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便宜上年代順に並べましたが、この中でもちろんウルトラセブン主題歌は幼い頃に聞いて強烈でした。番組の始まり、これからキングジョーやメトロン星人が出てきてセブンと戦うという期待感。好きで買い集めた筈のマンガ本、今になってみると読むにたえず処分してしまうことが多いが、この当時の子ども向け番組は音楽や美術など良心的に作られていたと思う。
しかしそれらの番組、戦前戦中に生まれ、敗戦と復興を背景に育ち、その後の高度成長を担う人たちが作る、昭和の産物。怪獣や宇宙人は当然のように日本に殺到。ウルトラセブンはウルトラマンとは独立して制作されたが、シリーズが続いて「兄弟」「父母」のような設定が後付けされ、初期の創造性はとっくに失われ、儲け主義のネトウヨ養成装置に変ってしまった。テレビやマンガ雑誌で子どもを囲い込み、昭和の遺物をさまざまにアレンジして与え、自由や個性を疎んじる、自分の考えがなく集団に依存してしか生きられない大人を作る。
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Mozart: Horn Concerto #4 in E-flat Major, K. 495 - 2. Romance: Andante cantabile (1786)
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Schumann: Konzertstück for 4 Horns in F, Op. 86 - 1. Lebhaft (1849)
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Brahms: Es tönt ein voller Harfenklang, Op. 17/1 (1860)
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Chabrier: Larghetto for Horn and Orchestra (1875)
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Tchaikovsky: Symphony #5 in E minor, Op. 64 - 2. Andante cantabile, con alcuna licenza (1888)
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Stravinsky: The Firebird Suite (1919 Version) - 5. Finale (1919)
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Britten: Serenade for Tenor, Horn and Strings, Op. 31 - 4. Elegy (1943)
29歳のベンジャミン・ブリテンが、彼と事実婚の関係にあったテナー歌手ピーター・ピアーズと、若いホルン奏者デニス・ブレインの演奏を想定し、助言を得ながら作曲したソングサイクル。ジャケ写の左からブリテン、ピアーズ、ブレイン。エルヴィス・コステロが彼の500枚に選んでいた(Ian Bostridgeの歌唱)。
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Shostakovich: Cello Concerto #1 in E-flat, Op. 107 - 1. Allegretto (1959)
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The Marketts / Out of Limits (1963)
Jack Nitzsche / The Lonely Surfer (1963)
サーフロックのインストのヒット曲。シューマンやワーグナーに通じる勇壮なホルンが決定的。マーケッツは後にレッキング・クルーと呼ばれることになるLAの腕利きスタジオ・ミュージシャンの集まり。ジャック・ニーチー(本当はそう読むらしい)は有名プロデューサー、フィル・スペクターの右腕としてそうしたミュージシャンを束ね、編曲・オーケストレーションを行う。ローリングストーンズやニール・ヤングのアルバムにも初期から参加。ストーンズYou Can't Always Get What You Want、ヤングAfter the Gold Rushもホルン使用の代表例になっていて、それらに携わって「音楽の歴史を動かしている」ような自意識であっても前面に立つのはストーンズやヤング。フィル・スペクターは殺人犯として刑務所で最期を迎えたが、ニーチーも70年代は映画音楽に活動の場を移す一方うつ・薬物・銃身によるレイプ加害と苦難の人生に。2000年にハリウッドの病院で死去、63歳。
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The Beach Boys / God Only Knows (1966)
ジャック・ニーチーの手腕か。現代の代表的ホルン使用として同じ年、ビートルズFor No Oneも。相互的な動き。ポピュラー音楽という容器に最も活気があった時代。今は商業面はともかく音楽的には容器の役割は終った。
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ジ・エコーズ, みすず児童合唱団 / ウルトラセブンの歌 (1967)
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Aretha Franklin / Angel (1973)
アリサ・フランクリンの驚異的なボーカル、クインシー・ジョーンズ編曲による短いが心をゆさぶるホルン、私にとってウルトラセブンやOut of Limitsと並ぶモメント。この曲はシンプリー・レッドによるカバー(96年)を先に聞いており、そちらはフジーズがラップで参加して評価高いそうだが原曲を知ってしまえばまったく要らない。
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The Pretenders / I Go to Sleep (1981)
男3人のうち2人は2年後までに薬物死。クリッシー・ハインドがファンであったレイ・デイビス(キンクス)と交際して婚外子を授かったということで、この曲を敬遠していたが、ホルンが温かなよいカバーだ。
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Sharon Jones & the Dap-Kings / The Game Gets Old (2010)