マガジンひとり

オリンピック? 統一教会? ジャニーズ事務所?
巻き添え食ってたまるかよ

2020 — 75 Best Songs

2020-12-31 15:04:26 | Year End Charts
75) Ana Frango Elétrico / Mama Planta Baby
74) Sault / Wildfires
73) Rolling Blackouts Coastal Fever / Cars in Space
72) Lido Pimienta / Nada (feat. Li Saumet)
71) Julianna Barwick / Inspirit
70) Loma / Ocotillo



69) Tim Heidecker / Fear of Death
68) Perfume Genius / On the Floor
67) Lorenzo Senni / Canone infinito
66) Porter Robinson / Something Comforting
65) Drive-by Truckers / Grievance Merchants
64) Rafael Senra / Sentido vago
63) Muzz / Knuckleduster
62) Sweeping Promises / Hunger for a Way Out
61) Kvelertak / Bråtebrann (2019)
60) Ilegales / Juventud, Egolatría
59) FLUT / Sendet Affen
58) Haim / The Steps
57) Triángulo de Amor Bizarro / Fukushima
56) The Killers / My Own Soul's Warning
55) Susanne Sundfør / When the Lord
54) The Innocence Mission / On Your Side (2019)
53) Phoebe Bridgers / Kyoto



52) Pabllo Vittar / Seu crime (2018)
51) Cimafunk / El potaje (ft. Omara Portuondo, Chucho Valdés, Pancho Amat y la Orquesta Aragón) (2019)
50) All diese Gewalt! / Andere
49) Perfume Genius / Describe
48) Christine and the Queens / People, I've Been Sad
47) Blake Mills / Vanishing Twin
46) Bunbury / Deseos de usar y tirar
45) The Strokes / At the Door
44) Bright Eyes / One and Done
43) Kiko Dinucci / Veneno (feat. Ogi)
42) Hayley Williams / Simmer
41) Fiona Apple / Cosmonauts
40) The Orielles / Space Samba (Disco Volador Theme)
39) Jessie Ware / Spotlight
38) San Fermin / The Hunger
37) Lianne La Havas / Weird Fishes
36) Parade / Letras, canciones, literatura (2019)
35) HMLTD / Satan, Luella & I
34) Conan Osíris / 100 paciência (2017)
33) Timbre / Gullfoss
32) MGMT / In the Afternoon (2019)
31) Destroyer / Foolssong
30) Fuerza Nueva / Canción para los obreros de Seat (2019)



29) Sorry / As the Sunsets
28) Josh Ritter / Old Black Magic (2019)
27) The Dears / I Know What You're Thinking and It's Awful
26) Andrew Bird / Sisyphus (2019)
25) Soccer Mommy / Yellow Is the Color of Her Eyes (2019)
24) Sufjan Stevens / America
23) Conan Osíris / Adoro bolos (2017)
22) Jason Isbell and the 400 Unit / Dreamsicle
21) Soccer Mommy / Circle the Drain
20) Porridge Radio / Give/Take
19) Stephen Malkmus / Xian Man
18) Exquirla / Destruidnos juntos (2017)
17) Jason Isbell and the 400 Unit / Be Afraid



16) Shabaka and the Ancestors / They Who Must Die
15) Protomartyr / Processed by the Boys
14) Wolf Parade / Julia Take Your Man Home
13) Owen Pallett / A Bloody Morning
12) Jeff Rosenstock / Ohio Tpke
11) Car Seat Headrest / Can't Cool Me Down
10) Karen O & Danger Mouse / Lux Prima (2019)
9) Flavien Berger / Léviathan (2015)
8) I Break Horses / Death Engine
7) Fiona Apple / Under the Table
6) Moses Sumney / Me in 20 Years
5) Nick Hakim / Qadir
4) Jeff Rosenstock / f a m e
3) Sufjan Stevens / My Rajneesh
2) Jonathan Wilson / Oh Girl
1) King Princess / Ohio


