マガジンひとり

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巻き添え食ってたまるかよ

Top 20 Hits of 27-Sep-2014

2014-09-27 18:52:49 | Weekly Top 15
1. ← 1. 2 "Where No Eagles Fly" Julian Casablancas+The Voidz (2014 - Single)
2. ← 2. 3 "Unfurla" Clark (2014 - Clark)
3. ← 5. 4 "Feel" Ty Segall (2014 - Manipulator)
4. ← 4. 4 "Never Catch Me (feat. Kendrick Lamar)" Flying Lotus (2014 - You're Dead)
5. ← 3. 4 "Parade" Kevin Morby (2014 - Still Life)
6. ← 9. 3 "minipops 67 [120.2][source field mix]" Aphex Twin (2014 - Syro)
7. ← 10. 5 "Song for Five & Six" Owen Pallett (2014 - In Conflict)
8. ← 8. 5 "Green Lady" Merchandise (2014 - After the End)
9. ← 11. 5 "Blush" Mr Twin Sister (2014 - Mr Twin Sister)
10. ← 15. 2 "A Place Called Space" The Juan MacLean (2014 - In a Dream)
11. ← 7. 6 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
12. ← 13. 2 "My Favourite Faded Fantasy" Damien Rice (2014 - Single)
13. ← 14. 2 "Sun Glass" Fucked Up (2014 - Glass Boys)
14. ← 6. 4 "Black Rage" Lauryn Hill (2014 - Free Download)
15. ← 19. 2 "Time" Jungle (2014 - Jungle)



16. NEW 1 "Contemporary" Dreamtrak (2014 - Single)
17. ← 12. 6 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)
18. ← 17. 2 "Thievery" Arca (2014 - Xen)



19. NEW 1 "Late Victorian Holocaust" Marianne Faithfull (2014 - Give My Love to London)



20. NEW 1 "Inside Out" Spoon (2014 - They Want My Soul)
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Top 20 Hits of 20-Sep-2014

2014-09-20 18:23:23 | Weekly Top 15
1. NEW 1 "Where No Eagles Fly" Julian Casablancas+The Voidz (2014 - Single)
2. ← 1. 2 "Unfurla" Clark (2014 - Clark)
3. ← 4. 3 "Parade" Kevin Morby (2014 - Still Life)
4. ← 2. 3 "Never Catch Me (feat. Kendrick Lamar)" Flying Lotus (2014 - You're Dead)
5. ← 8. 3 "Feel" Ty Segall (2014 - Manipulator)
6. ← 3. 3 "Black Rage" Lauryn Hill (2014 - Free Download)
7. ← 7. 5 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
8. ← 6. 4 "Green Lady" Merchandise (2014 - After the End)
9. ← 12. 2 "minipops 67 [120.2][source field mix]" Aphex Twin (2014 - Syro)
10. ← 9. 4 "Song for Five & Six" Owen Pallett (2014 - In Conflict)
11. ← 13. 4 "Blush" Mr Twin Sister (2014 - Mr Twin Sister)
12. ← 5. 5 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)



13. NEW 1 "My Favourite Faded Fantasy" Damien Rice (2014 - Single)



14. NEW 1 "Sun Glass" Fucked Up (2014 - Glass Boys)



15. NEW 1 "A Place Called Space" The Juan MacLean (2014 - In a Dream)
16. ← 11. 7 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)



17. NEW 1 "Thievery" Arca (2014 - Xen)
18. ← 10. 7 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)



19. NEW 1 "Time" Jungle (2014 - Jungle)
20. ← 14. 8 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
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旧作探訪 #139 - ヘザース ベロニカの熱い日

2014-09-18 20:24:57 | 映画(レンタルその他)
Heathers@レンタル/監督:マイケル・レーマン/出演:ウィノナ・ライダー、クリスチャン・スレイター、シャナン・ドハティ/1988年アメリカ

ヘザーという名の美人3人による、スクールカースト最上位を成すグループ「ヘザース」の従僕のように扱われ、灰色の高校生活を送っているベロニカ。そこへ現れた型破りな転校生JD。
ベロニカは彼の協力を得て「ヘザース」をやっつけようとするが、ヘザースの一人を自殺に見せかけて殺したのを手始めに、JDの行動は次第に常軌を逸してゆく–

シニカルな作風で知られるマイケル・レーマンの監督初長編で、高校生活を描いた米映画として歴代上位に挙げられるカルト佳作。クリスチャン・スレイターの怪演ぶりやアイドル女優時代のウィノナ・ライダーも見もの。




昨夜7時ころ、自宅に居ながらにして犯罪に巻き込まれそうに。
私の楽天市場のアカウントが不正ログインされ、メルアドや住所などの情報を書き換えられた上、9万円近くのデジタルカメラが登録済のカード払いで購入されたのだ。
幸い、メルアドの変更では、変更された旧のアドレスにも「変更しました」との通知メールが届くので、何事かと私が楽天ログインするなど動き出したのを犯人が察知し、購入は即座にキャンセルされた様子である。

