マガジンひとり

オリンピック? 統一教会? ジャニーズ事務所?
巻き添え食ってたまるかよ

Top 20 Hits of 7-30-2011

2011-07-30 22:11:16 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Home" Edward Sharpe & the Magnetic Zeros (2009 - Up from Below)
2. ← 8. "Edjin duun" Okna Tsahan Zam (2004 - Shaman Voices: a Journey in the Steppe)
3. ← 3. "East Harlem" Beirut (2011 - Single)
4. ← 2. "I Don't Want Love" The Antlers (2011 - Burst Apart)



5. NEW "Love Is a Losing Game" Amy Winehouse (2006 - Back to Black)
6. ← 4. "Chinatown" Destroyer (2011 - Kaputt)
7. ← 7. "For 12" Other Lives (2011 - Single)



8. NEW "Too Much" Sufjan Stevens (2010 - The Age of Adz)
9. ← 11. "Down in the Valley" The Head and the Heart (2011 - The Head and the Heart)
10. ← 10. "Dark Turn of Mind" Gillian Welch (2011 - The Harrow & the Harvest)
11. ← 6. "Romance" Wild Flag (2011 - Single)
12. ← 12. "Undertow" Warpaint (2010 - The Fool)
13. ← 9. "Gon Be Okay" Lil B. (2011 - I'm Gay)
14. ← 5. "California" EMA (2011 - Past Life Martyred Saints)
15. ← 18. "May Seem Macabre" Peter Bjorn and John (2011 - Gimme Some)



16. NEW "Stay Away" Charli XCX (2011 - Single)
17. ← 20. "The Magic" Joan as Police Woman (2011 - The Deep Field)
18. ← 16. "Creation" Emmy the Great (2011 - Virtue)



19. NEW "Shook Down" Yuck (2011 - Yuck)



20. NEW "Riviera Jam" The Rippingtons feat. Russ Freeman (2011 - Côte d'Azur)
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作りの意図

2011-07-28 23:10:58 | メディア・芸能
どこぞの女優のヒモ亭主が、韓流推しのフジテレビをののしったとかで、さらには2ちゃんねるの創業者まで日テレ・フジの外資比率を持ち出してあおったとかで、英米に続いて、わが国版の右寄りフォックスTVも旗色がよろしくない─というよりは、ヒマで仕方ないネット民が騒いでるだけだと思うんだけどね。
特にツイッターを見ていて感じるんだけど、ネットに入り浸ってる人びとは、意外とテレビも見てるんだよね。そんで、そういう人びとにとって、ある意味ヒーローとなった堀江貴文にしたって、ニッポン放送の買収をテコに、最終的にはフジテレビを支配下に収めたかったわけでしょ??
かつては飛ぶ鳥を落とす勢いだった会社。時流に乗って急成長し、影響力を肥大化させたような会社が、いったん経営が左前になって、たとえば、それを察した経理担当者が横領して愛人連れて国外脱出した─のように、沈没船からネズミがゾロゾロ状態におちいると、「総会屋」みたいのも介入してきて、会社の資産のおいしいところの分け前にありつこうと。
そうした流れの中で、ヤクザみたいな怪しげななりわい、高岡とか西村が、いち早く手を挙げておこうとしているだけではないのか、沈むと決まったわけでもなく、いまだ巨大な影響力を行使するテレビ局に対し。
そもそも、広告収入が落ち込んで、苦しいことは確かだとは思うが、さんざん今年はやめたほうが─と言われていた27時間テレビも結構な視聴率だったそうじゃないの。
3年か4年前に、深夜恒例の「カマ騒ぎ」がなかなか始まらないので、見るのやめて寝ちゃった以来、オラ今年は遅くまで起きていて、そういえばカマ騒ぎやってないかなと、見てみたわけさ。
なんか、笑えるというほどではないが、つまらないというほどでもなく、消しどころも見失って、明け方までズルズルと3時間くらい見ちゃって。
ふだんから知っているロンハーとアメトークとも共通する顔ぶれも見られるが、先週の予告を見てから楽しみにしていた、26日のロンハー「熟まげどん」=7人の熟女と8人のお笑い芸人で、カップル成立するかどうかのゲーム企画=を見て、ああ、ロンハーはきちんと編集してあるから、面白いのか、27時間テレビは生放送で、お笑い芸人たちに、いわば「丸投げ」したようなものだったのか─と。
楽しみにしていたというのも、熟女側に秋野暢子や杉田かおる、芸人側に有吉弘行や千原ジュニアといった手堅い面々がいて、これまでの芸歴で培ったものを発揮してくれるに違いないと確信したからでもあるのだが、実際には、そうした人が面白いのはもちろん、15人全員に見せ場が用意されていて、ゲーム企画が得意そうでない人、必ずしもオラが好きでなかった人まで、面白い。
全体として、不慣れな人や番組の新参者にも、新しい笑いの文脈を見つけて、育てていこうというポジティブな空気が感じられる。まあ、殺伐としている時のロンハーも、それはそれで面白いんだけどね。
このことは、同じ人物がプロデューサーを務めるアメトークでも、お笑い芸人に企画をプレゼンさせるなど丸投げのように見えながら、ネガティブなテーマやオラが興味ないテーマの時に、いろいろ発見があって非常に面白いという。
この加地という人物は、人相としては先の西村博之のような、みんなの党から立候補しても不思議でない系統の雰囲気をかもし出しているものの、ロンハーにおける、芸人からマジメ発言を引き出す企画で、自らフットボールアワー後藤と7時間も酒を飲んでカメラを回させて、そのごく一部を番組で使って成功に導くなど、天下り特殊法人と化しつつある今どきのマスコミ界で珍しい、作り上げる意図を持った人物として信頼を集めている様子がうかがえる。
今晩のアメトーク「禁煙つらいよ芸人」も楽しみだ。
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Top 20 Hits of 7-23-2011

