世界の街・海外リポート◆ロンドン─泥棒もナビゲート!?
「泥棒さん、この中には金目のものは何も置いてありません。だから、窓を割ったりしないで」。自宅近所で道路わきの車に目をやると、こんな走り書きが窓に張ってあるのに気付いた。
けっこう古く汚れたワゴン車で何も置いてなさそうなのだが、確かにロンドンで車上狙いは多い。この1年半で2度ほど犯人とおぼしき男が他人の車をあさっているところを目撃したことがある。
さらに夜ともなればロンドンの中心地では大胆な輩が、通りに止めてある車1台1台の前に立ち止まっては中をのぞきこみ、物色している。通行人がいようが気にする様子もない。「まだ盗んでないから、いいだろ」とでも言いたげだ。
「だから、車内の目に見える所には何も置いてはいけない。犯罪を誘発するようなものだ」とロンドンっ子。その言葉を忠実に守り、見えない場所に置いてきたが、最近「それでも不十分だ」とアドバイスされた。
英国で、カーナビゲーションは乗るたびに吸盤で前面の窓に取り付けるタイプが主流。もちろん、降りるときに吸盤ごと取り外すのだが、窓に円形の跡がかすかに残る。「それを目ざとく見つけて『ナビがあるはずだ』とガラスを割る。だから、跡を消すかナビを持ち歩くかだ」。なるほど、と感心してしまった。 ─(東京新聞2月2日夕刊)
exentrico おもしろツイートマン
ヤザワとか虎舞竜みたいなのが堂々とロックンロール面してるの面白い 2-03-2012

「こっちを立てると、あっちが立たん。いつでも両方を立てることができるんやったら、この世に苦しむ者はいてまへん」─ということなのでしょう。
イワイガワの毎週のトークライブである日、神戸市出身の井川修司くんが、高専を出て就職したばかりの冬に阪神大震災に遭遇した話をしてくれた。それによると、彼の住む長田区は最も被害の大きかった地域であると同時に、神戸の中で最もガラの悪い、いわゆるヤンキーのような若者が多い地域でもあるとのこと。
ところが、いつもは肩そびやかしてガン飛ばしながら街を歩くようなニィちゃんたちが、非常事態になって救援もとどこおりがちな中、彼が知る範囲でも6〜7名の命を救ったと。
人が生き埋めになってたりするのを知ると、仲間を集めて、迅速果敢な救助活動。
それを聞いて思った。
不良にしても、「実は立派な」人たちばかりではないだろう。人の弱みにつけ込むヤクザみたいのもいるだろう。
だけれども、そうした地元志向で、いざというとき侠気を見せるようなタイプの不良・ヤンキーって、少なからずの日本人の原型みたいにして連綿と続いてきたんじゃないか。
それは、矢沢永吉や「三船美佳の夫」はロックンロールには程遠いかも分からないが、もし彼らが本当のロック、場の空気なんか関係なく、遠慮なしに自己責任で心のうちを叫ぶ音楽を演れるとするなら、非常時でも秩序が失われないような日本人の美徳は姿を消し、↑の記事のロンドンのような平常時でも犯罪に脅かされて暮らす社会にならざるをえないだろう。
こちらを立てると、あちらが立たない。ロック、レゲエ、ヒップホップのような不穏な音楽が生まれる社会では、ある程度治安が悪いことを前提として生活しなければならない。
そして私は、日本を1歩も出たことなく治安のよい便利な暮らしを満喫しながら、聞く音楽の90%以上は海外産な上、日本人の音楽を「ゲロ以下」とかののしって、国籍問わず人が集まる音楽SNS《Last.fm》でも「悪意のタグ付け」など行ってるわけだ。
けっこう大した勘違い野郎ですよな。先日ピクシヴで知り合った方に依頼して、Last.fmで用いるアイコンを制作していただいたんですけど(↓画像)。小さな男の子が卵型の内側にいて、守られてるでしょう。
すっげー鋭い。その方は、弊ブログもご覧になってないし、Last.fmでの私の行状もご存知ないと思うんだけど。
この先ずっとLast.fmでの私はこれで通すつもりです。