パスワードを変更したり、登録済カードを削除したり、楽天とカード会社に他に異常はないか問い合わせたり、きょう午前までバタバタしていたのだが、解せないのは、私がパスワードを変更したことで、犯人があらかじめ変更した住所氏名・携帯電話番号という個人情報が、詐欺未遂のれっきとした証拠として私の手元に残ってしまうという、犯行の手順のお粗末さ。

さいたま市岩槻区のアパートに住むN倉という男。
もし私が自宅におらず、対処が遅れてログインできなくなってしまい、商品が犯人の手に渡るとしても、さまざまな物的証拠が楽天やカメラ店や配送者のもとに残り、遅かれ早かれ追及の手が及ぶ。
あるいは偽名で、住所や電話番号も、何らかワンクッションあるのかも分からない。
にしても、ナニワ金融道の泥沼亀之助ですら取り込み詐欺の準備にはずいぶんお金と時間を注いでいたのに、今は個人情報を入手、即犯行というようにお手軽になって、犯罪者だけでなく人間自体が退化してるのかなと–




電子メールって、こういうことが起こるから怖い。
Outlookは不具合やスパムが多いので、同人関係のやり取りなどグーグルメールを使い、頻繁にチェック。
私は、怠け者だが、几帳面な性格である。
そして、こうした犯罪の温床となるIT企業の経営者とか、芸能人や政治家など不特定多数の人間を相手にする人びとは、逆に「勤勉だが、ルーズ」なんだろうなと思う。
顔が見えない相手を、数撃ちゃ当たる式に安く見積もる、思い上がった処世態度。

こうした傾向が、特に1980年代に支配的になっていった様子が、この映画にうかがえる。
主人公から見て、↑画像(=ヘザーの一人と、やはり前半で殺される、2人で組んでナンパや弱い者いじめをするアメフト部エース)など殺意の対象となる、スクールカースト上位の人物たちが薄っぺらで類型的。VシネかMTVのよう。
このことが、主人公の行動を正当化し、行き当たりばったりの稚拙な犯行でも露見せず、あまつさえ被害者は死後に美化されて報じられ、若者の自殺ブームのような軽挙妄動に発展するので、JDの狂気もますます燃え盛る。

スレイター演じるJDは生い立ちなどで疎外感を抱え、ベロニカと犯行を重ねることで「ボニー&クライド」みたいに自らを祭り上げ、高校という存在自体狂っているから破壊してしまおうと大量殺人を計画する。やがて彼の異常性に気づいたベロニカが身を呈してそれを止めようと–という展開に、ネットを通じて犯罪に巻き込まれそうになったから言うわけでないが、一見80年代の軽薄な映画に見えて、昨今の世相を鋭くえぐる先見性を感じました。印象的な映画です–
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Garage Rock Playlist

2014-09-16 18:47:48 | 音楽
有吉弘行のラジオのアシスタントは同じ太田プロの中堅・若手芸人が月代わりで務めるが、今月のアルコ&ピースは殺伐度が高い。
オールナイトニッポンのパーソナリティに抜擢されるなど注目を集めつつあるにもかかわらず、ことしのザ・マンザイやキングオブコントで予選敗退してしまった不甲斐なさを、有吉から、あるいは投稿ネタでも執拗にいじられる。

底意地の悪さが全開の有吉なのだが、先月のやさしい雨に対してはわりと優しかったんだよね。
というのも、やさしい雨の松崎くんは、恋愛対象としての優先順位は「二次元の女キャラ>同男キャラ>現実の男>同女」で、アニメかお笑いかどっちか選べと言われたらアニメと即答するくらいの、自他ともに認めるおたくゆえ。
お笑いではアルコ&ピースより無名のやさしい雨だが、価値観の異なる居場所を持っていることで、飛ぶ鳥を落とす有吉といえどそこは尊重せざるをえないわけだ。




ローリン・ヒルの "Black Rage" 、あるいはレディオ・デプトの "Death to Fascism" という、人種差別やファシズムへの抗議の含みがある注目の新曲が、いずれもフリー・ダウンロードで発表された。
このことに、人権や民主主義はお金では買えないという、金銭万能であるとかグローバル経済に対する痛烈な批判が込められているように感じる。

価値を判断する基準が、値段が高いか安いかしかないというのは恐ろしいことである。
お笑いで伸び悩むアルコ&ピースは、フォロワー300万人の有吉に逆らうことができないが、実際、毎日のようにTVに出ているハリセンボンが2人揃うトークライブでもキャパ50名ほどの当日券が売り切れないありさまで、マスコミを通した知名度のバブルなんていうのはとっくにはじけている。
いくら有吉が売れていても松崎はじめ他の芸人を代弁することはできないし、大金を持っていれば何でも買えるわけではない。大は小を兼ねないのだ。

というわけで、前置きが長くなりましたが、大きく売れた、誰でも知っているビートルズやストーンズにも代弁できない、多くは一発屋であるとかマイナーな存在のまま忘れられていったガレージ・ロックのプレイリスト75曲をお届けします。
実に1966年だけで24曲も選ばれる一方、1970~90年代の30年間からは12曲にとどまる極端な結果に、ガレージで練習するアマチュアのごとく、叫びのようなボーカル、簡易なコード進行や単純な楽器編成により生み出された音楽たちが、バンド・ブーム、インディー&ローカル化、アルバム志向&ロックの商業化といった時代の波に翻弄される様子がうかがえる。

