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爆買い - 7digitalでの3年間

2015-04-27 20:38:55 | 音楽
マガジンひとり @magoneperson 13-Apr-2015
7digitalから三たび追放されて、日本で「爆買い」する中国人の気持ちを噛みしめる。同じ銘柄・性能の商品でも「中国政府から許された商品だけが並んでる市場」からは買いたくないんだよな。俺もEXILEとか木村カエラとかと同列に並べられてる洋楽は買いたくないんだ



マガジンひとり @magoneperson 13-Apr-2015
音楽集めたさが嵩じて、もうつぶれたレンタル店や笹塚図書館をさまよう白昼夢見てた



虫が知らせたのか、音楽を集めるため街をさまよう夢を見た日の遅くに、そうした私の欲望を近年最も満たしてくれたダウンロード販売サイト『7digital』で買えなくなってしまった。
同社は英国に本拠を置く音楽配信サービス事業者で、44ヵ国で展開中。日本は含まれない。すなわち私がこれまで7digitalで買えてこれたのは、消費税も払っていない脱法的な商行為だったのだ。「三たび」とツイートしているが実際は米国と英国の7digitalから2度ずつ「あなたの国からは買えません」と締め出されており、メルアドを改めるなど策を弄して買ってきたが、どうやら4度目にして年貢の納め時の様子―






2012年4月16日 Liars / Scarecrows On a Killer Slant 誰かのツイートから知った7digital、1曲あたり0.99ドルと安く、わが国のiTunesストアでは買えない曲も少なくないので、夢中になって1日で24曲買い漁る。最初の1曲がライアーズ

4月17日 The Felice Brothers / Frankie's Gun! 2008年のPopMatters年間チャートから、持ってなかった曲を。2日目も10曲購入

4月19日 Devo / Whip It 7digitalで買うとジャケ画像が800×800pxで付いてくるので、ベスト盤などで持っていた曲を元のスタジオ・アルバムから買い直すということもよくした。ただし500×500であったり、後述するがジャケが付いてこないことも

4月20日 Miike Snow / Paddling Out 日本では買えなかった曲。今もこのアルバムはiTunesストアで扱っていない Lou Reed / Street Hassle ESSENTIALシリーズにルー・リードが加わってるとは知らなかった。これは後ほどCDで買った

4月22日 Roxy Music / Love Is the Drug (Todd Terje Disco Dub) これは今は買えるようになってるが、当時iTunesストアになかった




5月7日 El Perro Del Mar / God Knows (You Gotta Give to Get) 2006年のPitchfork年間チャートから

5月22日 Simone Felice / New York Times 先ほどのフェリス・ブラザーズ、メンバー(後に脱退)のソロ作。私のチャートで年間5位

6月19日 Mel McDaniel / Louisiana Saturday Night PopMattersのカントリー100曲選から。日本では買えない曲が目白押し

7月31日 Bonnie Raitt / Lover's Will EMI系(EMI、ヴァージン、クリサリス、米キャピトル等)の旧譜はジャケ画像が落っこちてしまい、付いてこない確率が高い。同時に買ったワーナー時代の曲は付いてきたが

8月14日をもって「あなたの国からは買えません」

9月24日 Aimee Mann / Gamma Ray ふとしたことから、これまで利用していたのはUSで、同じアカウントをUKの7digitalで使って買い続けられることを知る。1日で8曲購入

10月6日 Bay City Rollers / Rock 'n Roll Love Letter これもベスト盤で持ってたが、かわいいイアン・ミッチェルくんが写るスタジオ・アルバムで買い直す




10月15日 Bat for Lashes / Laura 父方がパキスタンの血を引くナターシャ・カーン、英国での子ども時代「Paki!」と苛められたらしい。年間3位

10月20日 The Stranglers / Down in the Sewer (Medley) ストラングラーズ良い曲多い

11月29日 Pink Floyd / Cirrus Minor ピンク・フロイドは2011年に全種リマスター再発されており、正式なジャケ画像を目的にしばしば買ったものだ

12月4日 Murder by Death / I Came Around PopMattersの年間チャートが発表され、ろくに試聴もせず1日で18曲買い漁る。私のチャートでは翌年の年間13位

12月18日 Four Tet / Pyramid Pitchforkの年間チャート発表、買い漁る

2013年1月12日 David Bowie / Where Are We Now? ボウイさんの復帰シングルも7digitalで




1月15日 Tyrannosaurus Rex / Salamanda Palaganda 初期のTレックスはレンタル店JANISで借りてスキャンした汚いジャケ画像しか持ってなく、4種それぞれ1曲ずつ買い直した

3月24日 Domenico Modugno / Nel blu, dipinto di blu 言わずと知れたイタリア発の世界的ヒットだが、古い曲で、怪しげなベスト盤・コンピ盤からしか買えないことで、持ってなかった。7digitalでは当時流通したスタジオ・アルバムから買えるので喜び勇んで。総じてヨーロッパには強い

