あの日、ディスコが教えてくれた多くのこと光文社このアイテムの詳細を見る |
「あの日、ディスコが教えてくれた多くのこと」印南敦史(光文社・知恵の森文庫)
70~80年代のディスコを通じた青春体験を振り返るエッセイ。
ちょっとおマヌケな当時のディスコ・ヒットの数々も頻出する。
「ボートハウスのトレーナー」「プレッピー」「ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク」など、まったく忘れていた言葉には、懐かしいやら恥ずかしいやら。
著者にシンパシーを感じるのは、フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッドの「リラックス」に違和感を覚えるというあたり。
また「85年にジーザス&メリーチェインがグルーヴ感皆無の『ジャスト・ライク・ハニー』を出したころから数年はイギリスの音楽を断ち切った」というくだりにも同意する。
ジーザス&メリーチェインってインチキだったよね。
フランク・ブラックはカバーしてるけど。
個人的には、ジンギスカンやアラベスクはレンタル店に置いてあるが、エミリー・スター・エクスプロージョンの「サンチャゴ・ラヴァー」という曲(オリコン48位のヒット)が見あたらないのがちょっと気がかり。