マガジンひとり

オリンピック? 統一教会? ジャニーズ事務所?
巻き添え食ってたまるかよ

Top 20 Hits of 30-Mar-2013

2013-03-30 20:15:15 | Weekly Top 15
1. ← 1. "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
2. ← 2. "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
3. ← 13. "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
4. ← 3. "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
5. ← 11. "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
6. ← 10. "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)
7. ← 5. "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)
8. ← 6. "Mixed Up, Shook Up Girl" Boz Scaggs (2013 - Memphis)
9. ← 8. "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)



10. NEW "Recover" CHVRCHES (2013 - EP)
11. ← 4. "Museum" Fiction (2013 - The Big Other)
12. ← 7. "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)



13. NEW "Lovecrimes" The Afghan Whigs (2012 - Free Download)
14 ← 19. "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)
15. ← 9. "Play by Play" Autre Ne Veut (2013 - Single)



16. NEW "Pacing" Julianna Barwick (2013 - Single)
17. ← 18. "How Does the Grass Grow?" David Bowie (2013 - The Next Day)



18. NEW "Valentine's Day" David Bowie (2013 - The Next Day)
19. ← 12. "New Alphabet" Eels (2013 - Wonderful, Glorious)
20. ← 16. "Try to Be" Blue Hawaii (2013 - Untogether)
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Top 20 Hits of 23-Mar-2013

2013-03-23 19:35:53 | Weekly Top 15
1. ← 3. "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
2. ← 1. "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
3. ← 2. "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
4. ← 11. "Museum" Fiction (2013 - The Big Other)



5. NEW "Song for Zula" Phosphorescent (2013 - Muchacho)
6. ← 13. "Mixed Up, Shook Up Girl" Boz Scaggs (2013 - Memphis)
7. ← 4. "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)
8. ← 12. "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
9. ← 5. "Play by Play" Autre Ne Veut (2013 - Single)



10. NEW "White Noise (feat. AlunaGeorge)" Disclosure (2013 - Single)



11. NEW "I Love You" Woodkid (2013 - The Golden Age)
12. ← 6. "New Alphabet" Eels (2013 - Wonderful, Glorious)



13. NEW "Mute" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)
14 ← 8. "Backyard Skulls" Frightened Rabbit (2013 - Pedestrian Verse)
15. ← 14. "Can't Live with the World" Laura Mvula (2013 - Sing to the Moon)
16. ← 17. "Try to Be" Blue Hawaii (2013 - Untogether)
17. ← 7. "Land of 1000 Chances" Day (2013 - Land of 1000 Chances)
18. ← 19. "How Does the Grass Grow?" David Bowie (2013 - The Next Day)



19. NEW "So Blue" Low (2013 - The Invisible Way)
20. ← 16. "Say That" Toro Y Moi (2013 - Anything in Return)
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藤木はなぜ「卑怯」になったか

2013-03-21 22:06:18 | マンガ
女性週刊誌各誌の、白血病が再発して番組復帰が白紙となった大塚範一キャスターをめぐる報道合戦。
うち拾ってきた週刊女性によれば、2月某日、あるレストランで彼が同年代の女性と、復帰祝いなのかディナーを楽しんでいたという。

「坊主頭で少し髪の毛が生えていました。家着のようでしたね。顔は浅黒く、目は充血して潤んでいて、顔まわりもむくんだ感じでした。同伴の女性と3時間以上、赤ワインと一緒にパスタやチキンソテーを食べていました。最後には余ったバゲットも持ち帰って」(居合わせた客)

まったく、病人相手にここまで書くかね、残酷な生きものである、女というものは。




藤木といえば「ひきょう」っていう、かわいそうな位置づけになってる『ちびまる子ちゃん』の登場人物。
初めて顔を出したのはコミックス6巻に収録の「プールびらきの巻」で、バスタオルが風に飛ばされて、唇をムラサキ色にして寒がってる、不運な男子。

その後、紆余曲折あって、大野・杉山くんというリーダーシップある二枚目との対比からも、永沢くんや彼のような冴えない男子を必要としたのだろうが、学級で「ひきょう」が定着するほど悪い子どもとは思えない。
濡れ衣もいいところだ。