ラモーンズを除外し、現在ビッグなストロークスやホワイト・ストライプスを選んだのは、前者が一種の様式美として、ラモーンズみたいになりたいフォロワー・バンドを多数生んだのに対し、後者はガレージ的な出発点から幅を広げることで、音楽全体に活気をもたらした、それこそ本来のガレージ精神に近いのではという思いから。
無名のまま終わったバンドにも夢があり、彼らでなければ語れないことがあった。かけがえない。お金なんかに替えられない–





iTunes Playlist "Garage Rock Playlist" 306 minutes
1) Louie Louie / The Kingsmen (1963)
2) All Day and All of the Night / The Kinks (1964)
3) Tobacco Road / The Nashville Teens (1964)



4) Rosalyn / The Pretty Things (1964)
5) Gloria / Them (1964)
6) Surfin' Bird / The Trashmen (1964)
7) Liar, Liar / The Castaways (1965)
8) Who Do You Love / The Preachers (1965)
9) Wooly Bully / Sam the Sham & the Pharaohs (1965)
10) Can't Seem to Make You Mine / The Seeds (1965)
11) She's About a Mover / Sir Douglas Quintet (1965)



12) The Witch / The Sonics (1965)
13) Have Love Will Travel / The Sonics (1965)
14) Strychnine / The Sonics (1965)
15) Moulty / The Barbarians (1966)
16) (We Ain't Got) Nothin' Yet / The Blues Magoos (1966)
17) I Fought the Law / Bobby Fuller Four (1966)
18) Psychotic Reaction / Count Five (1966)
19) Making Time / The Creation (1966)
20) Friday On My Mind / The Easybeats (1966)
21) I Had Too Much to Dream (Last Night) / The Electric Prunes (1966)
22) Hey Joe / The Leaves (1966)
23) Seven & Seven Is / Love (1966)
24) Monk Time / The Monks (1966)
25) Talk Talk / The Music Machine (1966)
26) Kicks / Paul Revere & the Raiders (1966)
27) 96 Tears / ? and the Mysterians (1966)
28) Why Do I Cry / The Remains (1966)
29) Pushin' Too Hard / The Seeds (1966)
30) Dirty Water / The Standells (1966)
31) Night Time / The Strangeloves (1966)
32) Double Shot (Of My Baby's Love) / The Swingin' Medallions (1966)
33) Little Girl / The Syndicate of Sound (1966)



34) I Can Only Give You Everything / Them (1966)
35) Hanky Panky / Tommy James & the Shondells (1966)
36) Wild Thing / The Troggs (1966)
37) Outside Chance / The Turtles (1966)
38) You're Gonna Miss Me / The 13th Floor Elevators (1966)
39) Nobody But Me / The Human Beinz (1967)



40) Action Woman / The Litter (1967)
41) Journey to the Center of the Mind / The Amboy Dukes (1968)



42) Kick Out the Jams / MC5 (1969)
43) I Wanna Be Your Dog / The Stooges (1969)
44) Shakin' Street / MC5 (1970)
45) Trash / New York Dolls (1973)
46) She Don't Know Why I'm Here / The Last (1977)
47) Hateful / The Clash (1979)
48) I Was a Teenage Werewolf / The Cramps (1980)
49) I Walked with a Zombie / Roky Erickson (1981)
50) Left in the Dark / The Vertebrats (1981)
51) I Want to Help You Ann / The Lyres (1983)
52) Sad Girl / The Stems (1987)
53) Frog Went a Courtin' / Flat Duo Jets (1991)
54) I Live for Buzz / The Swingin' Neckbreakers (1993)



55) Bad Man / Oblivians (1996)
56) Stop & Think It Over / Compulsive Gamblers (2000)



57) Chains of Love / The Dirtbombs (2001)
58) Last Nite / The Strokes (2001)
59) Hello Operator / The White Stripes (2001)
60) Fell in Love with a Girl / The White Stripes (2001)
61) Bang / Yeah Yeah Yeahs (2001)
62) I'll Be Your Man / The Black Keys (2002)
63) Get Free / The Vines (2002)
64) What Ever Happened? / The Strokes (2003)
65) Let Yourself Go / Reigning Sound (2004)
66) C'mon C'mon / The Von Bondies (2004)



67) O Katrina! / Black Lips (2007)
68) Welfare Bread / King Khan & the Shrines (2007)
69) Always Wanting More / Jay Reatard (2008)
70) Gay Human Bones / Harlem (2010)
71) Run from the City / Purling Hiss (2010)



72) Post Acid / Wavves (2010)
73) Tell Me (What's On Your Mind) / Allah-Las (2012)
74) I Bought My Eyes / Ty Segall Band (2012)
75) Toe Cutter - Thumb Buster / Thee Oh Sees (2013)
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Judee Sill Playlist