4月2日 Yngwie Malmsteen / Icarus Dream Suite Opus 4 SPINのインスト30曲選から

4月3日 Albert Ayler / Spirits SPINの60年代オルタナ・アルバム100選から

4月8日 John Grant / GMF HIV陽性を告白しているゲイの英国紳士。この年の年間1位で、7digital時代を代表する名曲

5月16日 Emerson String Quatet / Bartók: String Quartet #6, SZ 114 - 1. Mesto, Più mosso エルヴィス・コステロの500枚より。違うカルテットのCDを持っていたのだが、コステロはエマーソンを指定していたので。演奏のよしあしなど分からないが




5月30日 The Allman Brothers Band / Whipping Post オールマン・ブラザーズはライブ盤が代表作だが持ってなかったのでアルバム単位で購入

6月13日 Dixie Dregs / Cruise Control ジャズ・フュージョンのインスト佳曲。こういうのが当りだとうれしい

6月20日 Kanye West / New Slaves アルバム単位で購入。新譜に割引があり4.99か5.99ポンドだったと記憶する

6月29日 µ-Ziq / Weakling Paradinas ANY DECENT MUSICというサイトが新譜の中から週に10曲選んで送ってくるADMニューズレターから。昨年サービス中断したが、最近Spotifyと連携して再開

7月6日 Randy Newman / Dixie Flyer ユダヤ人の報道&コミュニティ・サイトが選ぶ「ユダヤの100曲」から。これは名曲で後ほど「マガジンひとりの1000曲」入り

7月9日
The Andrews Sisters / Bei Mir Bist Du Schön 同じくユダヤの100曲から




8月1日 AlunaGeorge / Lost & Found 既にシングルやゲスト参加で実績のあったアルーナジョージのデビュー盤。アルバム単位で買ってもほとんど削除してしまうケースもあり、これは6曲残った

9月1日 Genesis / Dancing with the Moonlit Knight ガブリエル期ジェネシスの最高の曲の一つだが、レンタルで聞いた時は気付かなかったんだよな

10月18日 Beck & Bat for Lashes / Let's Get Lost 英7digitalでは安定して買えていたことから、PitchforkのBest New Trackを初期までさかのぼったり。これはサウンドトラックの1曲で曲単位では買えなかった

12月7日 HAIM / The Wire PopMattersの年間チャートから。すぐさま私のチャートで1位になり、年間チャートにも間に合って15位

12月15日 Dolly Parton / The Seeker ESSENTIALシリーズは近年デザインが改められる傾向。ただ新しいものが以前のデザインで出ることもあり、アーティストによって混在

12月16日 The Arctic Monkeys / Do I Wanna Know? Pitchfork年間チャートから。12月下旬は5曲しか買ってないが、サークルでコミケ初当選したのに帯状疱疹を患って苦しんでたっけ




2014年1月14日 Boris / 無き曲 2000年代の名盤の一つに数えられる日本のBoris。こうしたものは別として、日本で有名なアーティストは、米英では全く欲しがられていない、相手にされていない、内弁慶。韓国勢もだいぶ狭まるがいくらかは買える

2月8日 The Fratellis / She's Not Gone Yet But She's Leaving Drowned in Soundが週一で選ぶDiS Does Singlesから。さまざまな音楽サイトが台頭し、Pitchforkの位置付けは相対的にやや下がる

4月25日 Rokia Traoré / Laidu ミュージックマガジンの500枚から。ワールド・ミュージックもわりと買える

4月28日 Carlos Núñez / Brotherhood of Stars ミュージックマガジンの500枚に選ばれてるのとは別のアルバムにカルロス・ヌニェスの代表曲があると知り。華麗な演奏で愛聴曲に

7月16日 Judas Priest / The Green Manalishi (With the Two Pronged Crown) ピーター・グリーン期のフリートウッド・マックのメタル要素を引き出した好カバー曲

7月20日 John Holt / Help Me Make It Through the Night MOJOのレゲエ・アルバム50選より




7月29日 Città Frontale / El Tor 背徳の編集者・故青山正明の選盤から。イタリアのプログレなんて日本だけの評価かと思ったら、意外と買える。マウロ・パガーニなども

8月22日 Norma Jean Wright / Saturday どこかでシックのナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズの業績を振り返っていたことから知ったR&B佳曲

9月16日をもってUKでも「あなたの国からは買えません」

10月27日、Gメールのアドレスを使うよう誘導され(たような気が。自動で表示されたんだよ、確か)、同じパスワードで、PayPalは前のメルアドのままのアカウントで決済して引き続き買えるように

10月28日 Rita Lee / José (Joseph) 昨年、日本のレコード会社各社の協賛でブラジル音楽の名盤が1000円で一斉に再発され、そこで知った。ラテンの評価面は日本のレコード会社に一日の長が

11月18日 David Willcocks; Choir of King's College, Cambridge / Fauré: Requiem, Op. 48 - IV. Pie Jesu 少年含む男声のみによるフォーレのレクイエムが素晴らしいと聞き、アルバム単位で購入。JUNEとか読んでるおばはんがたにお勧め