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26-Dec-2020 Top 20 Hits

2020-12-26 18:02:55 | Weekly Top 15
1. ← 1. 4 All diese Gewalt! / Andere (2020 - Andere)
2. ← 2. 3 Mickey Guyton / Black Like Me (2020 - Bridges)
3. ← 6. 3 Klô Pelgag / Rémora (2020 - Notre-dame-des-sept-douleurs)
4. ← 5. 4 Thibault / Moody Ghost (2020 - Or Not Thibault)
5. ← 15. 2 Black Country, New Road / Science Fair (2021 - For the First Time)
6. ← 4. 3 Arlo Parks / Caroline (2020 - Collapsed in Sunbeams)
7. ← 3. 5 Exquirla / Destruidnos juntos (2017 - Para quienes aún viven)
8. ← 16. 2 Cherry Glazerr / Rabbit Hole (2020 - Single)
9. ← 7. 6 MGMT / James (2018 - Little Dark Age)
10. ← 19. 2 Kiko Dinucci / Veneno (feat. Ogi) (2020 - Rastilho)
11. ← 12. 2 Oneohtrix Point Never / Lost but Never Alone (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)
12. ← 9. 6 Nation of Language / A Different Kind of Life (2020 - Single)
13. ← 20. 2 No Joy / Four (2020 - Motherhood)
14. ← 10. 6 The Weather Station / Robber (2020 - Single)



15. NEW 1 Gum Country / Somewhere (2020 - Somewhere)
16. ← 8. 8 Kreisky / ADHS (2020 - Atlantis)



17. NEW 1 Lido Pimienta / Eso que tú haces (2020 - Miss Colombia)



18. NEW 1 Other Lives / Sound of Violence (2020 - For Their Love)
19. ← 14. 9 Oneohtrix Point Never / Long Road Home (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)



20. NEW 1 Julien Baker / Faith Healer (2021 - Little Oblivions)


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19-Dec-2020 Top 20 Hits

2020-12-19 19:08:08 | Weekly Top 15
1. ← 2. 3 All diese Gewalt! / Andere (2020 - Andere)
2. ← 8. 2 Mickey Guyton / Black Like Me (2020 - Bridges)
3. ← 1. 4 Exquirla / Destruidnos juntos (2017 - Para quienes aún viven)
4. ← 14. 2 Arlo Parks / Caroline (2020 - Collapsed in Sunbeams)
5. ← 13. 3 Thibault / Moody Ghost (2020 - Or Not Thibault)
6. ← 17. 2 Klô Pelgag / Rémora (2020 - Notre-dame-des-sept-douleurs)
7. ← 4. 5 MGMT / James (2018 - Little Dark Age)
8. ← 3. 7 Kreisky / ADHS (2020 - Atlantis)
9. ← 7. 5 Nation of Language / A Different Kind of Life (2020 - Single)
10. ← 11. 5 The Weather Station / Robber (2020 - Single)
11. ← 5. 8 FLUT / Sendet affen (2020 - Single)



12. NEW 1 Oneohtrix Point Never / Lost but Never Alone (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)
13. ← 6. 10 Jonathan Wilson / Oh Girl (2020 - Dixie Blur)
14. ← 10. 8 Oneohtrix Point Never / Long Road Home (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)



15. NEW 1 Black Country, New Road / Science Fair (2021 - For the First Time)



16. NEW 1 Cherry Glazerr / Rabbit Hole (2020 - Single)
17. ← 12. 6 Sharon Van Etten / Let Go (2020 - Single)
18. ← 9. 7 Annie / The Streets Where I Belong (2020 - Dark Hearts)



19. NEW 1 Kiko Dinucci / Veneno (feat. Ogi) (2020 - Rastilho)



20. NEW 1 No Joy / Four (2020 - Motherhood)


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昭和博覧会② 富田晃弘兵隊画集

2020-12-16 17:34:05 | Bibliomania
『兵隊画集』は、第二次世界大戦の日本軍、第12師団、歩兵第24聯隊で従軍した作者が、その経験をもとに描いた画と詩、文をまとめた作品だ。入隊から満洲、台湾と、戦地の軍隊生活が、兵隊たちの装備、柱に貼られた標語、生活用具など、細部に至るまで驚くほど細密に活写された画と、それに添えられた哀切な詩が、読者の心に鮮烈な印象を残す、傑作中の傑作だ。その魅力は年月を経ても全く減ずることはない。絵の中に描かれた一様にずんぐりむっくりした体型の兵隊たちは、著者の好みの男たちなのだろう。 —(薔薇族初代編集長・伊藤文學氏のブログより)



当時の若者は、小学校の低学年のころから「M検=性病の検査」を識っていた。「穴(ケツ)検=痔の検査」がどんなことをするのかもわかっていた。子供たちは軍隊の正面よりも、内務班の機微の方を早く馴染んでいたのである。徴兵検査でM検・穴検をされるときの予備知識が、十才前後の子供に、もうあったのである。「みんな委縮しているなかで、乃木将軍の二人の子息だけは昂然とエレクトしていた」という英雄神話が芯になっており、それは凡夫と大器との顕著な差であると同時に、精鋭な兵隊と凡俗な民間人とのちがいをも意味しており、「大丈夫(ますらお)とは」という一種の典型を教示していたのである。



