自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

18歳までに憲法をしっかり勉強しよう

2015-06-05 17:10:35 | 憲法を考える
 「安保法制は憲法違反」-憲法調査会
  :参考人全員が批判(毎日新聞,2015年6月5日) 
  3人の憲法学者、安保法制は憲法違反と断言 Youtube

この度の「内閣による解釈改憲」は立憲主義を否定するものであり、「国民による改憲」とは根本的に異なる。いくら改憲派の憲法学者であっても、「集団的自衛権は憲法9条違反」と言わなければ学者としての信用を失う。そのことさえ自民党や公明党の与党は「予知不能」で、数の力で「愚かな論理」をゴリ押しできると思っているのであろうか?

 6月5日の新聞は、「18歳以上の選挙権が衆議院通過」したと報じている。若くて純粋な内に未来志向型の「憲法の価値」を是非とも学んで欲しい。「戦争放棄」は敗戦により与えられたにせよ屈辱でも甘い夢でもなく、これからの世界平和にとって重要であり、若者のこれからの人生に成果を与えてくれる大切な倫理「己の利益ではなく他人の利益を優先して考えること」にも通じるからである。

 NHKの討論番組は見たい時に見れず、NHKの編集意図も排除できないので、憲法を学ぶ例として国会論戦の一部が参考になる。

開会日 : 2015年5月28日 (木)
会議名 : 平和安全特別委員会(7時間14分)
志位和夫(日本共産党)(ビデオ)

参考: (1)自衛隊は「戦闘地域」に派遣される
    (2)必ず戦死者が出る
    (3)兵站は軍事行動の不可欠の一部

 なお、次の質疑は立法(国会議員)が行政(内閣)に説明の仕方を指導しているようだが、立法と行政の関係が癒着すると不自然とは思わないのだろうか。立法と行政の責任関係を考える一つの材料にはなろう。

開会日 : 2015年6月1日 (木)
会議名 :
平和安全特別委員会 (7時間11分)

岩屋毅(自由民主党)(ビデオ)

参考: 憲法を考える~成立の経緯にどのような問題があるのか?

憲法の価値を実現する

2015-06-05 13:53:24 | 憲法を考える
 2012年2月のNHK「仕事学のすすめ」で、憲法の価値を実現するためにベストを尽くしている伊藤真氏を知りました。最初は司法試験の熟長の受験術の話かと思っていましたが、4回の録画をまとめてみることで、自己管理(セルフマネジメント)の話であり憲法学者であると同時に、一流の「専門は生きることだ」の達人だと知り、時代は新しいエネルギーで変わりつつあると感動しました。伊藤真塾長の「憲法を学ぼう」を是非ともご覧ください。

小さな人間を守る民主主義、
様々な生き方を選択できる自由主義、
命を守る平和主義、
これが私なりに考える日本国憲法の価値です。

政治家、官僚、判事、検事、委員(学者等)、等の公務員の権限は、
憲法で国民により縛られていますが、
最近は国民の信頼を裏切ることばかりが続いています。
それは彼ら自身が強い立場で守られていると錯覚し、
他者への共感ができないからでしょう。

初稿 2012/2/24(金) 午後 4:54(2015.6.5 このブログへ移転)