11月24日 Ben Folds Five / Don't Change Your Plans David Brusieという人物が1日1曲選んで、365日続けたブログを知り、打率が高く、23日に16曲、翌日も21曲と大量購入

12月7日 Against Me! / Transgender Dysphoria Blues そうするうちに早くもPopMatters等の年間チャート。これは複数のサイトで選ばれた




12月16日 Leon Vynehall / Goodthing Pitchfork年間チャートより

12月24日 Steve Hackett / Shadow of the Hierophant Sun Retro RadioなるボスニアのFM曲がリスナー投票で選んだ1000曲という触れ込みだが、統一のとれた趣味性があり、未知の曲・アーティストも多いことからしばらく夢中で買い漁った

12月27日 Walker Brothers / Nite Flights 同じくSun Retro Radio

2015年2月9日 Father John Misty / Holy Shit 先行シングルはiTunesストアで買ったが、話題作ながらそこでは不安定な扱いで、いったん買えなくなって、今は再び5月に再リリースされるまで曲単位では買えなかったりと、アップルの官僚化・日本化を実感

2月26日をもってPayPal決済を選択できなくなり、事実上UKから締め出されることに(3度目)

3月22日、そういえばGメールを使うようになってからUSに戻ってみたことはなかったなと思い、試してみたら買えた。1日で13曲

3月27日 Led Zeppelin / Travelling Riverside Blues ("Top Gear" Live Version From BBC Sessions) Rock n Roll America's Top 1,000 Classic Rock Songsという、やや保守的なリストより。先日の「プログレハード」もここで知った曲がいくつか

4月13日、USで再び「あなたの国からは買えません」の表示、いよいよ最後のようである。削除した曲もあるが、3年間で3000曲以上購入。最後の日に買った Tame Impala / 'Cause I'm a Man が現在1位―





というわけで、多くが何らかの折り紙付き、さまざまなテーマや価値観に基づく選曲リストで選ばれた背景を持つので、7digitalで買った曲の中でシャッフル再生すると、それらが万華鏡のように反映し、目くるめく快楽を味わうことができる。

すなわち共存共栄ということだ。音楽に貴賤はない。さまざまなサービスが音楽の価値を発揮させようと自由に競う。
レコード会社が官僚化し、いやアップルさえそうなる日本からはPayPalもSpotifyも、あるいはドローンを作って新しい市場を創出するようなベンチャー企業も生まれないだろうと、つくづく思う。

UKの7digitalで買い始めた当初、130円台であった0.99ポンドは、安倍政権の円安誘導により、昨年末には195円に跳ね上がった(↑画像)。
わが国の官僚制中央集権において、輸出大企業は上部構造を成しているので、円安で儲けさせることによって、既得権・階級権力はより強化されるだろうが、企業の新旧交代は阻害され、円安のぬるま湯で競争力も徐々に失い、ソニーやシャープの凋落と同じ結果をやがて日本経済全体が迎えることだろう。金融危機は必ず来る。次回が、東京五輪の前か後かは分からないが、アホノミクスの命運もそこまでである―



※2012年11月の記事「7digitalで欲しい曲買いまくりー!」を全面改稿しました
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Top 20 Hits of 25-Apr-2015

2015-04-25 17:28:38 | Weekly Top 15
1. ← 2. 2 "'Cause I'm a Man" Tame Impala (2015 - Single)
2. ← 1. 3 "Piss Crowns Are Trebled" Godspeed You! Black Emperor (2015 - Asunder, Sweet and Other Distress)
3. ← 3. 6 "Should Have Known Better" Sufjan Stevens (2015 - Carrie & Lowell)
4. ← 12. 2 "Strange Encounter" Father John Misty (2015 - I Love You, Honeybear)
5. ← 10. 3 "Take Care My Baby" Matthew E. White (2015 - Fresh Blood)
6. ← 4. 4 "Zero Triptych" Girls Names (2015 - Single)
7. ← 6. 5 "Without You" Tobias Jesso Jr. (2015 - Goon)
8. ← 7. 4 "Enter Sylvia Plath" Belle and Sebastian (2015 - Girls in Peacetime Want to Dance)
9. ← 5. 5 "Dull Care" Errors (2015 - Lease of Life)



10. NEW 1 "Fantasize the Scene" Circuit Des Yeux (2015 - In Plain Speech)
11. ← 9. 6 "King Kunta" Kendrick Lamar (2015 - To Pimp a Butterfly)
12. ← 15. 2 "The Soul Serene" Villagers (2015 - Darling Arithmetic)
13. ← 8. 7 "Let It Happen" Tame Impala (2015 - Free Download)
14. ← 11. 4 "X Marks the Spot (feat. Nadine Shah)" Ghostpoet (2015 - Shedding Skin)
15. ← 18. 2 "Gimme All Your Love" Alabama Shakes (2015 - Sound & Color)
16. ← 13. 3 "Fool for Love" Lord Huron (2015 - Strange Trails)
17. ← 14. 5 "Lisa Sawyer" Leon Bridges (2015 - Single)