2011-07-23 21:05:24 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Home" Edward Sharpe & the Magnetic Zeros (2009 - Up from Below)
2. ← 2. "I Don't Want Love" The Antlers (2011 - Burst Apart)
3. ← 4. "East Harlem" Beirut (2011 - Single)
4. ← 7. "Chinatown" Destroyer (2011 - Kaputt)
5. ← 3. "California" EMA (2011 - Past Life Martyred Saints)
6. ← 6. "Romance" Wild Flag (2011 - Single)
7. ← 14. "For 12" Other Lives (2011 - Single)



8. NEW "Edjin duun" Okna Tsahan Zam (2004 - Shaman Voices: a Journey in the Steppe)
9. ← 12. "Gon Be Okay" Lil B. (2011 - I'm Gay)



10. NEW "Dark Turn of Mind" Gillian Welch (2011 - The Harrow & the Harvest)
11. ← 19. "Down in the Valley" The Head and the Heart (2011 - The Head and the Heart)
12. ← 15. "Undertow" Warpaint (2010 - The Fool)
13. ← 11. "Woods" The Rosebuds (2011 - Loud Planes Fly Low)
14. ← 5. "Abducted" Cults (2011 - Cults)
15. ← 9. "Puppet Master" Marissa Nadler (2011 - Marissa Nadler)
16. ← 17. "Creation" Emmy the Great (2011 - Virtue)
17. ← 10. "Calgary" Bon Iver (2011 - Bon Iver)



18. NEW "May Seem Macabre" Peter Bjorn and John (2011 - Gimme Some)
19. ← 8. "Circuital" My Morning Jacket (2011 - Circuital)



20. NEW "The Magic" Joan as Police Woman (2011 - The Deep Field)
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中村とうようが選ぶ【世界の】大衆音楽100選

2011-07-22 22:36:31 | 音楽
この“100選”は、『ミュージック・マガジン』の20周年を記念して、1970~80年代の音楽を総括し、90年代の音楽を予感するためのレコード・リストです。従って“ベスト100”とかいうわけではありません。
最初の10種は、1989年の時点での世界のポピュラー音楽状況を鋭く反映し、90年代への動きを示す最重要な10種、そのあとの50種も現時点の断面図という意図で選びました。最後の40種が、過去20年の足跡というつもりです。ただしあまりに常識的なビートルズ、ストーンズなどは入れてませんし、ロック以外の“世界の大衆音楽”に重点を置き、中村のまったくの主観で選んだものです。 ─(ミュージック・マガジン1989年4月号)