湯はぬるく臭く、そしてすくなかった。古年兵が湯船から出るまで初年兵は洗い場でふるえながら待っていた。折角はいっても後からきた古年兵のために湯船を出ねばならなかった。「おい、風呂の中で顔を洗うちゃいかん」。あわてて初年兵を叱りつけているのはズーズー弁の高橋三吉招集兵であった。「古年兵はピイを買いに行きよるんじゃ。誰が淋病もっとるかわからんのじゃ」と彼は声をひそめた。「リン菌もろうてお前の眼が潰れてみィ、内地のお前の彼女が泣くぞ」、そう言って彼は初年兵の尻をピシャリと叩いた。



レントゲン撮影の結果なのか、それとも開業医の証明書が添付されていたのか、満洲要員の一人が除隊することになった。「帰郷して療養につとむるべし」という沙汰であった。それは戦死を免れる幸運であった。再び生を亨くる喜びであった。彼は此の幸運が突然、凶に変化することを恐れているのか、まるで遁れていくような慌ただしさであった。一人の古年兵が「嬉しそうな顔をしやがってこの野郎」となぐりつけた。「貴様は肺病なのか、裸になってみろ」と一人がいった。丸裸になった彼は古年兵たちから嬲られた。泣きだした彼はさらになぐられた。



基隆(キールン)陸軍病院。赤痢病棟にひとりだけマラリヤを併発している患者がいた。昏睡している彼は粥汁をすすることもできない。高熱のために唇の皮が剥けてささくれ、頬はこけて髭だらけであった。異様な臭気をたてているのは汗が熱で煮え、垢が熱でとけるからだ。しかも彼は下痢をしていた。ぼくはコンドーム三本のなかに氷の破片を詰めて結束した代用氷嚢を彼の額にのせた。数日が経って廊下で「お世話になりました」とペコリと頭を下げる兵隊がいた。よく見ると彼であった。ぼくは寝顔しか知らなかったのである。



中村軍医中尉の衛生講話は「性病予防」が主題であったが、話はソレて「性欲の処理」を軍医はくりかえした。「貴様たちのなかで皮かむりのヤツ、剥けていないヤツ、手をあげろ」。軍医は露茎の習慣をつけろと教えた。そのあと「確実に性病感染する私娼を買うよりも手淫をしろ」とすすめた。「貴様たちは慰安外出もないだろう。せめて戦友愛を発揮しろ、相互手淫しろ」。



東満の国境は枯れていた。白刀山子の表門を出た草むらに土まんじゅうが一基あった。木の墓標には上等兵の字だけが読めた。病死なのか事故死なのか、その姓名も死亡年月日もわからなかった。十二師団が老黒山地区の駐屯警備をする以前は九師団がいた。おそらくそのときの死亡兵であろう。


以上、富田晃弘『兵隊画集 戎衣は破れたり』番町書房1972より抜粋。富田氏は満洲と台湾に駐留した部隊に初年兵~一等兵として属し、戦後昭和40年代に記憶に基づいてこれらの絵を描いた。伊藤氏(当時の薔薇族編集長)が名付けた笹岡作治という筆名のゲイ小説作家と同一人物とみられ、彼が描く軍隊生活には同性愛的な願望と美化が込められているように見受けられる。


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中産階級ハーレム⑭ — マラソン

2020-12-13 18:52:21 | 中産階級ハーレム
先週金曜だったか5chでコロナ情報を漁っていると

群馬県46(おそらく歴代2位
埼玉県185 (おそらく歴代2位
京都府57

との書き込みがあり、歴代2位という言葉に思わず駅伝・マラソンを熱心にみていた頃を思い出してしまった。「区間新記録」なんてのも他では使われないが一部の人を熱くさせますよね。スポーツに限らず人が競うことにはその種の記号が溢れている。

私が高卒で就職する1983年、2月に東京マラソンで瀬古利彦が2年ぶりのマラソンを走り日本初の2時間8分台で優勝、宗兄弟やこの後おなじみになるイカンガーも出ていて非常に盛り上がり、確か38%とかでマラソン駅伝が高視聴率を叩き出す先鞭を付け、私も興奮して見ていた。86年ころにはますます熱中して陸上の専門誌を買ったり、架空の選手たちを作って箱根駅伝からやがてはユニバーシアードに出て世界陸上・オリンピックへ~とかね。自分は走りもしないのに、高卒だし。

