自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

立憲主義と平和主義が危ない~寄らば大樹と知らしむべからず

2015-06-26 18:14:25 | 憲法を考える
「このままでは日本の憲法は死んでしまう。
 安倍内閣は立憲主義も平和主義も否定している。
 これは民主主義の危機だ。」 
 
集団的自衛権を認める安保法制の廃案を要求  ビデオニュース 
賛同者名簿 安全保障関連法案に反対する学者の会


 私もそう思う。しかし、日本は昔から「寄らば大樹の陰」の国民性と「由(よ)らしむべし、知らしむべからず。」の支配者層によって成立してきた国なのだろう。今日でも自民党は支配者になりたい者の政党であり、支配者に依存したがる国民を組織している。自民党を含めた政権与党は今、「憲法が国の権力を束縛するもの」ではあっても、状況によっては「国民の生命、自由及び幸福追求を守る」ために「政権が憲法の解釈を変える責任」があり、国民に丁寧に「なぜ解釈変更なのか」を説明すべきだという程度に考えているのだろう。

 憲法改正の手続きを経ずして解釈で憲法を変えることを国会で認めれば、憲法は死んでしまう。国民主権は消滅し、支配者にとって「何でもあり」の権力の暴走を許してしまう。「生命、自由及び幸福追求」は憲法13条に示された国民の権利であり、憲法9条とともにアメリカに隷属する『集団的自衛権』のために首相が判断して決められることではない。

 支配者層は誰も責任を問われない日本古来からの中空構造、現在は司法、立法、行政の癒着の上に、都合の悪いことは秘密にする権力を持つので、彼らは東京電力の旧支配者のように責任を問われることは全くない安全地帯にいる。権力にはどこの国でも汚職がつきものだが、汚職さえしなければ、悪い奴ほどよく眠る。否、悪意がない凡庸な個人でも組織が国民の主権を無視する悪に走りやすい日本も国なのであろう。しかも中空構造の上に米国に隷属することでさらに支配者の安心を生む。日本は悲しいけれど暴力以外は、個人と国のいずれも主体性のない国なのだろう。ここで国が暴力で主体性を発揮するよりは、暴力はアメリカに隷属させた方が安心だという考え方もあるが、国が暴力に関わることは絶対悪だし、その歯止めが憲法9条だということを多くの方に知って欲しい。

 私も凡庸な人間であるが、農業に対する学者や官僚の不誠実な態度に黙っていられなくなった。彼らは農業の現場を知ろうとはしないで現場の仕事を軽蔑し、現場の農業の問題から離れたことに予算をつぎ込んで農業を破壊してきた。口蹄疫対策に認められるように、何故か国民が知るべき口蹄疫対策の世界の情報を隠蔽し、委員会の議事録等の情報公開請求に対しても黒塗りの資料しか公開していない。東大の獣医学に進み、「真理の探求」よりも、「支配者への道」を歩む学者の実態を知り、研究者になることを諦めた人もいる。私が学者になって知ったことは、学者も凡庸な人間であり、感性によって「真理の探究」に没頭する人と、「支配者への道」を歩む人がいるということである。しかも「専門分野」の狭い領域以外には視点を向けないことを常識とし、ことに理系では人間なのに人間社会の真理に触れることはタブーとして、せっかく与えられた理性の自由な飛躍を閉じているようである。

参考:
秘密保護法が露わにした日本の未熟な民主主義とアメリカへの隷属 2013年11月30日 ビデオニュース
日本国憲法 第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
集団的自衛権合憲論の妥当性を問う ビデオニュース
安倍総理と憲法13条〜解釈改憲の本質〜 参議院議員 小西洋之
2015/05/21「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!

初稿 2015.6.26 2015.7.3 更新

戦争(明治政府)と平和(徳川幕府)~多様な視点と国民を守る憲法

2015-06-17 16:11:43 | 憲法を考える
 ものごとは視点により見え方が違う遠近法を破壊し、多視点を導入した感性のセザンヌ、「数学界のノーベル賞」と言われているフィールズ賞を辞退し、100万ドルのミレミアム懸賞も辞退した理性のペレルマン、「世間の評価」から離れてみると純粋な生き方が見えてくる。
 また、「ロジックの拡散」と『アメリカの正義』の危うさを指摘した村上春樹の「意識下の世界」は、今、世界は400年続いた近代化の政治の枠組みから新たな枠組みワールド・オーダーを求め始めているとする中国もソ連もよく知るキッシンジャーの「意識上の世界」、即ち「ロジックの世界」である「国際政治学の世界」にも通じる。

 感性は理性につながり、既存のロジックを破壊するが、世間で語り継がれるのは単なる勝者の物語。「おもしろきこともなき世をおもしろく」生きた高杉晋作はあまりにも有名であるが、この世の幸福のために誠実に精一杯生きながら謀反人として惨殺され、「真は疑に似たり。疑は誠に真に似たり」と悔しい辞世の句を残した悲運の志士、赤禰武人のことこそ語り継ぎたい。それはもう一つの視点、敵と味方、身内と余所者、戦争と平和の「世間の見方」にも通じる。

 高杉晋作と赤禰武人の評価の違いは明治維新と徳川幕府の評価、即ち身分制と封建制を一部崩壊させた明治維新と戦争を否定し日本文化を成熟させた徳川幕府の評価にも通じる。
 安倍首相は高杉晋作を敬愛し、靖国神社参拝に熱心なようだが、身分を問わずに組織したとされる奇兵隊は上級武士軍団と対立し、わずか創設2ヶ月にして教法寺事件を起こし、高杉晋作は奇兵隊の総督を罷免された。武士と農民などは服装などで細かく区別され、幕府恭順派が藩の実権を握り奇兵隊の解散命令が出されると藩から独立し、「庶民のものは草一本たりとも奪ってはならない、農業の妨げをしたり、田畑を踏み荒らしてはならない、強き敵の百万の大軍を恐れず、弱き民一人を恐れよ等」の「隊中諭旨」で郷土のために戦う決意を表明し、その後長州征伐の幕府軍にも勝利したが、明治維新後に不要のものとして混乱のもとに解散させられた。