エンヤ/ウォーターマーク
フィッシュボーン/トゥルース・アンド・ソウル



Brave Combo/Humansville
Wilfrido Vargas/Mas Que Un Loco
Mini All Stars/Raraman
ユッスー・ンドゥール/題名未定(この時点で予定されていたヴァージンからの新作)
Kollington Ayinla/Blessing



Cheb Khaled + Safy Boutella/Kutché
Pankaj Udhas/Shagufta



ヘティ・クース・エンダン/うぶ毛がそそり立つ
プリンス/パレード
James Blood Ulmer/America-Do You Remember the Love?
アンビシャス・ラヴァーズ/グリード



ペンギン・カフェ・オーケストラ/黄昏のローマ~ライブ
Willie Colón/Criollo
La Compagnie Creole/Les Plus Grands Succès
アロウ/ノック・デム・デッド
Reflexu's/Da Mãe Africa
Americana Show
Mohamad Fouad, Iman El Bahr Darwish, Midhat Salah, Ahmed Adaweya
サリフ・ケイタ/SORO
Papa Wemba/M'fono Yami
Bhundu Boys/Shabini



Mahlathini/The Lion of Soweto
3 Mustaohas 3/Si Vous Passes Par Là
フィリップ・クーテフ ブルガリア国立合唱団/ブルガリアン・ポリフォニー1
Waljinah/Walang Kekek
ヌスラット・ファテ・アリー・ハーン/法悦のカッワーリー(II)



麗君/淡淡幽情
久保田麻琴と夕焼け楽団/メード・イン・アイランド
ロジャー/アンリミテッド
スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツ/Sine Die
ドニーズ・ラサール/ヒッティン・ホエア・イット・ハーツ
Frank Zappa/Does Humor Belong in Music?
ホットハウス・フラワーズ/ピープル
ディ・ダナン/ボールルーム
Steve Jordan/Porque Sera
The Bad Street Boys (Los Chicos Malos)
Cheo Feliciano/Como Tu Lo Pediste



Celia Cruz + Ray Barretto/Ritmo En El Corazón
シエラ・マエストラ/カリブの楽園
Bonny Cepeda/The Music Makers
Aramis Camilo/El Candado Del Amor
アマズール/レッツ・ゴー・アマズル
Zouk Machine
カッサーヴ/ビニ・プゥ
Malavoi/Jou Ouvé
Thomas Mapfumo/Mr. Music
Amaswazi Emvelo/Ezintabeni
The Guitar and the Gun
Wasiu Ayinde Barrister/Sun-Splash
キング・サニー・アデ/ライヴ・ライヴ・ジュジュ



Abdel Aziz el Mubarak
シャバ・ファデラ/ユー・アー・マイン
El Lebrijano + Orq. Andaluzi de Tanger/Encuentros
Jagjit + Chitra Singh/Beyond Time...
ガトーン/タイ語表記、日の丸を思わす赤い皿にタイ国の形の刺身をつまむ箸のジャケ
パール兄弟/トーイヴォックス
あがた森魚/バンドネオンの豹
小泉今日子/HIPPIES
ランディ・ニューマン/ランド・オブ・ドリームス
ライ・クーダー/チキン・スキン・ミュージック
The Holy Modal Rounders/The Moray Eels Eat
Ian Dury/New Boots and Panties!!
ピーター・ゲイブリエル/III
Malcolm McLaren/Duck Rock



Linda Lewis/Lark
The Lounge Lizards/Harlem Nocturne
Roland Kirk/Live in Paris 1970; Vol. 1, 2
デイヴィッド・マレイ/ザ・ロンドン・コンサート