2014-09-14 19:32:45 | 音楽
文明批評の名著として知られる、カミール・パーリアの『性のペルソナ』を読み始めたところ。
パーリアいわく、女=自然、男=理性であり、「比喩的に言えば、すべてのヴァギナは秘密の歯を持っている。というのも男性自身は、入っていった時よりも必ず小さくなって出てくる。受胎の基本的仕組みには、男の能動的行為が必要だが、女はひたすら受け身でありさえすればいい。したがって、社会的交渉としてではなく自然な営みとして見れば、セックスとはいわば、女が男のエネルギーを吸い取る行為である」ことから、ギリシャ神話やユダヤ/キリスト教を基盤とする西欧文明とは、男性が自然(=女)を克服し、超越しようとして発達させた、壮大な妄想の伽藍であると。




ジュディ・シル(Judee Sill, 1944-79)。
継父の家庭内暴力、自身も強盗でムショ暮らし、麻薬など荒れた私生活の一方、天使が舞い降りたかのごとく繊細で神々しい曲に満ちた2作のアルバムを残し、35歳で麻薬過剰摂取のため世を去った女性シンガー・ソングライター。

生前は不遇だったが、2000年代に入って再評価が進み、未発表のままだった3作目やライブ音源、トリビュート盤などがリリース。
XTCのアンディ・パートリッジいわく、「XTCの音楽にビーチ・ボーイズ(ブライアン・ウィルソン)の影響が感じられるとしばしば言われたけど、僕は1986年までビーチ・ボーイズを聞いたことがなかった。おそらく、18歳の時にガールフレンドから勧められて聞いたジュディ・シルを大好きになったことで、彼女から受けた影響が、リスナーにとってブライアン・ウィルソンのスピリチュアルな雰囲気と重なるように思われたのだろう。 "The Kiss" は今も涙なしでは聞けないよ」




最初の章だけでも、いわゆるフェミニズムに対し繰り返し批判・攻撃を加える『性のペルソナ』
「彼女らは、すべての階層性は抑圧的であり社会的虚構だとして、政治上の男女の平等を追求するあまり、性から権力闘争の側面を取り除こうとして、自然と敵対する立場に立つ羽目になった。しかし性とはおのずから権力である。個人のアイデンティティもまた闘争であり権力である。西欧文明には、搾取的でない関係は存在しない」

ジュディ・シルは、刑務所内の教育プログラムでキリスト教と教会音楽に感銘を受け、JSバッハなど宗教音楽の要素を取り入れたソングライティングを身につける。
私は彼女の曲を聞くと(特に "Soldier of the Heart" )、萩尾望都の初期作品と重なるものを感じるのだが、萩尾さんもヘッセのような西欧の文芸の影響下にありつつ、過去にないマンガを世に問うた人であった。
初期のマンガは、身近なことを描いても、根底には「男と女とは」「人間にとって社会とは」といった問題意識が流れており、萩尾さんがビッグになり、ファンも年を重ねて「欺瞞的な専業主婦層」に移行するにつれ、相互作用的に(一見野心作でも)内容が凡庸になっていったのだと思う。

ジュディ・シルの死は同じ時代、まったく報じられなかった。その腕には、交通事故の後遺症の痛みから逃れるための麻薬を打つ注射針が刺さったままであったという。
もし彼女が売れていれば、作風が平凡になっていったのかは分からないが、人間とは生きているというだけで闘いから決して逃れられない運命なのだろうか–





iTunes Playlist "Judee Sill Playlist" 36 minutes
1) Crayon Angels (1971 - Judee Sill)
2) Lady-O (1971 - Judee Sill)
3) Jesus Was a Cross Maker (1971 - Judee Sill)
4) Ridge Rider (1971 - Judee Sill)
5) Lopin' Along Through the Cosmos (1971 - Judee Sill)
6) Abracadabra (1971 - Judee Sill)



7) There's a Rugged Road (1973 - Heart Food)
8) The Kiss (1973 - Heart Food)
9) Soldier of the Heart (1973 - Heart Food)



10) Jesus Was a Cross Maker / Frida Hyvönen (2009 - Crayon Angel: A Tribute to the Music of Judee Sill)



Judee Sill (US Release)
Judee Sill
Rhino/Elektra

Rhino Hi-Five: Judee Sill
Judee Sill
Rhino/Elektra
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Top 20 Hits of 13-Sep-2014

2014-09-13 20:17:08 | Weekly Top 15
1. NEW 1 "Unfurla" Clark (2014 - Clark)
2. ← 1. 2 "Never Catch Me (feat. Kendrick Lamar)" Flying Lotus (2014 - You're Dead)
3. ← 3. 2 "Black Rage" Lauryn Hill (2014 - Free Download)
4. ← 2. 2 "Parade" Kevin Morby (2014 - Still Life)
5. ← 4. 4 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)
6. ← 8. 3 "Green Lady" Merchandise (2014 - After the End)
7. ← 5. 4 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
8. ← 19. 2 "Feel" Ty Segall (2014 - Manipulator)
9. ← 18. 3 "Song for Five & Six" Owen Pallett (2014 - In Conflict)
10. ← 6. 6 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
11. ← 11. 6 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)



