで食べちゃうのというようなバクテリアのことで、こういうバクテリアは環境(土壌)汚染が進む社会の中で結構貴重な役割を果たすといわれています。以前あのチェルノブイリ原発の事故の後の土壌に微生物が棲みつき、放射性廃棄物に侵された土壌も驚くべき速さで改善されているといったニュースがありました。ダイオキシンや石油等に侵された土壌もこういう汚染物質を食べるバクテリアに改善して頂くと想像を絶する速さで改善が進むのではないかということです。
人間の腸の中には、善玉菌(?!)や悪玉菌(!?)が100種100兆個もいるといわれています。この大量の腸内細菌が食べ物のカスや老廃物などを発酵・腐敗させながら分解し、繁殖しているようで、いろいろな菌のおかげで我々も生きていくことが出来ていると考えると、人間の手によって進み過ぎた環境破壊も、自然の摂理の中で(決して人間の浅い知恵ではなく)、生物達の深い知恵を少しお借りして一歩ずつ解決していければ地球にとって最善ではないかと思うのですが・・・。

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今日は父の日!三人も子供はいるが、誰も父親だと思っていないのか、誰も‘父の日’のコトを話題にしようとしない。まぁ、別に・・・って感じで朝から畑に行き昼過ぎに帰ってくると、一番下の娘が小さなひまわりの花一輪と小さな紙袋をひとつ、少し恥ずかし気に手渡し「おとうさん、あげる!!いつも、ありがとう!!!」。。。なんかいいですねぇ、目尻が少し熱くなったりして、父の日も捨てたモンじゃない、やっぱり母の日には負けるけど、たまにこんなことがあるともっともっと父親らしくしないとアカンなぁと思ったりします。
小さな紙袋の中には、小さな葡萄の絵の描いたガラスのコップと茶色のハンカチ・・・茶色??はお父さんのイメージ?!なんだそうだ。


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梅雨に入ったかと思ったら、いきなり“梅雨の晴れ間”に・・・。でも、これはこれで・・・。でも、こんな状態が続いたら、八月以降の野菜は・・・全滅・・・。気候に左右されるというか、こんな気候にはなかなか対応しきれないのが、現実の野菜達だし、現場の農家である事実はなかなか否めない。
農家の集約化・大規模化が図られる一方で、今後ますます効果と効率が経済原理のように追求され、耕作放棄地が全国各地で続々と発生することは簡単に想像できる。また、「耕作放棄地をなくそう!」「棚田を守ろう!」ということは簡単だが、いったい誰がどういう役割を果たすのか??すべて百姓任せだと、“言うは易く行うは難し”ということになり、国土は荒廃し、環境保全は机上の空論となる。
どうかはやく、身の丈にあった地産地消型の農業の在り様に将来の農のあり方の価値を見つけ、百姓だけでない、流通と消費者の一体となった取り組みを始めないと・・・。そのためには、まずは足場として、百姓が力を併せることから始めなければならない。でも、それが一番難しいようなそんな気がする・・・。

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入梅  


本日、やっと無事、入梅!! 関西では、秋に獲れるはずのツバスが大量にあがっているという。ツバスは、『ツバス → ハマチ → メジロ(イナダ) → ブリ』という出世魚。天候不順が魚達の行動まで変えているよう。入梅はしたものの、今年の梅雨は短いらしい。今年は『赤道付近の海面水温が低くなるラニーニャ現象が発生しているとみられる』と気象庁は発表しており、ラニーニャが発生した夏の8割は猛暑になったという統計が示す通り、今年は梅雨が短く、猛暑の可能性が強い。関西空港では、バッタが異常繁殖しているらしい。今年の梅雨は、ジメジメというより、ある特定の地域の局地的豪雨の可能性も強く、なんとも百姓にとっては辛い夏になりそうだ。


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地球  


地球の上で、畑仕事。
青くきれいな地球の上で、今日も僕は畑仕事。
汗をかきかき手ぬぐいで、額を拭って畑仕事。
草と闘うことはなく、草の根っこを掘ってみる。
根っこは、結構深くまで、しっかり入り込んでいる。
土はふかふか、風はそよそよ、草はゆらゆら。
地球の上で、畑仕事。
青くきれいな地球は今日も、僕に少し微笑んでくれる。