O・V・ライト/ニッケル・アンド・ネイル・アンド・エイス・オブ・スペード
Lightnin' Hopkins/Lightnin!
Fania All Stars/"Live" at the Cheetah Vol. 1, 2
Raphy Leavitt/Jibaro Soy...
Arsenio Rodriguez/Quindembo (Afro Magic)
Toots and the Maytals/Monkey Man
ジミー・クリフ/ベスト・オブ・ライヴ!
Mighty Sparrow/King of the World
Oscar D'León/Y Su Salsa Mayor
Jaime Guardia/El Charango Del Peru
Encontro Com A Velha Guarda
Beth Carvalho/Mundo Melhor
Franco + Rochereau/Choc Choc Choc 1983
Orchestre Vévé
ドゥミサニ・アブラハム・マライレ/ショナ族のムビラ第1集
Dollar Brand (Abdullah Ibrahim)/Voice of Africa
Fairuz/The Very Best of...
Haris Alexiou/The Very Best of...
Gabby Pahinui/Ka Makana A Pahinui
Nohelani Cypriano/Wisdom of a Child
エルフィ・スカエシ/シリン・ファルファット
Asha Bhosle/Magic Moments
M.S. Subbulakshmi at Carnegie Hall
趙容弼/ミオ・ミオ・ミオ
都はるみ/なさけ川
藤井ケン子/ひでこ節
キャンディーズ/キャンディ・レーベル
山下達郎/オン・ザ・ストリート・コーナー 第1、第2集
ファニー・カンパニー/ファニー・ファーム
喜納昌吉&チャンプルーズ/ブラッド・ライン

ロック評論の草分け・中村とうようさん死去─軽妙エッセー、最後に
日本で初めての本格的なロック雑誌『ニューミュージック・マガジン』(1980年1月号から『ミュージック・マガジン』に改称)を創刊したポピュラー音楽評論の第一人者、中村とうようさんが死去した。投身自殺という衝撃的な最期だった。
中村さんが設立したミュージック・マガジンには21日、遺書を受け取った関係者から問い合わせが相次いだ。遺書は20日に投函(とうかん)されており、「投身します」「絶望したわけじゃない」「お世話になりました」などという趣旨だった。
SP盤やLP盤、楽器などの収集家でもあった中村さんだが、既にほとんどを東京・小平の武蔵野美術大に寄贈。同大でコレクション展が始まったばかりだ。オープニングのパーティーがあった8日は、足を痛めたせいでつえを突いていたが、元気そうだった。「全部寄贈しちゃったから原稿書けないよ」と笑っていたのは、今思えば頭のどこかに自死のこともあったのか。
コレクションについて原稿を頼んだら、締め切りの何日も前に乱れのない文字で書かれた軽妙なエッセーが郵送された。22日夕刊に掲載する。
評論だけでなく、プロデュース、翻訳、研究などで気の遠くなるほどの量と質の仕事を達成し突然逝ってしまった、とうようさん。『ミュージック・マガジン』の名物コラムでの本紙(東京新聞)への激励もありがとうございました。 ─(中村信也、東京新聞7月22日)



『中村とうようコレクション展』での中村さん。指さしているのはテレサ・テンさんのレコード=7月8日、東京都小平市の武蔵野美術大で
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Top 20 Hits of 7-16-2011

2011-07-16 21:22:55 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Home" Edward Sharpe & the Magnetic Zeros (2009 - Up from Below)
2. ← 3. "I Don't Want Love" The Antlers (2011 - Burst Apart)
3. ← 2. "California" EMA (2011 - Past Life Martyred Saints)
4. ← 5. "East Harlem" Beirut (2011 - Single)
5. ← 7. "Abducted" Cults (2011 - Cults)
6. ← 6. "Romance" Wild Flag (2011 - Single)
7. ← 13. "Chinatown" Destroyer (2011 - Kaputt)
8. ← 4. "Circuital" My Morning Jacket (2011 - Circuital)
9. ← 9. "Puppet Master" Marissa Nadler (2011 - Marissa Nadler)
10. ← 8. "Calgary" Bon Iver (2011 - Bon Iver)
11. ← 12. "Woods" The Rosebuds (2011 - Loud Planes Fly Low)



