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中産階級ハーレム⑥ ─ ゴルフ

2013-04-30 21:53:09 | 中産階級ハーレム
先ごろ日本レギュラーツアー初の「エージシュート」を達成し話題を呼んだ尾崎将司。プロ野球選手からゴルファーに転身するとめきめき頭角を現し、日本ツアー通算94勝、賞金王12回、日本メジャー大会20勝とそれぞれ歴代1位の記録を刻み「ジャンボ尾崎」の異名で黄金時代を築いた。実弟の健夫、直道もプロゴルファーとして活躍、ほか親しい選手との合同練習など「ジャンボ軍団」とも称される日本ゴルフ界のボス的存在。1970年から現在までと長いキャリアを誇るが海外ツアーにはあまり熱心でなく4大メジャー大会でトップ10入り3度にとどまる。


1922(大正11)年、英国皇太子(↑左)が来日し、当時摂政官だった昭和天皇と駒沢の「東京ゴルフ倶楽部」でコースを回られたのは、まだよく知られていなかったゴルフという競技への関心を高める出来事であった。


日本にゴルフが紹介されたのは1901(明治34)年、英国人の茶商アーサー・グルーム氏が六甲山の別荘に簡易な4ホールを作ったのが最初。やがて増設され「神戸ゴルフ倶楽部」となる、↑画像はその初期のキャディー。
資金を要するスポーツのため当初は政官財の要人に限られたが昭和初期には現役ビジネスマンも楽しむようになりプロ選手も出現、1936(昭和11)年の時点で全国に56のコースがあった(台湾・満洲含む)。


各国持ち回りで開催されていた国際大会カナダ・カップが1957(昭和32)年初めて日本で行われ、中村寅吉(↑左)が個人優勝、小野光一と組んだ団体戦でも優勝を果たす。


1967(昭和42)年秋、アーノルド・パーマー(↑右)、ゲーリー・プレーヤー(中)、ジャック・ニクラウス(左、現在の表記はニクラス)という当時の世界3強が来日して各地で模範競技会を開催、実力と紳士的な振る舞いでゴルフ人気を沸騰させた。ほかツアーでは彼らほど著名でなかったがボブ・トスキも分かりやすいレッスンで親しまれた。


1975(昭和50)年、村上隆は日本プロ・マッチプレー、日本オープン、日本プロゴルフ選手権、日本シリーズの年間グランドスラムを達成。


男子に遅れ1960年代にようやく女子もプロ化が始まったが、現在まで世界のメジャータイトルを獲得したのは先駆者の樋口久子が1977(昭和52)年の全米女子プロを制したのが男子を含め唯一(↑優勝を決めた瞬間、当時の新聞記事から)。


男子プロで海外転戦に熱心だったのが青木功。1978(昭和53)年の世界マッチプレー選手権で初優勝し海外通算7勝。中でも1980年の全米オープンで帝王ニクラスと接戦を繰り広げ2位となったのはセンセーションを巻き起こした。のちシニアでも活躍。


1985(昭和60)年は中島常幸が3度目の日本ツアー賞金王を史上初めて1億円を超す額で達成。48勝は尾崎、青木に次ぎ歴代3位。


1987(昭和62)年、岡本綾子は全米女子プロ・ツアーで4勝を挙げ賞金王に輝き総理大臣表彰を受けた。


冒頭の尾崎将司の画像は1988年、昭和最後となる日本オープンを制した時のものでこの大会では当時「AON」と称された3強=↑左から尾崎、青木、中島が優勝争いを繰り広げた。 ─(画像はすべてベースボール・マガジン社刊『激動の昭和スポーツ史【14】ゴルフ』より)
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お座敷

2013-04-28 21:27:14 | Weblog
マガジンひとり @magoneperson
核燃料再処理=潜在的核兵器保有を目論んでの対米交渉(1977年)に臨んだ、のち「指三本」で首相の座を追われる宇野宗佑科技庁長官は、当時からお座敷遊びを好み、神楽坂の料亭で自ら「軍艦マーチ」をハーモニカ演奏するなどしてもてなし、日米の担当官を和ませたとか(東京新聞) 26-Apr-2013


これまで7回、随時掲載されてきた特集記事「日米同盟と原発」には、吉田茂、岸信介、田中角栄、中曽根康弘ら首相経験者をはじめ、日米の要人がカンカンガクガクの末、わが国を原発列島に仕立ててきたさまざまなエピソードが満載で、見開きのビジュアル的にも圧巻である。

