従兄弟と書く。イトコ。兄弟や友人が多ければ、あんまし付き合わないかもしんない存在。あるいは子ども時代は行き来があっても、大人になったら顔を合わせるのは法事のときくらいとか。
我が家の特殊事情。故・父は養子。兄弟たちとは別の姓になっている。それもあってオラ子ども時代から母方の親戚との交流が多く、よく泊りに行ったりして仲良くしてもらった。大人になってしばらく疎遠にしていたが、母方のイトコたちの中でいちばん年長で姉御肌の、楽しい姉ぇーちゃんが結婚するときは式に出させてもらった。オラより年で6つ、学年で5つ上。姉御肌といっても和田アキ子みたく徒党を組んでえばったりしない、誰に対しても分け隔てなく優しいが、その本当の優しさが、オラの父と母が相次いで世を去ったとき、オラの心をどん底から助け上げてくれた。父も母も首吊り自殺。自分も薬物で自殺を図って、精神科に長期入院している。普通は誰だってそんなものと関わりたくない。その過程で父方の親戚は音信不通となっていったのだが、母方の親戚はみんな優しかった。
オラは兄弟がいない。親に死なれたら、本当のひとりぽっち。そんな境遇で手を差し伸べてくれ、葬儀のことや入院中のあれこれを面倒見てくれた伯父夫婦、そしてイトコの姉ぇーちゃん…。
退院して職場復帰したものの、1年半ほどでオラは仕事を辞めることにした。無職・独身・精神科入院歴。ますます関わりたくない。イトコたちにも小学校~高校の子どもたちがいる。オラみたいな境遇の者を迎え入れることに差しつかえないでしょか。それでも彼らは優しかった。オラも少しでも受け入れられようと、マンガ本や映画のビデオをせっせと送った。そんな中の1冊に、オラ感動して大泣きしたこうの史代さんの『夕凪の街・桜の国』がある。イトコのお子さんがたも回し読みして感動してくれたみたい。作中に中野区の哲学堂公園で桜が満開になっている様子が描かれる。彼らは哲学堂公園からもほど近い中野区内で育ったのだ。今もそこに住む長男、長男の上は二人とも女だったので、彼が職人の家業を継いだ。二人の姉は仲良しで、結婚後も同じ埼玉県入間市に家庭を築いた。無職になってからのオラも何度か泊りにお邪魔した。2回目のときだったか、オラ20代のころ録画して編集した『志村けんのだいじょうぶだぁ』傑作選ビデオを持参して、イトコ姉ぇーちゃん2人に旦那さん2人に子どもたち3人、そしてオラの計8人で見て腹かかえて大笑いしたもんだっけか…。人生が底に沈んで以降で、あの日がいちばん幸せだったなあ…。
上の姉ぇーちゃん、先に書いた5つ上の姉ぇーちゃんには1人の男の子がいて、ビデオを見たとき小4だった彼も今年は中2となった。母親である姉ぇーちゃんは今年で50歳。まだまだ若い。今年は下の姉ぇーちゃんの娘さんが大学受験で、来年は上の姉ぇーちゃんの息子さんが高校受験なので、しばらくお邪魔するのを控えようと思っていた。いずれ子どもたちが大人になったら、またゆっくりお笑いとかのビデオでも一緒に見ようと…。そんなところへ、降って湧いた悲報。
18日朝、姉ぇーちゃん二人が連れ立って、彼らにとっての伯母さんの告別式へ車で向かう途中、トイレのため立ち寄ったマクドナルド。上の姉ぇーちゃんが10分も15分もトイレから戻らない。下の姉ぇーちゃんが不審に思って店員さんと駆けつけると、個室内で姉ぇーちゃんが倒れ伏していた…。
救急車で運ばれたが、病院で医師が診察したときは発見時からすでに40分も経過しており、重篤なクモ膜下出血で、脳のダメージがひどくて、回復の見込みはなく手の施しようがないとのこと。機械につながれて死を待つ。
そして3日後の21日夕方、とうとう息を引き取ってしまった…。ご家族、ご兄弟の心痛は察するに余りある。心からご冥福をお祈りし、また残された旦那さんと息子さんが立派にやっていかれますよう陰ながらお祈りしたい。オラも、これから本当にさみしいよ…。そういえば臼井儀人さんも埼玉県在住で不慮の死を遂げられたのか…。
臼井さんはコサキン・リスナー。27年半も続いた同番組が終わるにあたってのイベントでも、臼井さんなら顔パスできるのに一般リスナーに交じってきちんと並んでたんだとか。有名人でもえらぶらないって、立派な姿ですよね…。それに引き替えオラなんてのは、18日に報せを受けて、19日に病院を訪ねて、粛々としていなければならないときにもブログ更新なんてしちゃって…。
亡くなった姉ぇーちゃんはネットとかでなく、実社会の交友関係がとっても広い。広いだけでなく誰に対しても細やかに接する。おそらく葬儀の参列者はたいへんな数に上る。それに比べたらブログの訪問者ちゃまなんてのはオラが死のうが生きようが直接に関係することのない、400とか500とか言われても雲をつかむような話。無職で友だちの少ないオラにとって自らの人間的魅力とはかけ離れた数字であることはわかっちゃいるが、こうなるとやめるにやめられない。麻薬みたいに。
