自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

安倍首相の辞任表明

2020-08-30 15:51:21 | 自然と人為

NHK ニュース速報「安倍首相 辞任の意向固める」
2020/08/28 14:07~14:08
安倍首相は「辞任」報道でもお友だち記者優遇!
今回はNHKの岩田明子がスクープ、前回はTBS時代の山口敬之が……2020.08.30
安倍総理の辞意表明・・・海外での報道 AP通信 14:32
安倍首相は、臨時代理を置かず 産経新聞 2020/08/28 15:12
病気が理由で正しい政治判断できないと首相
共同通信 2020/08/28 15:22

安倍首相辞任を徹底解説! 日刊ゲンダイ 2020/08/28
郷原信郎が斬る「河井前法相初公判全解説」~「安倍首相の体調」との関係は? 2020年8月28日
自公は平和憲法を捨てた。 28年前の創価学会婦人部編『まんが・わたしたちの平和憲法』に書かれた戦争へのシナリオが今の状況とそっくり 2016年06月23日
公明党をつぶせば明日がある! 本澤二郎の「日本の風景」2020-08-31
世襲制に陥った自民党は政治を国民支配と錯覚している。しかし、「力」を崇拝するヤクザやチンピラと同じ思考に明日はない。単純な「力」を誇示するのではなく、平和を守る真摯な考え、哲学こそ国民を守る。

安倍首相が在任中に「敵基地攻撃能力保有」ぶちあげへ!
2020.09.02「病気で政治判断を誤る」と辞任を発表したくせに憲法違反の政策を強行
コロナ変革 <本澤二郎の「日本の風景」(3832) 2020-09-02
米産軍体制の代理人・ボルトンは「安倍はトランプと会談する際には、米国からの武器購入のグラフを用意、それを見せて、トランプを納得させていた」と証言



東大教授と語る【コロナ時代を乗り切る秘訣】安倍首相と親鸞。自力と他力。 2020/08/13
第183回国会 安倍内閣総理大臣施政方針演説 (動画) 2013/02/28

東大教授と語る【コロナ時代に最も不要な考え】
「一身独立して一国独立する」、自立して他人に依存しない!という安倍首相のモットーに対して、安富歩教授は著書「生きる技法」で、「助けてください」と言えたとき、人は自立しているという。考え方があなたの生き方を貧しくする。2020/08/16
愛に飢えた少年・安倍首相の幼少期。 権力者の過去が国民の現在と国の政治に影響する。ドイツと日本の違い。 2020/08/22

東大教授と語る【日本の闇と権力】安倍首相体調不良で再検査。それでも働き続けるのは何故か? 2020/08/24
東大教授と語る【安倍晋三歴代最長内閣総理達成】とその過去。 本当は政治家になりたくなかった?安倍総理が政治家になるまで。 2020/08/25
東大教授と語る【安倍首相の過去】
歴代最長権力者産み出した背景・美しい国とはなにか?2020/08/26
東大教授と語る【安倍首相辞意表明】
安倍晋三の政治的ルーツとこれからの日本。愛に飢えた少年は愛に飢えた最高権力者になった。2020/08/28
東大教授と語る【ポスト安倍】安倍政権の功罪を問う。 見せかけの裏にある根本的な問題。経済は良くなったのか?賃金は上がったのか? 2020/08/29
ソ―リ、もうお休みください コロナ・不況に無策は許されず 2020/08/21
安倍首相、ついに退陣へ 一強の弊害で育っていない後任 2020/08/28

【安倍総理の連続在職日数が最長に】 
①山田恵資さん ②飯尾歩さん ③津田大介さん ④田原総一朗さん×金子恵美さん ⑤大谷昭宏 2020/08/24
【伊藤惇夫】安倍長期政権の功績は?
仲良し外交は、国益をもたらした?株価は上がったが、GDPは?2020/08/27
【神保哲生】安倍総理の会見は最後まで異常だった 2020/08/29
【高橋洋一】安倍総理 突然の辞任表明を受けて… 2020/08/28
【須田慎一郎】安倍総理 突然の辞任表明を受けて… 2020/08/28

月刊三橋「安倍総理電撃辞任、次の総理大臣は? 2020/08/28
総裁選のポイントは? 経済暴落の日本を立て直すには?三橋貴明が徹底解説!

「安倍首相辞任の本当の意味は何か」 2020/08/29
【櫻LIVE】石橋文登・政治ジャーナリスト × 有元隆志・産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長 × 櫻井よしこ(プレビュー版)


安倍首相の辞任表明 関心は自民党総裁選と秋の解散の可能性に 2020/08/29
辞任をめぐる裏側に何が?自民党内の動きは.. ANNnews 2020/08/28
「偉大な友人に最大の敬意を」総理辞意にトランプ氏 2020/08/29
安倍首相 7年8カ月の道のり 2020/08/28
憲政史上最長 安倍政権の7年8カ月を振り返る ANNnews 2020/08/28
“歴代最長”安倍政権 成し遂げたことは? 2020/08/28
安倍王朝の終焉。海外が見た安倍首相辞意表明。
2020/08/29安倍政権が出来なかった事のまとめ。
「国難突破」できぬまま退陣-安倍首相、辞任表明 階猛 2020/08/29
安倍首相と「沖縄」  7年8カ月の言葉を振り返る 2020/08/28

安倍首相と電通
  まるで親方日の丸企業のような体質 2020/08/28
  経産省から電通へ6年間で1415億円
  電通の飼い猫(本澤二郎) 2020/08/29

【青木理さん×大竹まことさん×室井佑月さん】「広告代理店政治の安倍政権は本当の危機には対応できず」 2020/08/28
【青木理さん】安倍総理の右寄りはあと付け? 2020/08/17
①地球規模の気候変動 ②サンデーモーニングで言えなかったこと
③安倍総理の体調悪化説のウラ④安倍総理の政治スタンス


