1. "空洞です" ゆらゆら帝国 (2007 - 空洞です)
2. "Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)" Arcade Fire (2010 - The Suburbs)
3. "Fuck You" Cee Lo Green (2010 - Single)
4. "Runaway" Kanye Weat & Pusha T (2010 - Single)
5. "Boyfriend" Best Coast (2010 - Crazy for You)
6. "I Only Know (What I Know Now)" James Blake (2010 - Klavierwerke EP)
7. "Tightrope (feat. Big Boi)" Janelle Monáe (2010 - The ArchAndroid)
8. "IRM" Charlotte Gainsbourg (2009 - IRM)
9. "King Hummingbird" JJ Grey and Mofro (2010 - Georgia Warhouse)
10. "Tighten Up" The Black Keys (2010 - Brothers)
11. "Bicycle" Memory Tapes (2009 - Seek Magic)
12. "Rill Rill" Sleigh Bells (2010 - Treats)
13. "Odessa" Caribou (2010 - Swim)
14. "Candy Shoppe" Emeralds (2010 - Does It Look Like I'm Here?)
15. "Destroyer of the Void" Blitzen Trapper (2010 - Destroyer of the Void)
16. "O.N.E" Yeasayer (2010 - Odd Blood)
17. "Nothin' On You (feat. Bruno Mars)" B.o.B (2010 - B.o.B Presents: The Adventures of Bobby Ray)
18. "Little People (Black City)" Matthew Dear (2010 - Black City)
19. "Tragedy" Peter Wolf & Shelby Lynne (2010 - Midnight Souvenirs)
20. "The Glow" RJD2 (2010 - The Colossus)
君はにっしーを見たか!!??
─なんて、そんな力むほどのことじゃないんですけど、オラとしては久しぶりに紅白歌合戦を見たので。知らなかったよ、受け答えとか、全部、西島隆弘くんがしている、リーダー格だったのか─AAA(トリプルエー)なるダンス&ヴォーカル・グループの。
まあ、にっしーは、かわいいよ、つやつやした唇、脚があんまし長くないところまで。
しかし、悲しいくらい、音楽の印象はゼロだね。直前に出ていたアンジェラ・アキとかいう人は、自分で作ってるっぽい弾き語りなのだが、悪いけど、才能なさそう。
思うに、さだまさしや松山千春は、嫌いですよ、嫌いですよ、嫌いですよ、オラ嫌いだけど、作詞作曲の才能は、あったね、これらの人たちより、ぜんぜん。
といって、NHKの音楽やお笑いがひどいのは仕方ないとして、恒例のダウンタウンらによる《笑ってはいけない》を見ても─。
「松本ォ~、アウトォ~、浜田ァ~、アウトォ~」
学芸会レベルの紅白歌合戦よりはマシである。にしても、「仁支川峰子」って??
西川峰子が改名してたなんて、初耳だよ。そんなくだらない知識を、覚えたくはないが、中村雅俊にしたところで、梅宮辰夫にしたところで、もしオラに家族がいて、子どもと一緒に見てるとしたら、ポカンとしないかね、彼らは。
過去の蓄積に、あぐらをかいている場合ではないと思うのだが、わが国は。
保守化・硬直化する社会システムの中で育つ若者・子どもは、旧弊をくつがえしてまでわれわれに訴える言葉を持つことができない。
新しい音楽が、聞こえてこない。
─いや、そうでもない、わりと、いい曲が多かった気がするんだけどね、2010年は。
いくつか昨年以前の曲もまぎれ込ませたが、今年の曲に限ったとしても、1960~70年代とは比べられないにしても、捨てたものではない。
いまだに媒体が力を握っていて(と誰もが思い込んでいて)音楽の才能がないにもかかわらず媒体に身を魂を売ることで世に出た人たちが作詞作曲したり歌を歌っている、どこかの国はともかく、音楽の歴史は、歩みを止めたわけではない。
「歌詞」とか「アルバム」とか「著作権」とかまで、過去のものとするような、斬新な試みもあちこちでみられる。
そんな中、1位の「空洞です」は、従来の流れにも沿った、正攻法の「歌」である。力のある。
映画『愛のむきだし』で用いられた。4時間にもおよぶ、その映画の内容を、4分45秒に凝縮したかのよう。
聞いていると、西島隆弘くんが満島ひかりさんに向かって「ごめん。君を見てると、どうしても勃っちゃうんだ」と言った、その愛のかけがえなさが脳裏をよぎって、涙さえ誘う。音楽も、かけがえないものだ。
2度と来ない時間を捧げるのだから。
来年も、それにふさわしい音楽との出会いを期待しましょう。それではみなさん、来てくれてどうもありがとう、よいお年を!!
