マガジンひとり

自分なりの記録

Top 20 Hits of 30-Aug-2014

2014-08-30 19:15:29 | Weekly Top 15
1. ← 1. 4 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
2. ← 2. 5 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
3. ← 6. 4 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
4. ← 11. 2 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)
5. ← 14. 2 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
6. ← 8. 4 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)
7. ← 7. 4 "New Lover" Josh Ritter (2013 - The Beast in Its Tracks)
8. ← 12. 5 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)



9. NEW 1 "Green Lady" Merchandise (2014 - After the End)
10. ← 9. 3 "No Rest for the Wicked" Lykke Li (2014 - I Never Learn)
11. ← 4. 6 "Under the Pressure" The War On Drugs (2014 - Lost in the Dream)
12. ← 3. 7 "Palace" The Antlers (2014 - Familiars)
13. ← 13. 3 "Blue Eyes" The Rosebuds (2014 - Sand + Silence)
14. ← 10. 5 "Guaracha U.F.O (No Estamos Solos...)" Meridian Brothers (2012 - Desesperanza)
15. ← 5. 7 "Moon Kittens" Bellowhead (2014 - Revival)



16. NEW 1 "Warning" Cymbals Eat Guitars (2014 - Lose)
17. ← 19. 2 "Oak Tree" Mirel Wagner (2014 - When the Cellar Children See the Light of Day)



18. NEW 1 "Blush" Mr Twin Sister (2014 - Mr Twin Sister)
19. ← 17. 6 "Nothing More Than Everything to Me" Christopher Owens (2014 - Single)



20. NEW 1 "Song for Five & Six" Owen Pallett (2014 - In Conflict)
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旧作探訪 #137 - セデック・バレ

2014-08-27 21:17:24 | 映画(映画館)
賽匇克・巴莱@K's Cinema/監督:魏徳聖(ウェイ・ダーション)/出演:林慶台(リン・チンタイ)、林源傑(リン・ユアンジエ)、ビビアン・スー、安藤政信/2011年台湾

1930年、日本統治下の台湾で起きた原住民族による武装蜂起「霧社事件」を描いた、2部構成の歴史大作。アジア各地で驚異的なヒットを記録した。

【第一部・太陽旗】原住民の少数民族・セデック族は、自分たちの文化や習慣をないがしろにされ、木材切り出しなどの労役を強いられていた。そんな中、日本人警察官とセデック族の一人が衝突したことをきっかけに不満が噴出、彼らの一部族の勇猛果敢な頭目モーナ・ルダオは最終的に負けると分かっていながらも、「祖先からの狩り場を守る」ため武装蜂起を決意する。

【第二部・虹の橋】セデック族の襲撃により、当地の日本人は女・子どもの区別なく殺された。日本軍と警察は直ちに鎮圧を開始、山岳地帯の地の利を活かして戦うセデックの前に苦戦を強いられるが、大砲・飛行機など日本軍の圧倒的な武力により、セデックの戦士たちは次々と命を落とし、女たちは投降や自決を迫られる。




しばしば見る夢。
経緯は分からないが、裸足で街を歩くうち、地面のザラザラが鋭さを増し、足裏が痛くてノロノロとしか進めなくなる。それでも歩き続ける。
みな裸足で、縦横無尽に野山を駆け抜ける、セデックの戦士たちを見ていて思い出した




先日、大卒らしき若者が、といっても30歳前後でしょうが、「ウィトゲンシュタインで威嚇してくる奴はだいたい最低」という経験値をツイートしているのが目に留まった。
舶来の思想・哲学についての教養を、武力のように用いるタイプの人。私が思うに、流ちょうな英語力をひけらかす人や、フランスかぶれの人にも、同じタイプの気持ち悪さがある。

語彙や教養で飾らないと、裸の自分では勝負できない、本来は卑屈で弱弱しい人なので、気持ち悪いと感じるのだろう。
かくいう私も、先ほどの痛い夢とは対照的に、この春見た甘美な夢。
高1時の友人で、ガリッガリに痩せた村松くんが登場する淫夢。あまりに生々しく鮮烈だったので、以来、自慰行為のおかずには圧倒的な頻度で彼を使うことに。

体育の授業で、彼と私の2人だけ、級友を肩車してスクワットするという課題がこなせず、おんぶでお茶を濁したことを思い出す。
1年後の初恋の相手・千野くんは、私にとって神様のようなもので、安易に性的に扱いたくないというのもあるが、村松くんを使っての自慰が気持ち良いというのは、おそらく痩せて弱弱しく、絶対的体力がないため兵役などは務まりそうにない自分自身を守り、正当化し、癒してくれる含みがあるからでしょう。

そして、靴とは会社員であることや労働のメタファーで、カバ丸のような生き抜く力や男性的魅力を持たないにもかかわらず、私が無職で気ままに過ごしていることへの罪悪感が、裸足で歩く痛い夢に表れているのではないかと。

ウィトゲンシュタインで武装しないとしても、普通われわれが生きていられるのは、言葉、慣習、金銭、会社といったさまざまな制度や発明品によって、集団でリスクを未然に防止し、安全保障が図られ、守られているから=文明社会ということで、一人の人間としては、野蛮人=セデック族の方が断然強いのだ。

