@渋谷・ユーロスペース、オスカー・レーラー監督。
フランスの作家による問題作の小説をドイツの監督が映画化。
幼い頃、自由奔放なヒッピーの母親(ニーナ・ホス)に養育放棄された異父兄弟~国語教師の兄ブルーノ(モーリッツ・ブライプトロイ)と、生物学者の弟ミヒャエル(クリスティアン・ウルメン)。ブルーノは妻子がありながら、性欲を抑えることができず、教え子にセクハラしたり風俗クラブへ出向くようになる。
一方、天才的な研究者として隠者のように暮らすミヒャエルは、クローン技術を応用してセックスぬきで子孫を残す方法を研究する。
兄弟は母の死をきっかけに再会を果たすのだが、ブルーノは離婚を宣告され、性欲の満足もままならず、精神に変調をきたして入院の身となる。
病院を脱け出して訪れたヌーディストのキャンプで、ブルーノはようやくありのままの自分を受け入れてくれそうな女性クリスティアーネ(マルティナ・ゲデック)と出会うのだが…。
なかなか好奇心を誘う映画の見つからない最近、予告編でTレックスの「ゲット・イット・オン」が使われていたことから軽い気持ちで見る気になった1本なのだが…とんでもなく哲学的で重たい、言ってみればファンタジー・ミュージカル要素のない『嫌われ松子の一生』男性版?
原作では弟ミヒャエルの研究が成果をあげてSFのように展開していくとのことだが、映画ではほとんどカットされ、自己中心的で幼稚なのだが人一倍恋愛欲求の強い兄ブルーノを襲う過酷な運命を中心に描いている。
その描きかたに詩的要素が一切なく、徹底的に容赦ない描写がされているので、ブルーノと極めて近いタイプの人間であるオラは後半のめり込んで見てしまったが、それだけに救いのないラストに打ちのめされてしまった。
やるもんだなフランス人とドイツ人、現実と対峙してるね。
オラ現実に救われなくてもエロマンガが救ってくれる国に生きていて幸運でちた…
フランスの作家による問題作の小説をドイツの監督が映画化。
幼い頃、自由奔放なヒッピーの母親(ニーナ・ホス)に養育放棄された異父兄弟~国語教師の兄ブルーノ(モーリッツ・ブライプトロイ)と、生物学者の弟ミヒャエル(クリスティアン・ウルメン)。ブルーノは妻子がありながら、性欲を抑えることができず、教え子にセクハラしたり風俗クラブへ出向くようになる。
一方、天才的な研究者として隠者のように暮らすミヒャエルは、クローン技術を応用してセックスぬきで子孫を残す方法を研究する。
兄弟は母の死をきっかけに再会を果たすのだが、ブルーノは離婚を宣告され、性欲の満足もままならず、精神に変調をきたして入院の身となる。
病院を脱け出して訪れたヌーディストのキャンプで、ブルーノはようやくありのままの自分を受け入れてくれそうな女性クリスティアーネ(マルティナ・ゲデック)と出会うのだが…。
なかなか好奇心を誘う映画の見つからない最近、予告編でTレックスの「ゲット・イット・オン」が使われていたことから軽い気持ちで見る気になった1本なのだが…とんでもなく哲学的で重たい、言ってみればファンタジー・ミュージカル要素のない『嫌われ松子の一生』男性版?
原作では弟ミヒャエルの研究が成果をあげてSFのように展開していくとのことだが、映画ではほとんどカットされ、自己中心的で幼稚なのだが人一倍恋愛欲求の強い兄ブルーノを襲う過酷な運命を中心に描いている。
その描きかたに詩的要素が一切なく、徹底的に容赦ない描写がされているので、ブルーノと極めて近いタイプの人間であるオラは後半のめり込んで見てしまったが、それだけに救いのないラストに打ちのめされてしまった。
やるもんだなフランス人とドイツ人、現実と対峙してるね。
オラ現実に救われなくてもエロマンガが救ってくれる国に生きていて幸運でちた…