 島の医師の長男として生まれ才能を見込まれて武士の養子となった赤禰武人は、奇兵隊にある身分差別の撤廃を強く訴え、奇兵隊で必死に戦う農民を武士にするよう建白した。その後、下関事件で攘夷が不可能であることを悟り、俗論派(幕府恭順派)と正義派(倒幕派)と対立する長州藩の状況にも虚しさを感じ、奇兵隊総管を辞任した。総管は山県有朋が受け継いだが、人望のあった赤禰武人のようには隊を統率できず再び呼び戻されて、二分した藩論の統一を目指し、内戦をせずに融和的な解決を図ろうとした。しかし、赤禰を「土百姓」とさげすむ高杉晋作と対立し、征長幕府軍のスパイ容疑で「真は疑に似たり。疑は誠に真に似たり」と無念の言葉を残して処刑された。

 歴史に詳しくはなく、歴史上の人物の心の動きは想像するしかないが、靖国神社にも合祀されていない悲運の志士、赤禰武人のことを、高杉晋三を敬愛する安倍晋三はどう評価しているのであろうか。

 織田信長は戦国時代を終わらせるために戦い、高杉晋作は攘夷のために外国や徳川幕府と戦った。いずれも時代の考えを超越した狂人であり、信長は常備軍を準備し能力により百姓の秀吉を登用し、晋作は身分制で身動き出来なくなった武士団ではなく、志と意欲があり集団で戦える庶民を武装させて戦いに勝利した。

 下関の庶民はわが物顔でわが海を往来し、わが村を艦砲射撃で焼いた黒船は攘夷の差し迫った対象であったろう。しかし、日本の攘夷の攻撃が先にあったことを忘れてはいけない。それぞれの国の思惑があったにせよ、米国と和親条約を結んだ幕府と攘夷で倒幕した明治政府のどちらが庶民に幸福をもたらしたのであろうか。今、中国、北朝鮮の脅威を煽り、「集団的自衛権」を抑止力とし、アメリカに従属して戦うことは、その銃はアメリカからの独立を求める国民に向けられるかも知れないし、抑止力の核が偶発的に世界を破滅させるかもしれない。アメリカの傘の下で国民を支配することは、織田信長も高杉晋作も決して求めなかったであろう。
 
 今は憲法が国民を守ってくれているが、「集団的自衛権」で世界平和に貢献するという「積極的平和主義」のために福祉予算を削り、世界に税金の大盤振る舞いをして、憲法の解釈で「戦争放棄」の約束事を変えようとする姑息な政治家は、政治から永久に追放しなければならない。憲法改正ではなく、解釈で憲法の持つ意味を変えることは、自衛隊の問題だけでなく国民生活も支配し始めるだろうから。


参考: ●日本の誇り(二) ~赤禰武人~
    ・幕末年表 文久三年(1863)の動き
 Youtube 奇兵隊 決起せよ 高杉晋作 挙兵の時 (その時歴史が動いた
 Youtube 高杉晋作と奇兵隊~幕末に命をかけた若き庶民たち(そのとき歴史は動いた
 Youtube 高杉晋作幕末長州、奇跡の逆転劇(そのとき歴史は動いた

初稿 2015.6.17 2015.6.19 更新

国民主権ではなく、国民支配の政治を始めた自民党

2015-06-12 15:50:55 | 憲法を考える
「独裁国家の発想」:学者の批判高まる(毎日新聞,2015年6月10日)
  安保法制 私はこう考える 谷山博史「9条で米国に歯止めを」
安保「違憲」評価真っ二つ:(毎日新聞,2015年6月12日)
  与党決めるのは政治家 野党論理性、政治と別

 日本だけでなく英国も米国も島国だと見る視点がある。その分野の専門家を知らないし、これから研究する時間はもう残されていないが、勉強課題としてこの視点で考えてみるのも面白いと思う。ただ今でも、「明治維新」を文明開化として自画自賛している「島国の日本の国民性」は気になっている。尊皇攘夷から鬼畜米英、足尾銅山鉱毒、女工哀史は戦前の話にしても、尊米反共、水俣病、ブラック企業を生む背景には、「広い世界と他者を愛することを知らず、ひたすら勝者を目指し、真実より勝者につく国民性」があるのではなかろうか。

 政権を取り戻した自民党は国民主権ではなく、かつて政権を追われた恨みの倍返しの国民支配の政治を始めている。憲法を改正するのではなく、「集団的自衛権」は憲法が認めていると、これまでの解釈を変更して安保法制を強硬に実現しようとすること自体が、政治家や官僚などは憲法を守らねばならないとする第99条に違反している。憲法は当然のことながら文字で書かれているが、学者は状況が変わったのに字面で憲法を解釈していると批判している。文字で書かれている憲法を変えるのではなく、憲法の解釈を状況の変化で変えられるのであれば、憲法が存在する意味がない。憲法はそのような権力の暴走を縛るためにあり、そのような横暴な政治家の被選挙権は剥奪し、官僚等の公務員は追放の罪を問わなければ、世界からの信用も国民の幸福も奪われてしまうであろう。

 2015年6月12日の毎日新聞朝刊の1面トップ記事は「安保『違憲』評価真っ二つ」と報じている。6月11日に開催された衆議院憲法調査会で高村自民党副総裁と北川公明党副代表は「9条のもとで自衛の措置がどこまで許されるかが、昨年7月の閣議決定に至るまで与党協議の最大の論点だった」と述べ、高村自民党副総裁は「自衛のために必要な措置が何かを考え抜くのは、憲法学者ではなく政治家だ」と発言したそうだ。

 本来、憲法に違反した法律は無効である。しかし、司法、立法、行政が癒着している国は潜在的独裁国なので、司法に「違憲」の判断を委ねるのは危険だ。与党が提案している「安保法制」が「違憲」かどうかの判断は国民がするしかない。この場合に2015年4月27日に18年ぶりに改定された日米防衛指針が憲法違反であることにも注意しておく必要がある。日本が日本として存在する根拠は「憲法」にあるが、アメリカにとってはそのことに触れることは内政干渉とされる。また、自衛隊の装備と体制はアメリカの意に反して外国を侵略できるようにはなっていない。アメリカにとっては日本にお金や基地を提供させ、中国をあまり強くは刺激して欲しくはないが牽制はしておいて欲しいというところであろう。