男は狩りをし、女は布を織る
よそ者が狩り場に侵入したら、首を狩る。
死ぬと、祖先がいる家へ行く。その周りには豊かな狩り場がある。
そこへ行くには、虹の橋を渡っていくのだ。
顔に入れ墨を施した、一人前の男と女=セデック・バレ(真の人)だけが虹の橋を渡ることができる
というのが彼らの価値観である。

もちろん日本統治下では、こうした価値観は否定され、彼らはカタコトの日本語で労役に就いたり、子どもは学校へ通わされる。
日本名を名乗り、警察官になる者もいるし、日本人の中にもわりと良心的で現地に溶け込んでいる者も少なくないが、あくまで日本人が上で少数民族が下、日本人が彼らを教育・文明化してやってるんだという前提である。

日本人の側では、統治は安定期に入ったと見なしていたのだが、彼らの伝来の魂は、小さなきっかけで息を吹き返し、殺戮の火ぶたが切って落とされる。
監督は、この経緯を、どちらが上だとか悪いではなく、異文化の衝突として描くため、日本側はプロの俳優を多く、セデック側は原住民の素人を多く起用した。これが功を奏し、日本側は文明で飾った近代人で、セデックは古来の暮らしを守る素の人間という対照が鮮やかである。

中でも印象的なのは、学校で差別的な扱いを受けたと感じ、根に持っている少年バワン・ナウイが、蜂起をきっかけに戦士として覚醒し、教師や女・子どもを殺すなど、血に飢えたケダモノに還っていく様子。
斬首。首狩り。切る、切る、首を。現地の妻をめとった警官役の木村祐一も首を切られて殺される。
映像で多くの斬首が描かれた世界記録との話もあるが、この映画がアジア各地でヒットし、そして「イスラーム国」による残虐な処刑の映像が流れる今、文明の衝突という言葉に慄然とせざるをえない。




先日の記事「レゲエ・プレイリスト」で、選曲に全力を尽くしたものの、レゲエの精神的支柱となっているラスタファリ運動など、その歴史や音楽的背景について全く記述できなかったのは、当ブログの文脈から遠すぎて手に負えないので。
ラスタファリ運動は同性愛を罪悪視し、著名なレゲエのミュージシャンも差別発言を行っているのだ。
痩せた村松くんをおかずにしている身としては、どうにも困ってしまうのだが、ラスタファリ運動は同性愛の罪悪視や、男女の性役割、大麻の称揚についても、旧約聖書の記述を根拠としている。

現時点では生煮えの考えだが、ラスタファリ運動やイスラム教が、ユダヤ教の神話的・始原的な部分に重点をおいた根本主義運動で、マルクス主義や、あるいは自然科学や哲学・資本主義などが、ユダヤ教の現世的・近代的な部分を代表しているのではないかという。

『セデック・バレ』を見て、日本軍を相手にゲリラ戦で健闘するなど、描写に誇張があり、失われつつある少数民族の魂への挽歌というか、一種のファンタジーであるにせよ、現にも起こっている文明の衝突を意識せずにおれなかった。
そして、監督や登場人物の視点からは、日本人を向こうに回しているセデックの側にも、武士道、切腹、カミカゼ特攻、靖国神社といった「異文化としての日本」が濃厚に反映されており、現在の日本人は近代の側(欧米)にも復古の側(イスラーム国など)にも徹底することができず、中途半端な立ち位置のまま、文明としては駆逐されてゆこうとしているのではないかという焦慮が–


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Kim Carnes Playlist

2014-08-24 21:10:11 | 音楽
ここ1年ほど、伊集院光、おぎやはぎのジャンク(TBSの深夜ラジオ)に加え、有吉弘行の日曜晩のFM番組を翌週にYouTubeでチェックするならわしなのだが、この3組のラジオ・パーソナリティーの中では有吉が抜きん出て面白い。
投稿ネタだけでなく、彼がアシスタント(同じ事務所の中堅・若手が月交代で務める)を相手に繰り広げるフリートーク部分に、私の高1~高2時の友人・永田との性格的類似が感じられ、懐かしい気持ちになるのだ。

畳み掛けるように下ネタ系のボケを重ねてくるところや、アシスタントへの容赦ない、しかし愛あるダメ出し。
永田とは同じ笹塚中で、中学の頃は話す機会はなく、高校で同じクラスになって意気投合したのだが、彼には私と異なり、軽妙な話術や、高偏差値の都立高でもクラスのリーダー格になれるような人望があった。
一方で、私・永田・村松の3人でツルんでいたのを、千野・奥村・山岸に交友を広げるにあたって、村松を除け者にするよう私に指図するような、ちょっと打算的で冷酷なところがあった。

似てるでしょ、有吉と。
そして、高2で私だけ別クラスになってしまい、それでも彼らを訪ねてツルんでいたのを、7月~9月にかけて私が次第に千野を熱烈に好きになってしまい、ダメ出しも糞も手の施しようもなく、10月のある日、今度は私がハブにされてしまったというわけ。
この過程で、私や永田や千野の背景に共通して流れていた大ヒット曲こそ、キム・カーンズの「ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)」であった。