「自公維政権の“戦前回帰路線”を粉砕しましょう!」 2020/08/30
安倍晋三首相は、「私を、右翼の軍国主義者と呼びたいならば、どうぞ、そう、お呼び下さい」と、麻生太郎財務相は、「改憲はナチスの手口に学べ」と、石破茂(元)防衛相は、「憲法を改正し、国軍を創設する。命令に従わない兵士は、軍法会議にかけて死刑にする」と、それぞれ公的な場所で発言しました。
【先送りするだけの安倍政権】 田崎基×田村淳 2020/08/30
アベノミクスの異次元の金融緩和の敗戦。統計も外交も敗戦

日本が滅びる報道を繰り返すマスコミ。
それを回避するためにどうしたらいいか?日本のマスコミはどうして日本社会を良くしないのか? 2020/07/22
日本のマスコミだけを見ると一緒に日本沈没
戦後最悪不況!誰が責任を取るべきか?を問いかける海外メディア。責任を問わない日本メディア。 2020/08/18
安倍の同情作戦に乗らないために彼の疑惑ベスト3をダイジェストで振り返る 2020/08/25
サンデーモーニング 2020年8月30日
政界激震…安倍首相が辞意表明▽後継選びは▽風をよむ”7年8か月”


初稿 2020.08.31 

京都大学オンライン公開講義「立ち止まって、考える」

2020-08-24 20:58:39 | 自然と人為

表現者大学  2020/06/12~
京都大学公開講座「進化とは何か?」 2009/10/18
京都大学公開講座・講演会等

【オンライン公開講義】“立ち止まって、考える” 2020/06/30
京都大学オンライン公開講義「立ち止まって、考える」オリエンテーション
2020/07/02
「立ち止まって、考える」特別対談 山極寿一総長・出口康夫ユニット長 2020/07/03
出口康夫先生/実践!哲学塾 (2019年度人社系ELCAS) 2019/06/05
京都大学・人社未来形発信ユニットのご紹介 2019/08/01

出口康夫教授「⾃⼰とは何か:「われわれとしての⾃⼰」とアフターコロナ」哲学
【第1回】従来の様々な自己観の紹介と問題提起 2020/07/04
【第2回】東アジアの「真の自己」から「われわれとしての自己」へ 2020/07/18
【第3回】「われわれとしての自己」の含意:
     「両動態」「われわれの性」「対話としての自己」2020/07/24
【第4回】「われわれとしての自己」の倫理 2020/08/01
【第5回】アフターコロナと「かけがえのない私」2020/08/08
【補講・第6回】 ⾃⼰とは何か:「われわれとしての⾃⼰」とアフターコロナ
2020/08/15

瀬戸口明久准教授「「災害」の環境史:科学技術社会とコロナ禍」
【第1回】「コロナ禍」とは何か:病気の環境史 2020/07/03
【第2回】決定されていた想定外:3.11の環境史 2020/07/10
【第3回】「沈黙の春」から「春の沈黙」へ:害虫の環境史 2020/07/18
【第4回】日常に埋め込められた「災害」:交通事故の環境史 2020/07/25
【第5回】瀬科学技術社会における「災害」 2020/08/01

児玉聡准教授「パンデミックの倫理学」
【第1回】イントロダクション:パンデミックと倫理学 2020/07/05
【第2回】ダイヤモンド・プリンセス号と隔離の問題 2020/07/12
【第3回】人工呼吸器を誰に配分するか 2020/07/19
【第4回】自粛か強制か 2020/07/26
【第5回】ポストパンデミックの世界 2020/08/02

山本博之准教授「メディアとコミュニティ―東南アジアから考える」地域研究・メディア学
【第1回】イントロダクション:文化空間の被災と復興 2020/07/05
【第2回】戦わないナショナリズム 2020/07/12
【第3回】混血と越境が育てるコミュニティ 2020/07/19
【第4回】映像メディアとコロナ後の世界 2020/07/25

広井良典先生「コロナ後の社会の展望―分散型システムへの移行と「生命」の時代」 2020/08/02
コロナ後の社会構想:4つの論点
1.「都市集中型」から「分散型システム」への転換
2.格差の是正と「持続可能な福祉社会」のビジョン
3.「ポスト・グローバル化」の世界の構想
4.科学の基本コンセプトは「情報」から「生命」へ

河合俊雄先生「コロナとの関わりとこころの古層」#臨床心理学
2020/08/09
佐伯啓思先生「新型コロナと現代文明」#現代社会論 2020/08/09

対談シリーズ「立ち止まって、考える」
パンデミック状況下での人文社会科学からの発信
藤原辰史×出口康夫対談 2020年4月2日
 【第1弾前編】2020/04/08 【第1弾後編】2020/04/14
伊藤公雄×出口康夫対談 2020/04/16
 【第2弾前編】2020/04/17 【第2弾後編】2020/04/18
広井良典×出口康夫対談 2020/04/21
 【第3弾前編】2020/04/22 【第3弾後編】2020/04/23

【映像公開】藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)【第42回しんらん交流館公開講演会】 2018/12/19(水)18:00~19:302019/01/11

京都大学教職員組合ミニ講義

【第1回京都こころ会議シンポジウム】
①開会の言葉(吉川左紀子)②挨拶(稲盛和夫)③祝辞(牛尾則文) 2016/04/22
④講演1「こころの構造と歴史」(中沢新一) 2015年9月13日
⑤講演2「こころの歴史的内面化とインターフェイス」(河合俊雄) 2016/04/22
⑥講演3「ポスト成長時代の「こころ」と社会構想」(広井良典) 2016/04/22
⑦講演4「こころの潜在過程と“来歴”~知覚、進化、社会脳」(下條信輔) 2016/04/22
⑧講演5「こころの起源――共感から倫理へ」(山極壽一) 2016/04/22
⑨総合討論(中沢新一、河合俊雄、広井良典、下條信輔、山極壽一) 2016/04/22
⑩総括(鎌田東二)⑪閉会の言葉(湊長博) 2016/04/22