 ここに日米の関係を明快に説明している動画がある。また、同じ提供者が引用したと思われる動画から右翼系の動画だと思える。なお、その次に引用している矢部宏治氏の違憲論も、違憲にならないように憲法を変えろということのようで注意が必要だ。 
 笹川平和財団の「第2回日米安全保障研究会」の開催に認められるように、戦後の右翼は何故か天皇よりも米国を大切にしているようだ。

 自民党と公明党が提案している「安保法制は合権」だとこじつける背景には日米防衛指針がある。戦後70年、日本と米国との関係は隅々まで根を張り、米国の意向に逆らうことは至難の技となっていよう。しかし、自民党が数の力で国会を通過させようとしても、日本は独立国であることを主張するために、今、国会に提案されている「安保法制」は合権か違憲かの判断は国民投票に委ねなければならない。日本の自衛のことは現在の憲法で充分守れるし、日本の現行憲法は今後ますます世界の平和に貢献していける未来志向型の憲法でもある。

 私は日本を愛するからこそ憲法を守りたい。今上天皇は戦前の戦争に対する痛烈な反省と懺悔(2015年4月10日毎日新聞朝刊一面)のもとに生きておられる。そういう意味では私は米国よりは人間天皇を大切にしたい右翼だとも言える。

参考:
その存在は日本国憲法を超える!? 知られざる「日米合同委員会」の実態に迫る!
米軍幹部と日本の官僚が進路決める「日米合同委員会」の存在
日米両国は新たなガイドラインで軍事的な影響力を強め、世界支配を目論むが、経済は崩壊寸前
日本はなぜここまでアメリカに従属したか?  Youtube

初稿 2015.6.12 2015.6.14 更新(毎日新聞2015年4月10日添付)

TBS「サンデーモーニング」とフジテレビ「新報道2001」

2015-06-08 17:46:56 | 憲法を考える
 これまでは世論に及ぼす新聞の影響が大きかったが、今ではテレビやネットの影響が大きくなっているらしい。ネットは一般の方は読むだけだが、意見の書き込みとしてはこれも国民性なのか右翼系の書き込みが多いのが気になる。テレビと新聞は「日本テレビと読売新聞」、「フジテレビと産経新聞」、「テレビ朝日と朝日新聞」の関係があるようだが、TBSと毎日新聞社は他の新聞社とテレビの様な関係はなく、論説委員等の交流や、業務上の提携などの関係だけらしい。「朝日新聞」は革新系と自民党の政治家には嫌われていたが、「テレビ朝日」の「報道ステーション」は古賀降板事件以来信頼できなくなってしまった。私はTBSの「サンデーモーニング」を最も信頼し毎週録画しているが、このような良識的番組が安倍政権により絶滅危惧種にならないように多くの方にも応援していただきたい。

 昨日(2015年6月7日)のTBS「サンデーモーニング」は「安保法制が憲法違反」をトップに取り上げていたが、フジサンケイグループの中核企業であるフジテレビ「新報道2001」では「北朝鮮拉致」に海上保安庁や自衛隊では対応できなかったことを報じていた。このことと「集団的自衛権」は別の問題だと思うが、今なぜ「安保法制が憲法違反」のニュースを大きく取り上げないのであろうか。産経新聞は「国民の憲法」を公表しているのだから、解釈改憲による「安保法制が憲法違反」に対する態度も明確に報道すべきではなかろうか。報道番組の姿勢に誠実さがなく国民を扇動することに熱心だと、国民が共有すべき憲法に対する認識も大きく違ってくるのが心配だ。そこで先週の「サンデーモーニング”風をよむ”~自衛隊のリスク」の伊勢崎賢治さんの意見、今週の「サンデーモーニング」で報道された「安保法制が憲法違反」に対する自民党議員の態度とコメンテイター寺島実郎さんの意見を紹介しておきたい。

2015年5月31日「サンデーモーニング”風をよむ”~自衛隊のリスク」
 国連PKOの上級幹部として、紛争地帯の武装解除等に従事してきた伊勢崎賢治さん。自衛隊のリスク拡大は、今回(検討されている)PKO協力法の改正に加え、最近の国連の変化も大きな影響を及ぼすと言います。

伊勢崎「停戦合意の監視とそれを和平につなげるのが従来の(国連の)筆頭の任務だった。ここ7~8年のことですかね、「住民の保護」がその筆頭の任務になり始めました。でも保護するためには武力を行使しなければいけない。そうすると自衛隊が紛争の当事者になる。今後リスクは格段に高まる。命を落とす自衛隊員も出てくるかも知れない。」


 近年、国連には武器を使ってでも住民を保護する責任があるという考えが広まり、2013年にはコンゴ民主共和国での平和維持活動(PKO)のために武装勢力に対抗する戦闘部隊の創設を認めました。かつて紛争当事者の間に立って停戦を監視し、双方の対話を通して紛争解決を促してきたPKO。ところが、最近は戦闘部隊を創設するなど本来の役割が変化しているのではないかといった指摘もある。伊勢崎さんは武力行使と距離をおいてきた自衛隊には国際貢献につながる自衛隊ならではの役割があると言います。

伊勢崎「国連の最後に残された中立性を保つ部署として非武装のチームがある。ここに自衛隊を使う。日本は非武装とは言わないまでも、戦後、戦争をしていません。こういうイメージを持った国があえて非武装で国連で最も希求している役割を担うことは日本の国益になる。中立性が今、失われつつある国連のジレンマを救う鍵にもなる。これは自衛隊こそできる貢献だと思う。


2015年6月7日「サンデーモーニング」
1.憲法審査会で「安保法制が憲法違反」と憲法学者全員の意見
 安保法制を巡る国会、ここに来て政府与党にとっては想定外の展開となって来ました。4日(木)に開かれた衆議院の憲法審査会、各党が参考人として推薦した3人の憲法学者に民主党中川議員からこんな質問が。「今の(国会で審議中の)安保法制、憲法違反だと思われますか?」

