百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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雷雨  


露地で仕事をしていると、急に空は真っ暗になり、稲光が光り、大粒の雨が横殴りに降りだした。露地で雨に降られるのは慣れているが、稲光をみると、早く仕事を切り上げて雨避けしたく思うのは人情。
昔の人は、この稲光を“雲と地面の間の放電現象”とはわかってはいなかったはずだから、もっともっと怖かったと思われるが、稲光を『稲妻(イナヅマ)』というように、実は昔『雷光が稲を実らせるという信仰から、元来は“稲に夫”の意味で、現代は“つま”という語に“妻”が用いられ“稲妻”になった』というからには、昔の人は“雷”も神の施しと考え、自然への畏敬の心を大切にされていたようだ。

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今秋から、みんなでタマネギを育ててみたいと思っている。栽培のポイントは・育苗・追肥のタイミング・雑草対策だと理解している。
今回、ある方の紹介で、主にハンバーグの加工をしておられる業者さんに出会い、そこの社長さんに『「百姓も元気に!!」がんばって欲しい。応援をするから、地産地消の地元のタマネギを材料にしたハンバーグをつくろう!!』と言われ、意気投合。友人や工務店、福祉施設の仲間達と共に、それぞれの持つ農地を合わせ2㌶の農地で、同じ農法を用い、無農薬・無化学肥料で栽培したいと思っている。
以前5aを手植えで3週間がかりで行ったことはあったが、腰も痛いし、強風でマルチは剥がれるし、なかなか大変だった思い出がある。今回はその辺りを出来るだけ、簡素化し、機械に頼る部分は機械に頼り、出来るだけ省力化を図りながらタマネギを作るだけではなく、その過程で土づくりをしっかり行い、次年度以降、それぞれの農地で自分達が栽培したい作物をしっかり無農薬・無化学肥料で栽培可能な下地をつり上げたいと考えている。

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温室効果ガスに対しての世界の対応が注目されている。現在開催されているハイリゲンダム・サミットでは、京都議定書以降の枠組みを主要8ヵ国間でどこまで共有化が図れるかが焦点となっている。
削減目標を提唱することは容易だが、どこまで拘った行動が共に取れるかが肝心であり、さまざまな難題を抱えていることも共に認識した上で議論を進めて欲しい。
しかし、達成目標は高ければ高いほうが良いという人もいる。それは、高い目標の方が現実離れした施策をとらざるを得ず、ブレイクスルーしやすくなるという考え方によるものだ。おそらく既存の知恵では、早晩に身動きが取れなくなることも自明の理だから。
私たちは人類の叡智を結集し2050年を迎えなければならない、それは自国の利益ではなく、人類の利益でもない、この美しく輝く地球のために。

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酵素  


酵素は、酵素パワーの○○○○といわれる洗剤があったり、酵素飲料、酵素食品と称され販売されているものがあったりして、結構身近にはあるが、その正体、その能力についてはきちんと説明できる人が少ないような気がする。
酵素は生物の体の中のような穏やかな環境、つまり常温、常圧で中性に近い状態の中で、たくさんの物質の中から特定の物質だけを正確に見分け、驚くべき速度で化学反応させる。その性質を酵素の特異性という。
酵素は触媒であり、触媒とはそのもの自体は、何の変化も受けずにある化学反応の進行を速める物質のことをいう。現在三千種類以上の酵素が知られており、それぞれに名前がつけられているという。その本体はタンパク質であり、そう微生物ではない。

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生きるとは・・・『生かされている。』と仏教的に解釈しても、宿命は変えられないが、運命は変えられると仮定してみる。
☆目標と目的を履き違えないこと。まずは自分自身の使命(社会の中の存在意義)を明確に持つこと。
☆常にプラス思考(気持ちが70%)であること。そもそも同じ行動をとるにしても、考え方ひとつで天と地ほどの違いになることがあるようだ。決して愚痴らない、決して侮らないをモットーとしたい。  
それでは、働くとは・・・好きなことを一生懸命することで・・・まずは、二十四時間、常に働いてみてはどうか。また、辛いことはしないというルールはどうか。楽しいことを、楽しくやるためにどうすれば良いかまずは考えてみることから始めてみたい。そうはいえども、嫌な仕事も当然発生する、今度はそれを楽しくする方法を考えてみたい。
※その時の留意ポイントは決して仕事に埋没してしまっては駄目、ある時は客観的に俯瞰して我をみる訓練も同時に行ってみたい。そうすると結構面白い発見がある。
何故、就職するのか・・・改めて自己に問いかけてみてほしい。
農について働くということを考察してみると、私たちは『朝早くから日没まで(お昼寝を少しはしますが・・・)よく働く。』仕事か作業か、よくわからないことも多々ある。しかし、農業のポイントは『観察に始まり、観察に終わる。』そして『丁寧であれば良いというものではなく、繊細でかつ大胆に。』また決して『一喜一憂することなかれ。』考察し検討しやったことは必ず結果を生む、飽くなき質の追求がレベルアップを保障する。そう考えると“農”は働くというより、まさに生きるという表現のほうがぴったりだという感じがする。



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環境浄化に微生物を活用しようという動きがある。EM菌やえひめI2も環境微生物資材の中に属すると思われるが、もっと土着の菌を如何に活用するかというのがこの動きで、土着菌の餌を施肥し増殖しやすい環境をつくることで間接的ではあるが植物の生育環境を整備しようというものがこの考え方。この技術を用いると微生物の乏しい土地でも数年で微生物の豊富な“地力のある土地”となり現在の農業シーンが一変するかも??!!しれない。微生物資材はいろいろあるものの、単なる農業資材ではなく、環境資材をとして活用する中で農業にも活用していこうというのがこの動きの本質で、今後が楽しみ!!