18. NEW 1 "City On the Hill" The Desaparecidos (2015 - Single)
19. ← 20. 2 "Captain of None" Colleen (2015 - Captain of None)



20. NEW 1 "Soubour" Songhoy Blues (2015 - Music in Exile)
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昨日の明日 — Retrofuturism in America

2015-04-23 21:27:47 | Bibliomania
1984年、スミソニアン学術協会が企画した巡回展YESTERDAY'S TOMORROWSの展示内容を、ジョンズ・ホプキンズ社がペーパーバックとして1996年に出版。5部に分かれた構成で、社会や家庭や軍事など、過去に想像されたアメリカの未来の姿を通じ、歴史や文明のありかたに思いを巡らす―




Harry Grant Dart (1869–1938)が1910年LIFEに描いたWhat's to Hinder?
複雑な建築物や不思議な飛行船が交錯する未来のニューヨークなど、緻密な作風の漫画・イラストで人気を集めた




同じくDartによるA Transport of the Future (1919)




ウエスタンもので著名な画家William Robinson Leigh (1866–1955)が1908年COSMOPOLITANに描いたVisionary City




1964年、建築家・思想家のBuckminster Fuller (1895-1983)とShoji SadaoによるHarlem River Project。15棟の円錐型タワーにはそれぞれ4万5千人が居住する




「ヴィジュアル・フューチャリスト」として工業デザインや映画トロン、ブレードランナーの美術など多彩な業績で知られるSyd Mead (1933-)が1969年に描いたMegastructure。ガンダム・ヤマトに携わり日本のおたくからも神格化




Robert McCall (1919-2010)によるArizona Metropolis 3000 A.D. (1971)。雄大なスペース・アートで知られる




NASA嘱託のRick GuidiceによるSport in Space Colony (1977)。どれほど設備投資が要るのか




Tom Corbett, Space CadetというSF小説シリーズに基づいて、子どもが遊ぶよう作られたコスチューム (1952)




Norman Bel Geddes (1893-1958)によるModel Car #9 (1933)。汽車・自動車から建築物、日用品にいたるまで流線型が尊ばれた




1917年、ELECTRICAL EXPERIMENTER表紙に描かれたTrench Destroyer。未来の兵器に、同時代の第一次世界大戦が反映されている




Helicopter Trooperの装備解説 (1956)。軽騎兵と対比するように描かれている




Paul LaszloによるAtomville U.S.A. (1950)。米ソを中心に原水爆実験が次々行われ、核戦争の恐怖を招いたことで、地下のシェルター施設が真剣に構想された




1939年、Eando Binder (Earl & Otto Binder)の短編I, Robotを掲載したAMAZING STORIES。ロボットの独白で綴られる。博士が作ったロボットに犬はなつくが、家政婦は恐怖を覚える。やがて博士が死体で発見され…という筋立て。アシモフの同名作もここから着想を得たとされる。 ―(以上の図版は"YESTERDAY'S TOMORROWS: Past Visions of the American Future" Joseph J. Corn & Brian Horriganより)






1965年、『ウルトラQ』の放映に先駆け、円谷プロは既に地球人のピンチを救う巨大な宇宙生物が登場する次作の構想をWOOの仮称で進めていた。最初に考えられたベムラーという名の、日活の大巨獣ガッパ似の宇宙生物はあまりにモンスター過ぎるということで、成田亨が↑のレッドマンをデザイン。それでもまだ後のウルトラマンに比べ「宇宙生物」のイメージを引きずっている




35世紀に人類が滅亡、残された山之辺マサトが、次の、そのまた次の人類まで見届けるという遠未来を描く『火の鳥・未来編』 (1967)。細部のさまざまな描写にアメリカからの影響がうかがえるものの、それにしても手塚治虫さんの発想は凄い。映画が古典となっているアーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』なんてのはキリスト教やニーチェ、白人中心史観の延長に過ぎず、くだらないと思う




私が5歳の頃(1970)、指をくわえて見送った大阪万博。アポロ計画で持ち帰られたばかりの「月の石」を展示したアメリカ館はたいへんな人気を呼んだ




Yesterday's Tomorrows: Past Visions of the American Future
Katherine Chambers
Johns Hopkins Univ Pr
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The Definitive Collection

2015-04-20 20:16:20 | 音楽
definitive=(本の編集などが)権威ある、決定的な。
ultimateなどと並び、洋楽のベスト盤にしばしば冠される言葉で、このユニバーサル・グループによるデザインの統一されたシリーズが独占的に使っているわけではない。

にしても、どうせ聞くならベスト盤でも、心躍るようなかっこいいジャケ写・デザインのベスト盤で聞きたいのが人情で、ユニバーサルでは2枚組のGOLD、ほか20TH CENTURY MASTERSなどと併せ定評のある看板シリーズとなっている。