【第2回京都こころ会議シンポジウム】
①開会の言葉:吉川左紀子(京都大学こころの未来研究センター長)2017/01/30
②研究会報告「こころの内と外:こころ研究会から」:河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター・教授)2017/01/31
③講演「遊動から定住へ――そのとき、こころの変容は起こったか」:赤坂憲雄(学習院大学文学部・教授) 2017/01/31
⑤閉会の言葉:湊長博(京都大学・理事) 2017/01/30

【第1回京都こころ会議国際シンポジウム】
①開会の言葉(吉川左紀子)2018/06/28
②講演1「人類の共生を妨げる認知・情動基盤と神経機構」(韩世辉) 2018/06/28
③講演2「共時的現象と心理学的共生」(ジョセフ・ケンブレイ) 2018/06/28
④講演3「信仰の共生」(釈徹宗) 2018/06/28
⑤講演4「持続可能な社会、持続可能なこころ」(広井良典) 2018/06/28
⑥総合討論(韩世辉、ジョセフ・ケンブレイ、釈徹宗、広井良典、河合俊雄)
2018/06/28
⑦閉会の言葉(湊長博) 2018/06/28

【第3回京都こころ会議シンポジウム】
3回京都こころ会議シンポジウム「こころと生き方 -自己とは何か」
①開会の言葉:河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター・センター長)
2019/06/27
②講演1「社会で生きる、こころの分子基盤」(村山美穂) 2019/06/27
③講演2「日本社会における生き方と自己:組織従業者の生理・心理調査からの考察」(内田由紀子) 2019/06/27
④講演3「「われわれ」としての自己、「われわれ」としての生き方」(出口康夫)
2019/06/27
⑤総合討論:村山美穂、内田由紀子、出口康夫、河合俊雄  2019/06/27
⑥閉会の言葉:湊長博(京都大学・プロボスト) 2019/06/27

第4回 京都こころ会議シンポジウム 「こころとArtificial Mind」
日時:2019年10月14日(月・祝) 13:30~17:40(13:00~受付開始)
▽ 会場:京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール
【プログラム】
13:30~13:40  開会の言葉 河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター・センター長)
13:40~14:30  講演1 『AI時代の心のゆくえ』西垣通(東京大学・名誉教授)
14:30~15:20  講演2 『深層学習と運動感覚学習ー認知発達ロボティクスの視点からー』尾形哲也(早稲田大学理工学術院・教授/産業技術総合研究所人工知能研究センター・特定フェロー)
15:20〜15:40  休憩
15:40〜16:30  講演3 『心のモデルを考える』長尾真(京都大学・名誉教授)
16:30〜17:30  総合討論 西垣通、尾形哲也、長尾真、河合俊雄、吉岡洋
17:30〜17:40  閉会の言葉 湊長博(京都大学・プロボスト)



初稿 2020.8.24 追加 2020.8.25(京都こころ会議) 
更新 2020.8.26

戦争させない! 憲法守れ!

2020-08-19 09:14:25 | 憲法を考える

戦争させない・9条壊すな!
この戦争観(太平洋戦争)はアメリカに押しつけられたものだったのか、日本人が自ら選んだものだったのか
ニュースドットコム 2020年8月15日
原発・核許さず! <本澤二郎の「日本の風景」(3819)2020-08-19
極悪非道・電通の正体<本澤二郎の「日本の風景」(3820)2020-08-20
電通の言論統制<本澤二郎の「日本の風景」(3823)2020-08-23
「自公維政権の“戦前回帰路線”を粉砕しましょう!」 2020/08/30

ポストコロナの安全保障 2020/8/6
ポストコロナの税と社会保障 2020/8/6
ポストコロナの経済産業編 2020/8/6

吉永小百合さん原爆詩朗読 ピアノ坂本龍一さん 2011/10/29
「原発やめてほしい」と吉永さん 本出版で岸恵子さんと会見
2014/07/07
【吉永 小百合】「戦争はいけない」「若者への"平和教育"に役に立ちたい」(姜 尚中) 2014/11/11
戦後75年 吉永小百合 戦争を語り継ぐ 2020年7月29日 (録画)
HTV特集「”焼き場に立つ少年”をさがして」 2020年8月13日 録画
終戦70年特別編 未公開映像公開! 戦争を語り継ぐ人たち 2015.9.27
反核・反原発サユリスト同盟 2019年5月13日
「政治は平気でうそをつく!」79歳 中村敦夫、高知室戸から"反原発"を叫ぶ!!

NHKスペシャル「船乗りたちの戦争~海に消えた6万人の命~」 2018
戦争とは弱者庶民を切り捨て使い捨てる国家事業のことをいう 小畑幸三郎
【佐高×平野×早野の 3ジジ放談】池田大作と宮本顕治:いまこそ創共協定を蘇らせよ 2020-08-18

NHKスペシャル 「証言と映像でつづる原爆投下・全記録」 2020.8.6
BS1スペシャル「原子の力を解放せよ~戦争に翻弄された核物理学者たち~ 2020/08/17
NHK・ETV特集「戦争は罪悪である~ある仏教者の名誉回復~」
2008.10.12 放送
「明日へー戦争は罪悪であるー」 予告篇 2017/07/08
中原丈雄『明日へー戦争は罪悪であるー』INTERVIEW
むのたけじ 100歳の不屈         2015.10.10 放送
サンデーモーニング「風をよむ~ 先人たちの声」 2020.8.16 放送 
【青木理さん】「安倍総理の右寄りはあと付け?」
①地球規模の気候変動 ②サンデーモーニングで言えなかったこと ③安倍総理の体調悪化説のウラ④安倍総理の政治スタンス 2020/08/17