自民、公明などが推薦した長谷部氏はこのように答えたのです。

長谷部「集団的自衛権の行使が許されるという点については、憲法違反であると考えております。従来の政府見解の基本的論理の枠内では説明がつきませんし、法的な安定性を大きく揺るがすものであると考えております。」
 さらに民主党が推薦した小林節氏と維新の党が推薦した笹田栄司氏も

小林「私も違憲と考えています。憲法9条に違反します。仲間の国を助けるために海外に戦争に行く。これは集団的自衛権ではないと言う人はいないはずです。これをやろうということですから憲法9条、といわけ第2項(交戦権の否認など)違反です。」
笹田「日本の内閣法制局は自民党政権と共に安保体制をずっと作って来た訳です。そのやり方は非常にガラス細工と言えなくもないギリギリのところで保ってきているんだなと考えておりました。今の言葉では定義では踏み越えてしまったということで違憲の考え方で立っております。」

2.「安保法制が憲法違反」の憲法学者意見への自民党の態度
 与党の推薦した参考人まで違憲との見解を示す想定外の展開。与党に衝撃が走りました。

船田「ちょっと予想を超えたところがあったと思います。参考人の皆さんのご発言、ご答弁はそれなりに一理あるというか」
 憲法調査会の自民党筆頭幹事長である船田氏は党幹部への事情説明に追われる立場に。一方政府は、
官房長「憲法解釈として法的安定性、論理的整合性は確定されている。従って、違憲というご指摘は当たらない。」
「自民党が推薦した参考人が違憲と言っているが」(という質問には)
官房長「全く違憲ではないという著名な憲法学者も沢山いらっしゃいますから。」

翌日、野党から追求の声が上がります。
「昨日の憲法審査会を受けて、3名違憲と言われたことを受けて本法案は一回政府は撤回させたほうが良い、と思いますがいかがですか?」

防衛大臣「現在の憲法、これをいかにこの法案に適用させていけば良いのかという議論を踏まえて閣議決定を行った訳でございますので。」

自民党幹部らは火消しに追われました。
憲法学者に対するこんな批判が、

高村「憲法学者はどうしても憲法9条2項(交戦権の否認)の字面に拘泥するということがある。」
また、別の自民党幹部からはこんな発言も、
「憲法学者は憲法の条文の方が国民の生命と安全よりも大切な連中だ。」

3.さらに「安保法制が憲法違反」の声が
 3日水曜日、憲法学者らが「安保法制」は憲法違反であるとして廃案を求める声明を発表。5日現在、180人以上が賛同しています。

 さらに、第一次安倍内閣で内閣法制局の長官を務めた宮崎氏も「憲法を改正しないかぎり集団的自衛権の行使は認められない」と述べました
宮崎「ここはもう憲法を改正するかどうかの問題で、部分的(容認)だから良いでしょうという理屈はいくら考えてもない。」


法案の根幹部分の正当性が揺らぐ異例の事態。今後の国会審議にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

司会「今のVTRで大体お分かりになったとは思いますが、もう一度(まとめると)」

参考人の方々の主な意見ですが、与党の推薦した長谷部教授を始め3人とも「違憲」であると述べられた訳ですね。さらに自衛隊の後方支援活動についてもこの法案に対して非常に否定的な見解を示しました。
司会「エー、寺島さんから行きましょうか。」

4.安保法制成立を推進する与党への寺島実郎さんの意見
コメンテイター寺島実郎「憲法を改正しないで、解釈を変えて「集団的自衛権」という名で外国の戦争に参加するということを憲法学者が真剣に考えたら、それを認めてしまっては現行憲法が存在する意義がないということに行き着くということは論理的に非常によく分かる。何故そこまでして安保法案を進めようとしているのか、その中心にいて支えている人達と議論する機会が何回かあった。私なりに考えると、(解釈改憲が)日本のためになると思っているその人達の理由は3つある。
1.湾岸戦争のトラウマ、お金だけ出しても世界が認めなかった。
2.中国の脅威
3.アメリカに対する不安と不満、今のアメリカでは心もとない、世界をガバナンスしていくことが。肩代わりとまで行かないけど、日本が(補完する)という思いが強くあると感じている。
 今、世界は大きく変わろうとしているのに対して、この考え方、つまり安保法制の背後にある思想は日米同盟を強化して世界と向き合うことにつきる。さてこの考え方が21世紀の世界を展望した時に正しいのか、どこまで正当なのかを国民としてしっかり考えないといけない。
 今、世界の国際政治学の世界で話題になっているキッシンジャーの「ワールド・オーダー」という本を気にしているが、次の世界の秩序はどうあるべきか、これは400年続いた近代化の政治の枠組み、例えば国民国家、民族自決、宗教という要素の排除とかが、また新たな秩序を求め始めている。ウエストファリア条約(1648年)以降400年目の大きな変化の機会が来ているとキッシンジャーが言い始めている。さらに冷戦後25年経ってアメリカの1極支配が終わって、G7をやっていますが、G7ではガバナンスが効かない時代になっている。そういう時代に対する日本外交の構想力、外交と軍事は2本柱であって軍事だけに力がいっているというのは、外交に対する対する日本が世界を見渡してどういう時代をつくるのか、例えば核なき世界を一つとっても、そういうものに対する構想力に欠けているから、我々を含めて安保体制の議論に躍起になるということなんだろうなと思っています。」

初稿 2015.6.8

目次

2015-06-07 12:22:53 | 自然と人為
このブログの目次(古い順)