この曲は、1981年の全米チャートで5月~7月に、途中ビートルズの曲をつなげてカバーした変なメドレー曲に1週譲るものの、計9週にわたって1位に輝き、翌年のグラミー賞でも主要2賞を受けた大ヒットなのだが、なかんずく当時の日本の若者にとって、その年に始まったTV番組『ベストヒットUSA』で流れたビデオクリップが与えるインパクトは多大であった。

マニッシュなスーツ姿で金髪をなびかせ歌うキム・カーンズ。彼女が地下世界の女王であるかのように取り囲み、ビンタし合ったり床を叩いたりする、サーカス団員のように異様な人びと。
今にして思えば『カリガリ博士』とかフェリーニ、ホドロフスキーの映画のようなビザールな世界観を、そうした名前も知らない頃、強力な音楽と共に3分半に凝縮して見せてくれたこのビデオは、前年のボウイの "Ashes to Ashes" と共にMTVのブーム火付け役となり、われわれを洋楽の世界に強力にいざなった。

この時点で彼女は36歳、カントリー/フォーク系で独特なハスキー・ヴォイスを聞かせてきたベテランだったが、前年にスモーキー・ロビンソンの "More Love" をウルトラヴォックスのようなシンセ・ポップに仕立てたカバーがヒット。
プロデューサーのヴァル・ギャレイによるこの路線を、さらに突き詰めたのが、ジャッキー・デシャノンの軽快なカントリー・ソングを、SM女王様のような倒錯した形に生まれ変わらせた "Bette Davis Eyes" であった。

自作の素朴な曲も収められたアルバム "MISTAKEN IDENTITY" も米1位となり、この成功で大きな期待がかかるなか翌82年にリリースされた次作アルバム "VOYEUR" (仏語で「覗き見」の意)は、保守的な人が無理してトンガった表現を試みているような、わが国のアニメや同人にも似た奇妙な魅力のある作品集だったが、セールスは盛り上がらず、以降、彼女の活動は次第に静かなものとなる。

提供した曲が2度ほど米カントリー・チャートで1位になるなど、元のカントリー/フォーク畑に戻り、69歳の今も活動中と伝えられるが、ベティ・デイビスの瞳は今もわれわれを捉える。
2012~13年には "MISTAKEN IDENTITY" など全盛期のアルバム5作が紙ジャケ米盤として再発。おそらく買い手の半分くらいは日本人では。
キム・カーンズ、千野、永田…1981年の夏は、私にとって、いつまでも終わることがない–





iTunes Playlist "Kim Carnes Playlist" 37 minutes
1) Swept Me Off My Feet (The Part of the Fool) (1980 - St. Vincent's Court/Romance Dance)



2) When I'm Away from You / Frankie Miller (1979 - The Very Best of Frankie Miller)
3) More Love (1980 - St. Vincent's Court/Romance Dance)



4) Bette Davis Eyes (1981 - Mistaken Identity)
5) Hit and Run (1981 - Mistaken Identity)



6) Looker (1982 - Voyeur)



7) Invisible Hands (1983 - Café Racers)



8) Crazy in the Night (Barking at Airplanes) (1985 - Barking at Airplanes)



9) The Heart Won't Lie (feat. Vince Gill) / Reba McEntire (1992 - At Her Very Best)



10) If I Was an Angel (2004 - Chasin' Wild Trains)



Voyeur
Culture Factory
Culture Factory
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Top 20 Hits of 23-Aug-2014

2014-08-23 17:35:32 | Weekly Top 15
1. ← 1. 3 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
2. ← 3. 4 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
3. ← 5. 6 "Palace" The Antlers (2014 - Familiars)
4. ← 4. 5 "Under the Pressure" The War On Drugs (2014 - Lost in the Dream)
5. ← 2. 6 "Moon Kittens" Bellowhead (2014 - Revival)
6. ← 9. 3 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
7. ← 6. 3 "New Lover" Josh Ritter (2013 - The Beast in Its Tracks)
8. ← 8. 3 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)
9. ← 14. 2 "No Rest for the Wicked" Lykke Li (2014 - I Never Learn)
10. ← 11. 4 "Guaracha U.F.O (No Estamos Solos...)" Meridian Brothers (2012 - Desesperanza)



11. NEW 1 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)
12. ← 17. 4 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
13. ← 19. 2 "Blue Eyes" The Rosebuds (2014 - Sand + Silence)



14. NEW 1 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
15. ← 7. 9 "Two Weeks" FKA twigs (2014 - LP1)
16. ← 10. 7 "Stolen Dance" Milky Chance (2013 - Sadnecessary)
17. ← 16. 5 "Nothing More Than Everything to Me" Christopher Owens (2014 - Single)
18. ← 12. 6 "The Voyager" Jenny Lewis (2014 - Single)



19. NEW 1 "Oak Tree" Mirel Wagner (2014 - When the Cellar Children See the Light of Day)
20. ← 15. 3 "Dangerous Days" Zola Jesus (2014 - Single)
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The Reggae Playlist

