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巻き添え食ってたまるかよ

導眠機能性音楽 - 50 Best Ambient Albums

2016-10-30 19:37:03 | 音楽
ジャンルで音楽を選ばない。よいか悪いか、心のヒット曲になりうるかという見地で選ぶ。CDを買っても、たいていの場合、一部の曲しかiTunesに収めない。CDを手放してしまい、収めなかった曲が後ほどどこかで推薦され、その曲をダウンロード購入するといったこともしばしば。

そうやって抑制しても、iTunesには既に約2万曲。日々数曲、年間では千~2千曲が追加されてゆく。どう消化するかは難問だ。「最近再生されていない曲(Recently Not Played)」というスマートプレイリストを13週に設定して自動生成、優先的にシャッフル再生。これで少なくとも1年に4回は再生されることになる。

再生されたからといって聞いているとは限らない。最近再生されていない曲のプレイリストをiPod-nanoに収め、イヤホンで聞きながら眠ってしまうことも毎晩のようにあるからだ。




大学に入ったとたんサークルだ合コンだと鬼のように遊び回る者たちに馴染めず、便所でぼっち飯を食う学生。トイレの神様が「お前ちょっと自意識ヤバイなァ~~」ってことで、一瞬の白昼夢を彼に見せ、「恥をかくのが怖い」自意識を捨てるかどうか決めさせる。

彼は捨てなかった。私は高卒だが、同じタイプだ。そも大学受験を避け高卒で就職してしまったのも、大学の4年間と就職活動、人びとに交じって切磋琢磨することから逃げる意味合いが強かったのでしょう。逃げ切れなかった。サラリーマンの仕事は職種にもよるが対人能力が9割超モノを言う。話せば長くなるが2度のストーカー騒動など、だんだんと居場所を失い、不眠~うつの悪化で長期休職~復帰するも38歳、ちょうど20年で自主退職となる。

大学で対人関係を学んでおけば、よき社会人になれたろうか。大卒枠で公務員になるのは厳しいからのう。民間企業というるつぼでやってゆくのに4年間の助走では無理でしょう、私の場合。大学で仲間と遊ぶのと、逆に企業のタテ社会で理不尽なシゴキ・パワハラ・長時間労働に耐えるのは、対として、わが国特有の通過儀礼のようなものなのかも。慶大のレイプ事件、電通の過労死事件。これまで同種の事件がさんざん繰り返されてきたことは、便所飯の学生や私と対極にある「ウェーイ系」を社会が許容し、増長させてきた構造問題であることを示す。

この構造からはじき出される者、自ら引きこもる者は、今後も生み出され続ける。アンビエント・ミュージック=環境音楽。意識的に聞く音楽と異なり、日常的な環境の一部となるような響き・音楽。だそうだがジャンルの定義はどうでもよい。Pitchforkの下記リストから未知のレア盤をいくつか入手、iTunesに収めてCDを売りに出す。時間はかかっても、疎外された者・アウトサイダーのニーズが必ずあるだろう—





Pitchfork – The 50 Best Ambient Albums of All Time
50) Deathprod / MORALS AND DOGMA (2004)
49) Bing & Ruth / TOMORROW WAS THE GOLDEN AGE (2014)
48) Ernest Hood / NEIGHBORHOODS (1975)
47) Jon Hassell / VERNAL EQUINOX (1977)
46) Edgar Froese / EPSILON IN MALAYSIAN PALE (1975)
45) Huerco S. / FOR THOSE OF YOU WHO HAVE NEVER (AND ALSO THOSE WHO HAVE) (2016)
44) Microstoria / SND (1996)
43) Eluvium / TALK AMONGST THE TREES (2005)
42) Ekkehard Ehlers / PLAYS (2002)
41) Brian Eno & Harold Budd / THE PEARL (1984)
40) Max Richter / SLEEP (2015)
39) Suzanne Ciani / BUCHLA CONCERTS 1975 (1975)
38) Biosphere / SUBSTRATA (1997)
37) Tim Hecker / VIRGINS (2013)
36) Windy & Carl / DEPTHS (1998)
35) Laraaji / AMBIENT 3: DAY OF RADIANCE (1980)
34) Charlemagne Palestine / FOUR MANIFESTATIONS ON SIX ELEMENTS (1974)
33) Steve Roach / STRUCTURES FROM SILENCE (1984)
32) La Monte Young & Marian Zazeela / THE TAMBURAS OF PANDIT PRAN NATH (AN HOMAGE) (1999)
31) Ashra / NEW AGE OF EARTH (1976)
30) Julianna Barwick / THE MAGIC PLACE (2011)
29) David Behrman / ON THE OTHER OCEAN (1977)
28) Pauline Oliveros / ACCORDION AND VOICE (1982)
27) Oneohtrix Point Never / RIFTS (2009)
26) Iasos / INTER-DIMENSIONAL MUSIC (1975)