【原爆の日】広島市平和記念式典2020
広島平和記念式典~被爆75年 未来へ~(RCC中国放送制作)
被爆75年・広島市平和記念式典中継 FNNプライムオンライン

【原爆の日】広島市 平和記念式典 生中継(広島ホームテレビ)
この番組を紹介している「ニコニコ生放送」の落書き?は失礼だと思ったが、これも現代の風潮の断片であり、広島ホームテレビの報道を勝手に無視することもできないので、記録には残しておくことにする。それとNHKの中継がなぜか残されていない。「証言と映像でつづる原爆投下・全記録」とNHKの平和記念(祈念)式典の番組を同時に投稿したがフェイスブックに拒否された。念のために「原爆投下・全記録」のみ再度投稿したら受理された。

「原子力は悪魔のエネルギーです。核兵器も原発も人類の敵です」
  医事争論by内科医師・神前格:2020年8月12日
「憲法違反が常態化」 学者グループ、臨時国会巡り批判
 朝日新聞:2020年8月14日

原爆ドーム~その名に遺されたもの~ 2020/03/30
TSS報道特別番組 ヒロシマを遺した男 〜原爆資料館誕生物語〜
2018/07/30
NHKスペシャル 原爆投下十秒の衝撃 1998年8月6日 (59分)

刻みつけられた地獄 最初で最後のヒロシマPTSD調査 2019/08/08
ヒロシマの記録「あの日のこと」原爆被爆者証言集 2019/01/30
黒い雨 ~広島・長崎原爆の謎~ 1986年
TSS報道特別番組 語られなかった真実~原爆で死んだアメリカ兵~ 2019/01/21
【被爆者たちが出演】上映中止にされた超大作映画『ひろしま』とは
2019/08/06
1953年制作 映画「ひろしま」予告編
映画「ひろしま」上映会 at 千葉県館山市ドキュメンタリー
2014/8/16
映画「ひろしま」の思い出 月丘夢路さん 2012/08/05

【安倍総理は広島・長崎をナメてる】高瀬毅さん×青木理さん
 ①安倍総理と長崎市長とのスピーチ比較 ②「旧広島陸軍被服支廠」を残す意味。75年目で分かった広島の加害の側面 2020.8.12
【山田厚史の週ナカ生ニュース】 2020.8.12
ニュース(玉木分党、アメリカ大統領選と副大統領、香港、テレビ朝日労組問題。黒い雨問題
メディアが危ない! 民放労組に、いま、何が?~テレ朝労組と民放労連 2020.8.13
《あなたの知らない北朝鮮》反日沸騰の韓国と大違い?北の8月15日
2020/08/15
韓国・文在寅大統領、日本に対話呼びかけ 「光復節」で演説
毎日新聞 2020/08/15
【長谷部恭男さん×大竹まことさん×室井佑月さん】 2020.8.15
①国会開かないのは憲法違反 ②人を殺す自由はない ③民主主義とは?説明と正確な情報 ④権力集中の劣化 ⑤憲法の必要性 ⑥米中摩擦の悪化
「2度と戦争しない」憲法9条を守ろう 2020.8.15
首相式辞から「歴史」消える 今年も加害責任は言及せず
朝日新聞社 2020.8.15


初稿 2020.8.14 追加 2020.8.15 更新 2020.9.30

牛 vs. 豚か、規模の戦いか(追加改定)

2020-08-18 23:22:31 | 牛豚と鬼
 口蹄疫の悲劇は、感染拡大を防ぐために現在の技術では殺処分しか方法がないことです。技術の発達により個体単位の検査が可能な牛なら殺処分を少なくする方法はありますが、豚は感染力が強く検査よりも殺処分の方が現実的だとする大規模経営では、殺処分を少なくする方法は机上の空論だと否定的です。

 また、個体管理が中心の牛の繁殖は、種をつけ、子を産み、その子が肥育して集荷されるまで最低3年、その子が繁殖のために残され、次の世代の子を産み、その子が出荷されるまで最低5年は必要であり、個体選抜で改良している牛は成果が得られるまで10年単位の仕事となり、繁殖牛や種牛は貴重な遺伝資源でもあります。

 一方、豚は8ヵ月齢から繁殖に供用し、年間分娩回数2.3回以上、年間子豚離乳頭数22頭以上、肥育豚の出荷は190日齢以下が経営指標とされるように回転が早く、個体選抜ではなく系統間交配などのハイブリッドシステムなので、豚を入れ替えて生産体制を立て直すのは容易です。鶏は口蹄疫には関係していませんが、生産体制そのものがオールイン、オールアウトですから、全殺処分に抵抗はないのでしょう。

 しかし、規模拡大によるコストダウンは経済学のドグマに過ぎず、農業は太陽エネルギーを循環的に活用するため資源を有効に組み合わせて食料を生産することが基本ですから、鶏でも小規模で太陽のもとに飼う方法もあれば、放牧養豚もあり、牛でも改良とコマーシャル生産を分離したハイブリッドシステムは可能です。
したがって、口蹄疫対策は牛 vs. 豚の戦いではなく、どちらかと言えば規模の戦いの側面が強いのかも知れません。

 しかし、この度の韓国の口蹄疫(O型)発生では、3km以内6回、500m以内5回の地区全殺処分、2回の農家全殺処分で、牛306農場10,858頭、豚37農場38,274頭、山羊、鹿を含めて合計395農場49,874頭が殺処分されました。リングカリングは畜種も規模も関係なく、感染も健康も関係ありません。しかも、1回の地区全殺処分では終息せず、11回も地区全殺処分を繰り返しています。