8回目となる26日には、今でも韓国には許されていない核燃料再処理を、1977年当時のわが国が米カーター政権との数ヵ月にわたる交渉で認めさせるに至った経緯が綴られる中、のち私が24歳の時アッという間(1989年の約2ヵ月間)に首相の座を下りることになる宇野宗佑氏が、科学技術庁長官としてお座敷接待に努める様子が目を引いた。





●世界の街・海外リポート - 【ワシントン】 - ノリノリ♪レジ募金
週末の夕方、首都郊外の大型スーパーのレジは長蛇の列だった。皆、カートにどっさり食材を載せて順番を待つ。どこも変わらない忍耐の必要な時間だ。
ようやく順番が回ってきた。すると、レジの黒人女性が「お店では今、障害のある人の生活を支援する寄付を募ってるの。寄付しますか」と聞いてきた。反射的に「はい」と答えると、「いくらにしますか?」。よく分からないまま、「5ドルで」と応じた。
すると、女性は突然手元の全館放送のマイクを手に取ると「いま! 5ドルの寄付を男性のお客さんから頂きましたっ! フウッ♪」最後は裏声で片手を突き上げ、ロックスターのよう。
気付くと別のレジでも「フウッ♪」が時折出ていた。売り場に響き渡るノリノリぶりは、多様性をのみ込む米国であっても違和感があるようで、他の買い物客も苦笑い。
日本でもコンビニやスーパーの店頭に募金箱が置いてあるケースはよくある。しかし、レジ係が直接寄付を呼び掛けることはまずないし、裏声で絶叫はあり得ないだろう。
受け取ったレシートにはレタスなどと並んで「障害のある人への寄付 5ドル」とちゃんと加算されていた。面食らったが、いろいろな寄付の形があるのも悪くない。 -(斉場保伸・東京新聞2013年4月26日夕刊。画像は25日の朝刊で、 "This is our fucking city" という発言が放送禁止用語を含むにもかかわらず感動と賞賛を呼んだと報じられたボストン・レッドソックスのオルティス選手)





同紙の連載コラムで、宇野常寛なる若手論客が述べるに、ある商社の新入社員向けに講演した機会にアンケートしたところ、104名中「新聞を取っている人」がゼロなのに対し、「フェイスブックの/ニコニコ動画のアカウントを持っている人」が、それぞれ7割/9割なんだとか。

イベント『ニコニコ超会議』の題材の幅広さや盛況ぶりからも、もはや若者層にとって新聞・テレビといった旧来のマスメディアはご用済みで、ニコニコ動画や各種SNSこそ現代の「新聞」であり「総合誌」であり共通の話題を提供するプラットフォームなのだとのたまう宇野なのだが(4月25日の同紙)、正直その商社ってのは大丈夫なのかね。
まさか丸紅や三井物産じゃないだろうな。

これから人口減・少子高齢化・財政および貿易収支悪化・TPPと、わが国の安全保障に黄信号が灯る中、食糧やエネルギーを買い付ける商社マンが新聞も読まずにニコニコ動画などにうつつを抜かしてるっていうのは不安だ。

宇野常寛とか津田大介なんてのは、旧メディア側からも新しいとされるメディア側からも呼ばれる、↑画像でいうと「イケメンゴレンジャイ=ギャル汚くん小川純が仕切るイベントの客寄せパンダ」だから、彼らが新聞・テレビが報じる「世間・社会」は今の20代以下にとってリアルでないと語るのは多少割り引いて受けとめる必要があるだろう。

しかし例えば26日の同紙には、日米同盟と原発の特集記事の一方で、JOCや体協などスポーツ5団体が暴力行為根絶に向けて開いたシンポジウムの席上、冷静に語っていたバレーボール元米国代表のヨーコ・ゼッターランド(堀江陽子)氏が突然言葉に詰まって、中学時代の練習試合で「相手チームの先生がベンチに酒を置いていた。女子生徒の髪をつかんで、投げ倒して顔を踏みつけて…」と涙ながらに語ったとの記事も。

対米交渉の宇野さんも、その暴力教師も「お座敷」じゃんよ。女はべらして酒飲んで。
さらに危惧されるのは、まだしも新聞ではそうした現実を知ることもできるが、ニコニコ動画や各種SNSはより密室的で、お客さま本位と見せかけて囲い込み、責任を回避した上で収益を吸い上げる新自由主義そのものであるということだ。

