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ユダヤ音楽家の作詞作曲2

2010-04-05 21:51:28 | 音楽
◆REHAB (Amy Winehouse) - 大意、以下同
みんなあたしをリハビリに行かせようとするけど
真っ平ごめんだわよ
ミスター(ダニー・)ハサウェイからだって学べないくらいよ
お酒のボトルを手放せなくて
プライドの問題じゃなくて
涙が乾くまで時間が要るだけ
みんなあたしをリハビリに行かせようとするけど
絶対に行かないわよ

◆LUST FOR LIFE (Iggy Pop, David Bowie)
またジョニーと現れる
酒とドラッグとフレッシュ・マシーン
奴はまたストリップ・ショーをやるよ
俺はただのモダン・ガイ
人生への欲があるんだ
俺はすごく値打ちがある
もう頭をめちゃくちゃにしなくてもいいのさ
人生への欲があるんだ

◆AT SEVENTEEN (Janis Ian)
17才のころ、真実を知ったの
愛とは、美人コンテストの女王や
愛らしい笑顔の女学生
早く結婚して家庭に入る
そうした女たちのためにあるのだと
破壊された顔面の持ち主で
世間的な魅力にも乏しいわたしたちは
家でじっとしているしかなかった
恋人からの電話でダンスに誘われる
そんな一人芝居をしてみるの
わたしのような醜い女の子たちは、17才で

◆THE GREAT PRETENDER (Buck Ram)
そう、僕は偉大な強がりや
うまくやってる振りをしてる
僕に必要なのは、大げさに振る舞うこと
ピエロみたいな笑いや空騒ぎ
王さまみたいな気分になってるのさ
見せかけを演じることに覚える、この気持ちこそ本当
隠せないものを感じてるときこそ、本当の僕なのさ



◆FEMME FATALE (Lou Reed)
さあ、彼女がやって来た
足下に気をつけたほうがいいわ
彼女はあなたの心を切り裂くつもりよ
ぜんぜんわからないでしょう
うそに彩られた彼女の目を見てみなさいよ
みんな知ってるのよ
警察官や、新聞記者も
すべてを奪われて殺されたの
鳥取のデブス、上田美由紀(彼女は宿命の女)

◆CARING IS CREEPY (James Mercer)
喉に詰め込む前に
家に帰って、じっくり考えようか
巨大なかたまりは、喉の中でこなごなになった
どうやってこんなに年をとったのか
雪の中で裸でいるのに
どうして寒さを感じなかったのか
レンガを積み上げても
なにひとつ作れない

◆OVERS (Paul Simon)
自分たちをごまかすのは、もうよそう
ゲームは終わった
とっても短い間に
一生に笑うだけの笑いをすべて笑ってしまった僕ら
時が、僕のひたいをたたいてる
君から去っていく時のことを
考えるたびに途中でやめて、最初から考え直す

◆SHADRACH (Beastie Boys, Dust Brothers)
ゲームのやり方はどうでもいいのさ
とにかく勝てば、それでいい
人をだまして、盗みをはたらいて
俺は趣味と実益を兼ねてるんだぜ
ワインにきれいな女たち
イカした歌に、そのほかもろもろ
J・D・サリンジャーより物語のネタはたくさんあるぜ
ハリー・トゥルーマンみたいにいつでも女を漁ってる
俺たちはたった3人のMCだが勢いでは負けない
シャドラック、メサク、アベドネゴみたいな3人さ

◆CHILD STAR (Marc Bolan)
山のような瞳、ベートーヴェンのような髪
お茶をすすって、ベッドの中で作曲
古臭いミュージカルのための子役スター
ドビュッシーやメンデルスゾーン
ヘンデルやドヴォルザークのような
ミスター・ゴーメスのお抱えだけど
彼らは、君がどんなに貴重な珠玉かわかってない
見えない世界に消え去っていこうとする君を
ただ見守るだけの彼らを悲しく思う
13才で死んだ君、子役スター