12. NEW "Gon Be Okay" Lil B. (2011 - I'm Gay)
13. ← 11. "Guillotine" Death Grips (2011 - Ex Military)



14. NEW "For 12" Other Lives (2011 - Single)



15. NEW "Undertow" Warpaint (2010 - The Fool)
16. ← 15. "Open the Door" Henry Wolfe (2011 - Linda Vista)



17. NEW "Creation" Emmy the Great (2011 - Virtue)
18. ← 10. "Believer" John Maus (2011 - We Must Become the Pitiless Censors of Ourselves)



19. NEW "Down in the Valley" The Head and the Heart (2011 - The Head and the Heart)
20. ← 20. "I Need Seed" Thee Oh Sees (2011 - Castlemania)
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不透明性原理─原発とマルチ

2011-07-11 22:49:06 | 亡国クロニクル
7月8日に見かけた「他人のお金で食べる焼き肉のおいしさは人知を超越している」というツイートをお気に入りに登録。遠い記憶がよみがえる。
オラの勤めていたNTTの労組。管理職以外ほぼすべての職員が加入し、月5000円ほどの費用が給料から天引きされるが、分会役員に就くと同じ程度の額が労組から支給される。ただし、まるまる受け取るのでなく、そこから積み立てて、旅行とか行くんだけどね。
ほかにも分会ごとに割り当てられる予算などのカネの流れは分会の書記長が押さえており、分会長や書記長を交えての飲みの席では、組合の活動費からごっつぁんになることが、わりと多かった。焼肉も1回あったなァ~確かにあれは美味しかった。
NTT労組は連合内の有力単産のため、デモ行進やビラ配り、選挙の際の個別訪問など、正規の勤務以外に動員をかけられる組合の仕事も多かったのだが、さまざまな旨味もあるので、好きな人はずっと長いこと組合に携わる例がしばしば。酒飲みが多いね。
中野区で表具や内装の商店を営むイトコから聞いた話では、彼が加入する消防団にも、同じような風習がみられ、役所からもらえる手当はすべて幹事役の人があずかって、その代わり飲みとか年1回の釣り・旅行とかはタダ。やはり、酒好きで、地元に根の生えたようなダチトモの付き合い。
このたびの震災で、殉職された消防団の方も少なくないし、まあ、その程度なら、目クジラ立てるほどのことでもあるまいか─とも思うんです。思うんですが、う~ん、やっぱ、諸悪の根源でもあるんだよねェ~



九州電力による下請け企業など巻き込んでの「やらせメール」問題。さらには菅内閣が原発の稼働再開にあたって打ち出した「ストレステスト」。玄海原発を抱える地元の方々は、翻弄されてお気の毒ではあるものの、いったん稼働再開を決めたのに「ハシゴを外された」と憤る、岸本英雄・玄海町長や古川康・佐賀県知事の、九州電力および原発マネーをめぐるズブズブの癒着関係が報じられるに及び、ああ、だから全国の原発の露払いを買って出たのか─と。
岸本町長とか、ホント風貌も土建屋顔・自民党顔。地域の祭りや教育委員会なんかでも、取り巻きに囲まれてえばり散らしてそうな。
親戚一同で営む建設会社で、電源交付金などの原発マネーを使った町発注工事、玄海原発関連の九電発注工事を大量に請け負ってきた。かつて専務だった当人は「(今は)会社の経営には関わっていない。原発の運転再開問題には影響しない」と述べるが、誰が信じるんだよ。政治家が本業なのか、九電の下請け土建屋が本業なのか、いや、その2つを兼ねていられることこそ、自民党型の開発政治の悪徳そのもの。
そして、いずれが本業でいずれが副業なのだとしても、オラがやってたNTT労組や、イトコくんがやってる地域の消防団にも、同じ問題が宿っていることは明らか。分会役員をやって会社側と団体交渉の席に就くことや、消防団をやって地域の人間関係を密にしておくことが、酒が飲めるとかより、本業にも実質的な貢献をもたらすのだ。人脈と金脈。