マイケル・ジャクソンがジャクソン5時代に放った最初の大ヒットI Want You Backを、私は当初iTunesに入れるにあたってHITSVILLE USAというモータウンのボックスセットから入れていたのだが、やがてソニー系のTHE ESSENTIAL MICHAEL JACKSONから入れ直し、そこではスリラー期の顔写真であったが、このたびDEFINITIVE COLLECTIONに三たびお化粧直しして、ようやく子ども時代の彼と対面しながら聞く形に落ち着いたのである。

↓にリスト化した、このシリーズからの選曲は、つい最近までPayPal決済で買えていたが、4たび「あなたの国からは買えません」とのことで締め出しをくらってしまった7digitalという米英のダウンロード購入サイトで曲単位で買ったものが多い。
iTunesストアであれ、Amazonのダウンロード販売であれ、米英では買える作品が、日本では買えるようになっていないケースが少なくない。ソニーのESSENTIALシリーズも、米英では買える範囲が広がる。

どうやら、いまだ日本ではパッケージ信仰が強く、できる限りCDで買わせようとしているのか、あるいはレコード会社の官僚化がひどく、ユーザー目線に立つ気がないとか縄張り意識とか、いろんな問題が横たわっているのだろう―





iTunes Playlist "The Definitive Collection" 109 minutes
1) The Jackson 5 / I Want You Back (1969 - Michael Jackson: The Definitive Collection)



2) Tom T. Hall / (Old Dogs, Children and) Watermelon Wine (1972 - The Definitive Collection)



3) Junior Walker & the All Stars / Way Back Home (1971 - The Definitive Collection)



4) George Jones / The Window Up Above (1960 - The Definitive Collection 1955-62)



5) Mary Wells / You Lost the Sweetest Boy (1963 - The Definitive Collection)



6) Bachman-Turner Overdrive / Let It Ride (1973 - The Definitive Collection)



7) Oak Ridge Boys / Y'all Come Back Saloon (1977 - The Definitive Collection)



8) Rick James / You and I (1978 - The Definitive Collection)



9) Rod Stewart / Mandolin Wind (1971 - The Definitive Collection 1969-78)



10) Patsy Cline / I Fall to Pieces (1961 - The Definitive Collection)



11) Don Williams / I Believe in You (1980 - The Definitive Collection)



12) Louis Armstrong / Hello, Dolly! (1964 - The Definitive Collection)



13) The Robert Cray Band / Don't Be Afraid of the Dark (1988 - Robert Cray: The Definitive Collection)



14) The Statler Brothers / Flowers On the Wall (1965 - The Definitive Collection)



15) Diana Ross / Mirror, Mirror (1981 - The Definitive Collection)



16) Humble Pie / 30 Days in the Hole (1972 - The Definitive Collection)



17) Bobby "Blue" Bland / Farther Up the Road (1957 - The Definitive Collection)



18) Pete Townshend / Give Blood (1985 - The Definitive Collection)



19) Roy Buchanan / Sweet Dreams (1972 - The Definitive Collection)



20) The Marvelettes / Too Many Fish in the Sea (1964 - The Definitive Collection)



21) Ernest Tubb / Waking the Floor Over You (1941 - The Definitive Collection)



22) The Osmonds / One Bad Apple (1970 - Donny Osmond: The Definitive Collection)



23) Steve Earle / Guitar Town (1986 - The Definitive Collection)



24) Martha Reeves & the Vandellas / Quicksand (1963 - The Definitive Collection)



25) James Gang / Funk #49 (1970 - Joe Walsh: The Definitive Collection)



26) Bill Monroe & His Blue Grass Boys / Walls of Time (1968 - The Definitive Collection)



27) Cameo / Back and Forth (1986 - The Definitive Collection)



28) The Righteous Brothers / (You're My) Soul and Inspiration (1966 - The Definitive Collection)



29) Gladys Knight & the Pips / Didn't You Know (You'd have to Cry Sometime) (1969 - The Definitive Collection)



30) The Isley Brothers / Twist and Shout (1962 - The Definitive Collection)
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Top 20 Hits of 18-Apr-2015

2015-04-18 20:28:02 | Weekly Top 15
1. ← 1. 2 "Piss Crowns Are Trebled" Godspeed You! Black Emperor (2015 - Asunder, Sweet and Other Distress)



2. NEW 1 "'Cause I'm a Man" Tame Impala (2015 - Single)
3. ← 9. 5 "Should Have Known Better" Sufjan Stevens (2015 - Carrie & Lowell)
4. ← 4. 3 "Zero Triptych" Girls Names (2015 - Single)
5. ← 3. 4 "Dull Care" Errors (2015 - Lease of Life)
6. ← 2. 4 "Without You" Tobias Jesso Jr. (2015 - Goon)
7. ← 6. 3 "Enter Sylvia Plath" Belle and Sebastian (2015 - Girls in Peacetime Want to Dance)
8. ← 5. 6 "Let It Happen" Tame Impala (2015 - Free Download)
9. ← 7. 5 "King Kunta" Kendrick Lamar (2015 - To Pimp a Butterfly)
10. ← 14. 2 "Take Care My Baby" Matthew E. White (2015 - Fresh Blood)
11. ← 12. 3 "X Marks the Spot (feat. Nadine Shah)" Ghostpoet (2015 - Shedding Skin)