◆MARQUEE MOON (Tom Verlaine)
忘れはしない、あの二重の闇
雨の音にじっと耳を澄ましたが
聞こえてきたのは何か別の音
道端の男に話しかけた
なぜ正気でいられるのかと
「いいかねお若いの
幸せになり過ぎてはいけない
悲しみ過ぎてもいけない」
死の接吻、生の抱擁
マーキー・ムーンの下に立つ俺
じっと待っている

◆THE NIGHT THEY DROVE OLD DIXIE DOWN (Jaime Robbie Robertson)
ヴァージル・ケインが俺の名
ダンヴィル鉄道で働いていたのさ
65年の冬、ひもじい思いをしながら
かろうじて生き永らえていた
5月10日にはリッチモンドが陥落した
今もよく憶えてるさ
あいつらがディキシーを打ち倒した夜のことは
そして鐘が鳴った
あいつらがディキシーを打ち倒した夜
人びとは歌ったものさ、ララララ─

◆THE WAGON (J Mascis)
おまえの助けが必要だ
どうしていいのかわからない
おまえは俺に会おうとしない
おまえは何を探しているんだ
毎日でも訪ねていくよ
ベイビー、そんな感じだ
叶わないことなのかな

◆HOLOCAUST (Alex Chilton)
あなたの目は死んだも同然
ベッドを出ることも
眠ることもできない
みんな落ちこぼれは置いて行ってしまうよ
あなたは疲れ切った顔
あなたは悲しい目をした嘘
あなたは火祭り(Holocaust)

◆USE THE MAN (Dave Mustaine, Marty Friedman)
きょう誰かが殺(や)られたらしい
別れの言葉もないままに
生きたいという、意思を絶たれた
男が針を使うのを見た
針が男を使うのを見た
自ら揺り籠から這い出し
野垂れ死にするのを見た
壁には神秘の文字が
自分自身が針を使うのを見た
俺の手の中に針があった

◆THE NEW POLLUTION (Beck Hansen, Mike Simpson, John King)
彼女は両腕にタバコを抱えてる
見知らぬ意地悪な連中ともしゃべれる
新手の公害のなか、彼女は独りぼっち
新手の公害のなか、彼女は独りぼっち
むき出しの海に乗り出した船
荒くれた流れを静かに進む



◆SOME WEIRD SIN (Iggy Pop, David Bowie)
俺はいまだに生きるための許可証を
手に入れていない
彼らは決して明け渡さないだろう
だから俺は世界の淵に立って、押し入ろうと
わかっているよ、俺のためのものじゃないって
その風景は、俺を悲しく不快にするだけ
そのときだよ、俺がある奇妙な罪を
犯したくなったのは
ある奇妙な罪

◆THE FUTURE (Leonard Cohen)
ベイビー、命令だ、わたしと寝るんだ
クラックをくれ、アナル・セックスをさせてくれ
スターリンを、聖パウロを復活させてくれ
わたしにキリストを、さもなくばヒロシマをくれ
わたしは聖書を記した、取るに足りないユダヤ人
国が興り、そして滅ぶのをこの目で見てきた
未来への準備はできているか
それは殺し合いさ
悔い改めよ、悔い改めよ、と人は言うが
あれはいったいどういう意味だったのか

◆BOOBS A LOT (Steve Weber)
ホモが好きなの?
そう、ホモが大好き!
どうしてホモが好きなの?
ホモが大好きだから!
男の子だらけの更衣室へ行こう
そのサポーターは愛用してる?
長いフラッグ・ポールを持ってれば

◆AMERICAN JESUS (Brett Gurewitz, Greg Graffin)
世界市民になる必要なんてないさ
俺はすでに国籍によって祝福されているから
アメリカ合衆国に住めるのはほんのわずか
俺たちを引きずり落とそうとするやつらもいるが
ここには活力の源があり、繁栄を享受できるのさ
俺たちにはアメリカのイエスがついてる
毎日何百万の人を、その権威で圧倒しているんだ