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これ、最近流行りの「ひこにゃんフィギュア」です!
“国宝・彦根城築城400年祭”のイメージキャラクターで、猫ちゃんがモデルになってるのです。頭には、なんと井伊家由来の赤備えの兜をかぶっています。赤備えの兜とは、朱塗りの武具で特に武勇に秀でた武将が率いていた事が多く、後世に武勇の誉れの象徴として語り継がれているものです。
なぜ猫ちゃんがモデルになったのかというと、江戸時代に彦根藩第二代藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかった、丁度そのとき、この寺の和尚の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしてため寺に立ち寄り休憩した。すると雷雨が降りはじめ、雨に降られずにすんだことを喜んだ藩主・直孝は、後日荒れていた豪徳寺を建て直すために多額の寄進をし、豪徳寺は盛り返したといいます。 和尚はこの猫が死ぬと墓を建てて弔ったそうです。後世に境内に招猫堂がたてられ、猫が片手をあげている姿をかたどった招福猫児(まねぎねこ)がつくられるようになったのが招き猫の由来だそうです。ちなみに、この縁で豪徳寺は井伊家の菩提寺となり、桜田門外の変で暗殺されたあの井伊直弼の墓もこの豪徳寺にあるそうです。



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えぇッ!!あの原一男さんが近江八幡で子供達と映画を撮る?!というのは『子供映画づくりワークショップ 2007in近江八幡』がこの夏、近江八幡市で開催され、原監督の指導の下、中学生が企画・シナリオから演技・撮影・編集まですべてを担当して短編映画を制作するという。ドキュメンタリー作家としては大変有名な原監督は、25歳の時に処女作『さようならCP』を製作、以後20代後半に『極私的エロス・恋歌1974』を発表、その後は『ゆきゆきて、神軍』(監督・撮影を担当ー日本A映画監督協会新人賞、ベルリン映画祭カリガリ映画賞、シネマ・デュ・レェール・グランプリ、報知映画賞優秀監督賞、等受賞)で世界的に有名にならり、『全身小説家』(監督・撮影を担当ーキネマ旬報ベストテン1位・日本映画監督賞、毎日映画コンクール日本映画大賞、等受賞)でも再度国内で高い評価を得る。30年間に4本という“超寡作”ではあるが最近は、劇場映画にも意欲をもたれているという。
制作とは別で、90年後半からは『CINEMA塾』を主宰、最近は大学の教授としても映画理論及び手法を伝承するために大阪芸術大学で教鞭をとっておられるそうだ。
また一度ゆっくり彼の作品を観てみたい!!!

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『田植え』も環境視点で捉えてみると、なかなか面白いことを今日は県立大学の学生さん達に教えていただいた。
・あぜ塗りは何のためにやるのか。
 ⇒あぜ塗りの仕方でしっかり圃場に水を貯めることが可能になる、しっかり水をためることは濁水を流さないことと直接繋がり環境負荷が少なくなる。
・代かきをどういう風にすると泥水が流れにくくなるのか。
 ⇒代かきを浅く丁寧にすることで、泥によって、空間が埋まり水持ちが良くなる。こちらも濁水の流れ防止に直接繋がる。
・田植え時の注意事項
 ⇒あぜ周辺をしっかり踏み込んで田植えをすることで水持ちがよくなり、あぜの保全を図ることが可能になる。
・不耕起や半不耕起の利点
 ⇒濁水をむやみに流さない、圃場の中でしっかり水を貯める、特に冬期湛水を行うことで窒素の圃場外への流出量は極端に削減できる。
・農薬の使用上の注意
 ⇒どういう環境であれば農薬の効果が増すのか。使用量を半分にして効果を倍増させる方法はないか等については模索中らしい。
・農薬の残留と田んぼの水
 ⇒農薬は水にどう溶け込み、圃場からどうすれば抜け落ちなくなるのか。環境負荷を低減するためにも必要な研究テーマのようだ。
・農薬の残留と田んぼの土
 ⇒水に溶け込んだ農薬はその後、土にどう溶け込んでいくのか。それらの土はどのような環境でどれぐらいの期間残留するのか。こちらも環境負荷の低減を図る上での今後のテーマのようだ。
『田植え』ひとつ取ってみても、環境視点からいろいろなアプローチが出来ることが良くわかる。環境負荷が少なく、我々百姓の経費負担や労力の節約に繋がればこんなにいいことはない。理論と現実のマッチングに今後も注目していきたい。



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