例えばネット言論におけるマスコミや民主党ってのも、韓国人から操られて売国行為に及ぶ卑怯者ということになってる。
そのマスコミが報じる中国像とは、大気汚染や汚職の蔓延など負の側面が拡大される一方、13億の人口から毎年3000人しか入学できない精華大学の優秀さは凄まじく、大学単独で人工衛星打ち上げに成功したとか米ハーバードやコーネル大の学長も交換留学を求め「精華詣で」を欠かさないとか、すべての大学発のベンチャー起業実績においても売上高が日本の50倍に達するとか、彼らの大きさや強さ、パクリではないオリジナルな優秀性の側面について報じられることはない。

菅元首相も就任当初、ベトナムなどへの原発の売り込みに前のめりだった。
売国奴というより、マスコミも民主党も日和見主義的に国民や産業界に媚びてるのだが、なぜか自民党が同じことをやると好意的に受け取られ、マスコミや民主党はやることなすこと挙げ足を取られ叩かれる。




さくらももこが、当初は丸尾くんと同じくらい奇矯に描かれてた花輪くんを次第に美化しがちになるとか、大野・杉山くんと永沢・藤木くんで待遇に差をつけるとかは、まあ女の本能から発してるともいえよう。

女は男よりはるかに早くから女である。
子育てという究極の目的からすれば、弱い男、不運な男というのはそれだけで「悪い。卑怯者」に追いやられても文句を言えないのだ。

先ほどの週刊女性、巻頭こそ大塚キャスターはじめ有名人の下世話な話題に占められるが、中盤以降はむしろアベノミクスに踊る男性誌よりよほどシリアスな記事が続く。
投薬や注射をせず、人口の多くが農家で食を自分の行動範囲内でまかなっていた昭和20年代までの暮らしに戻せばほとんどの病気は治せると説く82歳の小児科医。
加齢に伴う卵子や精子の変化、さまざまな不妊の原因。
介護業界が薄給の3K職場のままで、高齢者に行き場はあるのか…

とどめはTPPだ。
ISDS条項、食品表示基準や残留農薬、正社員の解雇規制緩和、保険適用外の混合診療や株式会社の医療参入など「アメリカのやり方は暴力団と同じで、どんどんつけ込んでくる」とまで危機感をあらわに。

女の保守性や残酷さが、自分の子どもを守りたい、他人は責任を負ってはくれない、生かすも殺すも自己責任だという意識の産物だとすれば、その見地には十分な公正さが担保されてるのではないでしょうか。
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中産階級ハーレム⑤ ─ 野球 #2

2013-03-19 21:16:58 | 中産階級ハーレム
人気・実力で先行した六大学野球や社会人野球に対し、後れをとる形となったプロ野球も昭和25(1950)年の2リーグ制・日本シリーズ開催などで徐々に盛り上がり、常に中心であった読売ジャイアンツに大学球界のスター長嶋茂雄(昭和33)、高校球界の王貞治(昭和34)が入団、打撃タイトルを独占したり昭和40年以降9連覇の原動力となって国民的人気を獲得。


天覧試合もプロに先んじる(昭和22年)など都市対抗大会を中心に隆盛を築いた社会人野球。昭和31年の都市対抗では慶大を卒業したばかりの藤田元司投手の快投で横浜・日本石油が優勝。


ONに先立つ昭和30年代初めには巨人の三原脩が突然西に下って西鉄の監督に就任、31年から3年連続で古巣巨人を降して黄金時代を築いた。特に33年の日本シリーズは3連敗から4連勝するという逆転劇で、連投の稲尾和久は「神様、仏様、稲尾様」と讃えられた。


昭和35(1960)年夏、36年春と2季連続で甲子園大会を制し、横浜市内をパレードする法政二・柴田勲。36年夏には三たびの対決となる「怪童」尾崎行雄の浪華商に屈した。