すなわちニコニコ動画を党首討論の場として指定する安倍さんは、お座敷で踊る芸者に他ならず、その「脅しには屈しない」という言葉も、海外に向けては何ら効力を持たないことをわれわれは老若男女かかわらず直視すべきである。
引用したリポート記事ではないが、黒人やユダヤ人の音楽に言語を超えた説得力が宿っているのは、彼らが永く心の無差別級で競ってきたからではないだろうか。
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Top 20 Hits of 27-Apr-2013

2013-04-27 19:10:43 | Weekly Top 15
1. ← 1. 3 "GMF" John Grant (2013 - Pale Green Ghosts)
2. ← 2. 2 "The Mirror Reflecting (Part 2)" The Haxan Cloak (2013 - Excavation)
3. ← 7. 2 "Overgrown" James Blake (2013 - Overgrown)
4. ← 5. 5 "Recover" CHVRCHES (2013 - EP)
5. ← 3. 6 "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
6. ← 13. 2 "Acrylics" TNGHT (2013 - Single)
7. ← 9. 3 "God Made the World" Cold Cave (2013 - Single)
8. ← 4. 6 "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
9. ← 8. 6 "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)



10. NEW 1 "Exile Vilify (from the Game "Portal 2")" The National (2011 - Single)
11. ← 6. 6 "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)
12. ← 14. 4 "Status Narcissism" Miles (2013 - Faint Hearted)



13. NEW 1 "Yeti's Lament" Berry Weight (2010 - Music for Imaginary Movies)
14. ← 16. 5 "Pacing" Julianna Barwick (2013 - Single)



15. NEW 1 "Danish & Blue" Lilacs & Champagne (2013 - Danish & Blue)
16. ← 12. 6 "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)



17. NEW 1 "Sufferer (Love My Conqueror)" Hiss Golden Messenger (2013 - Haw)
18. ← 11. 8 "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
19. ← 10. 8 "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)



20. NEW 1 "Stroh 80" Casual Sex (2013 - Single)
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Reagan

2013-04-23 21:49:32 | 音楽
#992, 5 MINUTES (C-C-C CLUB MIX), Bonzo Goes to Washington
Poduced by Jerry Harrison and D. Lazerus; written by The Gipper, Jerry Harrison and Bootsy Collins
Sleeping Bag 666-13, 1984, Did not make pop chart




#993, THE SIGN OF THE TIMES, Donna Fargo
Produced by Stan Silver; written by Donna Fargo
Columbia 04097, 1983, Did not make pop chart




#994, NO SELL OUT, Malcolm X with Keith LeBlanc
Produced by Keith LeBlanc; written by Malcolm X and Keith LeBlanc
Tommy Boy 840, 1983, Did not make pop chart



レーガン主義に対する膨大な返答の、マドンナの "Holiday" やボビー・マクファーリンの "Don’t Worry Be Happy" からブルース・スプリングスティーンの "NEBRASKA" やグランドマスター・フラッシュの "The Message" に至る幅の中でも、この3曲ほど直接的で論争を呼ぶものはなかったろう。

三者三様のベクトル=ドナ・ファーゴはやや落ち目の女性カントリー歌手、キース・ルブランはシュガーヒル・ギャングとのセッションで名を揚げた白人パーカッション奏者、そしてボンゾ・ゴーズ・トゥー・ワシントンはジェリー・ハリスン(トーキング・ヘッズ)とブーツィー・コリンズ(Pファンク)という2人の偉大なベーシストから成る。

1984年夏、ロナルド・レーガンは予定されていた土曜の定例ラジオ放送のマイク・テスト中、こう述べた。
「アメリカ国民のみなさん、きょう私はロシアを永遠に葬り去る法案に署名したことをお伝えできて喜ばしく思います。5分後に爆撃を開始します」
隣室にいた記者たちは、これがレーガンの統治における頂点であるかのように、彼の言葉に確信的な明るさが宿っていると感じた。

しかしこの件がリークされても、代表的ジャーナリストは高齢の大統領がもたらす問題を指摘することに熱心でなかったが、ハリスンとコリンズが代わって行った。
2人はレーガンの録音テープを切り貼りしてベースやドラムのビートに乗せることで、レーガンが本当にそう発言し、全面核戦争を引き起こすことに歓喜さえ覚えているかもしれない証拠物件を残したのだ。