12. NEW 1 "minipops 67 [120.2][source field mix]" Aphex Twin (2014 - Syro)
13. ← 14. 3 "Blush" Mr Twin Sister (2014 - Mr Twin Sister)
14. ← 10. 7 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
15. ← 7. 6 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
16. ← 12. 5 "Blue Eyes" The Rosebuds (2014 - Sand + Silence)
17. ← 9. 7 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
18. ← 17. 3 "Warning" Cymbals Eat Guitars (2014 - Lose)
19. ← 15. 4 "Oak Tree" Mirel Wagner (2014 - When the Cellar Children See the Light of Day)
20. ← 13. 5 "No Rest for the Wicked" Lykke Li (2014 - I Never Learn)
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日本幻景 #9 - 東京郊外1930s

2014-09-11 20:16:15 | Bibliomania
↑映画がサイレントからトーキーへと変わる時代、松竹のトーキー進出第1回作品として制作された『マダムと女房』(監督:五所平之助、1931年8月公開)は、ロケ地が田園調布で、ジャズバンドの歌手・帝展出品する画家・劇作家らブルジョワ文化人が登場するなど、旧市域から郊外へと広がってゆく当時の東京を象徴するものとなった




1921~22頃、田園都市株式会社による「理想的住宅地案内」




↑1920年代、北多摩郡砧村分譲地及貸地平面図(後の成城学園前)

1923年の関東大震災は、人口流入により飽和状態となっていた東京の拡張を促すことになった。地震の被害が少なく、交通網が整備されつつあった郊外へと、新中間層と呼ばれたサラリーマン家庭などが移り住んだのだ。行政もこれに対応し、従前の東京市15区に、1932年、隣接5郡82町村が20区に編成されて加わり(計35区)、36年には世田谷区に北多摩郡砧村・千歳村が編入され、現在の東京都区部の範囲が定まった




↑1929年、朝日住宅2号型の建築模型

維新期以来、西洋に学び国家の近代化が押し進められたのと並行して、衣食住の暮らし・生活面でも西洋を範とした種々の改革が提唱され、和洋折衷のモダンなスタイルにはしばしば「文化」の名が冠された。住の分野で流行した「文化住宅」も、椅子座(洋間)、各部屋の独立性を確保する中廊下式の間取りなどが導入されたが、マスコミ芸者の先駆け・大宅壮一は「洋服を着て下駄をはいたよう」と酷評




↑1931年、横光利一の小説『機械』




↑1933年、画家・東郷青児と作家・宇野千代が暮らした邸平面図

1930年創刊の雑誌『モダン日本』で、詩人の室生犀星は「表面的には大森がその最も代表的な郊外であろう」と述べ、自らが住む大森・馬込を郊外と位置付けた。ほか、純文学であり通俗小説でもあるという「純粋小説」を提唱した横光利一も世田谷区北沢に住んでブルジョワ男女の恋愛などを描いたし、彼が小説に登場させた「ル・コルビュジエ式の白い家」を現実に構えたのが宇野千代であった。この家は画家・東郷青児と暮らすためアトリエや、サロンに適した間仕切りのない居間が備えられ、女中や東郷の先妻の子どもも同居した




↑1930年10月、新宿三越の移転新築落成を告げるポスター




↑1933年9月、神田から新宿へ移って開店した伊勢丹本店の正面エントランス

省線(現JR)に加え西武軌道線(現・丸ノ内線の新宿以西)や京王・小田急線の開通により新宿は繁華街として大きく発展。各デパートは郊外に暮らす新中間層に向け流行やライフスタイルを発信し、彼らの旺盛な消費意欲を満たした。 –(画像はすべて2012年、世田谷文学館で行われた『都市から郊外へ–1930年代の東京』展の図録より)



4歳から小6の途中まで、私は横浜市南区の西端にある六ッ川台団地で育った。今も魂の原風景である。
南区の東側は市の中心部として発達していたが、六ッ川周辺は宅地開発が始まったばかりで、田んぼや鬱蒼とした林を多く残していた。それらも、私が住んだ7年半ほどの間にどんどん宅地化され消えていった。

団地は集合住宅が16棟あって、すべて5階建て、棟によって間取りは3DKか3LDKに統一されていた。
周辺には一戸建て用に売り出された宅地もあったが、やはり「団地」と呼ばれていた。
地主の大きい屋敷なんてのはあったかどうかも覚えていないほどで、子どもにとって、集合住宅であれ、一戸建てであれ、何の屈託もなかった。社会主義のように平等だった。

小5の時、チェンリングというお手玉遊びが大流行したのだが、学習塾で知った話では、西区や保土ヶ谷区など市の中心部の学校では、より厳しいルールの下それが流行していたのだった。
どうやら六ッ川というのは社会主義というか「ぬるま湯」だったのではないかと、東京へ引っ越し、通った小中学校でおいおい気づいてゆくことになる。
私が住んだ幡ヶ谷は「下町」で、京王線より南側の「山の手」地域とは、同じ渋谷区でも、家の広さや収入から暮らしの些細なこと、文化・教育面に至るまで、段違いの格差があることに。