家畜伝染病予防法と防疫方針の改善点 (2010-09-29 16:46:22 | 牛豚と鬼)
はじめに (2010-09-30 14:09:24 | 牛豚と鬼)
患畜と疑似患畜そして指定患畜について (2010-10-10 15:09:58 | 牛豚と鬼)
20世紀型全殺処分のドグマからの脱却を (2010-10-13 13:04:08 | 牛豚と鬼)
牛 vs. 豚か、規模の戦いか (2010-10-14 14:55:53 | 牛豚と鬼)
殺処分を前提にしたリングワクチンは「考えられない」 (2010-10-18 15:22:15 | ワクチン)
「口蹄疫を終息させるための被害最小化問題」と対策"> (2010-10-21 16:09:53 | 牛豚と鬼)
口蹄疫に関する2つの対談 - ワクチンに対する理解と情報の違い (2010-11-01 12:40:58 | ワクチン)
口蹄疫のワクチンと簡易迅速な検査法 (2010-11-08 20:15:43 | ワクチン)
なぜ簡易遺伝子検査法の開発導入を稚拙な論法で否定するのか (2010-11-30 14:12:05 | 牛豚と鬼)
獣医・専門家は、なぜ「ワクチン接種後に殺処分の必要はない」ことを紹介しないのか (2010-12-03 16:06:34 | ワクチン)
我が国の口蹄疫対策と海外専門家の評価 (2010-12-13 19:22:23 | 牛豚と鬼)
緊急提言! 家畜伝染病予防法改正に反対を (2011-03-07 15:42:40 | 牛豚と鬼)
家畜伝染病予防法改正よりも、口蹄疫に関する防疫指針の見直しを! (2011-03-22 16:03:27 | 牛豚と鬼)
家伝法改正に関するパブリックコメントを提出しました。 (2011-04-02 16:54:30 | 牛豚と鬼)
口蹄疫45分で診断 山崎・宮大准教授が開発 (2011-04-04 15:45:40 | 牛豚と鬼)
4月20日の口蹄疫発生1年を振り返るフォーラム (2011-04-10 21:21:54 | 牛豚と鬼)
口蹄疫の感染は発症半日後から平均1.7日間と短い (2011-05-06 18:12:19 | 牛豚と鬼)
口蹄疫に関するシンポジウムのお知らせ (2011-06-20 22:27:54 | 牛豚と鬼)
口蹄疫の伝染時期と防疫対策 (2011-07-11 23:51:04 | 牛豚と鬼)
「口蹄疫禍」を新しい時代の夜明けに (2011-07-16 17:28:58 | 牛豚と鬼)
マネジメントと論理的、科学的な基本認識の共有 (2011-07-20 06:21:14 | 牛豚と鬼)
口蹄疫感染とウイルス排出と抗体産成の関係 (2011-07-31 10:32:01 | 牛豚と鬼)
福島の家畜改良センターはシンポジウムより放射能除染研究を (2011-08-01 12:33:25 | 牛豚と鬼)
口蹄疫のワクチン対策と遺伝子検査 (2011-09-08 11:24:40 | ワクチン)
口蹄疫対策の最前線、感染源と感染経路の疫学調査 (2011-09-15 14:35:41 | 牛豚と鬼)
国境なき家畜伝染病防疫対策の取り組み (2012-01-05 21:34:27 | 牛豚と鬼)
口蹄疫対策強化月間は県・国の責任を農家に転嫁するプロパガンダ (2012-02-08 16:58:07 | 牛豚と鬼)
NHK宮崎放送局制作ドラマ「命のあしあと」 (2013-02-02 16:06:55 | NHK)
追跡!A to Z  口蹄疫“感染拡大”の衝撃 (2013-02-09 22:23:25 | NHK)
「ワクチン接種したら、殺処分しかない」という非情な虚構 (2013-02-11 13:10:23 | ワクチン)
特報フロンティア なぜ”SOS”はとどかなかったのか (2013-02-16 16:26:40 | NHK)
「殺処分神話」を生んだ動衛研村話法 (2013-02-21 21:15:34 | 牛豚と鬼)
ワクチン接種後に殺処分した本当の理由は? (2013-02-23 23:46:27 | ワクチン)
第10回牛豚等疾病小委員会 (2013-03-26 22:29:41 | 委員会)
第11回牛豚等疾病小委員会 (2013-03-30 21:56:16 | 委員会)
第12回牛豚等疾病小委員会 (2013-04-05 22:43:16 | 委員会)
第13回牛豚等疾病小委員会 (2013-04-15 21:05:57 | 委員会)
4月20日を「真実と命に真摯に向き合う祈りの日」に (2013-04-20 22:11:31 | 牛豚と鬼)
戦後68年 いま、"ニッポンの平和"を考える(1) (2013-09-23 08:11:43 | NHK)
戦後68年 いま、"ニッポンの平和"を考える(2) (2013-09-23 08:12:38 | NHK)
平和への不安を煽るNHK報道部 (2013-09-23 14:18:56 | NHK)
「自然とデザイン」ライブラリの回覧 (2013-09-25 20:54:57 | 自然と人為)
4月20日を真実を明らかにする日に (2014-04-20 16:21:29 | 牛豚と鬼)
組織を動かすシステムを提案し、世界に学びながら、これを組織で実現しよう (2014-04-21 13:50:41 | 牛豚と鬼)
口蹄疫の感染拡大はワクチンで完全に阻止できます。 (2014-07-05 21:47:53 | ワクチン)
自然(しぜん・じねん)と人為 (2014-07-18 15:27:54 | 自然と人為)
「すべてが一つの世界」 映画監督 森谷博 (2014-08-08 21:27:35 | 自然と人為)
大切にしたい自他同一の感性~インディオの社会に学ぶ (2014-08-09 11:50:46 | 自然と人為)
大切にしたい自他同一の感性~命の輝き伝える人々 (2014-08-10 14:49:16 | 理性と感性)
「自然という書物」を求めて旅をする石川仁(カムナ葦舟プロジェクト) (2014-08-11 08:05:05 | 理性と感性)
プロフィール~いつも私を見守っていた愛犬「ジョーイ」 (2014-08-13 20:35:58 | 牛豚と鬼)
風化する8月15日 (2014-08-16 19:46:54 | 自然と人為)
「生物科学の雑記帳」をブックマークにリンク (2014-08-20 23:29:43 | 牛豚と鬼)
未来への責任~「自然とデザイン」 ライブラリ NO.5 (2014-08-21 20:36:22 | 自然と人為)
口蹄疫に関する資料 (2014-09-10 17:30:39 | 牛豚と鬼)