ワープロ機器が出始めて架空の記録リストまで作ってたわ。誰にも見せない。プロ野球や大相撲でも似たことをやっていたが、それは学校時代に始まっており、そうしたことをやる子どもは少なくないでしょうが、陸上・マラソンについては就職してから始まって熱中していたというのが黒歴史である。女子マラソン解説など広く活躍する増田明美さんは私より学年1コ上で、成田高校時代から「女瀬古」の異名をとり、川崎製鉄千葉が陸上部を創設して監督の滝田氏も一緒にってことで彼女を獲得。しかし紆余曲折あり現役のマラソン選手としては大きく花開くことはなかった。80~90年代のマラソン駅伝隆盛は、部活で集団の中で揉まれ、心身を鍛えたり先輩後輩など人脈を作って一人前の社会人になる、昭和の高度成長~バブル経済と表裏一体なのであった。ゆえにいま失われた30年、いやもっと、さまざまなスポーツ団体や大学の関係者の不祥事・犯罪が噴出し、さらにコロナも重なってオリンピックさえ忌まわしいものに変貌してしまったのでしょう—。




「いまはなんでも科学、科学と言いよるがね、でもマラソンは科学じゃない。子供時代、ザトペックもアベベもみんな苦労した。ひもじい思いをしている。いいランナー、貧乏人じゃないと駄目よ」
孫基禎は韓国が日本に併合された2年後の1912年、新義州(現北朝鮮)の貧しい家に生まれた。十代で働きながら走ることに打ち込み、専門的なトレーニングなしで朝鮮の大会上位入賞し、20歳で故郷の先輩などの支援を得て体育の名門、京城の養正高等普通学校に入学。4年生だった時にマラソン2時間26分42秒の世界記録を出す。翌年のベルリン五輪には選考の結果、孫ら朝鮮の2人と日本の2人が派遣され、現地でレース本番の18日前に突如30キロを走って3人を選ぶことになり、孫と同輩の南昇竜が1・2位となり五輪本番でも1・3位。



1954(昭和29)年の箱根駅伝復路、早稲田大のアンカー昼田哲士はトップ快走していたが芝大門から新橋にかけみるみるペースダウン、倒れそうになって中村清監督(後の瀬古・新宅・ワキウリらの指導者)がサイドカーを降りて「都の西北」を歌いながら伴走、どうにかテープを切ってそのまま失神。



円谷のことを思うとき、君原には決まってふたつの日の顔が浮かぶのだった。
ひとつは、東京オリンピックのレース直後のことである。控え室で、疲労困憊して簡易ベッドに横になると、側にいた円谷と眼が合った。ひどく悲しい目つきをしていた。一瞬、君原は円谷がレースを棄権したのかと思ったほどである。のち、銅メダルを獲得したものの、トラックに入ってからヒートリーに追い抜かれたことを耳にする。あの悲しい眼は、追い抜かれた無念の目線であったのだろうか…。
もうひとつは、円谷が自殺する半年前のこと。君原が円谷とともに走った最後のレース、1967(昭和42)年5月、広島で開かれた全日本実業団選手権でのことである。東京から2年近く、円谷は右足アキレス腱の故障、さらに腰のヘルニアに悩まされていた。ともに20000mを走ったが、この大会でも円谷は不調であった。会場の控え室で、君原の顔を見ると思いつめた表情でこう言った。
「メキシコでもう一度日の丸を揚げることが国民に対する約束です」 —(後藤正治/マラソンランナー/文春新書2003)



1965年6月、英ポリテクニック・マラソンで重松森雄(福岡大)が2時間12分00秒の世界記録。4月のボストン・マラソンでも優勝。



1978年の福岡国際マラソン、この年の2月に別大マラソンで世界歴代2位の好記録を出し(ヘッダー画像右上)好調の宗茂(旭化成)が飛ばしたが36キロで瀬古利彦(早大)がかわし2時間10分21秒でマラソン初優勝。インターハイ中距離2冠⇒箱根駅伝と王道を歩む瀬古は翌年にエスビー食品に就職、マラソン16戦10勝と勝負強さを誇ったが代表に決まっていた80年モスクワ五輪に日本が不参加となり、84年と88年の五輪代表にも選ばれたものの調整に失敗し14位と9位。



1980年代後半から90年代前半にかけ世界的に記録が停滞し、日本・韓国・中国のアジア勢が台頭。【左】92年バルセロナ五輪・男子マラソンでは韓国の黄永祚(中央)が日本の森下広一(旭化成)を振り切り優勝。【右】93年シュツットガルト世界陸上では中国の馬俊仁コーチ率いる「馬軍団(現地では馬家軍)」が中長距離のトラック種目を席巻。画像は女子3000mで1-3位独占した曲雲霞(右)ら。この馬コーチは競技経験のない退役軍人で後にドーピングを選手に強要していたことが発覚。