25) Folke Rabe / WHAT?? (1967)
24) Brian Eno / AMBIENT 4: ON LAND (1982)
23) Keith Fullerton Whitman / PLAYTHROUGHS (2002)
22) Fennesz / ENDLESS SUMMER (2001)
21) Grouper / AIA: ALIEN OBSERVER (2011)
20) Oneohtrix Point Never / REPLICA (2011)
19) The Orb / ORBUS TERRARUM (1995)
18) Stars of the Lid / AND THEIR REFINEMENT OF THE DECLINE (2007)
17) Alice Coltrane / TURIYA SINGS (1982)
16) Terry Riley / PERSIAN SURGERY DERVISHES (1972)
15) Robert Ashley / AUTOMATIC WRITING (1979)
14) The Caretaker / AN EMPTY BLISS BEYOND THIS WORLD (2011)
13) Brian Eno / APOLLO (1983)
12) Laurie Spiegel / THE EXPANDING UNIVERSE (1980)
11) Gas / POP (2000)
10) Fripp & Eno / EVENING STAR (1975)
9) Tim Hecker / HARMONY IN ULTRAVIOLET (2006)
8) Pauline Oliveros, Stuart Dempster & Panaiotis / DEEP LISTENING (1989)
7) Oval / 94DISKONT (1995)
6) Stars of the Lid / THE TIRED SOUNDS OF STARS OF THE LID (2001)
5) The KLF / CHILL OUT (1990)
4) Terry Riley / A RAINBOW IN CURVED AIR (1969)
3) William Basinski / THE DISINTEGRATION LOOPS I-IV (2002)
2) Aphex Twin / SELECTED AMBIENT WORKS VOLUME II (1994)
1) Brian Eno / AMBIENT 1: MUSIC FOR AIRPORTS (1978)


Music for Airports: Ambient 1/Remastered
Virgin Catalogue
Virgin Catalogue

恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。 (小学館クリエイティブ単行本)
サレンダー橋本
小学館
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Top 20 Hits of 29-Oct-2016

2016-10-29 19:15:12 | Weekly Top 15
1. ← 1. 5 "Lonely World" Moses Sumney (Lamentations EP)
2. ← 2. 5 "You Want It Darker" Leonard Cohen (2016 - You Want It Darker)
3. ← 3. 4 "Jakten genom skogen" Dungen (2016 - Häxan)
4. ← 14. 2 "Three Sides of Nazareth" Nicolas Jaar (2016 - Sirens)



5. NEW 1 "Beautiful Strangers" Kevin Morby (2016 - Single)
6. ← 4. 5 "Certainty" Temples (2016 - Single)
7. ← 10. 4 "Cranes in the Sky" Solange (2016 - A Seat at the Table)
8. ← 7. 3 "My Church" Maren Morris (2016 - Hero)
9. ← 9. 4 "Friends (feat. Bon Iver)" Francis and the Lights (2016 - Single)
10. ← 6. 8 "Do You Need My Love" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
11. ← 17. 2 "Like You Do" C Duncan (2016 - The Midnight Sun)
12. ← 13. 3 "Drunk Drivers/Killer Whales" Car Seat Headrest (2016 - Teens of Denial)
13. ← 8. 6 "Dreamhorse" Still Corners (2016 - Dead Blue)
14. ← 18. 2 "New York" Douglas Dare (2016 - Aforger)
15. ← 5. 8 "blisters" serpentwithfeet (2016 - blisters EP)
16. ← 20. 2 "Penn ar Lann" Yann Tiersen (2016 - Eusa)
17. ← 16. 2 "Centre (feat. Shad)" Tanya Tagaq (2016 - Retribution)
18. ← 11. 7 "I Need You" Nick Cave & the Bad Seeds (2016 - Skeleton Tree)
19. ← 15. 6 "Winter Morning I" Woodkid & Nils Frahm (2016 - Ellis)



