自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

「サンデーモーニング」がJCJ賞受賞:日本ジャーナリスト会議

2015-10-05 23:46:17 | 憲法を考える
 「サンデーモーニング」の録画公開がYoutubeで重複していないか検索していて、「サンデーモーニング」が2015年度JCJ賞(日本ジャーナリスト会議)を受賞していたことを知った。

 ジャーナリストは「社会問題と悪」の追及を職業倫理とする仕事だと思っていた。ところが「BSEの感染源を追及するシンポジウム」に取材に来ていたある若いNHK記者に我々と情報交換をしようと持ちかけたところ、「我々は全ての情報を持っているのでその必要がない」と断られた。全ての情報を持った上での感染源隠しかとNHKに失望し、エリート意識のジャーナリストの存在に時代の変化を感じたものである。
 だが、日本ジャーナリスト会議には、その絆であるジャーナリスト魂で仕事をする人達がいる。そのことや2015年JCJ8月集会の動画(Youtube)等を紹介しておきたい。

JCJとは - 日本ジャーナリスト会議 Daily JCJ JCJ 日本ジャーナリスト会議
JCJ8月集会 第3部 受賞者の挨拶:サンデーモーニング 西野プロデューサー

 「サンデーモーニング」のJCJ賞受賞挨拶で、西野プロデューサーは番組の構成や制作方法等について、次のように紹介している。
 「1987年10月からスタートして28年になります。報道情報系の番組で一人がNC(司会)を務めるのは多分、サンデーモーニング以外にはないと思います。この番組の編集の特徴は、
1.生が勝負の番組なので、パネリストと事前の打ち合わせはしない。
2.朝の生番組なのでゆったりした気持ちになってもらうために、30分前にはほぼ全員がスタジオに入る。
3.VTRをパネリストに真剣に見てもらうために、サブキャスターのナレーションを生で入れている。
4.番組は3つのカバーストーリー、張本さんのスポーツ、一週間の出来事、『風をよむ』の4つの構成で、番組は変わっていないのに賞をいただくのは社会の方が変わったのだと思う。番組に対する書き込みとか電話が結構多い。『放送内容が(政府の批判ばかりして)偏っている。』昔から批判はあったが、今の政権になって急激に増えている。」

 『放送内容が政府の批判ばかりして偏っている。』とわざわざクレームをつける人が増加しているとは不思議な現象だ。悪代官が安倍首相で水戸黄門には主権在民の国民になっていただきたいと思い、このブログで紹介した動画「水戸黄門」は最も多くの人に観ていただいているが、安倍首相の言動を「葵の御紋」と見て「ハハー」とひれ伏す国民が多いということであろうか。受け取る側には多くの批判に見えるが、国民の一部の行動だとは思うが・・・。

JCJ8月集会:日本ジャーナリスト会議 基調講演:岸井成格
JCJ8月集会 第2部 講評・表彰
この10年のJCJ賞一覧

 私の「科学的な口蹄疫対策を!」というブログにも根拠不明のコメントが届いているが、「サンデーモーニング」への批判と同質の問題であろうか。

初稿 2015.10.6

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