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アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落 追加!
文明は農耕から始まったとされますが、その文明は富の蓄積により支配者を生み、文明の利器は人間を自己家畜化させ、その文明の家畜化を進歩だと勘違いし、さらには自己孤立化を進め、自己中心主義を育てて格差を拡大し、「憎しみの連鎖」を拡大させ、人類の共同体を崩壊させています。
日本の縄文人は農耕ではなく自然を畏敬して日本の風土に合った狩猟採集(クリ栽培等や海や川での漁)で、多くて数百人規模の定住生活を2千数百年前まで1万年以上続けてきました。
2千数百年前といえばギリシャ、ローマ、ペルシャの時代、タレス、パルメニデス、ピタゴラス、ヘラクレイトス、デモクリトス、ソクラテス、プラトン、東洋ではブッダ、孔子、老子、孟子、荘子の時代です。
我が国は耕地を求めて平地から山に入り棚田や段々畑を作ったと思っていましたが、もともと縄文人は周囲が海の日本列島の海岸近くの里山で暮らしていたのです。
その縄文文化についてはNHK総合、「アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落~1万年 持続の秘密~」が参考になります。
アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落
「縄文文化は偉業(ダイアモンド教授の評価)」
参考:
遥かなる縄文の記憶~科学の目で見た縄文~
三内丸山遺跡1994
中国・韓国にはない縄文人のDNA 日本人のルーツDNA解析
DNA分析で縄文人と弥生人の混血が進んでいたことが判明
戦後の開拓で山に入り農耕の知識で山を征服しようとして挫折し、酪農で生き残った例は多いのですが、牛を利用した里山文化の原点は縄文文化にあり、自然の恵みのクリ栽培や魚の漁を牛の放牧に変えただけだのような気がします。そして支配者ではなく土偶を崇拝の対象とした縄文文化を遅れた文化とした価値観は、「斉藤牧場」遅れたれた牧場として評価しようとしなかった現代技術と重なって見えます。そこで、現代の平和に自然と暮らす原点として、「斉藤牧場に学ぶ」をもう一度このブログで紹介しておきます。
--------------
斉藤牧場に学ぶ
「里山は世界に誇れる日本の文化」とケビン・ショートは讃えています。 その里山の豊かさと美しい景観は、農村の人々の生業と暮らしによって つくられ、守られてきました。しかし、農業を軽視する風潮のもとで、 里山の荒廃が進行しつつあります。それは、日本の社会の荒廃と重なって 進行しているように思えます。日本の農業が生き生きしていることが、 日本の食生活を豊かにし、文化、自然を豊かにしてくれますが、 これからは里山に牛を放牧することで、環境と景観を創出し、 地域社会の活性化と教育の再生に貢献していくことができる時代がきました。 そのことを、北海道旭川市の斎藤晶牧場(牛が拓いた牧場)が教えてくれます。 この牧場は石ころだらけの山です。自己中心的にこの山を捉えると、 これ以上はないほどの厳しい環境です。しかし、斉藤晶さんが野鳥や昆虫と同じように山に入り、 山(自然という場)の方から自己を捉えることで、美しい宝の山に変わりました。
JAS旭川C.C フォレスト旭川C.C
斉藤晶牧場(地図) 斉藤牧場ホームページ
身体が目覚める牧場 TRINITY Vol.5 より転載
斉藤晶牧場写真集(撮影:斉藤均、晶さんの弟さん)
この斎藤晶牧場で、自然の美しさを感じてほしい、人と自然の関係に気づいてほしい。 空の鳥、野の花に気づくとき、そして人が自然とつながっていることを実感できるとき、 人は心を開くことができる。そして理性よりも感性の大切さを、 人間の力の論理より、地球生命体の力の偉大さを確信できる。 競争より共創を尊び、平和への道も見えてくる。 斉藤晶牧場に学びながら、この牧場で見えてくる宝の山を、次の世代に伝えていきたい。 そして、農業を大切にし、農民を尊重しながら、 里山の再生を市民とともに支援し、新しい農村を共創していきたい。 そのような夢を追いながら、「里山と牛ML」を2000年10月に開設し、 2008年から「里山と牛研究会」の活動を開始しています。
詩集 『牧場とともに』 嵯城妙子作より
「放牧」
長い冬の眠りから春の目覚め
白の世界から 緑萌える世界への移行
ドキドキ 胸のときめきを
身体中で感じ
動植物の生きるエネルギーが
身体中に伝わってくる季節
囲いの中から 首繋ぎから 広い大地に飛びだす
早く自由になりたくて
早く外気・太陽の光を浴びたくて
前足も後ろ足も同時に出そうとして
つんのめって前方に倒れこむ
走る 走る 走り廻る
言葉で言い表せないうれしさ
開放感
周囲の危険は全くおかまいなし
一生に一度の生涯
無我夢中になれるなんて
どんなにか幸福だろう
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斉藤牧場の紹介
中野 忠宗(独立行政法人農業者大学校)
いのちあふれる牧場をめざしてPDFファイル)
第14回ヤンマー学生懸賞論文・作文 ヤンマー
ヤンマー株式会社より掲載の承諾をいただいています。
今岡良子さんと斉藤晶牧場
牧場で暮らす日々の楽しさ-環境に溶け込んで
酪農ジャーナルより転載の承諾をいただいています。
北の夢中人と斉藤晶牧場
斉藤晶著『牛が拓く牧場』
野原由香利著『牛乳の未来』
古庄弘枝著『モー革命』
日本草地畜産種子協会/斉藤晶牧場関係資料
初稿 2015.11.16(「斉藤牧場に学ぶ」の再録を含む) 更新 2015.12.21
アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落 追加!