 私たちが共有しなければならないのは、「口蹄疫を終息させるための殺処分最小化問題」を解くことであり、このためにはいかに早くウイルス感染を見つけて殺処分するかが問われています。
 全殺処分を畜房単位、畜舎単位、状況によっては個体単位にする柔軟性と、地域で実施できる遺伝子検出の1次検査を組み合わせなければ、韓国のケースを繰り返すことになります。
 なお、ウイルス遺伝子の検出は必ずしも個体別採血を必要とはしません。鼻汁、唾液、糞便等にもウイルスは排泄されますので、個体別または畜舎の糞便や敷料等の検査でも検出は可能です。殺処分はウイルス検査をしながら、その検査の結果から次の対策を講じていく必要があり、感染の経路と拡大の可能性を調査する疫学調査も平行して実施されねばなりません。

 2000年の宮崎口蹄疫では、牛の移動か輸入ワラ等が感染源である可能性があり、その追跡調査で北海道の感染畜を確認することが出来ました。感染源は輸入麦ワラであったようです。
 今回(2010年)は初発確認の段階で10農場以上に感染が拡大していた可能性が認められています。ことに1例目、6例目、7例目の疫学的関係については緊急に調査する必要がありますが、口蹄疫の疫学調査に係る中間的整理について(農水省2010.8.25,PDF)には個々の調査は報告していますが、3例の関係についての報告はありません。また、わが国には疫学専門家が育っていないと言われますが、常識が育っていないように現場からは見えます。今回の口蹄疫対策においては委員会等の報告も含めて、素人でも考えることがなされていない杜撰さが目立ちます。

 私がブログ(牛豚と鬼)を書き始めたのは、牛をワクチン接種後に殺処分したことへの怒りからでした。私は獣医ではなく、システム論の立場から現場を研究していた立場からの怒りであったかもしれません。しかし、ワクチン接種後の牛の殺処分の理由は専門家からは丁寧な説明がされなかったように思います。現在(2020年)はコロナウイルスによる経済へのダメージが問題にされていますが、その対策への国の的確な指示が示されているように見えません。私のブログ「自然とデザイン」に書いた口蹄疫につて検討しながら、コロナウイルスとの関係についても、もう少し考えて見たいと思っています(2020.8.18)

牛 vs. 豚か、規模の戦いか 2010-10-14 | 牛豚と鬼
 最後の部分を追加し、改行の指示を削除した。

NHK宮崎放送局制作ドラマ「命のあしあと」 2013-02-02| | NHK
追跡!A to Z  口蹄疫“感染拡大”の衝撃 2013-02-09 | NHK
特報フロンティア なぜ”SOS”はとどかなかったのか
2013-02-16 | NHK


2010.10.14  開始 2010.10.15  更新1 2010.10.16  更新2  2010.10.18  更新3 2010.10.22


追加 2020.8.18




映画で未来を変えよう 大林宣彦監督からのメッセージ

2020-08-03 11:32:16 | 自然と人為

ETV特集「青春は戦争の消耗品ではない 映画作家 大林宣彦の遺言」 メランコリア 2017/09/15

憲法9条を無視する国家犯罪者・安倍晋三を追放し、市民政治の確立を目指そう。 初稿 2020.6.14 更新 2020.7.28
中国が内需型に転換し世界経済を主導する? 2020.8.6 田中 宇
青い山脈 本澤二郎の「日本の風景」 映画「青い山脈」 昭和24(1949)年版
「法外の正義」どころか日本はまず「正義のイロハ」からやり直せ
 :郷原信郎氏(弁護士) 2020.8.1
自民党の「新しい(独裁)憲法」の中身

映画で未来を変えよう (NHK番組:動画)
 大林監督 最後のメッセージは4人の監督へ、そして私たちに託されたものでした。
  『みなさん 今 世界は映画を本当に必要としています。
   映画で過去の戦争の歴史を変えることは出来ないが、
   未来の平和を手繰り寄せる力は映画にはあるんだよ。』


 2011年3月11日に起きた東日本大震災と原発事故、この日を境に大林さんは何かにとりつかれた様に、「太平洋戦争」というテーマに没頭していきます。

この空の花 長岡花火物語」 2012年4月7日 公開

大林監督(82)最後の遺作「海辺の映画館ーキネマの玉手箱

大林監督のメッセージ ---> 4人の監督に託した未来

岩井俊二監督(57)ネットのニュース記事で拝見して、唐突に自分の名前が出てきたんでぎょっとしましたけど、素直に光栄ですし、そんな時に思い出していただけたのは本当に光栄というか、恐れ多い感じがします。
犬童一心監督(60)すぐに岩井さんからメールが来ました。「託されちゃったけどどうする?」託す相手がもっと若い人にしてよって感じも僕たちにはある。「映画を撮りたい」という衝動で、8ミリカメラをまず持って映画を作り出した人たちが、一番 自分の気持ちを分かってくれると思っていたんだなという気持ちがあります。そういう気持ちを持っている4人なんですよ。実は手塚くんも、岩井さんも、塚本さんも、俺もそう。大林さんもそうだった。8ミリ映画を作っていた時に。
手塚眞監督(58)正直、闘病が長かったんで、大分お身体を悪くされているなというのは分かっていましたから、まあそれが何時なのかというような感じではいました。だから急で驚いたという感じではありません。たまたま思いついて口にされたのが僕らの名前だったというだけで、そうではなくて作家性をなんとか保ちながら、日本映画を作り続ける人たちに、もっと頑張ってほしいという気持ちがあったのではないでしょうか。
塚本晋也監督(60)僕はわざと今回の映画に関しては、試写とかで見ないで、劇場でお客さんに交じって、個人のお客さんとして楽しみにしていたので、その日を待ちわびていたんですね。初日に行こうと思って張り切っていましたので、そしたらコロナのことで観れないなと思っていた矢先にそういう訃報が入ってきたので、まあちょっとしくじったかなあ、見とくべきだったなあと思ったのですが、それは後から言ってもしょうがないんで、今はもう、いっそ我慢しまくってデッカいスクリーンで観るのを楽しみにしているんですけど。