2003年のパリ世界陸上、女子マラソンで本命視されたケニアのンデレバ(658)は前半慎重策をとり、日本の野口みずき(グローバリー)が前に出る場面がみられた。33キロ過ぎからンデレバが追いすがる野口を徐々に引き離し優勝。千葉真子と坂本直子も3・4位に。これで翌年のアテネ五輪代表に決まった野口は本番で25キロから思い切ったペースアップ、逆にンデレバを振り切り、2000年シドニー五輪の高橋尚子(積水化学)に続き日本勢2連覇。



【左】2013年モスクワ世界陸上・女子マラソンに2時間27分45秒で3位となった福士加代子(ワコール)【右】同じく女子10000mで先頭を引っ張り30分56秒70の自己ベストで5位の新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)。トラックからマラソンへ息の長い活躍、底抜けに明るい福士ちゃんと「国民の皆さんが反対するのであれば、五輪は開催する必要はないと思う」のような奔放な発言で知られる新谷。「お金で命を買われている身。どんな手段を取っても結果を出さないといけない」とも発言しておりいったん引退したが2018年に復帰。


1999年冬~2001年春の長期入院中、就寝が早いのでコサキンが聞けないこと、デイルームのテレビは古株のおばさんたちが占拠していてマラソンが見られないことがつらかったな。会社を辞めたのが2003年。だんだんマラソン駅伝、スポーツ全般から心が離れ、2012年のロンドン五輪あたりを最後にほぼ見なくなった。会社員時代の一人遊びからブログ・ピクシブ・コミケ等を介し同人誌作りに。親を見殺しにせざるをえなかったが会社に属さずお金を稼げるようになった自分を褒めたい(ありもり)。
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12-Dec-2020 Top 20 Hits

2020-12-12 18:27:01 | Weekly Top 15
1. ← 1. 3 Exquirla / Destruidnos juntos (2017 - Para quienes aún viven)
2. ← 5. 2 All diese Gewalt! / Andere (2020 - Andere)
3. ← 6. 6 Kreisky / ADHS (2020 - Atlantis)
4. ← 4. 4 MGMT / James (2018 - Little Dark Age)
5. ← 3. 7 FLUT / Sendet affen (2020 - Single)
6. ← 2. 9 Jonathan Wilson / Oh Girl (2020 - Dixie Blur)
7. ← 10. 4 Nation of Language / A Different Kind of Life (2020 - Single)



8. NEW 1 Mickey Guyton / Black Like Me (2020 - Bridges)
9. ← 8. 6 Annie / The Streets Where I Belong (2020 - Dark Hearts)
10. ← 7. 7 Oneohtrix Point Never / Long Road Home (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)
11. ← 12. 4 The Weather Station / Robber (2020 - Single)
12. ← 9. 5 Sharon Van Etten / Let Go (2020 - Single)
13. ← 18. 2 Thibault / Moody Ghost (2020 - Or Not Thibault)



14. NEW 1 Arlo Parks / Caroline (2020 - Collapsed in Sunbeams)
15. ← 13. 4 Mujeres / Algo memorable (2020 - Siento muerte)
16. ← 11. 8 Ana Frango Elétrico / Mama Planta Baby (2020 - Single)



17. NEW 1 Klô Pelgag / Rémora (2020 - Notre-dame-des-sept-douleurs)
18. ← 16. 5 María José Llergo / El hombre de las mil lunas (2020 - Sanación)
19. ← 20. 2 Luedji Luna / Erro (2020 - Bom mesmo é estar debaixo d'água)
20. ← 15. 8 Jonathan Wilson / Just for Love (2020 - Dixie Blur)


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読書録 #22 — 劇画バカたち!!、ほか

2020-12-09 18:00:08 | 読書
島田眞路・荒神裕之/コロナ禍で暴かれた日本医療の盲点/平凡社新書2020
コロナ禍は長期化し、医療・介護関係者は疲弊。旭川や大阪では医療崩壊が現実のものに。一貫してリスク軽視し、有名人などを使って「コロナはただの風邪・経済回せ」のプロパガンダを流し、対策を自治体に丸投げしてきた霞ヶ関・自民党政権の罪は巨大である。私はずっと前から石原慎太郎・橋下徹はゴキブリだと警鐘を鳴らしてきたが、本書の島田氏は口先だけでなく地方の医療と学問のため財務省・厚労省・文科省の縦割りと省益優先・地方切り捨てに異を唱え戦ってきた信念の人。しかし「全員コロナにかかればいい(3月の橋下の発言)」増殖を止めるどころか世間とスマホ(バカホ)に縛られた国民を養分としてますますのさばっているつらい現状—。