文明は農耕から始まったとされますが、その文明は富の蓄積により支配者を生み、文明の利器は人間を自己家畜化させ、その文明の家畜化を進歩だと勘違いし、さらには自己孤立化を進め、自己中心主義を育てて格差を拡大し、「憎しみの連鎖」を拡大させ、人類の共同体を崩壊させています。
日本の縄文人は農耕ではなく自然を畏敬して日本の風土に合った狩猟採集(クリ栽培等や海や川での漁)で、多くて数百人規模の定住生活を2千数百年前まで1万年以上続けてきました。
2千数百年前といえばギリシャ、ローマ、ペルシャの時代、タレス、パルメニデス、ピタゴラス、ヘラクレイトス、デモクリトス、ソクラテス、プラトン、東洋ではブッダ、孔子、老子、孟子、荘子の時代です。
我が国は耕地を求めて平地から山に入り棚田や段々畑を作ったと思っていましたが、もともと縄文人は周囲が海の日本列島の海岸近くの里山で暮らしていたのです。
その縄文文化についてはNHK総合、「アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落~1万年 持続の秘密~」が参考になります。
アジア巨大遺跡 第4集 縄文 奇跡の大集落
「縄文文化は偉業(ダイアモンド教授の評価)」
参考:
遥かなる縄文の記憶~科学の目で見た縄文~
三内丸山遺跡1994
中国・韓国にはない縄文人のDNA 日本人のルーツDNA解析
DNA分析で縄文人と弥生人の混血が進んでいたことが判明
戦後の開拓で山に入り農耕の知識で山を征服しようとして挫折し、酪農で生き残った例は多いのですが、牛を利用した里山文化の原点は縄文文化にあり、自然の恵みのクリ栽培や魚の漁を牛の放牧に変えただけだのような気がします。そして支配者ではなく土偶を崇拝の対象とした縄文文化を遅れた文化とした価値観は、「斉藤牧場」遅れたれた牧場として評価しようとしなかった現代技術と重なって見えます。そこで、現代の平和に自然と暮らす原点として、「斉藤牧場に学ぶ」をもう一度このブログで紹介しておきます。
「里山は世界に誇れる日本の文化」とケビン・ショートは讃えています。 その里山の豊かさと美しい景観は、農村の人々の生業と暮らしによって つくられ、守られてきました。しかし、農業を軽視する風潮のもとで、 里山の荒廃が進行しつつあります。それは、日本の社会の荒廃と重なって 進行しているように思えます。日本の農業が生き生きしていることが、 日本の食生活を豊かにし、文化、自然を豊かにしてくれますが、 これからは里山に牛を放牧することで、環境と景観を創出し、 地域社会の活性化と教育の再生に貢献していくことができる時代がきました。 そのことを、北海道旭川市の斎藤晶牧場(牛が拓いた牧場)が教えてくれます。 この牧場は石ころだらけの山です。自己中心的にこの山を捉えると、 これ以上はないほどの厳しい環境です。しかし、斉藤晶さんが野鳥や昆虫と同じように山に入り、 山(自然という場)の方から自己を捉えることで、美しい宝の山に変わりました。
斉藤晶牧場(地図) 斉藤牧場ホームページ
斉藤晶牧場写真集(撮影:斉藤均、晶さんの弟さん)
この斎藤晶牧場で、自然の美しさを感じてほしい、人と自然の関係に気づいてほしい。 空の鳥、野の花に気づくとき、そして人が自然とつながっていることを実感できるとき、 人は心を開くことができる。そして理性よりも感性の大切さを、 人間の力の論理より、地球生命体の力の偉大さを確信できる。 競争より共創を尊び、平和への道も見えてくる。 斉藤晶牧場に学びながら、この牧場で見えてくる宝の山を、次の世代に伝えていきたい。 そして、農業を大切にし、農民を尊重しながら、 里山の再生を市民とともに支援し、新しい農村を共創していきたい。 そのような夢を追いながら、「里山と牛ML」を2000年10月に開設し、 2008年から「里山と牛研究会」の活動を開始しています。
「放牧」
長い冬の眠りから春の目覚め
白の世界から 緑萌える世界への移行
ドキドキ 胸のときめきを
身体中で感じ
動植物の生きるエネルギーが
身体中に伝わってくる季節
囲いの中から 首繋ぎから 広い大地に飛びだす
早く自由になりたくて
早く外気・太陽の光を浴びたくて
前足も後ろ足も同時に出そうとして
つんのめって前方に倒れこむ
走る 走る 走り廻る
言葉で言い表せないうれしさ
開放感
周囲の危険は全くおかまいなし
一生に一度の生涯
無我夢中になれるなんて
どんなにか幸福だろう
斉藤牧場の紹介
中野 忠宗(独立行政法人農業者大学校)
いのちあふれる牧場をめざしてPDFファイル)
第14回ヤンマー学生懸賞論文・作文 ヤンマー
ヤンマー株式会社より掲載の承諾をいただいています。
今岡良子さんと斉藤晶牧場
牧場で暮らす日々の楽しさ-環境に溶け込んで
酪農ジャーナルより転載の承諾をいただいています。
北の夢中人と斉藤晶牧場
斉藤晶著『牛が拓く牧場』
野原由香利著『牛乳の未来』
古庄弘枝著『モー革命』
日本草地畜産種子協会/斉藤晶牧場関係資料
初稿 2015.11.16(「斉藤牧場に学ぶ」の再録を含む) 更新 2015.12.21
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