長期入院して復職した後、会社を辞めて10年、一日中音楽を聞いていても叱られない身として、遠ざかってしまったミュージック・シーンの最前線にもようやく追いつき、満を持して20年ぶりに再開した週間ヒットチャート。
情報を入手したり試聴するにも、便利さには隔世の感がありますが、それにつけても音楽や出版でコンテンツ流通の実権を握る日本のギョーカイの人びとに、自民党・経団連・原発推進体制をしのぐほどの悪徳を感じざるをえない。
オラまったく理解に苦しむ経緯でアマゾン・ジャパンから出入り禁止をくらったことは前に述べたが、輸入盤CDを買わないわけにもいかず、シャクに触るけどアマゾンUKまたはUSから取り寄せている。─で、ご覧ください↑、ぜんぜん安いんだよ、アマゾン・ジャパンで買うより。
1ポンド=135円ほどのレートで、Cultsという新人のCDが、800円足らず。アマゾン・ジャパンでは、同じ輸入盤が、1400円台で売られている。
UKやUSから個人で取り寄せれば、それなりの送料はかかるので、アマゾン・ジャパンは仕入れや在庫管理の手数料を上乗せして価格設定しているのだと、なるほど輸入盤なら納得もできよう。が、その上段の、ブルース・スプリングスティーンの日本製の紙ジャケCDが600円足らずって、どういうこと??



この『Tunnel of Love』だけでなく、2005年にソニー・ミュージックから再発されたスプリングスティーンの、日本では紙ジャケの限定生産と称して2千数百円で売られたCDが、イギリスへ渡ると4分の1の価格に。
すなわち、国内の、再販制度やら、製造流通にまつわる、さまざまな不明朗な過程を経て、われわれは、不当な価格を貢いできたのではあるまいか。危険な原子力発電所を地方に押しつけるのにジャブジャブ注いだ経費を、結局は税金や電気料金として、われわれが負担させられるように。
これは、早い者勝ちで、ほとんどの者は損をするようにできている、マルチ商法にも似ている。一部の親ネズミ、初期に自前のネットワークを築いた者はあぶく銭をつかみ、そのマルチが破綻して逮捕者が出ても、逃げおおせて、性懲りもなく次のマルチを狙う。
経産省や経団連や電力会社が、すでに破綻したマルチ=原子力発電に執着するのは、人口の減少・少子高齢化や、若者の雇用難・無縁社会化などにより、原発に代わる新しいマルチ商法を成功に導く目算が立たないためではないかとも思うが、それは自業自得というものではないだろうか。

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Top 20 Hits of 7-09-2011

2011-07-09 20:53:03 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Home" Edward Sharpe & the Magnetic Zeros (2009 - Up from Below)
2. ← 3. "California" EMA (2011 - Past Life Martyred Saints)



3. NEW "I Don't Want Love" The Antlers (2011 - Burst Apart)
4. ← 2. "Circuital" My Morning Jacket (2011 - Circuital)
5. ← 5. "East Harlem" Beirut (2011 - Single)
6. ← 13. "Romance" Wild Flag (2011 - Single)



7. NEW "Abducted" Cults (2011 - Cults)
8. ← 4. "Calgary" Bon Iver (2011 - Bon Iver)
9. ← 7. "Puppet Master" Marissa Nadler (2011 - Marissa Nadler)
10. ← 6. "Believer" John Maus (2011 - We Must Become the Pitiless Censors of Ourselves)
11. ← 10. "Guillotine" Death Grips (2011 - Ex Military)
12. ← 9. "Woods" The Rosebuds (2011 - Loud Planes Fly Low)



13. NEW "Chinatown" Destroyer (2011 - Kaputt)
14. ← 8. "Riding for the Feeling" Bill Callahan (2011 - Apocalypse)



15. NEW "Open the Door" Henry Wolfe (2011 - Linda Vista)
16. ← 15. "Wake and Be Fine" Okkervil River (2011 - I Am Very Far)