20. NEW 1 "Thurgood Marshall" St. Lenox (2016 - Ten Hymns from My American Gothic)
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昭和疾風怒濤 #4 - さらばサムライ野球

2016-10-23 19:24:31 | メディア・芸能
翌日は群馬でプレーした。宿舎からバスで3時間のところだ。雨には降られなかったが、初めて酔っぱらいのアンパイアに出くわした。

一塁ベースで、明らかにセーフなのにアウトとコールされた俺は、頭にきてアンパイアに詰め寄った。顔と顔が近づいた途端に、アルコールの臭いがプーンときた。外は30度を越えているから、試合前に冷たいビールでも一杯ひっかけたのだろう。いや、3杯か4杯、あるいはもっと飲んだのかもしれない。

相当酔っているらしく、まぶたがトローンと半分落ちかけている。俺は奴の目を指さした。評論家やレポーターは、俺が「こいつは目がおかしいんだ」と言っていると勘違いしたらしい。俺は違うことを言いたかったのだが。

王(監督)は一応、抗議にやってきたが、あまり熱心ではなく、すぐに引き揚げた。ま、6-0で勝っているし、2位に4ゲーム差をつけて首位を独走しているのだから、こんな場面でムキになる必要はない。だいいち、暑くて口論する気にもならなかったのだろう。

その晩、気づいたことがある。王という人は金を払ったことがないのではないか。一緒にメシを食いにいっても、レストランの主人は彼に請求書を渡そうとしない。いつもそうだ。なんだってタダなのだ。球場にもいろいろな人間が、ミカンや酒やタバコを山のように差し入れにくる。どこへ行っても、みんなに知られているのだ。ガソリン代だって払うのを見たことがない。 —(W・クロマティ/R・ホワイティング共著 『さらばサムライ野球』 1991年・講談社、より)





純血主義でV9を達成した後、デーブ・ジョンソン(1975~76年)を皮切りに外国人助っ人を招くようになった読売ジャイアンツ。一年目は期待外れで「ジョン損」よばわり。鶴光師匠のギャグ「どうせあたしはクルーガーよ」(79年)、赤瀬川原平が無意味な構造物にたとえた「トマソン」(81~82年)など、飛び抜けた人気球団ゆえ失敗例は散々言われる一方、84~90年に在籍した外野手ウォーレン・クロマティこそ長く親しまれた筆頭と申せましょう。86年に.363でセ・リーグ打率2位(三冠・歴代最高打率のバースに次ぐ)、89年には長く4割を保ち、最終的に.378で首位打者と、中距離バッターとして活躍。ホームランを打って一塁を回ったところでの派手なガッツポーズ(↑画像)、外野スタンドに向かっての万歳三唱などがお馴染みとなりファンを沸かせた。頭部に死球を受け担架で運ばれた翌日の試合で代打満塁ホームラン、敬遠球を打ってサヨナラ安打など印象的な場面はあまた。

喜怒哀楽が豊かで、サービス精神旺盛。モントリオール・エクスポスからやって来て、日本の野球に驚き、戸惑いながらも見事に適応した彼は、現役時代から日本での経験を本に書こうと準備しており、引退後ただちに、『菊とバット』『和をもって日本となす』など野球を通じて日本文化を分析してきたロバート・ホワイティング氏の助力を得て出版。オーナー(正力亨)より威張っていて、優勝後、選手を前に40分もスピーチをぶつ、その中で全選手を称えるがクロマティには触れない務台(読売新聞)名誉会長、長時間の練習は無意味だという批判、監督・コーチや選手の言動や人望、王監督時代、中畑が王を陰で「ワン公」と呼んでいたなど、赤裸々な内容で出版当時バクロ本として受け取られたが、その後、野茂やイチローがメジャーで成功する一方、巨人軍をめぐるさまざまな悪弊が噴出、日本プロ野球が大いなる地殻変動を経たいまなお、この本が投げかける問いは新鮮で、再発見に満ちている。