12. NEW 1 "Strange Encounter" Father John Misty (2015 - I Love You, Honeybear
13. ← 19. 2 "Fool for Love" Lord Huron (2015 - Strange Trails)
14. ← 13. 4 "Lisa Sawyer" Leon Bridges (2015 - Single)



15. NEW 1 "The Soul Serene" Villagers (2015 - Darling Arithmetic)
16. ← 10. 7 "Sagres" The Tallest Man On Earth (2015 - Dark Bird Is Home)
17. ← 8. 5 "Fleece" GABI (2015 - Single)



18. NEW 1 "Gimme All Your Love" Alabama Shakes (2015 - Sound & Color)
19. ← 11. 6 "Witness" Makthaverskan (2015 - Single)



20. NEW 1 "Captain of None" Colleen (2015 - Captain of None)
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Top 20 Hits of 11-Apr-2015

2015-04-11 19:34:51 | Weekly Top 15
1. NEW 1 "Piss Crowns Are Trebled" Godspeed You! Black Emperor (2015 - Asunder, Sweet and Other Distress)
2. ← 1. 3 "Without You" Tobias Jesso Jr. (2015 - Goon)
3. ← 2. 3 "Dull Care" Errors (2015 - Lease of Life)
4. ← 11. 2 "Zero Triptych" Girls Names (2015 - Single)
5. ← 3. 5 "Let It Happen" Tame Impala (2015 - Free Download)
6. ← 13. 2 "Enter Sylvia Plath" Belle and Sebastian (2015 - Girls in Peacetime Want to Dance)
7. ← 4. 4 "King Kunta" Kendrick Lamar (2015 - To Pimp a Butterfly)
8. ← 8. 4 "Fleece" GABI (2015 - Single)
9. ← 10. 4 "Should Have Known Better" Sufjan Stevens (2015 - Carrie & Lowell)
10. ← 5. 6 "Sagres" The Tallest Man On Earth (2015 - Dark Bird Is Home)
11. ← 7. 5 "Witness" Makthaverskan (2015 - Single)
12. ← 16. 2 "X Marks the Spot (feat. Nadine Shah)" Ghostpoet (2015 - Shedding Skin)
13. ← 15. 3 "Lisa Sawyer" Leon Bridges (2015 - Single)



14. NEW 1 "Take Care My Baby" Matthew E. White (2015 - Fresh Blood)
15. ← 6. 7 "Right Here, Right Now (feat. Kylie Minogue)" Giorgio Moroder (2015 - Single)
16. ← 9. 4 "No Way Out" Warpaint (2015 - EP)



17. NEW 1 "Froot" Marina and the Diamonds (2015 - FROOT)
18. ← 12. 8 "Holy Shit" Father John Misty (2015 - I Love You, Honeybear)



19. NEW 1 "Fool for Love" Lord Huron (2015 - Strange Trails)
20. ← 14. 5 "Swirl" Westkust (2015 - Last Forever)
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プログレハード

2015-04-08 19:47:46 | 音楽
オーディオ・ヴィジョン / カンサス (カーシュナー・25AP1931)
カンサスてのは、グループ名からしてたぶんああいう音楽なんだろおと思ってたらほんとにそおいう音楽だった。
このレコード・ジャケットのイラストからしてたぶんあんな感じだろうと思ってたら、やっぱりそんな感じだった。
歌詞カードに全員ニッコリ笑ってうつってるメンバーのジョギパン顔からして、ぜったいああだなと思ってたらまさにそおだった。
ハード・プログレ・ポップ・ロックというウタイ文句からして、あれしかないと思って聴いたらやっぱ、それしかなかった。
よおするにぜんぜんこっちを裏切ってくれないのですよね。ぼくはレコード聴いて、笑ったり、もだえたり、ひっぱたかれたりしたいのです。(マゾ!!)
ぼくと同じ性癖の人にはおすすめできません。 ―(江口寿史 『ひのまる劇場・2』 1982年2月)





ほお。この頃の江口寿史さんはトーキング・ヘッズやスペシャルズやロバート・パーマーや矢野顕子を聞いていたのか。
それはカンサスはお気に召すまい。
そんな人が、やがてドラゴンボールやキン肉マンが載るようになる少年ジャンプの週刊連載で戦っていたというのが信じ難い。完全アウェーじゃないか。

コミックスの巻末にディスクレビュー。江口さんは別にいい、趣味として。
問題は、漫画家でなく、ラジオ、それもNHK-FMで音楽を紹介したり、洋楽レコードに付属する解説を書いたりして、音楽へのニーズを左右できる立場にある人間によって、こうした独断と偏見に基づく音楽の選別が行われ、それに洗脳された子ども・若者が、その人間が主宰する雑誌の愛読者になるだけならまだしも、その後の人生ずっと、ひょっとして今でも偏見に囚われ続けて、排除された音楽ジャンルの中にも優れた曲があるにもかかわらず出会えないことではないだろうか。