六ッ川にいた頃は、下町だの山の手だの意識の端にも上らなかった。
駄菓子屋も図書館もなく、交通手段がバスしかない「陸の孤島」だったが、みな文化的に暮らしていたし、新宿に近くて便利な幡ヶ谷の方が子どもの世界が殺伐としていたことは確かである。

私の父は1932年、母は36年生まれで、夫婦での子育て期を緑の残る横浜市六ッ川でと考えたことは、彼らの原風景が↑に引用したような、東京市に編入された頃の新宿駅や中野区だったとすれば納得であり、今、東京から郊外へと広がる宅地開発のスプロールが逆回転し、『闇金ウシジマくん』などで描かれる郊外の荒廃が進むとすれば、私たち家族は日本の貴重な時期を体験できたのだなあとしみじみ追憶に浸る–
コメント (2)
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洋楽の中の中国

2014-09-07 22:29:18 | 音楽
iTunes Playlist "洋楽の中の中国" 120 minutes
1) Theme from Enter the Dragon / Lalo Schifrin (1973 - Enter the Dragon OST - ブルース・リーこそ「一世を風靡する」という言葉が最もふさわしい人物であろう。しかもその時すでに彼は世を去っていた)



2) Kung Fu Fighting / Carl Douglas (1974 - Have a Nice Decade: The '70s Pop Culture Box - カンフー映画のブームに乗って米英1位など大ヒットしたノベルティ・ソング)



3) Kung Fu / Ash (1996 - 1977 - ジャッキー・チェン、フーマンチュウといった人名が印象的なブリットポップ全盛期のヒット)



4) Protect Ya Neck / Wu-Tang Clan (1993 - Enter The Wu-Tang: 36 Chambers - この曲を収めているアルバムはヒップホップを代表する名盤として知られ、タイトルは『少林寺三十六房』なる映画に由来。ウータンという名も別のカンフー映画から)



5) Wonton Soup / Lil B (2010 - Blue Flame - 「Eat That Wonton Soup, Wet Like Wonton Soup」という歌詞。ここにも36という数字が登場)



6) Chinese Rocks / Ramones (1980 - End of the Century - 2012年2月の有吉のラジオで、彼がアシスタントのデンジャラス安田氏を「おっっラモーンズのTシャツ着てる。かっこいいじゃん」と褒めたところ、安田は「ラモーンズって何?」と)



7) Hong Kong Garden / Siouxsie & the Banshees (1978 - No Thanks! The '70s Punk Rebellion - Disc 4 - スージー&バンシーズのデビュー曲。彼らの作曲能力を私はあまり買っていない)



8) Some Girls / The Rolling Stones (1978 - Some Girls - さまざまな女たちの中で「Chinese Girls Are so Gentle」だと)



9) State of the Heart / Rick Springfield (1985 - Tao - 道教に基づくコンセプト・アルバムだというが、単なる商業主義としか思えん)



10) Aja / Steely Dan (1977 - Aja - Chinese Musicが流れる街の光景が歌われる、スティーリー・ダンの名盤タイトル曲)



11) Shiny Happy People / R.E.M. (1991 - Out of Time - サビで中国政府のスローガンを歌うのは、天安門事件を皮肉ってのことだとされる)



12) Revolution / The Beatles (1968 - Past Masters, Vol. 2 - 「毛主席の写真なんかかざして、革命のつもりかい」とジョンの冷笑)



13) Chinese Translation / M. Ward (2006 - Post-War - 歌詞には中国にまつわる言葉は見当たらず、観念的な内容のようである)



14) Upstairs by a Chinese Lamp / Laura Nyro (1970 - Christmas and the Beads of Sweat - ムード演出の一つとして中国茶やチャイニーズ・ランプが使われる)



15) Shanghai / Ed Harcourt (2001 - Here Be Monsters - 「上海へ行くんだよ」というラブソング)



16) Good Advice / The Growlers (2014 - Chinese Fountain - 今回の最新曲。アルバム・タイトルとジャケ以外には中国への言及はなさそう)



17) Moonsea / Phildel (2013 - The Disappearance of the Girl - 2009年にデビューした英国のシンガー・ソングライターで本名Phildel Hoi Yee Ngといい父親が中国人)



18) Lady Luck / Jamie Woon (2011 - Mirrorwriting - ブリアルなどとコラボしている英国の歌手。父親がマレー系中国人)



19) 007 (Shanty Town) / Desmond Dekker (1966 - This Is Desmond Dekkar - 中国系ジャマイカ人のレスリー・コンはプロデューサーとして、また国際感覚のある商人として、この曲をはじめ初期のレゲエが全英チャート等を通じ世界に認知される基盤を整えた)



20) Iggy Iggy / Augustus Pablo & Herman Chin Loy (1971 - Aquarius Rock: The Hip Reggae World of Herman Chin-Loy - ハーマン・チン=ロイはコンの一族の一人で、プロデューサーとしてオーガスタス・パブロを発掘し、アジアン・テイストある「ファー・イースト・サウンド」を共に生み出した)



21) Collie Weed / Barrington Levy (1979 - Shaolin Temple - レゲエ/ダンスホールの人気歌手バーリントン・リーヴィのベスト盤より)