PEYO/ボーミーツマリア/プランタン出版2018
街で若い女が50代の私に査定の視線を向けてくる。わーくには人間関係と利害関係が不可分に連なった「世間」の人治によって成り立ち、若い世代はさらにスマホ(バカホ)やスクールカーストや就活、常に他人の動向・言動をキョロキョロ気にかけるセルフ監視社会を生きねばならない。「こんなジジイよりわたしの方が東京にふさわしい」と自分を査定している方が多そう。メガヒット漫画「生殺与奪の権」もその表れ。本書ものっけから「オンナを守ってこそヒーローだよな!」とかで息苦しい。ジェンダー問題をえぐったBLとして高い画力とともに評判を呼び、別名義での少年マガジン連載につなげたが23歳で急死。男向け・女向け・ジャンルやテーマ性で名義を変えたり検索除けをしなければならない現状こそ日本人の視野狭窄と文化の貧困化の証明。


永井荷風/つゆのあとさき・踊子/新潮文庫1969・原著1931-44
40過ぎの私娼「お千代」とその怠惰なヒモ「重吉」の退廃的な暮らしを描く昭和9(1934)年の「ひかげの花」が目的。この2人には実際のモデルがいたようだ。重吉は昭和初期の恐慌で勤務先がつぶれ、女好きのする性質を活かしヒモ稼業も慣れたもの。目を付けたお千代が自ら私娼となって稼ぐよう誘導さえして腐れ縁を続けている。物語の最後にはお千代が捨てた娘もまた私娼となっていたことが分り、その境遇を運命と甘受している様子の手紙から、荷風が女には複数の男に抱かれながらその日暮らしをするしかないタイプがいてそれもそう悪いことではないという社会不信・ニヒリズムの考えを持っていたことが分る。


松本正彦/劇画バカたち!!/青林工藝舎2009・原連載1979-84
世界的に評価を受けた辰巳ヨシヒロ氏の『劇画漂流』、同じ時代をやや若い佐藤まさあき氏が文章で描いた『劇画の星をめざして』に続き手に取った、劇画ムーブメントの中心人物の一人である松本氏が当時を描く本書。辰巳氏の実兄・桜井晶一氏によれば松本氏こそ最も早く手塚治虫の影響から脱して新たな作風の確立に取り組んだ人物だという。確かにロマンに走る辰巳氏、自己愛の強い佐藤氏に比べ、松本氏は素朴な絵柄のため現在の劇画イメージから遠いものの弱い立場の人に寄り添おうとする視点があり、人間が生きるリアルな迫力を感じさせるのである。未完に終っているが大傑作。漫画の中の漫画。桜井氏の『ぼくは劇画の仕掛人だった』も入手(これは文章)。楽しみだ。


山本直樹/田舎/太田出版2020
ジャズ自我の男。演奏力(画力)に溺れダラダラして締まりがない。いまの世は学校・就職やスマホ(バカホ)を通して子どもの商品化が進行しているがそうした現実を糊塗するためにも子どもの性の商品化は創作でも厳しく制限され、山本の漫画がそれらに一石を投じるような思想を有しているとはとうていいえない。時代に追い越された悲しいアート漫画家。


ハル吉/現代音楽ディスクガイド350/峠の地蔵出版2014
副題「旋律と律動」と付いていて、和声を入れなかったのはアジア系の作曲家には和声がないのに素晴らしい曲が多いからとのこと。独りよがりで難解とされるジャンルであるが「煙が出てんじゃないかと思うほど擦りまくっている。高速でメロディを弾きながら、隙を突いて和音を入れてくるテクニックがすごい」「手数はかなり多いのだが、ディレイ効果と録音が古いせいで、ゆる~い人力ミニマルテクノかアンビエントのようにも聞こえ、うっかりすると寝る」といった具合に分りやすく紹介。しかしアルバム単位であるため試聴や検索のしづらさ、既に入手困難になっているものが少なくないなど、音楽の情報を出版物から得る時代の終焉も感じさせる。


清田浩司/塀の中の事情 刑務所で何が起きているか/平凡社新書2020
テレ朝の報道局デスクである著者はオウム事件などで警察や裁判の取材を重ねるうち刑務所の実情に関心を持ち、全国のさまざまな刑務所=罪の重い長期囚を収容するLB級刑務所・女子刑務所・医療刑務所・工業技術者を育てる塀のない刑務所など=を取材し、本書にまとめた。高齢化や貧困や薬物依存、三食・寝床があるということで更生を果たせず罪を重ねて戻ってきてしまう者、受刑者同士の老老介護、また食事や作業や仮出所の仕組みなど刑務所がどのように営まれているか、多岐にわたる内容が整理され、まさに現代社会の縮図として刑務所があることを啓蒙してくれる好著。 