2014-08-20 19:40:58 | 音楽
今では著作権の関係で、目にすることが難しくなっているが、泉昌之さんの初期のギャグ漫画にはしばしばウルトラマンが登場した。
中でも印象に残るのは、木賃アパートの部屋が隣り合った若者が、かたやチャゲアスとかの日本のフォーク、かたやレゲエを聞くのが互いにうるさく感じられ、音量を上げたりなど小競り合いのすえ「もう我慢できない!!」と、フォークの方はウルトラマン、レゲエの方はウルトラセブンに変身・巨大化してしまう。
同族だったことが分かり、「なあんだ、そうだったのか。こんなアパート、ぶっ壊しちゃえ」とスペシウム光線で破壊して、二人は飛び立ってゆく–

フォーク(日本の)とレゲエというのが、いかにも水と油で面白いのだが、きのう、もっと粗雑な見解がリツイートされてきたのを見て、暗澹たる気持ちになってしまった。
「ロックが年をとると社会的なことを歌うようになるのは、いつまでも『親が、教師が』とか歌ってると、みっともないから。ロッカーの体面を守るため、社会批判とか政治的なことを歌う」といったような。

あるいはこれは、日本のロックと称する連中のことを言っているのかも分からない。
それにしても浅薄で、いかにも音楽に対する日本人的な偏見に囚われた言葉ではないだろうか。こんな言葉を200~300人もがリツイートしているのだから、嫌になってしまう。




私の見方では、抗議や社会批判など、代表的なプロテスト・ソングというのは、わりとアーティストが若い時に作られている印象があるし、そもそも、ボブ・ディランや、ジョン・レノンや、ジョー・ストラマーが抗議を歌ったのは、そしてボブ・マーリーが「♪俺は保安官を撃った。しかし法の代行者を撃ったわけではない」と歌ったのは、「みっともなくないように、世間体を気にして」歌ったとでもいうのか、冗談ではない。

このマーリーの "I Shot the Sheriff" はエリック・クラプトンにカバーされて大ヒットとなり、映画『ハーダー・ゼイ・カム』と相まって、カリブ海の島国・ジャマイカ発のレゲエ音楽が旋風を巻き起こした。
「保安官が悪人で、むしろ法の守護者であるのは、弱い立場の民間人」
もちろん、長く英国の植民地支配を受け、アフリカから連れて来られた奴隷を祖とする住民が多数で、独立を果たしたのはつい最近、というジャマイカ人ゆえ、このような音楽を作り、世界に伝播することができたわけだ。




音楽は、なかんずくロックやソウルやレゲエは「生き方・考え方」である。思想であり、人生観なのだ。
ボブ・マーリーは「♪ある民族がある民族より優れている、または劣っている。そんな考えが、根絶され廃棄されない限り、いたるところで戦争は続いてゆく」とも歌った。
かつて植民地支配下に置いた隣国をあしざまに言うネット右翼やゲス週刊誌は聞く耳持つまい。
わが国は音楽から愛されていない–





iTunes Playlist "The Raggae Playlist: 100 Songs" 379 minutes
1) Oh Carolina / The Folkes Brothers (1960)
2) Blackberry Brandy / Roland Alphonso (1961)
3) I'll Never Grow Old / The Maytals (1963)
4) My Boy Lollipop / Millie (1964)
5) Eastern Standard Time / The Skatalites (1964)
6) Don D Lion / Don Drummond (1965)



7) Al Capone / Prince Buster (1965)
8) One Step Beyond / Prince Buster (1965)
9) I'm Still in Love with You / Alton Ellis (1967)
10) The Tide Is High / The Paragons (1967)
11) The Israelites / Desmond Dekker & the Aces (1968)
12) Liquidator / Harry J Allstars (1969)
13) Many Rivers to Cross / Jimmy Cliff (1969)
14) Wonderful World, Beautiful People / Jimmy Cliff (1969)
15) Rivers of Babylon / Melodians (1969)
16) Love of the Common People / Nicky Thomas (1969)
17) Long Shot Kick de Bucket / The Pioneers (1969)



18) Unchained / Bob Andy (1970)
19) (To Be) Young, Gifted & Black / Bob Andy & Marcia Griffiths (1970)
20) Pressure Drop / Toots & the Maytals (1970)
21) Double Barrel / Dave & Ansell Collins (1971)
22) Cherry Oh Baby / Eric Donaldson (1971)
23) Wear You to the Ball / U-Roy (1971)
24) Trenchtown Rock / The Wailers (1971)
25) Streets in Africa / Big Youth (1972)



26) Suzanne Beware of the Devil / Dandy Livingstone (1972)
27) Hypocrite / The Heptones (1972)
28) The Harder They Come / Jimmy Cliff (1972)
29) I Can See Clearly Now / Johnny Nash (1972)
30) 54-46 That's My Number / Toots & the Maytals (1972)
31) Concrete Jungle / Bob Marley & the Wailers (1973)
32) Drum Rock / The Upsetters (1973)
33) Black Gunn / Augustus Pablo (1974)
34) Get Up Stand Up / Bob Marley & the Wailers (1974)
35) I Shot the Sheriff / Eric Clapton (1974)
36) Help Me Make It Through the Noght / John Holt (1974)
37) Everything I Own / Ken Boothe (1974)
38) Luxury / The Rolling Stones (1974)
39) Please Don't Make Me Cry / Winston Groovy (1974)