牛豚等疾病小委員会開催状況(第1回~第22回) (2014-09-10 17:33:54 | 委員会)
50数年ぶりの映画鑑賞~マダム・イン・ニューヨーク (2014-09-20 22:11:37 | 理性と感性)
マスメディアの心は何処に~宇沢弘文先生を悼む (2014-10-01 14:31:37 | 自然と人為)
里山資本主義と市場原理主義 (2014-10-04 21:07:41 | 自然と人為)
農学栄えて農業滅びる (2014-10-09 12:24:32 | 自然と人為)
地方をどう創生するのか~アベノミクスと日本経済の未来① (2014-10-11 21:30:01 | NHK)
地方をどう創生するか~アベノミクスと日本経済の未来② (2014-10-13 17:37:01 | NHK)
地方をどう創生するか~アベノミクスと日本経済の未来③ (2014-10-18 21:29:58 | NHK)
ニック・マークスが語る地球幸福度指数 (2014-10-20 16:58:34 | 自然と人為)
「議事録非開示」の実態を制度化する「特定秘密保護法」の危険 (2014-10-25 18:27:02 | 牛豚と鬼)
再録 私の専門は生きることだ (2014-11-26 17:02:52 | 自然と人為)
我々は一人では生きていけない~大切にしたい自他同一の感性 (2014-11-30 11:55:16 | 自然と人為)
設計科学の展開の場としての畜産システム研究会 (2014-12-07 18:25:10 | 自然と人為)
どのような畜産のデザインを描くのか(1) (2014-12-07 18:30:11 | 自然と人為)
どのような畜産のデザインを描くのか(2) (2014-12-07 18:31:31 | 自然と人為)
どのような畜産のデザインを描くのか(3) (2014-12-07 18:31:55 | 自然と人為)
どのような畜産のデザインを描くのか(4) (2014-12-07 18:32:25 | 自然と人為)
「自然とデザイン」論説 (2014-12-07 18:41:39 | 自然と人為)
システムからデザインへ (2014-12-09 13:34:18 | 自然と人為)
牛が拓く未来 ― 牛の放牧で自然と人、人と人を結ぶ (2014-12-10 12:24:33 | 自然と人為)
「BSE問題について考える」論説 (2014-12-11 15:23:42 | 自然と人為)
牛は資源を循環し、人をつなぐ (2014-12-11 17:46:19 | 自然と人為)
牛の放牧によるイノベーションとソーシャルビジネスの提案 (2014-12-12 20:37:16 | 自然と人為)
モデルを考える 目的を考える 制約(基準)を考える (2014-12-16 23:15:10 | 自然と人為)
続 私の専門は生きることだ (2014-12-24 16:48:39 | 自然と人為)
NHK解説スタジアム「政治・暮らし・世界 どうなる2015」 (2015-01-01 16:28:22 | 自然と人為)
「誠実な言葉」と「ごまかしの言葉」~個人と組織 (2015-01-03 23:32:56 | 自然と人為)
「実は暴力は減ってきている」 TED:スティーブン・ピンカー (2015-01-13 22:30:00 | 自然と人為)
牛豚と鬼「命と自由を守る民間ネット」 (2015-01-20 19:47:47 | 牛豚と鬼)
猛威を振う鳥インフルエンザ、そして口蹄疫~誰も責任を取らない中空構造① (2015-01-25 19:49:04 | 中空構造)
真実は誰のために? (2015-01-31 13:29:22 | 委員会)
日本獣医学会微生物学分科会長からのメール (2015-02-01 18:14:07 | 牛豚と鬼)
国・県の水牛農場冤罪事件を許すな!~誰も責任を取らない中空構造② (2015-02-02 10:08:27 | 中空構造)
2007年英国口蹄疫疫学調査から全頭殺処分の問題点を考える (2015-02-05 11:27:50 | 牛豚と鬼)
備蓄ワクチンと国費の無駄遣い~誰も責任を取らない中空構造③ (2015-02-05 17:11:13 | 中空構造)
疫学調査チームは何のための仕事をしたのか (2015-02-06 21:57:10 | 牛豚と鬼)
病性鑑定資料のねつ造と国・県の共同謀議~誰も責任を取らない中空構造④ (2015-02-09 19:09:06 | 中空構造)
世間と社会~誰も責任を取らない中空構造⑤ (2015-02-16 15:39:19 | 中空構造)
生命科学の雑記帳 目次 (2015-02-20 14:18:08 | 自然と人為)
「武士道」と「茶の本」~誰も責任を取らない中空構造⑥ (2015-02-24 18:00:29 | 中空構造)
ロック界のスーパースター・スティングと「ザ・ラスト・シップ」 (2015-02-26 11:07:13 | 自然と人為)
個人を集団に従わせる日本の『呪縛』と他者を尊重しないアメリカの『呪縛』 (2015-03-09 10:36:22 | 自然と人為)
新自由主義と子供たちの教育を考える (2015-03-11 14:10:01 | 自然と人為)
ウクライナとクリミア、自他分断か?全ては一つか? (2015-03-18 22:33:48 | 自然と人為)
韓国における口蹄疫発生について (2015-03-20 13:26:28 | 牛豚と鬼)
韓国における口蹄疫発生とワクチンの効果について (2015-03-20 23:54:43 | 牛豚と鬼)
はじめに (2015-04-08 21:16:03 | 牛豚と鬼)
1.ウイルス感染とワクチン (2015-04-08 21:17:41 | ワクチン)
2.口蹄疫の防疫指針に示されたワクチン (2015-04-08 21:19:06 | 牛豚と鬼)
3.口蹄疫の防疫指針に示された予防的殺処分 (2015-04-08 21:19:32 | 牛豚と鬼)
4.予防的殺処分から生かすためのワクチン接種へ (2015-04-08 21:19:59 | ワクチン)
5.口蹄疫の防疫指針作成の経緯 (2015-04-08 21:20:26 | 牛豚と鬼)
6.口蹄疫対策検証委員会の問題点 (2015-04-08 21:20:53 | 牛豚と鬼)
7.OIEは口蹄疫ワクチンをどう考えてきたのか? (2015-04-08 21:21:27 | ワクチン)
8.キャリアが感染源になる可能性はゼロに近い (2015-04-08 21:21:58 | ワクチン)