「産業ロック」という言葉は、今では死語なのかも。
しかしロックが大規模化する一方でパンクの動きも起こっていた当時、非常に影響力のある言葉だったことは確かで、私がたまに「空疎ジャンルのヘビメタ/プログレ/フュージョン」のような言い方をしてしまうのも、その呪縛に囚われている証明かもしれない。

膨大な音楽の中から何を聞くかという時、ある傾向のジャンルを疎んじるということは誰にでもあるだろう。
「エルヴィス・コステロの500枚」でも「中村とうようの大衆音楽100選」でも、ヘビメタ/プログレ/フュージョンからは1枚も選ばれていない(後者には唯一ピーター・ガブリエルが)。それでも余りある実りが、ゆるぎない人生観が、彼らの選択にはある。
渋谷陽一には何もない。

彼のサウンドストリートを聞き、ロッキンオン誌を読んだ数年間、渋谷から良い曲を教わったという記憶が全くない。アル・クーパーのNew York City (You're a Woman)、ロキシー・ミュージックのShe Sells、覚えているのはたったの2曲だ。
馬鹿の独善は始末に負えない。あんな奴から教わらんでも、今はどこからでも音楽の情報を得ることができるが、もっと生活全般に及ぶ公共性が、安倍晋三や橋下徹といった渋谷陽一の相続人によって毒されている―





iTunes Playlist "プログレハード" 132 minutes
1) Fly by Night / Rush (1975 - Fly by Night)



2) Urgent / Foreigner (1981 - 4)



3) Pull Me Under / Dream Theater (1992 - Images and Words)



4) Carry On Wayward Son / Kansas (1976 - Leftoverture)



5) Foreplay/Longtime / Boston (1976 - Boston)



6) Changes / Yes (1983 - 90125)



7) Poseidon's Creation / Eloy (1977 - Ocean)



8) Flight Over Rio / Al di Meola (1977 - Elegant Gypsy)



9) Breakdown / The Alan Parsons Project (1977 - I Robot)



10) YYZ / Rush (1981 - Moving Pictures)



11) Burnin' for You / Blue Öyster Cult (1981 - Fire of Unknown Origin)



12) Feeling That Way/Anytime / Journey (1978 - Infinity)



13) Time to Go / Saga (1980 - Silent Knight)



14) Pigs (Three Different Ones) / Pink Floyd (1977 - Animals)



15) Long, Long Way from Home / Foreigner (1977 - Foreigner)



16) Stargazer / Rainbow (1976 - Rising)



17) Domino (Medley) / Genesis (1986 - Invisible Touch)



18) Blue Collar Man (Long Nights) / Styx (1978 - Pieces of Eight)



19) La Villa Strangiato / Rush (1978 - Hemispheres)



20) Don't Look Back / Boston (1978 - Don't Look Back)
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Riot Grrrl Playlist

2015-04-05 22:04:45 | 音楽
「軍による強制連行はなかった」という訂正に成功しても、全く「日本の名誉回復」にはならない

そのように主張することで、21世紀の現在の日本という国の名誉を著しく損なう。つまり、日本という国は現在形で「女性の人権に無自覚な国」だという烙印を押されてしまう

現在の世界的な人権の感覚からすれば、「本人の意に反して家族の借金を背負って売春業者に身売りされ、業者の財産権保護の立場から身柄を事実上拘束されている女性」というのは「性奴隷」以外の何物でもないからだ

「本人としては不本意ながら売春行為を事実上強要され、一晩に多くの男性の相手をさせられた」ということは「強姦」のカテゴリに入る。 ―(冷泉彰彦・ニューズウイーク日本版オフィシャルサイト・2013年1月7日)



この人物は米在住のジャーナリストで、従軍慰安婦の問題については、「軍による強制連行はなかった」とする、ネオリベ糞野郎番付でも序二段あたりにとどまるであろうチンカス右派の池田信夫とかいうおやじの立場を取ると前置きしているが、それにしても、アメリカから発言するということになると、たとえ右派・保守派でも、女性の人権の観点から、日本国内でまかり通っているような正当化は認められないと言い切っているのが興味深い。

自由や人権を重視するのは、右でも左でも欧米のメディアなら当然で、誤報によって「わが国の名誉を傷つけた」として朝日新聞をバッシングしたり、まして記者個人やその家族を脅迫したりする連中は「人権に無自覚で非常識」だと自ら恥の上塗りをしているようなものだ。

やんごとなき姫君や誇り高き女騎士が意に反して犯されているにもかかわらず、やがてヨダレ垂らしてよがってしまう「凌辱もの」がエロマンガの一大ジャンルである国。
一方アメリカでは、れっきとした保守派であるクリント・イーストウッドがかつて『ミリオンダラー・ベイビー』の中で、頸椎の怪我により全身麻痺となった女性ボクサーが、尊厳死を訴えるものの聞き入れられず、首から上だけは自由なことから、舌を噛み切って自殺しようとする姿を描いた。
凌辱ものを目にするたび思い出してしまう、あの、舌を噛み切ろうとして果たせず、白目むいて泡を吹く表情を。