40) No Woman, No Cry (Live) / Bob Marley & the Wailers (1975)
41) Marcus Garvey / Burning Spear (1975)
42) Satta Massagana / The Abyssinians (1976)
43) King Tubby Meets Rockers Uptown / Augustus Pablo (1976)
44) Cokane in My Brain / Dillinger (1976)
45) Book of Rules / The Heptones (1976)
46) Police & Thieves / Junior Murvin (1976)
47) Underground / Lee "Scratch" Perry & the Upsetters (1976)



48) I Chase the Devil / Max Romeo & the Upsetters (1976)
49) I Need a Roof / The Mighty Diamonds (1976)
50) Legalize It / Peter Tosh (1976)
51) Uptown Top Ranking / Althea & Donna (1977)
52) Exodus / Bob Marley & the Wailers (1977)
53) Fisherman / The Congos (1977)
54) Born for a Purpose / Dr. Alimantado (1977)
55) Darker Shade of Black / Jackie Mittoo (1977)
56) (White Man) in Hammersmith Palais / The Clash (1978)
57) Poison Flour / Dr. Alimantado (1978)
58) Roast Fish and Corn Bread / Lee "Scratch" Perry (1978)



59) Wisdom / Prince Far I (1978)
60) Ku Klux Klan / Steel Pulse (1978)
61) Now That We've Found Love / Third World (1978)
62) Armagideon Time / Willie Williams (1978)
63) Guess Who's Coming to Dinner / Black Uhuru (1979)
64) Sonny's Lettah (Anti-Sus Poem) / Linton Kwesi Johnson (1979)
65) Walking On the Moon / The Police (1979)
66) Redemption Song / Bob Marley & the Wailers (1980)



67) Black Woman / Judy Mowatt (1980)
68) Mental Slavery / Mikey Dread (1980)
69) Master Blaster (Jammin') / Stevie Wonder (1980)
70) I Will Keep On Loving You / Aswad (1981)



71) Fission / Scientist (1981)
72) Ghost Town / The Specials (1981)
73) Electric Avenue / Eddy Grant (1982)
74) Night Nurse / Gregory Isaacs (1982)
75) Let's Live in Love / Horace Andy (1982)
76) Bam Bam / Sister Nancy (1982)
77) Mr. Chin / Yellowman (1982)
78) Revolution / Dennis Brown (1983)
79) Red Red Wine / UB40 (1983)
80) Zungguzungguguzungguzeng / Yellowman (1983)
81) Ring the Alarm / Tenor Saw (1985)
82) Under Mi Sleng Teng / Wayne Smith (1985)
83) Telephone Love / J.C. Lodge (1988)
84) Murder She Wrote / Chaka Demus & Pliers (1992)
85) Bless Me / Garnett Silk (1992)
86) Flex / Mad Cobra (1992)
87) Limb by Limb / Cutty Ranks (1993)
88) Baby, I Love Your Way / Big Mountain (1994)
89) You Don't Love Me (No, No, No) / Dawn Penn (1994)
90) Murderer / Buju Banton (1995)
91) Here Comes the Hotstepper / Ini Kamoze (1995)
92) Guess What's Happening / Luciano (1996)
93) It Wasn't Me / Shaggy (2000)



94) The World / Sizzla (2000)
95) Gimme the Light / Sean Paul (2003)
96) Petrol / Ward 21 (2004)
97) Dude (feat. Ms. Thing) / Beenie Man (2004)
98) Welcome to Jamrock / Damian Marley (2005)
99) Notorious / Turbulence (2006)
100) At the Dancehall / Wrongtom Meets Deemas J (2012)
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Top 20 Hits of 16-Aug-2014

2014-08-16 17:39:57 | Weekly Top 15
1. ← 2. 2 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
2. ← 1. 5 "Moon Kittens" Bellowhead (2014 - Revival)
3. ← 5. 3 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
4. ← 3. 4 "Under the Pressure" The War On Drugs (2014 - Lost in the Dream)
5. ← 4. 5 "Palace" The Antlers (2014 - Familiars)
6. ← 9. 2 "New Lover" Josh Ritter (2013 - The Beast in Its Tracks)
7. ← 6. 8 "Two Weeks" FKA twigs (2014 - LP1)
8. ← 13. 2 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)
9. ← 20. 2 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
10. ← 7. 6 "Stolen Dance" Milky Chance (2013 - Sadnecessary)
11. ← 11. 3 "Guaracha U.F.O (No Estamos Solos...)" Meridian Brothers (2012 - Desesperanza)
12. ← 10. 5 "The Voyager" Jenny Lewis (2014 - Single)
13. ← 8. 8 "All Under One Roof Raving" Jamie xx (2014 - Single)