昭和38(1963)年、南海の野村克也は捕手ながら52本塁打を放ち当時のプロ野球記録を更新。後にプレーイング・マネージャーを含め4球団で監督も務め、知将として手腕を発揮。


昭和40年代初めに当時の六大学野球記録である通算22本塁打を放った田淵幸一(法政大)。戦前~戦後にかけ高い人気を誇った六大学野球は次第にプロ野球に押されたが、この時期には法政の田淵や山本浩二、明治の星野仙一や高田繁、早稲田の谷沢健一や荒川尭らが活躍して黄金時代の再来と称された。


昭和40(1965)年秋に始まったドラフト会議の一期生として巨人入団した堀内恒夫投手、42年の対広島戦で投げてはノーヒットノーラン、打っては3ホーマー。


昭和44(1969)年10月、「プロ野球の父」正力松太郎氏の死去と前後して、暴力団と関係し八百長を行う「黒い霧事件」が発覚。多数の選手が永久追放などの処分を受けた。


昭和46(1971)年のオールスター第1戦でセ・リーグの先発・江夏豊(阪神)が9連続奪三振を記録。↑画像はパ・リーグ四番の江藤慎一(ロッテ)をうちとった瞬間。


昭和48(1973)年の高校野球は、前年夏の予選でノーヒットノーランを連発するなど「怪物」の異名をほしいままにした江川卓(作新学院)の剛腕に沸く。準決勝まで進出した選抜大会での奪三振60は今も破られていない。卒業後は法政大⇒巨人で活躍したが、ドラフト指名をめぐるゴタゴタや肩の変調などで悲運のイメージが付きまとった。


昭和49(1974)年10月、長嶋茂雄が「わが巨人軍は永久に不滅です」の言葉を残し現役引退。 ─(画像はすべてベースボール・マガジン社刊『激動の昭和スポーツ史・プロ野球』『同・高校野球』『同・社会人野球』『同・大学野球』より)
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Top 20 Hits of 16-Mar-2013

2013-03-16 19:35:37 | Weekly Top 15
1. ← 7. "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
2. ← 1. "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
3. ← 13. "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
4. ← 3. "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)
5. ← 2. "Play by Play" Autre Ne Veut (2013 - Single)
6. ← 4. "New Alphabet" Eels (2013 - Wonderful, Glorious)
7. ← 10. "Land of 1000 Chances" Day (2013 - Land of 1000 Chances)
8 ← 8. "Backyard Skulls" Frightened Rabbit (2013 - Pedestrian Verse)
9. ← 5. "Full of Fire" The Knife (2013 - Single)
10. ← 6. "Maw Maw Song" The Joy Formidable (2013 - Wolf's Law)



11. NEW "Museum" Fiction (2013 - The Big Other)
12. ← 18. "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)



13. NEW "Mixed Up, Shook Up Girl" Boz Scaggs (2013 - Memphis)
14. ← 19. "Can't Live with the World" Laura Mvula (2013 - Sing to the Moon)
15. ← 16. "All the Time" The Strokes (2013 - Comedown Machine)
16. ← 14. "Say That" Toro Y Moi (2013 - Anything in Return)



17. NEW "Try to Be" Blue Hawaii (2013 - Untogether)
18. ← 9. "Jubilee Street" Nick Cave & the Bad Seeds (2013 - Single)



19. NEW "How Does the Grass Grow?" David Bowie (2013 - The Next Day)
20. ← 15. "Where Are We Now?" David Bowie (2013 - Single)
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エンロン破綻と安倍内閣の政策