マシンガンズ滝沢秀一/やっぱり、このゴミは収集できません/白夜書房2020
必要不可欠な仕事だが見えにくい仕事に追いやられているゴミ清掃。これを分りやすくみえるよう啓蒙する芸人滝沢氏。この道でいくんだという覚悟と自信が前著より伝わる。ギニア出身の同僚「ナンデ、ニホンジンハ、ステルモノヲ、カウノ?」。滝沢氏は絶句したというが、私が思うにゴミ(たとえばCDやグッズ)を売りつける、ゴミを買い取って転売する、最終的に処分する、すべての段階で法人税や消費税を取ることができ、見かけのGDPを膨らますことができる。世界3位の経済大国は幻想のハリボテだということを隠すためゴミ問題の実情は見えにくくされているのだ。


香山哲/ベルリンうわの空/イーストプレス2020
電車などで見かける脱毛の広告。有吉やみちょぱは陰部脱毛してるんだって。増毛の広告もあるよね。銀行カードローンの広告。すべて広告代理店が仲介。コロナをばら撒く政府のGoTo・IT化の補助金・アホノマスク・すべて業者を介す形。マイナンバーは有名無実。国民を直接管理する能力がないのだろう、電通パソナはじめ無責任な大きな政府がのさばる。おそらく広告が多い社会はゴミや無駄が多く、人をモノ扱いする冷たい社会。脱毛の広告が目に入ってくるような日本がイヤで独ベルリンに移住し、当地での暮らしぶりを描く著者の視点・筆致は信用できるものの日本を覆う黒雲から逃れる助けにはならない。


ジャン・ボードリヤール/消費社会の神話と構造/紀伊國屋書店1995・原著1970
「わーくにの一人当りゴミ排出量は断トツ世界一。ゴミみたいな同じCDを何枚も買わせる商売と、その結果のゴミ屋敷を清掃してCDを処分する商売はどちらも同じGDPにカウントされる」「女は政治的経済的に男より低い従属的な地位に置かれ、それを埋め合わせるため衣服や化粧品や観劇やお稽古事、自己愛的で(自分が産めない)物質的な富の消費に走る。男でも会社の勤め人などは集団への服従という女が置かれた状態との相似から、ホモソーシャルへの過度の傾倒、飲む・打つ・買うのような消費依存に陥ってしまう」といった私の近年の認識を1970年の時点で先取りしていた警世の書。



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5-Dec-2020 Top 20 Hits

2020-12-05 18:35:17 | Weekly Top 15
1. ← 3. 2 Exquirla / Destruidnos juntos (2017 - Para quienes aún viven)
2. ← 1. 8 Jonathan Wilson / Oh Girl (2020 - Dixie Blur)
3. ← 2. 6 FLUT / Sendet affen (2020 - Single)
4. ← 4. 3 MGMT / James (2018 - Little Dark Age)



5. NEW 1 All diese Gewalt! / Andere (2020 - Andere)
6. ← 9. 5 Kreisky / ADHS (2020 - Atlantis)
7. ← 7. 6 Oneohtrix Point Never / Long Road Home (2020 - Magic Oneohtrix Point Never)
8. ← 5. 5 Annie / The Streets Where I Belong (2020 - Dark Hearts)
9. ← 10. 4 Sharon Van Etten / Let Go (2020 - Single)
10. ← 16. 3 Nation of Language / A Different Kind of Life (2020 - Single)
11. ← 6. 7 Ana Frango Elétrico / Mama Planta Baby (2020 - Single)
12. ← 13. 3 The Weather Station / Robber (2020 - Single)
13. ← 14. 3 Mujeres / Algo memorable (2020 - Siento muerte)
14. ← 8. 9 Teyana Taylor / We Got Love (feat. Lauryn Hill) (2020 - The Album)
15. ← 12. 7 Jonathan Wilson / Just for Love (2020 - Dixie Blur)
16. ← 18. 4 María José Llergo / El hombre de las mil lunas (2020 - Sanación)
17. ← 11. 10 The Killers / My Own Soul's Warning (2020 - Imploding the Mirage)