9.NSP抗体検査を問題にしてワクチンを否定する根拠はない (2015-04-08 21:22:29 | ワクチン)
10.ワクチン接種と国際貿易と国内流通問題 (2015-04-08 21:22:55 | ワクチン)
11.抗体検査や遺伝子検査と殺処分の関係 (2015-04-08 21:23:57 | 牛豚と鬼)
「口蹄疫の疫学調査に係る中間取りまとめ」の問題点 (2015-04-08 21:24:34 | 牛豚と鬼)
12. 疫学調査から見える失われた研究機能と信頼の喪失 (2015-04-08 21:25:07 | 牛豚と鬼)
13.口蹄疫と原発、そして戦争の類似点 (2015-04-08 21:25:42 | 牛豚と鬼)
14.口蹄疫の殺処分最小化対策への道 (2015-04-08 21:26:12 | 牛豚と鬼)
対談を終えて ―― 日本の夜明けへの共創の始まりに (2015-04-08 21:26:39 | 牛豚と鬼)
メール対談:「口蹄疫との共生」を考える (2015-04-08 21:27:31 | 牛豚と鬼)
牛が拓いた斉藤晶牧場 (2015-04-11 11:34:44 | 自然と人為)
斉藤晶牧場とティク・ナット・ハンの「相互依存と心身一如」の世界 (2015-04-14 12:48:01 | 自然と人為)
「名誉の殺人」と「予防的殺処分」の相似性 (2015-04-16 11:27:53 | 自然と人為)
日本は「生かすための緊急ワクチン」を拒否し続けるのか (2015-04-19 23:23:13 | 牛豚と鬼)
宮崎口蹄疫事件から5年~誰も責任をとらない中空構造⑦ (2015-04-20 11:58:51 | 中空構造)
成長神話の崩壊を人間回復、農業復権の夜明けに (2015-04-25 13:20:02 | 自然と人為)
銃で民主主義を守るアメリカと民主主義崩壊を放置する日本 (2015-05-01 15:13:26 | 自然と人為)
憲法を考える~成立の経緯にどのような問題があるのか? (2015-05-10 15:54:02 | 憲法を考える)
宇宙の神秘と花鳥風月~理性と感性 (2015-05-14 20:28:07 | 理性と感性)
失われて気づく日常~憲法を考える (2015-05-23 21:51:14 | 憲法を考える)
自衛隊活動の拡大を問う~憲法を考える (2015-05-31 15:27:40 | 憲法を考える)
人生の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 (2015-06-03 16:32:57 | 憲法を考える)
憲法の価値を実現する (2015-06-05 13:53:24 | 憲法を考える)
18歳までに憲法をしっかり勉強しよう (2015-06-05 17:10:35 | 憲法を考える)
目次 (2015-06-07 12:22:53 | 自然と人為)
TBS「サンデーモーニング」とフジテレビ「新報道2001」 (2015-06-08 17:46:56 | 憲法を考える)
国民主権ではなく、国民支配の政治を始めた自民党 (2015-06-12 15:50:55 | 憲法を考える)
戦争(明治政府)と平和(徳川幕府)~多様な視点と国民を守る憲法 (2015-06-17 16:11:43 | 憲法を考える)
立憲主義と平和主義が危ない~寄らば大樹と知らしむべからず (2015-06-26 18:14:25 | 憲法を考える)
自然とデザイン -自然と人、人と人をつなぐ新しい時代の共創- (2015-07-06 15:37:51 | 自然と人為)
宇宙と生命の神秘~絶滅と進化 (2015-07-07 15:33:59 | 自然と人為)
口蹄疫(FMD)情報検索の理由 (2015-07-12 15:01:14 | 牛豚と鬼)
憲法違反の「安保法制案」に賛成した議員の被選挙権剥奪の国民運動を開始しよう! (2015-07-15 20:55:15 | 憲法を考える)
ホトトギスとウグイス~民主主義を破壊する安倍政権 (2015-08-01 13:07:31 | 憲法を考える)
国や組織に主体があるのではない。個人に主体があり、主体は他者への感謝から生まれる。 (2015-08-08 16:31:56 | 憲法を考える)
私の訪問した”農の哲学者”アーミッシュの村 (2015-08-12 12:29:52 | 自然と人為)
私の戦後70年~農業と地域と憲法の破壊を許すな (2015-08-17 16:21:01 | 自然と人為)
大谷山里山牧場 (2015-08-20 11:05:11 | 自然と人為)
テイラー博士の”復活した脳”と赤ちゃんの脳 (2015-08-22 15:19:17 | 自然と人為)
大切にしたい自他同一の感性~ジル・ボルト・テイラー (2015-08-22 17:06:23 | 理性と感性)
岡倉天心「茶の本」~日本文化の根源は自然との共生 (2015-08-23 23:06:21 | 自然と人為)
理性と感性~脳卒中と自閉症が教えてくれること (2015-08-24 18:52:23 | 理性と感性)
人間の心を大切にする経済学~宇沢弘文先生の死を悼む (2015-08-25 09:34:21 | 自然と人為)
ポール・セザンヌとグリゴリー・ペレルマン~その純粋な生き方 (2015-08-26 09:27:04 | 理性と感性)
今、時代が壊れ、「庶民の情報」という時計が狂い始めている (2015-08-28 16:14:00 | 自然と人為)
日本では誰にも歌えないストレートな歌~ロック歌手、忌野清志郎 (2015-08-31 20:26:05 | 自然と人為)
経済と社会のあり方~お金の根源を問う (2015-09-04 14:53:46 | 自然と人為)
科学とワクチン接種を拒絶し続ける「日本の口蹄疫防疫指針」 (2015-09-07 12:07:10 | 牛豚と鬼)
自然とお金と個人と組織~何を基準に考えるか (2015-09-10 22:30:49 | 自然と人為)
サンデーモーニング 風をよむ~声を上げ始めた人々 (2015-09-12 21:19:08 | 憲法を考える)
高校生の意識-日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー (2015-09-14 21:37:26 | 自然と人為)
高校生の意識②-日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー (2015-09-16 23:27:56 | 自然と人為)