厚顔ですよな…。臼井儀人さんとか姉ぇーちゃんとか、いい人が若くして世を去ってしまうのに対し、オラは、たぶん、長生きするのでわないかと…。
我が家の特殊事情。故・父は養子。兄弟たちとは別の姓になっている。それもあってオラ子ども時代から母方の親戚との交流が多く、よく泊りに行ったりして仲良くしてもらった。大人になってしばらく疎遠にしていたが、母方のイトコたちの中でいちばん年長で姉御肌の、楽しい姉ぇーちゃんが結婚するときは式に出させてもらった。オラより年で6つ、学年で5つ上。姉御肌といっても和田アキ子みたく徒党を組んでえばったりしない、誰に対しても分け隔てなく優しいが、その本当の優しさが、オラの父と母が相次いで世を去ったとき、オラの心をどん底から助け上げてくれた。父も母も首吊り自殺。自分も薬物で自殺を図って、精神科に長期入院している。普通は誰だってそんなものと関わりたくない。その過程で父方の親戚は音信不通となっていったのだが、母方の親戚はみんな優しかった。
オラは兄弟がいない。親に死なれたら、本当のひとりぽっち。そんな境遇で手を差し伸べてくれ、葬儀のことや入院中のあれこれを面倒見てくれた伯父夫婦、そしてイトコの姉ぇーちゃん…。
退院して職場復帰したものの、1年半ほどでオラは仕事を辞めることにした。無職・独身・精神科入院歴。ますます関わりたくない。イトコたちにも小学校~高校の子どもたちがいる。オラみたいな境遇の者を迎え入れることに差しつかえないでしょか。それでも彼らは優しかった。オラも少しでも受け入れられようと、マンガ本や映画のビデオをせっせと送った。そんな中の1冊に、オラ感動して大泣きしたこうの史代さんの『夕凪の街・桜の国』がある。イトコのお子さんがたも回し読みして感動してくれたみたい。作中に中野区の哲学堂公園で桜が満開になっている様子が描かれる。彼らは哲学堂公園からもほど近い中野区内で育ったのだ。今もそこに住む長男、長男の上は二人とも女だったので、彼が職人の家業を継いだ。二人の姉は仲良しで、結婚後も同じ埼玉県入間市に家庭を築いた。無職になってからのオラも何度か泊りにお邪魔した。2回目のときだったか、オラ20代のころ録画して編集した『志村けんのだいじょうぶだぁ』傑作選ビデオを持参して、イトコ姉ぇーちゃん2人に旦那さん2人に子どもたち3人、そしてオラの計8人で見て腹かかえて大笑いしたもんだっけか…。人生が底に沈んで以降で、あの日がいちばん幸せだったなあ…。
上の姉ぇーちゃん、先に書いた5つ上の姉ぇーちゃんには1人の男の子がいて、ビデオを見たとき小4だった彼も今年は中2となった。母親である姉ぇーちゃんは今年で50歳。まだまだ若い。今年は下の姉ぇーちゃんの娘さんが大学受験で、来年は上の姉ぇーちゃんの息子さんが高校受験なので、しばらくお邪魔するのを控えようと思っていた。いずれ子どもたちが大人になったら、またゆっくりお笑いとかのビデオでも一緒に見ようと…。そんなところへ、降って湧いた悲報。
18日朝、姉ぇーちゃん二人が連れ立って、彼らにとっての伯母さんの告別式へ車で向かう途中、トイレのため立ち寄ったマクドナルド。上の姉ぇーちゃんが10分も15分もトイレから戻らない。下の姉ぇーちゃんが不審に思って店員さんと駆けつけると、個室内で姉ぇーちゃんが倒れ伏していた…。
救急車で運ばれたが、病院で医師が診察したときは発見時からすでに40分も経過しており、重篤なクモ膜下出血で、脳のダメージがひどくて、回復の見込みはなく手の施しようがないとのこと。機械につながれて死を待つ。
そして3日後の21日夕方、とうとう息を引き取ってしまった…。ご家族、ご兄弟の心痛は察するに余りある。心からご冥福をお祈りし、また残された旦那さんと息子さんが立派にやっていかれますよう陰ながらお祈りしたい。オラも、これから本当にさみしいよ…。そういえば臼井儀人さんも埼玉県在住で不慮の死を遂げられたのか…。
臼井さんはコサキン・リスナー。27年半も続いた同番組が終わるにあたってのイベントでも、臼井さんなら顔パスできるのに一般リスナーに交じってきちんと並んでたんだとか。有名人でもえらぶらないって、立派な姿ですよね…。それに引き替えオラなんてのは、18日に報せを受けて、19日に病院を訪ねて、粛々としていなければならないときにもブログ更新なんてしちゃって…。
亡くなった姉ぇーちゃんはネットとかでなく、実社会の交友関係がとっても広い。広いだけでなく誰に対しても細やかに接する。おそらく葬儀の参列者はたいへんな数に上る。それに比べたらブログの訪問者ちゃまなんてのはオラが死のうが生きようが直接に関係することのない、400とか500とか言われても雲をつかむような話。無職で友だちの少ないオラにとって自らの人間的魅力とはかけ離れた数字であることはわかっちゃいるが、こうなるとやめるにやめられない。麻薬みたいに。
厚顔ですよな…。臼井儀人さんとか姉ぇーちゃんとか、いい人が若くして世を去ってしまうのに対し、オラは、たぶん、長生きするのでわないかと…。