↑80年代前半、巨人の主力選手。左上から時計回りで江川投手、中畑内野手、原内野手、篠塚内野手


先日、おぎやはぎのラジオを聞いていると、(ベッキーなどの)不倫についていつまでも言ってる奴はモテないから。俺も不倫が悪いことくらい分かってる。関係ない第三者がいつまでも言うなってこと、などと小木が語っており、正論ではあるが、割り切れないものを感じ、有吉に続いておぎやはぎのラジオも聞かなくなりそうな按配。

私の父は晩年、入浴時にラジオをビニール袋で密封して持ち込み、巨人のナイター中継を聞いていた。大洋ホエールズが三原マジックで日本一になったことは彼にとって若き日のレジェンドであり、98年10月、横浜ベイスターズがそれ以来の日本一になったのを見届けるように翌月首吊りで果てた。

私も亡父の影響で小5から巨人を応援し、クロマティの本に記述のある試合はほとんどテレビで見たが、近年スポーツ全般関心が薄れ、巨人のことは嫌い。憎む。死ねナベツネ。が前回の『虫たちの墓』が本棚の講談社文庫コーナーに収まり、ハミ出た『さらばサムライ野球』を処分ついでに読み始めたら止まらなくなった。めっぽう面白い。クロマティの感受性とホワイティング氏のジャーナリズムが噛み合い、どの人物も生き生きと描き出される。江川・原・中畑・山倉、愉快な面々。王監督の苦闘、西本や桑田投手など巨人の中で疎まれがちだった様子や、他チームの外国人選手の動向など興味深い記述が次々。

一人一人は光も影もある彼らは、「巨人軍は紳士たれ」という言葉で影を見せることを厳しく禁じられた。巨人の控え選手の方がパ・リーグの主力選手より知名度があったような、クライマックスシリーズでDeNAの方に声援が偏る今からは信じられない格差があった。そんな時代背景のもと、巨人の闇は封印され続け、積年の無理が祟って、近年の凋落・スキャンダル続出を招いたといえよう。ベッキーが、過度に明るく、ポジティブなキャラとして振る舞ってきた分、不倫騒動が長引いているのと似ている。芸能人は悪口を言われるのも芸のうち、知名度の証しである。各チームの人気が平準化し、テレビより球場という本来の姿にかえりつつある、今のプロ野球を愛し、贔屓チームを持つ方々をうらやましく思います—



さらばサムライ野球 (講談社文庫)
Warren Cromartie,Robert Whiting,松井 みどり
講談社
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Top 20 Hits of 22-Oct-2016

2016-10-22 18:56:46 | Weekly Top 15
1. ← 1. 4 "Lonely World" Moses Sumney (Lamentations EP)
2. ← 4. 4 "You Want It Darker" Leonard Cohen (2016 - You Want It Darker)
3. ← 10. 3 "Jakten genom skogen" Dungen (2016 - Häxan)
4. ← 8. 4 "Certainly" Temples (2016 - Single)
5. ← 2. 7 "blisters" serpentwithfeet (2016 - blisters EP)
6. ← 3. 7 "Do You Need My Love" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
7. ← 12. 2 "My Church" Maren Morris (2016 - Hero)
8. ← 5. 5 "Dreamhorse" Still Corners (2016 - Dead Blue)
9. ← 7. 3 "Friends (feat. Bon Iver)" Francis and the Lights (2016 - Single)
10. ← 11. 3 "Cranes in the Sky" Solange (2016 - A Seat at the Table)
11. ← 9. 6 "I Need You" Nick Cave & the Bad Seeds (2016 - Skeleton Tree)
12. ← 6. 6 "CBM" Kelly Lee Owens (2016 - Oleic EP)
13. ← 17. 2 "Drunk Drivers/Killer Whales" Car Seat Headrest (2016 - Teens of Denial)