2013-03-10 22:41:50 | 亡国クロニクル
●エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?/The Smartest Guys in the Room/アレックス・ギブニー監督/2005年アメリカ
負債総額3兆円、失業者5千人 全米を震撼させた事件の全貌を暴く!
1985年の設立以来、エネルギー業界の規制緩和の波に乗り、急成長を遂げた巨大企業エンロン。しかし2001年、エンロンと子会社の癒着問題を報じたウォール・ストリート・ジャーナルの記事がきっかけとなり、株価が大暴落。その後、粉飾会計、不正経理、架空取引などが次々と明るみに出、その報道からわずか46日後には破綻に追い込まれた。
負債総額310億ドル(一説には400億ドル)、失業者は5千人にも上るといわれ、翌年ワールドコムが破綻するまでは米史上最大の企業破綻と騒がれた。
エンロンに投資した投資家や自社株買いを勧められた従業員は財産を失った一方で、ケン・レイ、ジェフ・スキリングら最高経営責任者(CEO)たちは大量の保有株を売り抜け、インサイダー取引により証券取引委員会の訴追を受けた。結局、レイとスキリングには2005年に有罪判決が言い渡され、両者共に終身刑もありうると見られていたが、2006年7月、レイが心臓発作で死亡、スキリングは24年の刑を受け服役中である…




エンロンとは1985年、天然ガスのパイプライン会社としてケン・レイが創業し、アメリカ政府がエネルギー産業の規制緩和を進めたことを追い風として、他企業の買収や経営多角化に成功、わずか15年間で世界最大のエネルギー卸売会社となった。
同社は共和党・民主党に多額の政治献金を行い、特にレイはブッシュ前大統領や同政権のチェイニー副大統領と個人的にも親交が深い





創業者のレイに加え、カリスマ的な手腕でエンロンを急成長させたのが後にCEOとなるジェフ・スキリングであり、それを財務責任者(CFO)として支えたのがアンディ・ファストウである。
パイプライン業者に過ぎなかったエンロンは、天然ガス取引の規制緩和に着目し、エネルギー市場の先物・デリバティブに資金を集中させて、売上高を拡大した。
投機的な取引を行う同社のトレーディング・ルームには熱気があふれ、カリフォルニア電力危機のように消費者を犠牲にしてでも利潤追求に狂奔する





一方、連結決算対象外の子会社に損失を付け替えるなど、ファストウの主導で粉飾決算が進められ、監査法人もそれに加担、真実が隠されたままエンロンの株価は1999年に50%上昇、2000年には90%上昇とうなぎ上りで、同社はアメリカ最高の革新的な企業と称えられた




2000年当時、水面下では損失が膨らんでおり、レイ、スキリング、ファストウら幹部は持ち株を売り抜けて巨額を手にした。
やがて翌年夏には疑惑が表面化し始め、10月にウォール・ストリート・ジャーナルが粉飾会計の疑いを報じるとわずか6週間で破綻に至った






別に表題は「エンロン破綻とアベノミクス」でも構わないのだが、浜矩子氏が「アベノミクスなる言葉を使いたくない。この種のブランド化は必ずや思考停止を招く」と述べてるのに従った。

この、言葉じたいがある種の魔力を持ってしまう例は「投資」なるものを経験した方ならお心当たりがあろう。
ポートフォリオ、REIT、ボラティリティ、BRICS諸国、ソブリン・リスク、リフレ…
わざわざ横文字で言う必要ないものも少なくないのだが、この世界ではできる限り新奇な言葉を使うのがならわしなのだ。
新参者を誘い込み、信じさせて、虎の子を託させるために。




いい仕事をしてもらった同人誌印刷所から送ってきたので画像アップするの気が引けるんだけど、「くりえの勇気が同人界を救うと信じ」られるだろうか。
一印刷会社が左右できるほど、わが国の同人マンガ界は軽い存在ではないという以上に、少女の“萌え絵”をあしらって、勇気とか救うとかの言葉で消費を促そうっていう発想に対し、先の浜矩子と同種の感慨を覚える。

おたくの発想。
この映画の中で、エンロン絶頂期のCEO、スキリングという男はおたくが一念発起して自己啓発してカリスマ経営者になったというように描かれる。
彼が厚遇するトレーダーたちも、類は友を呼ぶような。

経済学は自然科学と異なり、客観的な実証性はさほど重視されない。
学問というより新興宗教のようなものだ。イワシの頭も信心から、安倍内閣の政策をめぐっても、賛否両論、その混合、さまざまな見解が出揃ってきた。