22) Mr. Chin / Yellowman (1982 - Mister. Yellowman - スーパーマーケット経営者のミスター・チンについて「ちゃんとした物を売ってくれ。彼の一人娘は俺が抱くと歌いだす」などと歌うコミカルなレゲエ)



23) Chinese Children / Devendra Banhart (2005 - Cripple Crow - 中国で子どもを設けると、ロシア、アイルランド、グリーンランド、どこへ移り住もうが子どもは中国の子どもであり続ける、という奇妙な歌)



24) Chinatown / Thin Lizzy (1980 - Chinatown - 私のiTunesは "Chinatown" という同名異曲を計4曲収める。ここに挙げたほかルナとワイルド・ナッシング)



25) Chinatown / Destroyer (2011 - Kaputt - 近年最も有力なシンガー・ソングライターの一人もこのテーマで。ちょっとシュール)



26) Black Man Ray / China Crisis (1985 - Flaunt the Imperfection - チャイナ・クライシスと名乗った英バンドの代表的ヒット)



27) China Doll / Julian Cope (1988 - My Nation Underground - 磁器の人形をチャイナ・ドールと呼ぶ。この曲には心を奪われた。リリース翌年にも私のチャートで1位に返り咲いた)



28) China Girl / Iggy Pop (1977 - The Idiot - イギー・ポップがデビッド・ボウイと共作した曲の中でも、ボウイが後でセルフカバーしたことでよく知られている)



29) Goin' Back to China / Diesel (1980 - Watts in a Tank - 香取洋子が日本語カバーして小ヒット。♪今夜 異国で抱きしめて~)



30) China in Your Hand / T'Pau (1987 - Now Decades '83-'03 - フランケンシュタインの作者メアリ・シェリーについて歌われ、「中国」ではなく「磁器」を指すらしい。全英1位の壮大なバラード)



当初、過去2度にわたってお届けした「洋楽の中のにっぽん」と同じく "tribute" 企画の一環とするつもりだったのだが。
「にっぽん」の時に選んだ、クイーン、ヴァン・ダイク・パークス、フレーミング・リップスのような、日本語で日本のリスナーに呼びかける曲が中国版では見当たらないので、「賛辞」の主旨にはそぐわないなと。

あるいはかつて、欧米列強が(中国を)食いものにしたという負い目があるのかも分からない。
中国人民は、共産党政権の所有物で、他国人は手を出すことができない。インターネット時代に入っても、厳しい情報統制が敷かれ、あのグーグルですら撤退せざるをえない。

かの国は、封建王朝のいにしえから、ヒト・モノ・カネの流通を、市場を押さえることで、末端の隅々まで睨みを利かし、意のままに支配する、まるで総合商社のように運営されてきた。
そうした歴史にあっては、マルクス主義⇒毛沢東思想も、儒教や科挙と同様な、広大な中国を支配する手段に過ぎなかった。貧困なまま爆発する人口も毛主席にとって「人口の多さは望むところ」だったのだ。

改革開放の鄧小平時代に入っても、「人民は政府の所有物」で、人権や民主主義といった普遍的価値観は尊重されないことが天安門事件などで証明される一方、逆に中国人は華僑として悠々と国境をまたぎ、世界に数千万人が、郷に入っても郷に従わず、血縁や職業の縁で独自のネットワークを築き、陰に陽に母国の影響力拡大に貢献している。

グローバル経済の適者生存。異文明の超大国が、いま、長い眠りから覚めようとしている–



■世界の街・海外リポート - 北京 - 命を懸けた座り込み
中国で人権問題を取材していると不合理な話はいくらでもあるが、今回ばかりは絶句した。昨年夏に取材した人権活動家の曹順利さんが急死したからだ。彼女は当時、中国政府が国連に提出する人権報告書に自分たちの意見を反映してほしいと訴えるため、中国外務省前で座り込み運動をしていた。夏の暑い時期にもかかわらず、仲間たちと昼夜交代で座り込んでいた彼女は見るからに元気そうだった。

「私たちの人権状況が少しでも報告書に盛り込まれれば」と穏やかな口調ながらきっぱり語っていた。しかしこの座り込みが社会を騒がせたとして警察当局に拘束され、肺結核などにかかって危篤状態で病院に移された時は手遅れだったという。

わずか半年余りでなぜここまで健康状態が急変したのか。中国外務省の定例会見で質問すると報道官は「誠実な治療を受けており、彼女の権利は保障された」と主張。欧米諸国が指摘する人権侵害の疑いには「人権問題に名を借りた内政干渉」と批判までした。

座り込みするだけで人の命が左右されるという現実。それを直視しない限り、中国の人権は改善されない。 –(新貝憲弘、東京新聞2014年4月4日夕刊)
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Top 20 Hits of 6-Sep-2014

2014-09-06 18:00:23 | Weekly Top 15
1. NEW 1 "Never Catch Me (feat. Kendrick Lamar)" Flying Lotus (2014 - You're Dead)