3.11と戦争映画

 塚本晋也監督「やはり、3.11みたいな出来事は本当に大きくて、その時に世の中の不安をとても強く感じて、ちょっとこれを調べるようになっていくんですが、見れば、これでは不味いんじゃないのというような設計図も結構作っているんだなんてのが、露骨に見えてきて、その未来が不味いんじゃないのこれではと言うのと、戦争が起っちゃうかなと言うのは、一見遠いようだけど、ものすごダイレクトに繋がって感じたものですから、そこからまた不安になったですね。 ・・・大林監督は僕のことを”戦前の監督”とおっしゃった。大林監督が”戦後の監督”なら、僕が”戦前の監督”だと。いよいよ抜き差しならぬ状況に、今が来ているんだと。
 犬童一心監督「原発事故が人災だとすると、戦争も人が起こしているので、ものすごくとんでもないことが人のせいで起きたのに、そのことに対して、人が何も責任を持たない。原発事故のときに”人間が犯してしまう愚かさ”を突き付けられて、原発の映画を作るんではなくて戦争のほうに行く
 手塚眞監督「僕らはメッセージ性が薄いと言われて映画を作り始めて何十年もやっているのですが、未だに日本の映画はメッセージ性が薄いような気がする。その中で彼がいちばん主張できることは、戦争に対するメッセージだったと思います。映画というのは社会に届くもの、それをもっと作り手は意識した方がいいんじゃあないか、ということを仰っていたのではないでしょうか。
 
 大林宣彦監督『3.11以降は、日本の教えられなかった、あるいは知っていても、あえて忘れてしまった相手、そういう”日本の敗戦後の記憶”を映画という面白いメディアのハラハラ、ドキドキするメディアの中に託して語れば、眉にシワを寄せなくても、楽しく大事なことを学ぶことができる。映画を使いながら自分自身を語り、過去を、未来を生きる人たちに伝えていく。”敗戦少年”として最後の生き残りの僕らの世代が、語り、作り、伝えなきゃいけない。それが僕が今、生かされてここにいることの理由だと思う。

 大林宣彦監督『僕は戦争反対だとはあまり言えないで、戦争は嫌だとしか言えない。「戦争は嫌だ」が正しいね。戦争反対する権利もないと思う。かつての軍国少年だから。』

 大林宣彦監督『皆がしっかりと怯えてほしい。大変なことになってきている。過剰に怖がらせているように思われるかもしれないが、過剰に怯えていた方が間違いないと僕は思う。それが実際に怯えてきた世代の役割だと思うからあえて言いますがね。怯えないといけない、戦争というものに対してね。』


 大林宣彦監督『凄いね、これは凄い!子供なりに「日本負けるんだな」って感じはどこかにありましたよ。ハワイ海戦のころには、「僕、ルーズベルトをやっつけた」って感じだけど、これは、僕、殺されるって感じだものね。』

 大林さんと同じく、妻の恭子さんも、この戦争を経験しています。1945年3月10日の東京大空襲、当時、6歳の恭子さんが見つめた焼夷弾の雨、10万を超える人々が無くなりました。

 大林宣彦監督『2階の窓を開けて、お父さんが恭子さんを連れて上がって、「恭子、よく見ておけ。花火のようにきれいだろう。しかし、この花火の一つ一つの下でな。人が死んでいくんだ。今度はお前かも知れんし、わしかも知れん。今きれいだと言ったあの下で、人が2人も3人も、首を奪われ、手足を奪われて、死んでいくんだぞ。よく見ておけ」と言われたそうですね。「人間というものは、かくも愚かなものである。これをよく見ておけ」と。』

 大林宣彦監督『上から落とすのが爆弾で、下から上げるのが平和を祈る花火。ひっくり返して、全部花火にしてしまえば、世界が平和になるよね。
 恭子さん『いつも、胸が熱くなります、ここの花火は。父とか母とか、死んだお兄ちゃんとか、やっぱり思い出します。』

 大林宣彦監督『僕より若い世代の塚本くんというね。僕の息子世代の若い世代の友だちが、新しい”戦前派”として戦争映画を作り始めました。過去の戦争ではない。次にくる戦争をいかにして止めるための戦争のむなしさ、むごさを描いていこうと』

塚本晋也監督の「野火
 塚本晋也監督『「野火」はずーっと作りたかったんですが、「野火」を絶対に今作らないとと急加速していったのは3.11以降ですね。今作らないと絶対だめだという焦りにも似た気持ちになったんですね。その時の世の中の状況がだんだんと戦争の方に近づいている。本当に戦前になりつつあるという危機感が強くあったからなんですけど、もう本当にあー作らなければという感じで、先のこととか、取り敢えずどのくらい皆さんにインパクトを皆さんに感じてもらえるか解んないけど、やらざるを得ないという、やらないと心配という、そっちの方が強いですけどね。』
参考:塚本晋也監督 戦争へ近づく危機感が『野火』製作のきっかけ 2020.7.19
   塚本晋也監督『野火』、終戦記念日を中心にアンコール上映 2020.7.15