17. NEW "Sub Serious" Blanck Mass (2011 - Blanck Mass)
18. ← 11. "MindKilla" Gang Gang Dance (2011 - Eye Contact)



19. NEW "Can't You Tell" Vetiver (2011 - The Errant Charm)



20. NEW "I Need Seed" Thee Oh Sees (2011 - Castlemania)
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いつのまにか少女は(老婆に)

2011-07-06 23:29:30 | マンガ
◆大波小波─萩尾望都に震撼!
3・11から百日が過ぎ、ようやく様々なジャンルで表現が形になってきた。詩歌に比べて散文では、評論とエッセイばかりが目立つ。
文芸誌の7月号でも『すばる』の中沢新一「日本の大転換」が、文字通りエネルギー&経済システム大転換の提言。『群像』の平野啓一郎「被災地までの距離」が、直截(ちょくせつ)な被災地視察の記録。『新潮』の古川日出男「馬たちよ、それでも光は無垢で」は、被災地を巡りながら自作『聖家族』との対話を彼一流の詩的饒舌(じょうぜつ)体で繰りひろげているが、いくぶん駄弁の垂れ流しっぽい。一様に「作品」になどできない、というより、してはならない、という一種の禁忌のような戒めが感じられる。
そんな中で震撼(しんかん)させられたのは、萩尾望都の短編マンガ「なのはな」(『フラワーズ』8月号)だ。大好きな祖母を津波にさらわれたフクシマの少女が、夢の中でなぜかチェルノブイリにいる祖母と、お下げ髪の白人少女に会う。悪夢だと思っていたその夢の意味が、最後に明らかとなる。このラストシーンの詩的な感動は、2007年の傑作短編「柳の木」にも匹敵する。あらゆる表現者が3・11と格闘し続けている中、かくも純度の高い傑作を発表した萩尾に敬意を表したい。 ─(ひまわり、東京新聞7月4日夕刊)

》》》反響《《《
●「とんねるずのみなさんのおかげでした」(6月30日・フジ) 「食わず嫌い」のコーナーで、ゲストの男性タレントが対戦相手の若手女優に酒のお酌をさせ、2杯目は、ほぼ一気飲みしていたのにはあきれた。彼は「この後、他局での仕事がある」と言っており、それならば飲酒は控えた方がよかったのでは? ─(板橋区・関沢友見・33、東京新聞7月6日)

◆少女漫画って男がSなの多いよなー逆のが読みたいなー (sakurawaEX 桜和、ツイッター7月5日)



一気飲みか、有吉。その部分、見てなかった。深夜の酒の肴にでもするかと録画したものの、あまりのつまらなさに、ほとんどサーチで飛ばして、すぐに消去。同じフジテレビで、今週も有吉をフィーチャーしたキカナイトなる30分番組を録画したが、悲惨な内容だった。
これまでフジテレビが培ってきたお笑い番組のノウハウが、もはや使い古されてなんの役にも立たなくなっていることもあろうし、有吉弘行の芸が荒れて雑になっていることもあろう。
前にも記したが、マスコミ・芸能界のカスどもが得意とする「持ち上げておいて落とす」いじめを体験し、耐え忍んで新たな立ち位置をつかんで再浮上したことは立派であれ、それもまたマスコミ・芸能界の枠内の出来事に過ぎず、希少な経験値を積んだ毒舌芸人として、生産性を失って久しいテレビ界と相互依存の状態におちいっているような按配だ。
この相互依存は、たとえば東京都や大阪府の知事が、極端な言動を逐一マスコミで報じられることによって衆目を集め、話題の主として人気を維持するやり方とも相通じている。有吉の飲酒も、石原・橋下のバカ発言も、マスコミが放映しなかったり無視すれば済むことなのだが、そうしないのは、お互いおいしいからである。
そして、そんな状況が続いているのには、われわれの責任も大きい。
フジテレビの番組を見ること自体、オラ久しぶりだったのだが、毎週のように漫然と見ている視聴者も何百万とかの単位でいて、彼らの悪徳を助長してきたのだろう。
「いいともの客」って、バカ日本代表のような感じなので、毎日そんな人たちを目の当たりにしていれば、賢明なタモリですらサラ金のCMに出演するようになる。
─で、きょうの本題、少女マンガね。
マスコミのカスどもと違って、旧世代がコツコツ積んできた利権構造から疎外されがちな若者が多いツイッターの言葉は生きている。桜和くんなる大学生の少女マンガ評に、目ウロコ。