ルブランは、マルコムXの演説の中から現状と関連性のある言葉を抽出するやり方をとった。
「ホワイト、ブラック、ブラウン、レッド、イエロー、あなたが何色であるかは関係ない…権力が尊重する唯一のものは権力だ…彼らはあなた方が用いる中で一つだけの言葉をとって、他を捨て去り、極限まで拡大解釈を行う。あなた方が現に存在しないかのように見せるため」
本来さまざまなリズム・抑揚を含むマルコムの言葉がヒップホップのビートの中でよみがえり、強力な政治ポップスとして1週間ながらR&Bチャートにも登場した。

ファーゴはルブランをマルコムXへ導いたような都会的ワイ雑さとは異なるやり方で、彼女の聴衆男女の瞳に浮かんでいた思いを、カントリー音楽としては珍しいプロテスト・ソングに込めてみせた。

彼女はしばしばカントリーにみられる台詞の語りを、 "Deck Of Cards" と呼ばれる、礼拝の最中にトランプをして処罰された若い兵士を描く朗唱から引くことで、80年代には冷戦に勝利する一方、失業が黒人や怠け者だけの問題でなくなり、平均的アメリカ人の希望が悪夢に変わりつつあったことを示す。

“The Sign of the Times” は感傷的な歌なのだが、貧困と差別主義の相関、あるいは富裕層が増大する陰で農家・運転手・教師・鉄鋼労働者が貧困層に追いやられていったことを声高に語りはしない。
しかし彼女はレーガンのアメリカがいったい何だったのか、何を残したかを切々と問いかけているし、そうした試みはすべての分野にわたって稀なことだったのだ。 -(from Dave Marsh's "The Heart of Rock & Soul - The 1000 Greatest Singles Ever Made", 1989)
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Top 20 Hits of 20-Apr-2013

2013-04-20 23:38:56 | Weekly Top 15
1. ← 1. 2 "GMF" John Grant (2013 - Pale Green Ghosts)



2. NEW 1 "The Mirror Reflecting (Part 2)" The Haxan Cloak (2013 - Excavation)
3. ← 3. 5 "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
4. ← 2. 5 "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
5. ← 4. 4 "Recover" CHVRCHES (2013 - EP)
6. ← 6. 5 "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)



7. NEW 1 "Overgrown" James Blake (2013 - Overgrown)
8. ← 8. 5 "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)
9. ← 13. 2 "God Made the World" Cold Cave (2013 - Single)
10. ← 5. 7 "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
11. ← 7. 7 "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
12. ← 9. 5 "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)



13. NEW 1 "Acrylics" TNGHT (2013 - Single)
14. ← 15. 3 "Status Narcissism" Miles (2013 - Faint Hearted)
15. ← 10. 4 "Lovecrimes" The Afghan Whigs (2012 - Free Download)
16. ← 17. 4 "Pacing" Julianna Barwick (2013 - Single)
17. ← 12. 7 "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
18. ← 16. 2 "Attracting Flies" AlunaGeorge (2013 - Single)
19. ← 11. 8 "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
20. ← 14. 3 "Bo Peep (Do U Right) (feat. Jeremih)" Shlohmo (2013 - Free Download)
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Clovis Trouille (クロヴィス・トルイユ)

2013-04-19 21:32:26 | Bibliomania
●Remembrance - 追憶、1931
貴重な青春期を奪った第一次大戦が残した心的外傷、その膿を出すための所産であると本人が述懐