「泥棒さん、この中には金目のものは何も置いてありません。だから、窓を割ったりしないで」。自宅近所で道路わきの車に目をやると、こんな走り書きが窓に張ってあるのに気付いた。
けっこう古く汚れたワゴン車で何も置いてなさそうなのだが、確かにロンドンで車上狙いは多い。この1年半で2度ほど犯人とおぼしき男が他人の車をあさっているところを目撃したことがある。
さらに夜ともなればロンドンの中心地では大胆な輩が、通りに止めてある車1台1台の前に立ち止まっては中をのぞきこみ、物色している。通行人がいようが気にする様子もない。「まだ盗んでないから、いいだろ」とでも言いたげだ。
「だから、車内の目に見える所には何も置いてはいけない。犯罪を誘発するようなものだ」とロンドンっ子。その言葉を忠実に守り、見えない場所に置いてきたが、最近「それでも不十分だ」とアドバイスされた。
英国で、カーナビゲーションは乗るたびに吸盤で前面の窓に取り付けるタイプが主流。もちろん、降りるときに吸盤ごと取り外すのだが、窓に円形の跡がかすかに残る。「それを目ざとく見つけて『ナビがあるはずだ』とガラスを割る。だから、跡を消すかナビを持ち歩くかだ」。なるほど、と感心してしまった。 ─(東京新聞2月2日夕刊)
exentrico おもしろツイートマン
ヤザワとか虎舞竜みたいなのが堂々とロックンロール面してるの面白い 2-03-2012

「こっちを立てると、あっちが立たん。いつでも両方を立てることができるんやったら、この世に苦しむ者はいてまへん」─ということなのでしょう。
イワイガワの毎週のトークライブである日、神戸市出身の井川修司くんが、高専を出て就職したばかりの冬に阪神大震災に遭遇した話をしてくれた。それによると、彼の住む長田区は最も被害の大きかった地域であると同時に、神戸の中で最もガラの悪い、いわゆるヤンキーのような若者が多い地域でもあるとのこと。
ところが、いつもは肩そびやかしてガン飛ばしながら街を歩くようなニィちゃんたちが、非常事態になって救援もとどこおりがちな中、彼が知る範囲でも6〜7名の命を救ったと。
人が生き埋めになってたりするのを知ると、仲間を集めて、迅速果敢な救助活動。
それを聞いて思った。
不良にしても、「実は立派な」人たちばかりではないだろう。人の弱みにつけ込むヤクザみたいのもいるだろう。
だけれども、そうした地元志向で、いざというとき侠気を見せるようなタイプの不良・ヤンキーって、少なからずの日本人の原型みたいにして連綿と続いてきたんじゃないか。
それは、矢沢永吉や「三船美佳の夫」はロックンロールには程遠いかも分からないが、もし彼らが本当のロック、場の空気なんか関係なく、遠慮なしに自己責任で心のうちを叫ぶ音楽を演れるとするなら、非常時でも秩序が失われないような日本人の美徳は姿を消し、↑の記事のロンドンのような平常時でも犯罪に脅かされて暮らす社会にならざるをえないだろう。
こちらを立てると、あちらが立たない。ロック、レゲエ、ヒップホップのような不穏な音楽が生まれる社会では、ある程度治安が悪いことを前提として生活しなければならない。
そして私は、日本を1歩も出たことなく治安のよい便利な暮らしを満喫しながら、聞く音楽の90%以上は海外産な上、日本人の音楽を「ゲロ以下」とかののしって、国籍問わず人が集まる音楽SNS《Last.fm》でも「悪意のタグ付け」など行ってるわけだ。
けっこう大した勘違い野郎ですよな。先日ピクシヴで知り合った方に依頼して、Last.fmで用いるアイコンを制作していただいたんですけど(↓画像)。小さな男の子が卵型の内側にいて、守られてるでしょう。
すっげー鋭い。その方は、弊ブログもご覧になってないし、Last.fmでの私の行状もご存知ないと思うんだけど。
この先ずっとLast.fmでの私はこれで通すつもりです。

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