宇沢弘文先生の志・「心の豊かな社会」を目指して (2015-09-18 17:10:19 | 自然と人為)
「憲法9条」の戦争放棄と「安保法案」の抑止力-どちらが人類を救う? (2015-09-18 21:08:29 | 憲法を考える)
ラグビーとアメリカンフットボールとサッカー (2015-09-21 10:24:57 | 自然と人為)
沖縄・民族の尊厳と国民主権~基地問題を考える (2015-09-24 22:21:17 | 憲法を考える)
「この葵の御紋(憲法)が目に入らぬか!」と悪代官(安倍首相)を追い詰める黄門様は誰? (2015-09-27 22:50:00 | 憲法を考える)
安保関連法と「アベノミクス」は国民を無視した憲法違反の重罪 (2015-09-30 18:16:52 | 憲法を考える)
「サンデーモーニング」がJCJ賞受賞:日本ジャーナリスト会議 (2015-10-05 23:46:17 | 憲法を考える)
「政権を維持する3種の神器」~我々が知らないオフレコ情報 (2015-10-07 22:09:34 | 憲法を考える)
シルバー世代が作った牧場 (2015-10-09 12:22:57 | 自然と人為)
競争から共創を常識とする世界に向けて~戦争と共存を孫子に読む (2015-10-14 20:38:57 | 自然と人為)
映画「セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター」 シネマ尾道で上映決定! (2015-10-16 14:24:33 | 自然と人為)
福山まちづくり大学 大谷山里山牧場 (2015-10-18 13:57:34 | 自然と人為)
日本人の従順さ、真面目さの次のステップは? (2015-10-19 17:25:38 | 自然と人為)
サンデーモーニング "風をよむ" (2015-10-22 11:24:33 | 自然と人為)
意識と意識革命について考える (2015-10-25 14:08:02 | 自然と人為)
写真家・セバスチャン・サルガドとジャーナリスト・後藤健二さん (2015-10-28 18:08:33 | 自然と人為)
「もの言えぬ空気」~サンデーモーニング ”風をよむ” (2015-11-01 15:27:52 | 憲法を考える)
情報システムの統合としての意識と幻覚 (2015-11-04 14:52:07 | 自然と人為)
故・ノーベル物理学賞候補 戸塚洋二先生から学ぶ (2015-11-06 14:52:51 | 憲法を考える)
自然と共に生きた縄文人と自然に還ったセバスチャン・サルガド (2015-11-11 16:00:12 | 自然と人為)
戦争と自然~右と左の中心は自然だ! (2015-11-13 17:26:12 | 憲法を考える)
縄文文化と里山文化~斉藤晶牧場に学ぶ (2015-11-16 15:07:36 | 自然と人為)
「セバスチャン・サルガド」の映画をもう一度! (2015-11-19 20:12:34 | 自然と人為)
山極壽一と関野吉晴~ゴリラの社会とグレートジャーニーから人間を考える (2015-11-25 13:33:19 | 自然と人為)
縄文人の生き方と文明で失われた平和な世界(2015-11-27 17:40:36 | 自然と人為)
戦争放棄の憲法を守ることは、日本と日本人を守ること(2015-11-29 18:09:43 | 憲法を考える)
日本人とは何者なのか~なぜ安倍政権は憲法を無視するのか(2015-12-04 17:41:26 | 憲法を考える)
日本人とは何者なのか~日本を愛するドナルドキーン
日本人とは何者なのか~我々の歩んできた心の道
パソコンからiPhoneの時代へ~つくる時代から使う時代ヘ
日本人とは何者なのか~我々はどこから来たのか?
和牛の伝統と牛のハイブリッド生産
個人の作る道具としてのパソコンを大切にしたWindows10
人間として最期まで尊重し合って生きたい
新しい年こそ、共創と協走を常識とする時代のスタートの年に!
日本人とは何者なのか~この国の始まりの頃、そして今
「赤信号、私が渡れば怖くない」~憲法の歯止めを首相自らが壊す政治的認知症
発想の転換~砂漠化を防止し、気候変動を抑える反芻動物
長淵剛~闘争から共創へ
100年インタビュー 稲盛和夫
新・映像の世紀~米ソ冷戦時代から日米関係を考える
競争は差別と支配を生み、共創は非暴力と平和を生む
人生の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
新春スペシャル「100分de平和論」~我々は何を考えなければならないのか
「自然とデザイン研究所」を設立しよう~マイナスの考え方をしないために
印象に残った動画~「NHK番組感謝シリーズ」
「想像する脳」と自然と地球に生かされる人類~我々は何処から来たのか、何処へ行くのか?
差別と支配と暴力のない理想の世界をめざして~我々は何処へ行くのか?
日本人の清潔さと真面目さ、公の精神~我々は何処から来たのか?
経済は金儲けのためではなく、民を救うためにある
BS1「ワールドニュース:水曜日」&TBS「時事放談」
子育て、若者そして老人! 民を大切にしない日本死ね!!!
「地位ある人」に現場と他者を思う心がないと社会悪を生む
支配者を怒らない曖昧な日本人~精神的自由と経済的自由
目的と条件で動く人工知能より大切なのは人間の文化
曖昧な日本人よ!政財界による「国民支配のうねり」を許すな!
物は幸せにしてくれない。魂を失った日本人~ウルグアイ・ムヒカ前大統領来日
利己的であるから利他的にもなれる~他者尊重のための訓練
汚れちまった日本の政府と報道~女性よ太陽になれ!山尾しおり議員を守ろう!
ウルグアイ・ムヒカ前大統領来日~その言動と他者への愛
他者への愛~ホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領の言葉と行動(1)
他者への愛~ホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領の言葉と行動(2)
他者への愛~ホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領の言葉と行動(3)
他者への愛~ホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領の言葉と行動(4)
熊本の地震拡大~福山でもスマホが通知
ブログ構成(バージョンアップ作業)と目次


初稿 2015.6.7 更新 2016.4.20