14. NEW 1 "Three Sides of Nazareth" Nicolas Jaar (2016 - Sirens)
15. ← 13. 5 "Winter Morning I" Woodkid & Nils Frahm (2016 - Ellis)



16. NEW 1 "Centre (feat. Shad)" Tanya Tagaq (2016 - Retribution)



17. NEW 1 "Like You Do" C Duncan (2016 - The Midnight Sun)



18. NEW 1 "New York" Douglas Dare (2016 - Aforger)
19. ← 16. 5 "Animals Beginning with a B" Future of the Left (2016 - To Failed States and Forest Clearings EP)



20. NEW 1 "Penn ar Lann" Yann Tiersen (2016 - Eusa)
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Top 20 Hits of 15-Oct-2016

2016-10-15 19:22:21 | Weekly Top 15
1. ← 8. 3 "Lonely World" Moses Sumney (Lamentations EP)
2. ← 2. 6 "blisters" serpentwithfeet (2016 - blisters EP)
3. ← 1. 6 "Do You Need My Love" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
4. ← 7. 3 "You Want It Darker" Leonard Cohen (2016 - You Want It Darker)
5. ← 3. 4 "Dreamhorse" Still Corners (2016 - Dead Blue)
6. ← 4. 5 "CBM" Kelly Lee Owens (2016 - Oleic EP)
7. ← 12. 2 "Friends (feat. Bon Iver)" Francis and the Lights (2016 - Single)
8. ← 6. 3 "Certainly" Temples (2016 - Single)
9. ← 5. 5 "I Need You" Nick Cave & the Bad Seeds (2016 - Skeleton Tree)
10. ← 15. 2 "Jakten genom skogen" Dungen (2016 - Häxan)
11. ← 17. 2 "Cranes in the Sky" Solange (2016 - A Seat at the Table)



12. NEW 1 "My Church" Maren Morris (2016 - Hero)
13. ← 11. 4 "Winter Morning I" Woodkid & Nils Frahm (2016 - Ellis)
14. ← 9. 6 "Basketball" Zula (2016 - Glasshopper)
15. ← 20. 2 "Fio da Memória" Luísa Maita (2016 - Fio da Memória)
16. ← 13. 4 "Animals Beginning with a B" Future of the Left (2016 - To Failed States and Forest Clearings EP)



17. NEW 1 "Drunk Drivers/Killer Whales" Car Seat Headrest (2016 - Teens of Denial)
18. ← 10. 7 "Not Myself" Sharon Van Etten (2016 - Single)



19. NEW 1 "Skiptracing" Mild High Club (2016 - Skiptracing)
20. ← 14. 4 "Never Be Mine" Angel Olsen (2016 - MY WOMAN)
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エクス・マキナ

2016-10-13 19:37:48 | 映画(映画館)
EX MACHINA@早稲田松竹/監督:アレックス・ガーランド/撮影:ロブ・ハーディ/編集:マーク・デイ/出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック、ソノヤ・ミズノ/2015年・イギリス、アメリカ

正直なのは人間か? 人工知能か?

検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。 しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも謎めいた実験だった…。

意識・感情・性、そして真実と嘘。
全てがアップデートされた、最新のSFスリラー


IT企業のCEOが所有する山あいの邸宅に招かれ、人工知能のテストに協力することになったプログラマー。しかし実験は次第に怪しげな心理戦と化し、人間と人工知能の主従関係は崩壊していく――。 『28日後...』『わたしを離さないで』で脚本を務めるなど、数多くの話題作を手掛けているアレックス・ガーランドが満を持しての監督デビューを果たし、インディペンデントの低予算作ながら本年度アカデミー賞視覚効果賞を受賞、脚本賞にもノミネートされた話題作が『エクス・マキナ』だ。

『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』 のドーナル・グリーソン、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のオスカー・アイザックという、いまハリウッドで最も注目される若手実力派の3人が、物語の鍵を握る人間&人工知能を巧みに演じる。優れたスリラーであると同時に、人間存在の根源的な意味を問う本作。スタイリッシュなヴィジュアルや音楽で彩られた、新感覚の作品の誕生である。




夜のうどん職人トンダ ‏@R18Tonda 10月11日
スケベ漫画読んで「お尻に突っ込んだちんちんをそのままマ◯コに突っ込むと危ない」とかしたり顔で言う大人になんてなりとうない!