中に、エコノミスト3月5日号で「国際学派の研究が示す“通貨安戦争は悪”ではない」と題し、若田部昌澄なる早大教授の学者が「政治家や経営者は、経済学を理解していないが、理解しているとしても自分の利害だけから発言をする。対して欧米の一流経済学者はさすがに違う」として、安倍内閣が日銀に求める金融緩和・インフレ目標に理解を示す海外識者を持ち上げてる。

それら「欧米の一流経済学者」は、わずか15年でパイプライン業者から全米7位の大企業に急成長した、エンロン社の真の姿を見抜けなかったのだろうか。
見抜けないとしても、サブプライム問題が表面化してリーマン・ショックに至る、さらに大きな世界を巻き込む金融危機を食い止める手だてはなかったのだろうか。

私がこの映画を見たのは2007年2月のことで、その時は何も危険を察知することができず、翌年のリーマン・ショックで財産を半分に減らしてしまうのだが、さらに2011年に財産どころでない震災・原発事故を経て、貴重な経験値を得ることができた。
それを含んで再見したところによれば、安倍内閣の経済政策=金融緩和と財政出動と成長戦略=は、エンロンの経営とおおむね共通している。
矛盾した要素からいいとこ取りして、不都合な部分には蓋をする。
威勢のいい言葉を使いたがったり、民主党や日銀に過度に責任をかぶせようとするところも似てる。

米政府やヘッジファンドなど投機筋にとっては筋書き通りかも分からない。
豪華客船の乗客として映画を楽しむような気分で、しかし沈没の予兆は決して見逃さないよう注意する所存であります。
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Top 20 Hits of 3-09-2013

2013-03-09 18:26:08 | Weekly Top 15
1. ← 4. "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
2. ← 1. "Play by Play" Autre Ne Veut (2013 - Single)
3. ← 12. "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)
4. ← 3. "New Alphabet" Eels (2013 - Wonderful, Glorious)
5. ← 2. "Full of Fire" The Knife (2013 - Single)
6. ← 6. "Maw Maw Song" The Joy Formidable (2013 - Wolf's Law)



7. NEW "The Hearse" Wampire (2013 - Single)
8 ← 7. "Backyard Skulls" Frightened Rabbit (2013 - Pedestrian Verse)
9. ← 5. "Jubilee Street" Nick Cave & the Bad Seeds (2013 - Single)
10. ← 13. "Land of 1000 Chances" Day (2013 - Land of 1000 Chances)
11. ← 11. "Entertainment" Phoenix (2013 - Bankrupt!)
12. ← 10. "Do the Meaning" Magazine (2011 - No Thyself)



13. NEW "Sacrilege" Yeah Yeah Yeahs (2013 - Mosquito)
14. ← 16. "Say That" Toro Y Moi (2013 - Anything in Return)
15. ← 8. "Where Are We Now?" David Bowie (2013 - Single)
16. ← 20. "All the Time" The Strokes (2013 - Comedown Machine)
17. ← 9. "Turn On the Lights" Future (2012 - Pluto)



18. NEW "Dropla" Youth Lagoon (2013 - Wondrous Bughouse)



19. NEW "Can't Live with the World" Laura Mvula (2013 - Sing to the Moon)
20. ← 14. "A Day's Pay for a Day's Work" Darkstar (2013 - News from Nowhere)
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日本幻景 #1 - ローマ字日記

2013-03-05 22:16:09 | 読書
いくらかの金のあるとき、予は なんのためろうことなく、かの、みだらな声にみちた、狭い、きたない町に行った、そして10人ばかりの インバイフを買った、ミツ、マサ、キヨ、ミネ、ツユ、ハナ、アキ…名を忘れたのもある。予の求めたのは 暖かい、柔らかい、まっ白な からだだ: からだも 心も とろけるような楽しみだ。しかし それらの女は、やや年のいったのも、まだ16ぐらいの ほんの子供なのも、どれだって なん百人、なん千人の 男とねたのばかりだ。顔につやがなく、はだは冷たくあれて、男というものには なれきっている、なんのシゲキも感じない。わずかの金をとって その陰部をちょっと 男にかすだけだ。それ以外に なんの意味もない。おびを解くでもなく、「さあ」といって、そのままねる: なんの恥ずかしげもなく またをひろげる。隣りの部屋に 人がいようと いまいと 少しもかもうところがない。(ここが、しかし、面白い かれらの Irony だ!)なん千人にかきまわされた その陰部には、もう筋肉のしゅうしゅく作用が なくなっている、緩んでいる。ここには ただ ハイセツ作用の 行われるばかりだ: からだも心も とろけるような楽しみは 薬にしたくも ない!