14. NEW 1 "No Rest for the Wicked" Lykke Li (2014 - I Never Learn)
15. ← 16. 2 "Dangerous Days" Zola Jesus (2014 - Single)
16. ← 15. 4 "Nothing More Than Everything to Me" Christopher Owens (2014 - Single)
17. ← 18. 3 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
18. ← 12. 7 "Byebye, Big Ocean (The End)" A Sunny Day in Glasgow (2014 - Sea When Absent)



19. NEW 1 "Blue Eyes" The Rosebuds (2014 - Sand + Silence)
20. ← 14. 7 "Friday Fish Fry" Kelis (2014 - Food)
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旧作探訪 #136 - アデル、ブルーは熱い色

2014-08-14 19:07:52 | 映画(映画館)
La Vie d'Adèle – Chapitres 1 & 2@早稲田松竹/監督・脚本:アブデラティフ・ケシシュ/出演:レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス、サリム・ケシウシュ/2013年フランス

あの時から、
生きることは歓びになった──

運命の相手は、ひとめでわかる–。高校生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女性に、心を奪われる。夢に見るほど彼女を追い求めていたその時、アデルは偶然バーで彼女との再会を果たす。その名はエマ。画家志望の美術学校生だった。アデルはエマのミステリアスな雰囲気と、豊かな知性・感性に魅了され、身も心も彼女にのめり込んで行く。数年後、幼稚園の教師になる夢を叶えたアデルは、エマの絵のモデルを務めながら同居し、幸せな日々を送っていたが…。

二人の女性の激しくも切ない愛の日々を描くラブストーリーで、2013年カンヌ映画祭でパルムドールを審査員の全員一致で受賞した。女同士のベッドシーンは、センセーショナルにして、絵画のように美しいと話題を呼び、カンヌでは本来は監督に授与される賞が、主演女優の二人にも贈られるというサプライズが起こるほどだった。
原作は仏人女性の手になる漫画で、監督・脚本を務めるのは、数々の映画賞に輝いてきた俊英、アブデラティフ・ケシシュ。本作でヨーロッパから世界へと羽ばたいたケシシュだが、日本公開はこれが初となる。




徹頭徹尾アデルの目線で作られている。
一見美人だが、常に口が半開きで、口角が下がり気味なアデル、どうもハッピーな結末にはならなそう。
いっぽうのエマは、髪を青く染め、私はどこにでもいる女じゃないのよという、我の強さが言動のはしばしに。

保守的な両親に育てられ、将来は幼稚園の先生に–という平凡な人生に飽き足らないアデルにとって、どこかスペシャルな場所へ連れて行ってくれる理想の存在がエマであり、同性であるということは、二人の関係をより特別なものにしこそすれ、障害にはならなかった。

エマの絵は、印象派風の、どこにでもある作風だが、彼女の夢、というより野心は大きかった。
画壇に出るということは、大作の絵を富裕層に買ってもらうことに他ならず、その鍵を握るのは有力な画廊オーナーなどのスノッブ種族。そしてエマもまたスノッブ。
理屈をこねて自己正当化することに長け、他人を自分の道具のように見なす、傲慢さ。

幼稚園の同僚男と寝たということで責められ、追い出されるアデル。
あるいはエマにとって、アデルとの恋愛は、自分の絵に何らか付加価値をもたらすものに過ぎず、もっと新たなモデルを探すため、アデルとの関係を終わらせる機を伺っていたようにも思える。
どんどん嫌な女に見えてくるのだが、アデルにとってエマほど完璧な存在はなく、復縁できないかとすがりつくも、取り付く島もないエマ──




結末はウシジマライクな格差社会。
個展を成功させたエマに対し、招かれたアデルはかつてのモデルというだけでしかなく、スノッブ種族の談笑の輪に入ってゆくこともできず、悄然と立ち去る。
アデルはエマを忘れられない。今も好き。でも、エマがアデルを好きか嫌いかはエマの勝手だ。恋愛とは、そういう市場原理で成り立っとんのやで!!

思えば私の初恋も、16歳の時、同性の友人、千野に対してであった。
ここでは呼び捨てにしているが、当時、彼と最もベタベタ一緒にいた時でさえ、互いに「くん付け」で呼び合っていたし、今も心の中では「千野くん」と呼ぶ。

アデルは自分が変わりたいという衝動からエマを求めたが、高偏差値の学校で落ちこぼれてしまった私にとって、彼の存在は「特別な自分」を守り、癒してくれる、悪くいえば自己愛の延長であり、よくいえば自然法のような存在だったと思う。
恋仲になることはなかったが、死ぬ時は彼との日々を思い出すでしょう──




↑原作バンドデシネより。吉田秋生とかに近い感覚なのかな
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サザンオールスターズ/桑田佳祐の40曲

2014-08-12 19:02:09 | 音楽
エルヴィス・コステロ氏によれば、英国の1970年代の若者が送る文化生活とは「常にデビッド・ボウイを突きつけられているようなものだった」と。
ボウイの音楽を評価する彼にして、そう思うのだ。
まして、現在40~50代の日本人が、桑田佳祐およびサザンオールスターズに対して、そう感じない筈がない。