ぽっこら @poccora_ 10月11日
「ちんちんがすでに危ない」って出鼻挫いてくる輩もいるんだよ信じらんない。


生でアナルに挿入すると病気になる可能性が高い。逆に、病気になる筈なのに、なぜ登場人物たちが平気でそういうことをしているのか、気になって読み進められない神経質なタイプの人もいる筈だ。エロ漫画に対していちいち指摘するのは野暮というものだが、大事なことだから、いちいち言う役割の人もいてよい。

気にならないのは、不都合な真実に蓋をする「ご都合主義」が、エロ漫画のみならず、あらゆるものごとに蔓延しているからだ。ジョージ・ルーカス監督は「宇宙では音はしない筈では?」と問われ、「僕の宇宙ではするんだ」と答えたとか。なかんずくSFにおいて、ご都合主義というか、科学的な裏付けがなくとも、この作品の中ではこうなんです、というお約束が多すぎる。

ドラえもんの秘密道具に、一度でも裏付けが与えられたことがあるだろうか。とうてい不可能なことだらけ。これは科学でなく、魔法である。オカルトだ。オカルトの語義は「隠す」。この世のことわりを解き明かす科学とは、そもそも方向性が真逆。




きら星のごとき、ユダヤ系の音楽家たち。特筆すべきは、ボブ・ディラン、イギー・ポップ、スティーリー・ダン、ビースティー・ボーイズなど多くの場合、彼ら自身が既に一つのジャンルであるといえるくらい独創的で、その後フォロワーはいても、ずっと抜きん出た存在であり続けていること。

まるで生物の進化のようだ。はるか太古から同じ姿をしているトンボやゴキブリもいれば、大いに繁栄したが一転絶滅してしまった種も。人類は地球の新参者だが、いまや満ち溢れ、化石燃料を燃やし、生命と似たものを自ら作りだそうとまでしている。

この営みは成就するだろうか。ホーキング博士が警鐘を鳴らすように人工知能はやがて自ら進化して人類を駆逐するのだろうか。この映画は、かつて見た『チャッピー』ほど、その困難さをSF特有のご都合主義で解決してしまってはいない。もっとシリアスだ。人工知能が、その優秀さを自ら証明できるよう、開発者のブルーブック社長はそれに美しい女の義体を与え、優秀だが独身のオタク的な男社員を誘惑させる。社長は「検索エンジンのシェアを握ることで人の欲求を完全に理解した」と驕りたかぶるエゴイスティックな男で、東洋人に似せた別の義体を酌婦兼夜伽として侍らせている。キョウコという名だ。

この驕りが油断につながり、クールで鮮やかな結末を招く。日本人ならオタク社員と人工美女を結ばせるだろうが、もちろんそうはならない。甘くはない。甘くないが、それでもやはりSFのご都合主義から逃れ得ているわけではない。人の、表面に現われているあらゆる情報を解析すれば、人を凌ぐ人工知能が生まれるだろうか。私はこれは、生命の長い歴史を無視し、ある部分に特化して人に似せた(一例として囲碁や自動運転)稚拙な道具に過ぎないと思う。命や人体や脳は、まだ完全に解き明かされたわけではない。ユダヤ人の音楽には、彼らの苦難の歴史が反映され、凝縮されており、人工知能が例え音楽だけに特化したとしても生み出せるものではない。

しかしこの映画には教訓がある。科学には実験が不可欠だ。グーグルになぞらえたブルーブックのように、グローバル化した大企業は、さらなる優位を築くため、人を実験材料とするのに躊躇しないだろうということ。キョウコは英語が分からない設定の性奴隷ロボット。「VRのポルノ早く」と待ち焦がれる日本のオタクは格好の被験体となることでしょう—