18. NEW 1 Thibault / Moody Ghost (2020 - Or Not Thibault)
19. ← 19. 2 The Antlers / It Is What It Is (2020 - Single)



20. NEW 1 Luedji Luna / Erro (2020 - Bom mesmo é estar debaixo d'água)


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20 Best Van Morrison Songs

2020-12-02 17:13:21 | 音楽
インフルエンサー。スーパースプレッダー。芸能人とスポーツ選手のコロナ感染続出。ネトウヨやトランプ応援団は右往左往し寝返り・内ゲバも。星野源って嫌い。顔もキモチ悪いが音楽の才能がなさそう。リスクを取らない無難な。でも女はそういうのが好き。安倍もそこを見込んで利用したんでしょ。

2~3年前の有吉のラジオ、そのときのアシスタントはデンジャラス安田で、彼が好きだという長渕剛の話題になって「いまはそんなでもない」「政治の話とかするから?」「それもある」。長渕はむかしから政治的だろ。♪クラゲになっちまってェ~みたいな愛国保守。伝統や地域を尊重する保守主義の立場から安倍政治を批判し始めた。お金と権力に強く縛られた芸能人・スポーツ選手としてそれは都合が悪いわけだ。いまの女や若者が個性・孤独を疎んじ、日和見主義的なフワフワした同調圧力をかもし出すのも、貧すれば鈍す、人権と民主主義がそれだけ後退してしまった証しである。



ヴァン・モリソンは2016年、音楽産業と北アイルランドの観光への長年の貢献が認められナイトの称号を得たが、ことしコロナ禍に伴って反ロックダウンの曲を複数発表しライブ演奏の自由をアピールしたことで非難を浴びている。



Them / Gloria (1964 - The Story of Them Featuring Van Morrison)
Them / Here Comes the Night (1965 - The Story of Them Featuring Van Morrison)
Them / Mystic Eyes (1965 - The Story of Them Featuring Van Morrison)
Them / It's All Over Now, Baby Blue (1966 - The Story of Them Featuring Van Morrison)



Brown Eyed Girl (1967 - Blowin' Your Mind!)
♪シャランランラ~。ダウンタウンの番組にときどき出る変な外人が歌う。ヴァン・モリソンは1945年に北アイルランドのベルファストで生まれ、ロック・フォーク・ジャズ・ソウルを融合した詩的で孤高な音楽を生み出し、60年代から現在まで長いキャリアを誇るアーティスト。十代前半からさまざまなショーバンドでギターやキーボードを演奏するようになり、1964~66年に当地のロックバンド「ゼム」のボーカルとして注目を集め、Gloriaはガレージ・パンクの代表的な一曲として多くのフォロワーを生んだ。67年にソロに転身、米プロデューサーのバート・バーンズの下で出した小ヒットがBrown Eyed Girlであったが後の成功につれ有名曲の一つに。



Beside You (1968 - Astral Weeks)
Madame George (1968 - Astral Weeks)


Moondance (1970 - Moondance)
Crazy Love (1970 - Moondance)
Into the Mystic (1970 - Moondance)



Domino (1970 - His Band and the Street Choir)



Wild Night (1971 - Tupelo Honey)



Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile) (1972 - Saint Dominic's Preview)
Redwood Tree (1972 - Saint Dominic's Preview)



Cyprus Avenue (Live) (1974 - It's Too Late to Stop Now)



Bulbs (1974 - Veedon Fleece)



Wavelength (1978 - Wavelength)



Bright Side of the Road (1979 - Into the Music)



Have I Told You Lately (1989 - Avalon Sunset)



Stranded (2005 - Magic Time)


あす白内障の手術。医者・病院職員から「外出を控えるように」と言われているが、自分が気を付けても「コロナが出ましたので手術の日程はしばらく後に再調整します」と電話がかかってこないかあすの朝まで心配だ。まして手当てが遅れたら命にかかわるような病人にとって反ロックダウンを宣伝するヴァン・モリソンは狂人だ。

有吉・ハライチ・おぎやはぎ、誰のラジオだったか忘れたが、ブランド物アパレルやグルメや投資、高級イメージを売る関係の仕事は他よりギャラがよいとのトークを聞いたことが。その代りアンジャッシュ渡部のように不祥事を起こせば一挙に責任がかかってくる。大晦日の不倫三銃士から出直し? そうまでしてテレビに出たいの? 狂人かな。いやメディアや広告、政治的プロパガンダのスケープゴートとしてほんこん・加藤浩次・竹山・スポーツ選手ほかもろもろ飼っておく必要がある。有吉も調子に乗って管理側の愛人を譲り受けようとして結婚計画が頓挫。有吉ベースの太田プロ芸人は楽しそうだが、裏ではコロナ禍などで苦しんでいる者も少なくないのでは。文化的な自由は大いに結構だが勝ち組の経済的な自由は他者の自由を侵害し、社会を壊し、命の格差を作ってしまうのだ。


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