強きシゲキを求むる イライラした心は、そのシゲキを受けつつあるときでも 予の心を去らなかった。予は みたびか よたび 泊ったことがある。18のマサのはだは 貧乏な としま女のそれかとばかり あれてガサガサしていた。たった ひと坪の狭い部屋の中に あかりもなく、異様な肉のにおいが ムウッとするほど こもっていた。女はまもなく眠った。予の心は たまらなくイライラして、どうしても眠れない。余は 女のまたに手を入れて、手あらく その陰部をかきまわした。しまいには 5本の指を入れて できるだけ 強くおした。女はそれでも 目をさまさぬ: 恐らく もう陰部については なんの感覚もないくらい、男になれてしまっているのだ。なん千人の男とねた女! 予は ますます イライラしてきた。そして いっそう強く手を入れた。ついに手くびまで入った。「ウーウ」といって 女は そのとき目をさました。そして いきなり 予に抱きついた。「アーアーア、うれしい! もっと、もっとーもっと、アーアーア!」 18にして すでに普通のシゲキでは なんの面白みも感じなくなっている女! 予はその手を 女の顔にぬたくってやった。そして、両手なり、足なりを入れて その陰部を 裂いてやりたく思った。裂いて、そうして 女の死がいの 血だらけになって やみの中に よこたわっているところを まぼろしに なり と 見たいと思った! ああ、男には もっとも残酷なしかたによって 女を殺す権利がある! なんという恐ろしい、いやなことだろう!

─(石川啄木 『ローマ字日記』より1909=明治42年4月10日の記述)





最近TVを見ていて、今やってるWBCの話題が出ると、枕詞のように「3連覇がかかる」と連呼されるので、気分が打ち沈む。
見たくなくなる。
安倍首相も何かにつけ「世界一」を言いたがるが、どうもわれわれには、平均寿命や生活水準など既に満足すべき域に達してるにもかかわらず、世界の一等国として十分に認められてない、認められたいという渇望があるらしい。

中国人・韓国人などにも、オリンピックやノーベル賞となると過剰に気にするとか、権威として有難がる傾向がみられるものの、こと日本人の場合、彼らに先んじて「近代化」を果たした、その原点である明治維新において、欧米列強に頭を下げてそのやり方を受け入れたことが、現在に至るまで(欧米に対する)劣等感と(それ以外のアジア・アフリカ・中南米の国々に対する)優越感として、われわれの心理を卑屈と尊大の両極端に引き裂いてる気配がある。

もっとさかのぼって、超大国であった中国の各王朝との関係、やがてヨーロッパの勃興に伴い戦国~江戸時代のわれわれがどのように対処したかを見直してみれば、そうした極端な心理や、明治維新あるいは戦後の日米同盟の美化・過大評価につながる構造が明らかになるのではないかと考え、各時代のさまざまな「日本幻景」を探ってゆこうと。

第1回は、米軍の通訳を経て日本文学研究者となり、遂には国籍もわが国に移すに至ったドナルド・キーン氏が、独自な魅力ある文学作品として好んでいると聞き、入手してなるほどこれは凄いと思わされた石川啄木の『ローマ字日記』について。

米軍時代のキーン氏は、太平洋の激戦地で日本兵の遺品である日記を読み、その肉声に触れ、アメリカ人も日本人も同じ人間だと考えるに至った。
米軍は兵士に対し日記的なものを残すことを諜報上の理由で禁じてたのだとか。
日本軍がそのあたり寛大だったのは、敵には日本語を読める者がほとんどいないだろうと見くびってたこともあるらしいのだが、時代を明治にさかのぼって、この啄木の日記は「愛する妻に読ませまい」としてローマ字で書かれた。