●Sous le culte des Sorcières en flirt - 媚を売る巫女の祭祀の蔭に、1943




●Bateau ivre - 酔いどれ船、1942
嵐の難破船から、囚人たちが女中と食べものをさらって脱獄




●Cérémonial des magiciennes - 女魔術師たちの儀式、1962




●La morte en beauté - 美しきまま死せる女、1963
マリリン・モンローへのオマージュ




●Le rêve vampire - 吸血鬼の夢、1960




●Takouba - タクーバ、1941
将校とその姦通した妻をタクーバで殺したアラビア人。トルイユが従軍したのが重砲兵隊だったため大砲を描いたとみられる




●La complainte - 哀歌、1933




●Alice au pays des merveilles - 不思議の国のアリス、1958




●Souvenir sans suite - 脈絡なき追憶、1965
"S" の文字はシュルレアリスムの葬儀を表すとのこと




●Rêve Claustral - 僧院の夢、1952




●Voyeuse - 覗く娘、1950
50歳未満は入場禁止の映画




●Le magicien - 魔術師、1944
自身お気に入りの作




●Luxure - 淫蕩、1959
聖侯爵がラ・コスト城館の前で行う実験





■クロヴィス・トルイユ(Camille Clovis Trouille 1889年10月-1975年9月)はフランスの画家。
仏ピカルディー地方のラ・フェールに生まれ、1905年、アミアンの美術学校入学。第一次世界大戦に召集を受け、負傷する。
除隊後はパリに行き、マネキン人形の制作に携わる。
1931年の作品「追憶(Remembrance)」が評判を呼んだ。これには犠牲となった兵士、勲章をばらまく裸の女性、女性の下着を付けた聖職者などが描かれ、エロティシズム、反カトリック、反軍国主義などトルイユの志向をのぞかせる挑発的な作品である。
彼はランボオ、ロートレアモンの影響や従軍体験からアナーキズムに親しみ、ブルトンらシュルレアリストたちとも交流したが、キュビスムなど同時代の画風に染まらず、通俗的とも思われる世界を好んで描いたことから、必ずしも中央画壇で賞賛を集めたとは言い難い。
1975年パリで死去。 -(図版、キャプション、経歴は『骸子の7の目【4】 クロヴィス・トルイユ』 河出書房新社1974年刊、より)





Flesh for Lulu "Blue Sisters Swing" (1985)
↑サムネイルをクリックすると600×600に拡大。上記の原著にモノクロで収められた「僧院の夢」を加工したとみられる
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Top 20 Hits of 13-Apr-2013

2013-04-13 17:08:26 | Weekly Top 15
1. NEW 1 "GMF" John Grant (2013 - Pale Green Ghosts)
2. ← 2. 4 "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
3. ← 4. 4 "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
4. ← 6. 3 "Recover" CHVRCHES (2013 - EP)
5. ← 1. 6 "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
6. ← 5. 4 "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)
7. ← 3. 6 "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
8. ← 8. 4 "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)
9. ← 11. 4 "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)
10. ← 9. 3 "Lovecrimes" The Afghan Whigs (2012 - Free Download)
11. ← 7. 7 "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
12. ← 10. 6 "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)



13. NEW 1 "God Made the World" Cold Cave (2013 - Single)
14. ← 15. 2 "Bo Peep (Do U Right) (feat. Jeremih)" Shlohmo (2013 - Free Download)
15. ← 17. 2 "Status Narcissism" Miles (2013 - Faint Hearted)



16. NEW 1 "Attracting Flies" AlunaGeorge (2013 - Single)
17. ← 13. 3 "Pacing" Julianna Barwick (2013 - Single)
18. ← 19. 2 "Anxiety's Door" Merchandise (2013 - Totale Nite)
19. ← 14. 5 "Museum" Fiction (2013 - The Big Other)
20. ← 12. 5 "Mixed Up, Shook Up Girl" Boz Scaggs (2013 - Memphis)
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Top 20 Hits of 6-Apr-2013

2013-04-06 17:20:00 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
2. ← 3. "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
3. ← 2. "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
4. ← 5. "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
5. ← 6. "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)
6. ← 10. "Recover" CHVRCHES (2013 - EP)
7. ← 4. "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
8. ← 7. "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)
9. ← 13. "Lovecrimes" The Afghan Whigs (2012 - Free Download)
10. ← 9. "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
11 ← 14. "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)
12. ← 8. "Mixed Up, Shook Up Girl" Boz Scaggs (2013 - Memphis)
13. ← 16. "Pacing" Julianna Barwick (2013 - Single)
14. ← 11. "Museum" Fiction (2013 - The Big Other)



15. NEW "Bo Peep (Do U Right) (feat. Jeremih)" Shlohmo (2013 - Free Download)
16. ← 12. "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)



17. NEW "Status Narcissism" Miles (2013 - Faint Hearted)
18. ← 18. "Valentine's Day" David Bowie (2013 - The Next Day)



19. NEW "Anxiety's Door" Merchandise (2013 - Totale Nite)



20. NEW "Let It Go" DJ Rashad (2013 - Rollin' EP)
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