◆SAY GOODBYE TO HOLLYWOOD (Billy Joel)
今宵ボビーは、新車のレンタカーで
街を走り抜ける
サンセット・ブールヴァードじゃ
よくある光景さ
お別れだよ、ハリウッド
さよならさ、おまえとも
街を出るのはいつだって
またうまくやろうとするチャンスなのさ
人生はこんにちはとさよならの連続だ
また別れの時が来てしまったよ

◆THE BELLS (Lou Reed)
芝居がはねたあと
群衆はみな散っていった
あのショーに勝るショーは
ちょっとないだろう
「偉大なる白銀河」
空中に身を投じた彼は
パラシュートなしで
膝から崩れ落ちた
そして彼は叫んだ
「見ろ、警鐘だ」

◆BEEN TO CANAAN (Carole King)
緑の野原になだらかに続く山々
過去の楽しい思い出が脳裏によみがえる
日々のあれこれを抱えて
誰にも「約束の地」が必要になるのね
ずいぶん久しぶり、いつだったかしら
カナンに行ったの、もう一度行きたい
なつかしいカナン、もう一度戻るまで
私は死なないわ



iTunesプレイリスト <ダビデの星─4> 110分
1. "Rehab" Amy Winehouse (2006 - Back to Black)
2. "Lust for Life" Iggy Pop (1977 - Lust for Life)
3. "At Seventeen" Janis Ian (1975 - Between the Lines)
4. "The Great Pretender" The Platters (1955 - The Best of the Platters)
5. "Femme Fatale" The Velvet Underground (1967 - The Velvet Underground and Nico)
6. "Nightmare" Artie Shaw & His Orchestra (1938 - Artie Shaw Story)
7. "Caring Is Creepy" The Shins (2001 - Oh, Inverted World)
8. "Overs" Simon & Garfunkel (1968 - Bookends)
9. "Shadrach" Beastie Boys (1989 - Paul's Boutique)
10. "Child Star" Tyrannosaurus Rex (1968 - My People Were Fair...)
11. "Korngold: Suite for 2 Violins, Violoncello and Piano (Left Hand), Op. 23 - IV. Lied" Kathryn Brake (1999 - Korngold: Piano Quintet, Op. 15 / Suite, Op. 23)
12. "Marquee Moon" Television (1977 - Marquee Moon)
13. "The Night They Drove Old Dixie Down" The Band (1969 - The Band)
14. "The Wagon" Dinosaur Jr. (1991 - Green Mind)
15. "Holocaust" Big Star (1975 - Third/Sister Lovers)
16. "Use the Man" Megadeth (1997 - Cryptic Writings)
17. "The New Pollution" Beck (1996 - Odelay)
18. "Some Weird Sin" Iggy Pop (1977 - Lust for Life)
19. "The Future" Leonard Cohen (1992 - More Best of)
20. "Boobs a Lot" The Fugs (1965 - The Fugs First Album)
21. "American Jesus" Bad Religion (1993 - Recipe for Hate)
22. "Say Goodbye to Hollywood" Billy Joel (1976 - Turnstiles)
23. "The Bells" Lou Reed (1979 - The Bells)
24. "Adir" The Andy Statman Quartet (1997 - Between Heaven & Earth)
25. "Been to Canaan" Carole King (1972 - Rhymes & Reasons)



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2 コメント

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こんにちは! (aquamulsa)
2010-04-06 09:52:07
ここに名前のあがってる人は全員ジューイッシュですか??
ボウイも??

とにかくジューイシュの才能って凄いですね!
返信する
こんにちは!! (冬のマーケット)
2010-04-06 12:57:07
ボウイ、ベックの共作者を除いては全員がJEWISHのようです。

この企画は本当、やっていて楽しいです。レナード・コーエンの歌詞を見ていて、ディランとゲンズブール=彼らもまた=の中間あたりに位置する資質を感じました─
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