27歳の若さで亡くなって後、その声望が高まり、彼が遺した日記の多くは公刊されたものの、明治42年のローマ字で書かれた日記帳は、↑に引用したような際どい性描写や危険思想だった社会主義に触れた部分などタブー性が強く、戦後に啄木全集に初めて収められた際も“伏せ字”が多用されたほどで、昭和52(1977)年の岩波文庫でようやく全てが公になったのである。

他に「要するに 文学者の 生活 などは 空虚なものにすぎぬ」
「ああ、神よ、どうか、からだ を どこか 少し こわしてくれ、いたくても かまわない、どうか 病気さしてくれ! ああ! どうか…」
のような言葉も。
当時の啄木は妻子を郷里に残して単身で東京の新聞社に勤めており、仕送りしなければならない前借りの給金で遊んでしまったり、詩歌や小説に野心を抱きながらも落伍者同然の日々を、極めて率直に綴っている。
社会主義思想についての見方もゆれ動き、一貫していないが、人間がどこまで虚飾を捨て去って真実を描きうるかという意味で、まさしく普遍的な青春文学であるといえよう。

美化するのとは異なるやり方で明治維新を定義するとすれば、それは西日本の藩閥による軍事クーデターであり、スピード感のある中央集権によって欧米諸国と対峙しアジアを侵略できる強力な国民国家を作り上げた。
そうした体制の下では、詩人・小説家といえど東京や大阪のマスコミ出版界という、中央政府の宣布機関の一部として、国民の模範であることが求められる。
ローマ字日記が日の目を見ることは想定されていない。

しかし、国民国家の宣伝の言葉には決してなりえないローマ字日記の言葉たちが、今われわれの心に届くということこそ、「世界一」だとか「オリンピックの金メダルやノーベル賞」では測れない価値として、わが国の歴史に対して誇りと責任を感じさせてくれるように思うのである。




●明治時代後期に『不夜城』という外国人が書いた本の中で紹介された横浜の遊郭。横浜の遊郭は東京より9年早く、安政6(1859)年に外国人の登楼が許されたという。 ─(『幕末・明治の生活風景 外国人のみたニッポン』より)
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Top 20 Hits of 3-02-2013

2013-03-02 20:00:47 | Weekly Top 15
1. ← 3. "Play by Play" Autre Ne Veut (2013 - Single)
2. ← 1. "Full of Fire" The Knife (2013 - Single)
3. ← 2. "New Alphabet" Eels (2013 - Wonderful, Glorious)



4. NEW "Retrograde" James Blake (2013 - Single)
5. ← 5. "Jubilee Street" Nick Cave & the Bad Seeds (2013 - Single)
6. ← 11. "Maw Maw Song" The Joy Formidable (2013 - Wolf's Law)
7 ← 8. "Backyard Skulls" Frightened Rabbit (2013 - Pedestrian Verse)
8. ← 4. "Where Are We Now?" David Bowie (2013 - Single)
9. ← 7. "Turn On the Lights" Future (2012 - Pluto)
10. ← 6. "Do the Meaning" Magazine (2011 - No Thyself)
11. ← 14. "Entertainment" Phoenix (2013 - Bankrupt!)



12. NEW "My Enemy" Richard Thompson (2013 - Electric)



13. NEW "Land of 1000 Chances" Day (2013 - Land of 1000 Chances)
14. ← 13. "A Day's Pay for a Day's Work" Darkstar (2013 - News from Nowhere)
15. ← 9. "Viento del mar" Amor de Días (2013 - The House at Sea)



16. NEW "Say That" Toro Y Moi (2013 - Anything in Return)
17. ← 17. "Saint Nothing" Daniel Rossen (2012 - Silent Hour / Golden Mile)
18. ← 12. "Long Live A$AP" A$AP Rocky (2013 - Long.Live.A$AP)
19. ← 10 "Northern Lights" Kate Boy (2013 - Single)



20. NEW "All the Time" The Strokes (2013 - Comedown Machine)
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