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Top 20 Hits of 8-Oct-2016

2016-10-08 20:56:04 | Weekly Top 15
1. ← 2. 5 "Do You Need My Love" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
2. ← 1. 5 "blisters" serpentwithfeet (2016 - blisters EP)
3. ← 7. 3 "Dreamhorse" Still Corners (2016 - Dead Blue)
4. ← 5. 4 "CBM" Kelly Lee Owens (2016 - Oleic EP)
5. ← 3. 4 "I Need You" Nick Cave & the Bad Seeds (2016 - Skeleton Tree)
6. ← 8. 2 "Certainly" Temples (2016 - Single)
7. ← 10. 2 "You Want It Darker" Leonard Cohen (2016 - You Want It Darker)
8. ← 19. 2 "Lonely World" Moses Sumney (Lamentations EP)
9. ← 6. 5 "Basketball" Zula (2016 - Glasshopper)
10. ← 4. 6 "Not Myself" Sharon Van Etten (2016 - Single)
11. ← 12. 3 "Winter Morning I" Woodkid & Nils Frahm (2016 - Ellis)



12. NEW 1 "Friends (feat. Bon Iver)" Francis and the Lights (2016 - Single)
13. ← 14. 3 "Animals Beginning with a B" Future of the Left (2016 - To Failed States and Forest Clearings EP)
14. ← 15. 3 "Never Be Mine" Angel Olsen (2016 - MY WOMAN)



15. NEW 1 "Jakten genom skogen" Dungen (2016 - Häxan)
16. ← 9. 6 "All My Pride" Black Honey (2016 - Headspin)



17. NEW 1 "Cranes in the Sky" Solange (2016 - A Seat at the Table)
18. ← 11. 7 "Red Earth & Pouring Rain" Bear's Den (2016 - Red Earth & Pouring Rain)
19. ← 13. 8 "Seven Words" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)



20. NEW 1 "Fio da Memória" Luísa Maita (2016 - Fio da Memória)
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Top 20 Hits of 1-Oct-2016

2016-10-01 19:43:18 | Weekly Top 15
1. ← 2. 4 "blisters" serpentwithfeet (2016 - blisters EP)
2. ← 3. 4 "Do You Need My Love" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
3. ← 4. 3 "I Need You" Nick Cave & the Bad Seeds (2016 - Skeleton Tree)
4. ← 1. 5 "Not Myself" Sharon Van Etten (2016 - Single)
5. ← 5. 3 "CBM" Kelly Lee Owens (2016 - Oleic EP)
6. ← 6. 4 "Basketball" Zula (2016 - Glasshopper)
7. ← 14. 2 "Dreamhorse" Still Corners (2016 - Dead Blue)



8. NEW 1 "Certainly" Temples (2016 - Single)
9. ← 8. 5 "All My Pride" Black Honey (2016 - Headspin)



10. NEW 1 "You Want It Darker" Leonard Cohen (2016 - You Want It Darker)
11. ← 9. 6 "Red Earth & Pouring Rain" Bear's Den (2016 - Red Earth & Pouring Rain)
12. ← 17. 2 "Winter Morning I" Woodkid & Nils Frahm (2016 - Ellis)
13. ← 7. 7 "Seven Words" Weyes Blood (2016 - Front Row Seat to Earth)
14. ← 13. 2 "Animals Beginning with a B" Future of the Left (2016 - To Failed States and Forest Clearings EP)
15. ← 18. 2 "Never Be Mine" Angel Olsen (2016 - MY WOMAN)
16. ← 11. 8 "Suddenly (feat. Weyes Blood)" Drugdealer (2016 - Single)
17. ← 10. 6 "Red Vermin" Pfarmers (2016 - Our Puram)
18. ← 12. 7 "Turn Me Around" Half Waif (2016 - Probable Depths)



19. NEW 1 "Lonely World" Moses Sumney (Lamentations EP)
20. ← 15. 5 "The Pugilist" Keaton Henson (2016 - Kindly Now)
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