2. "Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)" Arcade Fire (2010 - The Suburbs)
3. "Fuck You" Cee Lo Green (2010 - Single)
4. "Runaway" Kanye Weat & Pusha T (2010 - Single)
5. "Boyfriend" Best Coast (2010 - Crazy for You)
6. "I Only Know (What I Know Now)" James Blake (2010 - Klavierwerke EP)
7. "Tightrope (feat. Big Boi)" Janelle Monáe (2010 - The ArchAndroid)
8. "IRM" Charlotte Gainsbourg (2009 - IRM)
9. "King Hummingbird" JJ Grey and Mofro (2010 - Georgia Warhouse)
10. "Tighten Up" The Black Keys (2010 - Brothers)
11. "Bicycle" Memory Tapes (2009 - Seek Magic)
12. "Rill Rill" Sleigh Bells (2010 - Treats)
13. "Odessa" Caribou (2010 - Swim)
14. "Candy Shoppe" Emeralds (2010 - Does It Look Like I'm Here?)
15. "Destroyer of the Void" Blitzen Trapper (2010 - Destroyer of the Void)
16. "O.N.E" Yeasayer (2010 - Odd Blood)
17. "Nothin' On You (feat. Bruno Mars)" B.o.B (2010 - B.o.B Presents: The Adventures of Bobby Ray)
18. "Little People (Black City)" Matthew Dear (2010 - Black City)
19. "Tragedy" Peter Wolf & Shelby Lynne (2010 - Midnight Souvenirs)
20. "The Glow" RJD2 (2010 - The Colossus)
君はにっしーを見たか!!??
─なんて、そんな力むほどのことじゃないんですけど、オラとしては久しぶりに紅白歌合戦を見たので。知らなかったよ、受け答えとか、全部、西島隆弘くんがしている、リーダー格だったのか─AAA(トリプルエー)なるダンス&ヴォーカル・グループの。
まあ、にっしーは、かわいいよ、つやつやした唇、脚があんまし長くないところまで。
しかし、悲しいくらい、音楽の印象はゼロだね。直前に出ていたアンジェラ・アキとかいう人は、自分で作ってるっぽい弾き語りなのだが、悪いけど、才能なさそう。
思うに、さだまさしや松山千春は、嫌いですよ、嫌いですよ、嫌いですよ、オラ嫌いだけど、作詞作曲の才能は、あったね、これらの人たちより、ぜんぜん。
といって、NHKの音楽やお笑いがひどいのは仕方ないとして、恒例のダウンタウンらによる《笑ってはいけない》を見ても─。
「松本ォ~、アウトォ~、浜田ァ~、アウトォ~」
学芸会レベルの紅白歌合戦よりはマシである。にしても、「仁支川峰子」って??
西川峰子が改名してたなんて、初耳だよ。そんなくだらない知識を、覚えたくはないが、中村雅俊にしたところで、梅宮辰夫にしたところで、もしオラに家族がいて、子どもと一緒に見てるとしたら、ポカンとしないかね、彼らは。
過去の蓄積に、あぐらをかいている場合ではないと思うのだが、わが国は。
保守化・硬直化する社会システムの中で育つ若者・子どもは、旧弊をくつがえしてまでわれわれに訴える言葉を持つことができない。
新しい音楽が、聞こえてこない。
─いや、そうでもない、わりと、いい曲が多かった気がするんだけどね、2010年は。
いくつか昨年以前の曲もまぎれ込ませたが、今年の曲に限ったとしても、1960~70年代とは比べられないにしても、捨てたものではない。
いまだに媒体が力を握っていて(と誰もが思い込んでいて)音楽の才能がないにもかかわらず媒体に身を魂を売ることで世に出た人たちが作詞作曲したり歌を歌っている、どこかの国はともかく、音楽の歴史は、歩みを止めたわけではない。
「歌詞」とか「アルバム」とか「著作権」とかまで、過去のものとするような、斬新な試みもあちこちでみられる。
そんな中、1位の「空洞です」は、従来の流れにも沿った、正攻法の「歌」である。力のある。
映画『愛のむきだし』で用いられた。4時間にもおよぶ、その映画の内容を、4分45秒に凝縮したかのよう。
聞いていると、西島隆弘くんが満島ひかりさんに向かって「ごめん。君を見てると、どうしても勃っちゃうんだ」と言った、その愛のかけがえなさが脳裏をよぎって、涙さえ誘う。音楽も、かけがえないものだ。
2度と来ない時間を捧げるのだから。
来年も、それにふさわしい音楽との出会いを期待しましょう。それではみなさん、来てくれてどうもありがとう、よいお年を!!