 自民党憲法改正草案
 【憲法改正草案を発表】谷垣禎一総裁 2012.04.27
 自民党「憲法改正草案」を斬る
 憲法9条を守る和歌山市共同センター緊急勉強会 2016.7.31
 自民党憲法改正草案の危険性
 【講師:大山勇一・弁護士】 豊島9条の会学習会  2016.9.26
 自民党の憲法改正草案について 前編
 自民党の憲法改正草案について 後編(国防軍)
 自民、“復古調”改憲草案を棚上げ 審議進めるため 2016.10.18
 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
 医事争論by内科医師・神前格 220.7.25
 「軍の指導者たちは無責任と愚劣さで、兵士たちを死に追いやりました。特攻作戦も同様です。特攻隊員たちの純粋な気持ちを利用した。“日本的美学”などと言われるが、とんでもない。・・・」
 医事争論by内科医師・神前格 2020.7.26
 「日本の右派の有力政治家が歴史を美化しようとするたびに、韓国や中国、そして世界中で日本への不信が生み出されている。愛国を語って日本の国益を損じている。...」
 前原・吉村合体維新合流? 小池都知事のやってる感 2020.7.20

大林さんは「野火」を見たとき塚本さんに声を掛けました。
「本当は今、戦争映画を軽く作っちゃいけないと思っていたけど、「野火」を見たら「こういうものなら作るべきだ」と仰っていて、「必要に駆られてやむにやまれる気持ちで作る戦争映画じゃないなら作らない方がいい」とおっしゃっていました。何かお客様が喜ぶためとか、涙を誘うためとか、お客様のヒロイズムはもってのほかですが、例えそれが涙であってもカタリシスを喚起する目的委で戦争映画を作ってはいけない。戦争映画を作る時は、もうこれつくらなきゃ大変って気持ちで作らないといけない。」

大林宣彦監督『”カタルシス”だけは絶対に描かないと、これが戦争映画を作ることの一番大事な点なんです。どんな反戦映画、「戦争はいやだってことを描いても、
”カタルシス”はそのことを体験することで、どこか気持ちよくなる、というのが映画というものの怖いところであって、そういう意味では塚本君の「野火」は本当にうれしく迎えることができたと言うのもそうゆうことですよね。

2016年夏、大林さんは戦争をテーマにした3作目の撮影に入ります。撮影前日に行われた顔合わせ、それは思いがけない言葉で始まりました。
大林宣彦監督『ガンになりました、私。(余命は)あと半年か1年だ』と、
この作品でも恭子さんがプロヂューサーを務めます。
恭子さん「監督は頑張ると言っていますから、最後までキチンと仕上がるまで元気でやりますから。よろしくお願いします。』
当初は撮影中断も考えましたが、抗癌剤を服用しながら現場に臨みます。夫の病状を誰よりも心配しながら、恭子さんはプロヂューサーとして撮影続行を決めました。

大林監督『ヨ~、とってもうまくいったぞ』
恭子さん『ちょっと足が...』
大林監督『ん?うまくいかなかった?』
恭子さん『いやいやいってるんだけど。ズボンの線がね・・・』
大林監督『全てのタイミングはうまくいった。あとはズボンの線だ。デリケートなもんだ。』
恭子さんはここから何をみていますか?
恭子さん『監督の頭の中を見ているかもしれない。だってもう60年近く一緒ですから。見えます。でも、いつも0号試写の時に、私の想像以上のものを表現してくれるから、一緒にいられるんでしょうね。なんか、そんな気がします。もし、私の想像以下だったら、一緒にいるかどうかわからない。すごいこと言っちゃった。』
大林監督『私があの年まで映画作家としてやりきれたのは、恭子さんがいたからだとおもいますけど。』
犬童監督『ほとんど”コーエン兄弟”みたいな感じで、”大林夫妻”という感じなんです。大林宣彦という才能や思いだけでなく”夫婦”で観ていかないと、続いてないし、やりきれないし、大林さんはああいう形になっていない。』

戦争というテーマに向き合い続けた年月、この間、日本と世界は大林さんの想像を超えて大きく変化しました。
大林監督『僕らも何もしてこなかったってことです。迂闊なことにね。戦争の気配や世の中が流れて行く方向を、僕たちが楽観視していたのは、「迂闊であった」としか言いようがなくて、僕が「花籠」,をここで作った理由も、迂闊であった自分を戒めるためであるということが当然ある訳で・・・。』

迂闊であった自分、その事実と向き合いながら撮影は続きます。夜の海岸で主人公が友人と会話をする場面、そこには若者の戦争への率直な心情が・・・「戦争が青春だなんて、まっぴらだ。」このセリフに戦争へのより切実な思いを加えることにしました。
大林監督『あのね、ここんとこだけど、「戦争が青春だなんてまっぴらだ」をもっと具体的に「青春が戦争の消耗品だなんてまっぴらだ」と』、
俳優『消耗品』
大林監督『青春が戦争の消耗品だなんてまっぴらだ、この映画のテーマみたいなものだから、テーマを直接言うのもどうかなと思ったけど、』
俳優『誰に対する怒りも消えてます。戦争に対する怒りだけは爆発している。』
大林監督『よーい、スタート』

戦争が青春の消耗品だって、まっぴらだ!

手塚眞監督『花籠は最高傑作で、代表作で、もしかしたらこれが本当のデビュー作と思ったんです。最初観たときはうれしくて、あっ、これが大林映画だって始めて本当の意味で実感しましたね。これが作りたかった人なんだなと、大林さんが普段言っていることであるとか、戦争に対する思いも含めてですね、全部入っているんですね。そして自分のやりたい表現をとことん追求している、その気迫と言うか迫力がすごくあったんですよ。』


岩井俊二監督『自分はもう感極まりました。映画ってこんな自由でいんだなと改めて感激した前夜祭でした。』
大林監督『人は何かを残すために生きているのね。』
岩井俊二監督『悲惨な戦争を全て悲惨一色で描くのではなく、たまたまそのタイミングで生まれてしまった若者たちの青春が、そんな環境ですら徒花のように咲いてしまうというか、戦争体験のない人が圧倒的多数になった日本人にとっては、100%理解するのは難しいですよね。簡単にわかる戦争映画でないのは、それも一つの大林さんのメッセージだったような。』