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今日は滋賀県中小企業家同友会の例会で北海道の(株)植松電気の植松専務のお話を聴く機会に恵まれた。植松専務が経営されているもうひとつの会社がタイトルの『カムイスペースワークス』で、なんとこの会社は北海道に生まれた民間の宇宙開発企業、世界の中でも3つしかない無重力実験が出来る施設を有し、小型ハイブリッドロケットや小型の人工衛星の開発・製造・販売、アメリカの企業とも連携を図っておられる。
その植松専務が“情熱”を持って努力を積み重ね如何に“夢”を実現するか、『知恵と信念』をどう貫くか(勉強と経験、飽きることなく、決してやめない)について熱く語られた。
印象的だったのは「お金がなければ、自分でつくれ。知識がなければ、学べ。時間がなければ、時間をつくれ。」とそういえば、そうだけど・・・と少し忘れかけていたあたり前のことをごくあたり前に言ってのけられ、「努力を惜しむな。出来ないと思うことは、思考を停止させる。」努力が報われる“喜び”を従業員の方々と共有化することは、企業の成長と従業員の成長を可能にし、自己の価値、人の価値を高めるために「・15年先をみつめ・相手の土俵に乗らず・最悪の状況の想定を常にする」ことに経営者は努力すべきと話され、その内容のひとつひとつは大変聴く者の心に響いた。私の場合、「補助金に頼るな!!補助金なしで出来る事業でないと他の人が続かない。」「好きなことをとことんやった人が成功している。」「未来の市場創造は、子供達に如何に伝えるかにかかっている。」というご意見は大変参考になった。本当にありがとうございました。
2006年8月27日『夢の扉』で放送 された
『自らが開発するロケットで新たな宇宙開発を行いたい』
 北海道大学 永田晴紀教授は CSWの共同出資者
カムイスペースワークスの植松氏のブログは
http://myhome.cururu.jp/camuispaceworks/ まで。


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今日は入梅。入梅なのに、梅雨はなかなか・・・。今年は、空梅雨・・・。入梅は、暦の雑節 (二十四節気以外の季節の節目となる日) のひとつで、太陽の黄経 (春分点と黄道の1点がつくる角度) が80度に達する日のことで、もちろん梅雨に入る日の意味です。
もうそんな季節を迎える今日この頃、久し振りに朗報が伝わってきました。そうです、あの桑田投手が大リーグに昇格したのです。あの魔の激突以来、右足首靱帯断絶、開幕での大リーグ入りを断念。長いリハビリ生活を経、三度の3Aでの登板にしっかり結果を残し、念願の大リーグ昇格、パチパチパチ!!です。本当にがんばって欲しいです。
今日の登板では、ロドリゲスに打たれたようだけど、まだまだこれから!!大切なのは常に前向き、夢の実現!!!です。

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以前の会社で一緒だった友人が、わざわざ圃場を訪ねてくれた。
『「温泉と有機野菜」、「温泉と健康」、「温泉と食事」等 について共に考えないか!!』と農業と温泉(銭湯)とのコラボレーションについて互いの知恵を出し合い、検討を始めようという提案をするために・・・。
そういえば、以前、温泉と地ビール、温泉と野菜ジュース、温泉とスープ等について考えたことがあった。それは、
地ビールは設備等(酒税法の下限ぎりぎりの年間60キロリットルの製造)を工夫することで、自前で本格的な生きたビールを飲むことが可能に
野菜ジュースも、ほぼ無農薬の野菜100㌫で生ジュースを飲んで頂け(トマト、にんじん、レタス、大葉、タマネギ、大豆、かぼちゃ、みかん、葡萄、はっさく等)
スープも、ほぼ無農薬の野菜100㌫をベースにビシソワーズ(冷製)仕上げにする(じゃがいも、かぼちゃ、タマネギ、にんじん、インゲン豆、トマト、さつまいも、とうもろこし、ズッキーニ、プロッコリー等)ことはどうか・・というものだった。
今回は、もうヒト工夫して、植物工場のノウハウや土壌力強化のノウハウを用いてお客様にその栽培模様等をご覧頂きながら食事をして頂くとか、採れたてもぎたてを食していただくとか、“和み(なごみ)”をテーマに少し考えをまとめてみたいと思う。乞うご期待!!



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