男がSで、暴れたり泣き叫んだり、ノウガキ垂れたり徒党を組んだり、マグロ状態の女たちに対し一方的にサービスするわけか。みな目鼻立ちの整った、韓流ドラマみたいな登場人物が。
なるほど、まったく興味が湧かないわけだ。
オラ子どもで熱心なマンガ読者だったころは、本当に面白いマンガは少年マンガより少女マンガの中から探したほうが早かったものだが。もし当時も、やはり男がSで女はマグロだったとしても、その底流には、なにが男をそうさせるのか、女をそうさせるのか─という問題意識が潜んでいた。
「関白宣言」を受け入れて、大企業正社員と結婚して家庭に入り主婦になる、第二の性たらざるをえない女たち、萩尾望都(はぎおもと)や大島弓子や山岸凉子や竹宮惠子の心からの叫びが、そうした体制になんとなく居心地の悪いオラのような男の心もとらえて離さなかったのかも。今にして思えば、『エースをねらえ!』や『伊賀野カバ丸』のような保守的な作品にしても、おおいに示唆的なんだけどね。
時代は移った。原発が国策なら、テレビ局も国策だ。フジテレビが利権まみれで時代遅れのハコモノなら、小学館や講談社のマンガ雑誌も。かつて自身の心の奥底にも矛先を向け、そのグリップ力が時空を超えてあらゆる社会問題にまで達していたような少女マンガ家たちも、年老いて円くなった。
「なのはな」も「柳の木」も、安定した技量で、それなりに見せるが、ほんとうの意味で心をザワつかせるようなものではない。地方経済が原発に依存せざるをえない現状は、家庭の幸福と子孫繁栄を願う女の保守主義とも無縁ではないが、いまや多数のオバハン読者を引き連れて大御所となった彼女たちに、それを裏切るというのは無理な話でしょうか。
往年の山岸凉子が核戦争テーマで描いた短編「ストロベリー・ナイト・ナイト」など、完成度の低さを補って余りある、今もって不穏な─。
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Top 20 Hits of 7-02-2011

2011-07-02 20:24:38 | Weekly Top 15
1. "Home" Edward Sharpe & the Magnetic Zeros (2009 - Up from Below)
2. "Circuital" My Morning Jacket (2011 - Circuital)



3. "California" EMA (2011 - Past Life Martyred Saints)
4. "Calgary" Bon Iver (2011 - Bon Iver)



5. "East Harlem" Beirut (2011 - Single)



6. "Believer" John Maus (2011 - We Must Become the Pitiless Censors of Ourselves)



7. "Puppet Master" Marissa Nadler (2011 - Marissa Nadler)
8. "Riding for the Feeling" Bill Callahan (2011 - Apocalypse)



9. "Woods" The Rosebuds (2011 - Loud Planes Fly Low)



10. "Guillotine" Death Grips (2011 - Ex Military)



11. "MindKilla" Gang Gang Dance (2011 - Eye Contact)
12. "Holdin On to Black Metal" My Morning Jacket (2011 - Circuital)



13. "Romance" Wild Flag (2011 - Single)



14. "When'd You Find Me?" Arrange (2011 - Plantation)



15. "Wake and Be Fine" Okkervil River (2011 - I Am Very Far)
16. "Baby, I Will Leave You in the Morning" Marissa Nadler (2011 - Single)



17. "Zorbing" Stornoway (2010 - Beachcomber's Windowsill)



18. "Racing the Angels" Matraca Berg (2011 - The Dreaming Fields)
19. "July" Youth Lagoon (2011 - July + Cannons)
20. "Double Decker Eyelashes" Cornershop (2011 - Cornershop & the Double-O Groove of)
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