三菱重工業が進めている総事業費3100億円の国産ジェット機計画。成否は今後半年間が大きなヤマ場となる模様。今秋中に航空各社に機体の仕様を正式提案、来春までの受注状況で事業化の可否を判断するようで、三菱重工は燃費性能の向上と低コスト化を両立させる新技術を武器に受注活動を有利に進めたい考えのようだ。
MRJの総事業費のうち、開発費は1200億円程度で、経済産業省がこの1/3に相当する400億円程度を助成する方針。残りの約800億円は来年にも設立するMRJの事業会社が出資比率に応じる予定で、三菱重工としては「(MRJを事業化する場合には)最初の12カ月で15機程度を生産したい」と語り、早期の受注獲得で量産体制に入りたいとしている。
以前三菱重工は零戦の開発の際に・速力・運動性・武装以上3点が相手の戦闘機より秀れているように設計・製作を依頼された。そして最後に登場したのが52型。エンジンは22型と同じ1130馬力の栄21型だったが、排気管を従来の集合式から推力式単排気管に変更、翼幅を11mに切りつめて翼端を半円形に整形するなど各部に改良が加えられ、結果最高速度を565km/hまで向上した。
官と民の協力と、学の叡智をどう組み合わせていくのか。資金面の分担もそうだが、決してビジネスに繋がらないことには事業展開を試みない国であってはあまりにもオモシロクナイ・・・産官学が相互の壁を取り払い、未来の社会のために、明日の利益よりも未来のためにどう総合力を発揮することが出来るか[それが国力(戦力という意味ではなく)になると思うのだが]、楽しみだ。
MRJの総事業費のうち、開発費は1200億円程度で、経済産業省がこの1/3に相当する400億円程度を助成する方針。残りの約800億円は来年にも設立するMRJの事業会社が出資比率に応じる予定で、三菱重工としては「(MRJを事業化する場合には)最初の12カ月で15機程度を生産したい」と語り、早期の受注獲得で量産体制に入りたいとしている。
以前三菱重工は零戦の開発の際に・速力・運動性・武装以上3点が相手の戦闘機より秀れているように設計・製作を依頼された。そして最後に登場したのが52型。エンジンは22型と同じ1130馬力の栄21型だったが、排気管を従来の集合式から推力式単排気管に変更、翼幅を11mに切りつめて翼端を半円形に整形するなど各部に改良が加えられ、結果最高速度を565km/hまで向上した。
官と民の協力と、学の叡智をどう組み合わせていくのか。資金面の分担もそうだが、決してビジネスに繋がらないことには事業展開を試みない国であってはあまりにもオモシロクナイ・・・産官学が相互の壁を取り払い、未来の社会のために、明日の利益よりも未来のためにどう総合力を発揮することが出来るか[それが国力(戦力という意味ではなく)になると思うのだが]、楽しみだ。