1978年のデビュー以来、ずっと音楽界の第一線に立ち続けている、桑田/サザン。
同じような存在として、ビートたけしという男がいる。たけしは映画に活路を見いだす以前、どうにか歌で売れたいと悪戦苦闘した。そのやり方は「音楽をレイプする」のにも近く、そうした方法をとらないでよい、天分に恵まれた桑田への嫉妬を隠さなかった。
桑田がメンバー同士で結婚を決めた時、たけしは深夜ラジオで「いちばんモテるタイプじゃねーか。二枚目半で。(それがなぜ…)」
ザ・ベストテンでも、サブ司会として呼ばれたたけしは、ランク・インして入場してきたサザンに対し「ファンクラブの人たちはあっちへ行っててください」と、桑田以外のメンバーの華のなさを当てこすった。

たけしの強烈なコンプレックスや功名心がもたらすカリスマ性、老害と化してもTVに出続けるような自己顕示欲が、お笑い芸人の地位を高めるのに寄与したことは確かだろう。
が、桑田/サザンが今もビッグなのは、「出たがり=紅白復帰した際の言葉」で功名心が強いからというのとは違うと思う。
初期の彼らの音楽から感じる、伸び伸びした性愛賛美や、ジャンル越境する開放的な発想は、それまでのわが国の情緒的で内向きな音楽とはあまりに異質で、一発屋のコミックバンドと見なす向きもあったが、やがて実力が証明された。

一バンドであろうというより、「人気者で行こう」と考え方をあらためたとしても試行錯誤を止めず、今となっては貴重な失敗『NIPPON NO ROCK BAND』など、松任谷由実や中島みゆきといったライバルよりも自己模倣におちいる時期を先延ばしし、節目節目に印象的な曲を残した。
iTunes時代に入り、私の中では過去の存在となったものの、先日、日照りを受けながら聞いた「希望の轍」は鮮烈であった–





●The 40 Best Southern All Stars Songs
1) Bye Bye My Love (U are the one) (1985 - KAMAKURA)



2) 勝手にシンドバッド (1978 - 熱い胸さわぎ)



3) 真夏の果実 (1990 - 稲村ジェーン)



4) いとしのエリー (1979 - 10ナンバーズ・からっと)



5) シャ・ラ・ラ (1980 - Single)



6) わすれじのレイド・バック (1980 - Single)



7) さよならベイビー (1989 - SOUTHERN ALL STARS)



8) 私はピアノ (1980 - タイニイ・バブルス)
9) C調言葉に御用心 (1979 - タイニイ・バブルス)



10) Oh! クラウディア (1982 - NUDE MAN)
11) 希望の轍 (1990 - 稲村ジェーン)



12) いなせなロコモーション (1980 - Single)



13) 愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message~ (1996 - Young Love)
14) 流れる雲を追いかけて (1982 - NUDE MAN)



15) ミス・ブランニュー・デイ (1984 - 人気者で行こう)



16) TSUNAMI (2000 - Single)



17) スキップ・ビート (SKIPPED BEAT) / KUWATA BAND (1986 - TOP OF THE POPS - Disc 2)



18) 哀しみのプリズナー / 桑田佳祐 (1988 - TOP OF THE POPS - Disc 1)



19) マチルダBABY (1983 - 綺麗)



20) LOVE AFFAIR~秘密のデート~ (1998 - さくら)



21) 真夜中のダンディー / 桑田佳祐 (1994 - 孤独の太陽)
22) BAN BAN BAN / KUWATA BAND (1986 - TOP OF THE POPS - Disc 2)



23) 栞(しおり)のテーマ (1981 - ステレオ太陽族)
24) いつか何処かで (I FEEL THE ECHO) / 桑田佳祐 (1988 - TOP OF THE POPS - Disc 2)



25) 01MESSENGER ~電子狂の詩~ (1997 - Single)



26) BOON BOON BOON/OUR LOVE [MEDLEY] (1992 - 世に万葉の花が咲くなり)
27) フリフリ' 65 (1989 - SOUTHERN ALL STARS)
28) 夏をあきらめて (1982 - NUDE MAN)
29) 祭りのあと / 桑田佳祐 (1994 - TOP OF THE POPS - Disc 2)
30) 鎌倉物語 (1985 - KAMAKURA)



31) I'm a Man / KUWATA BAND (1986 - NIPPON NO ROCK BAND)
32) 匂艶(にじいろ)THE NIGHT CLUB (1982 - NUDE MAN)



33) 太陽は罪な奴 (1996 - Single)
34) ラチエン通りのシスター (1979 - 10ナンバーズ・からっと)



35) HOTEL PACIFIC (2000 - Single)
36) 悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE) / 桑田佳祐 (1987 - TOP OF THE POPS - Disc 1)
37) 月 / 桑田佳祐 (1994 - 孤独の太陽)
38) YOU (1990 - SOUTHERN ALL STARS)



39) マンピーのG★SPOT (1995 - Single)
40) 来いなジャマイカ (1982 - NUDE MAN)