今回のプレイリストの冒頭を飾るOh Bondage Up Yours!で、ポリー・スタイリーンは「私を縛り上げて! ギタギタにして! あなたの奴隷になる! あなたのすべての犠牲に!」と叫ぶように歌う。
この叫びは言葉と裏腹に、全ロック、いや全音楽において最も自由で生き生きとした瞬間の一つだといっても過言ではない。
女の自由意思・自己決定権。

彼女はこの瞬間で燃え尽き、流れとしてはより穏健だったりアート志向だったりするクリッシー・ハイドやスージー・スーの方が残る形となって、ロックやパンクの男社会をゆさぶるには至らなかったが、90年代、さらに進んで、レイプ、性差別、家庭内暴力、家父長制などの問題を好んで歌い、政治的にフェミニズム第三波とも位置付けられる、パワーあるガールズ・バンドが次々と現れ、「Riot grrrl」と称されるムーブメントとなった。

中でも影響力があり、この流れを定着させたのが、米ワシントン州オリンピアを拠点とするビキニ・キル(9)とスリーター・キニー(13、16、20)の2組で、自己改革を繰り返しながら新しい時代を切り拓くロック本来のあり方を示している―





iTunes Playlist "Riot Grrrl Playlist" 63 minutes
1) Oh Bondage Up Yours! / X-Ray Spex (1977 - Germ Free Adolescents)



2) Hedi's Head / Kleenex (1978 - LiLiPUT)



3) Mind Your Own Business / Delta 5 (1979 - Mind Your Own Business)



4) Typical Girls / The Slits (1979 - Cut)



5) It's Obvious / Au Pairs (1980 - Stepping Out of Line: The Anthology)



6) Shove / L7 (1990 - Smell the Magic)



7) Bruise Violet / Babes in Toyland (1992 - Fontanelle)



8) Cool Schmool / Bratmobile (1992 - Pottymouth)



9) Rebel Girl / Bikini Kill (1993 - Pussy-Whipped)



10) Herjazz / Huggy Bear (1993 - Taking the Rough with the Smooch)



11) Terrorist / Heavens to Betsy (1994 - Calculated)



12) Doll Parts / Hole (1994 - Live Through This)



13) Dig Me Out / Sleater-Kinney (1997 - Dig Me Out)



14) Deceptacon / Le Tigre (1999 - Le Tigre)



15) Anonymous Face / Quix*O*Tic (2002 - Mortal Mirror)



16) Jumpers / Sleater-Kinney (2005 - The Woods)



17) Romance / Wild Flag (2011 - Single)



18) Oh Come On / The Julie Ruin (2013 - Run Fast)



19) Driver / Perfect Pussy (2014 - Say Yes to Love)



20) Bury Our Friends / Sleater-Kinney (2015 - No Cities to Love)
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Top 20 Hits of 4-Apr-2015

2015-04-04 18:57:56 | Weekly Top 15
1. ← 8. 2 "Without You" Tobias Jesso Jr. (2015 - Goon)
2. ← 9. 2 "Dull Care" Errors (2015 - Lease of Life)
3. ← 1. 4 "Let It Happen" Tame Impala (2015 - Free Download)
4. ← 3. 3 "King Kunta" Kendrick Lamar (2015 - To Pimp a Butterfly)
5. ← 2. 5 "Sagres" The Tallest Man On Earth (2015 - Dark Bird Is Home)
6. ← 4. 6 "Right Here, Right Now (feat. Kylie Minogue)" Giorgio Moroder (2015 - Single)
7. ← 6. 4 "Witness" Makthaverskan (2015 - Single)
8. ← 11. 3 "Fleece" GABI (2015 - Single)
9. ← 7. 3 "No Way Out" Warpaint (2015 - EP)
10. ← 15. 3 "Should Have Known Better" Sufjan Stevens (2015 - Carrie & Lowell)



11. NEW 1 "Zero Triptych" Girls Names (2015 - Single)
12. ← 5. 7 "Holy Shit" Father John Misty (2015 - I Love You, Honeybear)



13. NEW 1 "Enter Sylvia Plath" Belle and Sebastian (2015 - Girls in Peacetime Want to Dance)
14. ← 13. 4 "Swirl" Westkust (2015 - Last Forever)
15. ← 18. 2 "Lisa Sawyer" Leon Bridges (2015 - Single)



16. NEW 1 "X Marks the Spot (feat. Nadine Shah)" Ghostpoet (2015 - Shedding Skin)
17. ← 10. 7 "Better Off Alone" Steve Earle & the Dukes (2015 - Terraplane)
18. ← 12. 8 "Multi-Love" Unknown Mortal Orchestra (2015 - Multi-Love)



19. NEW 1 "Your Good Fortune" Mavis Staples (2015 - Single)
20. ← 16. 6 "A New Wave" Sleater-Kinney (2015 - No Cities to Love)
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