2. NEW 1 "Parade" Kevin Morby (2014 - Still Life)



3. NEW 1 "Black Rage" Lauryn Hill (2014 - Free Download)
4. ← 4. 3 "Breakdown" Peaking Lights (2014 - Single)
5. ← 5. 3 "Our Love" Caribou (2014 - Our Love)
6. ← 3. 5 "Courtesy Lafs" Kendal Johansson (2014 - Single)
7. ← 1. 5 "True Love" Tobias Jesso Jr (2014 - Not Officially Released)
8. ← 9. 2 "Green Lady" Merchandise (2014 - After the End)
9. ← 2. 6 "Eruption (Gonna Get My Hair Cut at the End of the Summer)" Tobacco (2014 - Ultima II Massage)
10. ← 8. 6 "Pendulum" FKA twigs (2014 - LP1)
11. ← 6. 5 "I Have Walked This Body" Jenny Hval & Susanna (2014 - Single)
12. ← 13. 4 "Blue Eyes" The Rosebuds (2014 - Sand + Silence)
13. ← 10. 4 "No Rest for the Wicked" Lykke Li (2014 - I Never Learn)
14. ← 18. 2 "Blush" Mr Twin Sister (2014 - Mr Twin Sister)
15. ← 17. 3 "Oak Tree" Mirel Wagner (2014 - When the Cellar Children See the Light of Day)
16. ← 7. 5 "New Lover" Josh Ritter (2013 - The Beast in Its Tracks)
17. ← 16. 2 "Warning" Cymbals Eat Guitars (2014 - Lose)
18. ← 20. 2 "Song for Five & Six" Owen Pallett (2014 - In Conflict)



19. NEW 1 "Feel" Ty Segall (2014 - Manipulator)
20. ← 14. 6 "Guaracha U.F.O (No Estamos Solos...)" Meridian Brothers (2012 - Desesperanza)
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中産階級ハーレム⑨ ─ サッカー

2014-09-05 21:27:27 | 中産階級ハーレム
サッカーの日本代表チームは大正6(1917)年に東京高等師範学校が第3回極東選手権大会(日本、中国、フィリピンによって競われた総合大会)に出場したのが最初とされており、この時は惨敗に終わったものの次第に進歩し、昭和11(1936)年のベルリン五輪では1回戦で優勝候補のスウェーデンを3-2で破る番狂わせを演じた。↑試合後、ドイツの観衆がなだれ込んで祝福。


昭和13(1938)年、既に戦時色が強まっており「鬼畜米英」との言葉も聞かれたが、2年後の東京五輪へ向けての強化の一環として英国のイズリントン・コリンシャンを招いて親善試合を行い、大学生で組んだ全関東軍が4-0で勝利。しかしその後、日本はオリンピックを返上、国を挙げて戦争に突入してゆく。


敗戦後昭和23(1948)年に日本代表は再編成され、26年には戦後初の国際大会として第1回アジア大会(ニューデリー)に出場、6チーム中3位となる。しかし29(1954)年3月に東京で行われたスイスW杯予選では韓国に1分1敗と屈し、出場を逃した。↑日本ゴール前に激しく詰める韓国FW。


西ドイツのデットマール・クラーマー氏がたびたび来日して各地でコーチするなど強化に努めた日本代表は東京五輪でアルゼンチンに3-2で逆転勝ちするなどし準々決勝へ進出。↑アルゼンチン戦後半9分、杉山隆一(18)の同点ゴール。


昭和43(1968)年のメキシコ五輪、日本はナイジェリア戦での釜本邦茂のハットトリックなど予選リーグ1勝2分で準々決勝へ進出、フランスと対戦。釜本の先制ゴール(↑)など3-1と勝利、準決勝では優勝したハンガリーに0-5と屈する。


開催国メキシコとの3位決定戦、相手陣内でヘディングに競り勝つ釜本。2-0と勝ち、男子サッカー唯一の銅メダルを獲得した。


右から杉山、長沼健監督、釜本、岡野俊一郎コーチ。


メキシコ五輪以降日本代表は低迷が続いた。↑昭和53(1978)年アルゼンチンW杯予選、日本はテルアビブでのイスラエル戦に0-2と完敗。中央はシュートを放つ、1FCケルンに移籍する以前の奥寺康彦。


昭和61(1986)年メキシコW杯予選、東京での韓国との第1戦、0-2から木村和司のFKで1点差に迫った日本はなお猛攻を仕掛けたが実らず。


戦前戦後を通じわが国のサッカー界は大学生とその若いOBを含めた大学サッカーがリード、社会人も次第に実力を伸ばしたが学生と社会人が覇を競う天皇杯以外の公式戦が非常に少なく、レベルアップを望める状況になかった。そんな折クラーマー氏が「トップクラスのチームが集まって国内リーグ戦を行うべき」と提唱、昭和40年に社会人8チームが集まって「日本サッカー・リーグ」が誕生する。初代王者は東洋(工業)で、以降ヤンマーや三菱や日立が躍進し、昭和50年代に入ると古河、フジタが台頭。大学勢を引き離し昭和最後期(1983~88)の天皇杯では日産と読売クラブが3回ずつ優勝するなどプロ化の機運が高まってゆく。↑木村和、水沼、柱谷など多彩な攻撃陣で第65回天皇杯(1985~86元日)を制した日産。 –(画像はすべて『激動の昭和スポーツ史9・サッカー』より)
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