NUDE MAN(リマスタリング盤)
ビクターエンタテインメント
ビクターエンタテインメント
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Top 20 Hits of 9-Aug-2014

2014-08-09 19:31:48 | Weekly Top 15
1. ← 1. 4 "Moon Kittens" Bellowhead (2014 - Revival)



2. NEW 1 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
3. ← 2. 3 "Under the Pressure" The War On Drugs (2014 - Lost in the Dream)
4. ← 5. 4 "Palace" The Antlers (2014 - Familiars)
5. ← 7. 2 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
6. ← 6. 7 "Two Weeks" FKA twigs (2014 - LP1)
7. ← 4. 5 "Stolen Dance" Milky Chance (2013 - Sadnecessary)
8. ← 3. 7 "All Under One Roof Raving" Jamie xx (2014 - Single)



9. NEW 1 "New Lover" Josh Ritter (2013 - The Beast in Its Tracks)
10. ← 12. 4 "The Voyager" Jenny Lewis (2014 - Single)
11. ← 16. 2 "Guaracha U.F.O (No Estamos Solos...)" Meridian Brothers (2012 - Desesperanza)
12. ← 9. 6 "Byebye, Big Ocean (The End)" A Sunny Day in Glasgow (2014 - Sea When Absent)



13. NEW 1 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)
14. ← 10. 6 "Friday Fish Fry" Kelis (2014 - Food)
15. ← 13. 3 "Nothing More Than Everything to Me" Christopher Owens (2014 - Single)



16. NEW 1 "Dangerous Days" Zola Jesus (2014 - Single)
17. ← 8. 8 "Murmurs" Hundred Waters (2014 - The Moon Rang Like a Bell)
18. ← 20. 2 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
19. ← 11. 9 "Serious Business" United Nations (2014 - The Next Four Years)



20. NEW 1 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
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人形を断捨離 #2

2014-08-08 21:10:45 | Bibliomania
当ブログは10年前、2004年8月末に『映画と文庫とMDと』として始まったのですが、当初のカテゴリーは「音楽」「マンガ」「読書」「映画(映画館)」「映画(レンタルその他)」「テレビ・芸能」「スポーツ」「Weblog」の8個だったと思う。
テンプレートもしばしば変えていたし、もちろんツイッターやピクシブやラストFMとの連携もなく、見た目や使い勝手がぜんぜん違っていた。
やがて『マガジンひとり』と改称し、続けていくうちに少しずつ現在の体裁に近づいていったのですね。

中で、「フェミニン」というカテゴリーは、買い求めたフィギュアやビスクドールを見せびらかすために創設され、そうしたものに飽きるにつれ内容が「もてない男の女性論」的に変質していった、当然ブログをやっていなければ高価な人形など買わなかったかもしれず、同時に現在の私は異なる姿になっていたろう、ブログなしではありえない私の10年間を象徴するカテゴリーなのである。




10年前の私は性風俗をひんぱんに利用していた。2時間8万円のソープやデリヘル。
新しいカテゴリーを設け、フィギュアや観劇を自慢することは、ブログ訪問客にとって、さぞ見苦しかったでしょうが、金銭感覚が麻痺していた私を、やがて金融危機と震災による節約生活まで、無理なく自然に導いてくれた過渡期であり治癒期間であった。

フィギュアだけでなく、たくさんのCDや映画や外食。値段のわりに満足度が低い、無駄遣い。
2009年に何だかよく分からない理由で日本のAmazonから出入り禁止を通告され、不要になったCDをマーケットプレイスで売ることができなくなってしまい、中古盤店では安くしか買い取ってくれないので、米英のAmazonやDiscogsから個人輸入したり、BLEEPや7digitalでDL購入するにも厳密に吟味。

そして昨年末、日本のAmazonに別のメルアドでアカウントを設け、ひさびさにマーケットプレイスに出品してみると、いろいろと環境が変わっているのね。
FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)と称し、在庫管理や発送をAmazonが代行するサービス。もちろん手数料がかかる。在庫が長期にわたると、返品か没収かを通告してくる。
ヤフオクでさばけないような、レアな本やCDを、時間がかかっても売りたい私には、とうてい呑めないサービスだ。

市場支配力を盾にお客と出品者の双方を巧みに操って収益をあげるAmazonを舞台にコツコツ積み重ね、いよいよ今夏、最後まで残していたフィギュア7点をヤフオクへ出品することに。




↑左=小沢真珠、右=田中麗奈に似せるよう、第一人者のアイアン澤田さんに制作発注した珍品。こんなものを買いたい人がいるのか!?




↑トラブルを招かないよう、ウレタン材で取り囲むよう厳重に梱包


前回、2011年の「人形を断捨離」で、ビスクドールや一部のフィギュアを売却した際は、他人の手を介す、代理出品だったんですよ。
自分のアカウントでは、怖くてできなかった。
しかし今回、自分のアカウントから毎週1品ずつ出品してみて、買い手がつき、商品も無事に届き、ホッと胸をなで下ろしているところである。
持って死ねるわけでなし、新しい持ち主の方に愛蔵いただければと–




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