大林さんの最新作、「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」、80歳を超えてもなおエネルギッシュなパワーが全編に満ちています。舞台は故郷尾道の映画館、大林さんが幼いころから自分を育んでくれた映画への愛を綴りました。映画界の先人にオマージュをささげたシーン、手塚さんが小津安二郎監督を、犬童さんが山中貞夫監督を演じています。小津と山中は昭和を代表する監督、しかしともに中国戦線に出兵、名作「人情紙風船」を作った山中は28歳で戦病死しました。

手塚眞監督(小津安二郎役)『小津さんの持っていたメッセージを大林さんは自分が引き継いだと感じられたと思うんですよ。表現者であると同時に、特に映画監督としての意識ということをちゃんと引き継いでほしいという思いがあったと思いますね。
犬童一心監督(山中貞夫役)『”奪われてしまった作品”って言うんですかね、山中貞夫が戦後生きていれば、生まれてきたであろう作品たち、戦争によって映画作家がいなくなるということは、あるアートが作品と言うか、できるはずだった作品が全部消えて仕舞うんだという象徴というか、だからどうしてもあの映画の中にそれ(シーン)を入れておきたいみたいな、大林さんは本当に”映画が大事”なので、”映画が好き”で”映画が大事”なのです。』

抗癌剤治療を続けながらの撮影、花籠の時に比べ体重も減り大きな声も出ません。
犬童監督『だんだん自分の思うとおりに身体がなっていかなくなるから、やっぱりどこかで「もしかしたらこれが自分の最後の作品かのしれない」というのは、ある時期からどうしようもなくあったはずだと思う。「自分が果たしてないことをしなきゃ」という気持ちが「海辺の映画館」の時はどんどん強くなっていった。仕上げの時、ダビング前のアフレコに行ったんですけど、聞いたら「アフレコが15日目だ」と言ったんです。普通アフレコってやっても2日とか、毎日朝から晩までアフレコをやりながらシナリオのセリフを直していて、やっててそれで15日たっていた。ああゆう体調になっても、しんどい方を選択する。そうじゃなきゃ”映画”じゃないと思っている。

大林監督『ヨオ!ストップ! ハイ、アカデミー賞!』
映画(海辺の映画館)は中盤に入ると、それまで虚構であった戦争がリアルなものとして差し迫り、主人公たちの意識に変化が生まれます。

俳優A「広島が危険なんじゃ、明日、とんでもない爆弾が落ちる。」
俳優B「映画って、僕たち観客も死ぬん?」
俳優C「僕は血を流したよ!」
俳優D「観客が高見の見物じゃあ世の中何も変わりゃせんで!」
俳優E「痛い、胸が痛い!」
俳優F「映画で歴史はかえられんけど、歴史は映画で変えられるんだ!」
俳優G「それをハピーエンドにするのはわれら観客だ!」

「海辺の映画館」が公開される予定であった4月10日の夜、大林さんは恭子さんに看取られ、82歳の生涯を終えました。

犬塚監督『大林映画が本当に評価されるのはこれからだと思います。これからの10年間で評価が全然変わる方なんだろうと思います。そういう方の近くにいられたのは、非常に幸せな立場だったんだなと、改めて僕らは思うかも知れません。今は貴重な先輩を失ったという気持ちだけ精一杯ですけど、もしかしたら監督が僕らに残したかった大半のメッセージは、まだ僕らにはわからないかもしれない。あと5年か10年、自分たちが頑張ったときに、初めてちゃんとした声が聞こえてくるのかな、そんな風にも思います。』

岩井監督『戦争をしたいと思う人たちが、力を持った人たちが戦争をしたいと思えば始まってしまうんだろうと思うんですね。やっぱり、ものを作る側として目を背けてはいけないところだと思うし、大林さんが拘っておられたテーマは壮大なんですけど、”人類の未来に対する不安”なんだと思うんですね。おそらく、「岩井ちゃん次頼むよ」というメッセージが聞こえる気もしますし、「岩井ちゃんも天国に行くときには次の子たちにバトンリレーしてあげてよ」というような優しいメッセージをそっと置かれて旅立たれたのかなという風に捉えていますけどね。』
塚本監督『大林さんがあのご年齢であれだけのご病気でますますパワフルに映画を作ったことを考えると、対外なことではくじけちゃいかんというすごく強い励ましになります。「何か(映画作りが)炎のように足りん」って感じがしていて、なんかこのままずるずるいくことを、ちっとでも食い止めるための微妙な堰を止める「堰」にならないかなと、もしかしたらばっと広がるかも知れません、その考えが・・・。
『犬童監督『大林さんが亡くなってからの方が、大林さんのことをよく考えます。今の映画作りが、うまくいってない気持ちが大林さんにはあった。迎合しているというか、俺も含めてですが、「本当にこれがやりたいんだ」とか「これを扱うんだ」とか、「自分の中でこんな衝動があるんだ」というものから生まれたものじゃないと、本当に強くならない。大林さんのことを思い出して自分を律する気持ちになる。ああいうふうに映画を作っている人を見ちゃうと、もうごまかしが効かなくなってくる。できるだけ自分の中にあるものに準じて映画を作ろう。

 尾道の生家に残された古いピアノ、長い戦争が終わり自由が戻ったとき、父が大林少年に買い与えたものです。最後の作品で、大林さんはこのピアノを演奏しています。今、未来の戦争など誰も知らない平和な夜を切実に夢見るより若い世代の人に、賛美と羨望の念を込めつつ、僕らはこの映画を作りました。映画で未来を変えようよ。大林さんが映画作りに込めてきた思いです。




初稿 2020.2.17 更新 2020.7.30(総合目次の変更、「野火」の追加、危険な安倍内閣等追加) ページ変更 2020.8.6 修正 2020.8.10