自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

日本の未来を見据える人々

2020-04-14 14:50:18 | 歴史
前川喜平さんにきく「教育と政治」

前川喜平さんにきく 「緊急事態宣言下の学校と政治」
        前編 2020.4.8 後編 2020.4.16
前川喜平「権力の腐敗と暴走」in 熊本市 2018.4.12
前川喜平、寺脇研、望月衣塑子講演会 2018.4.12
前川喜平さんと奈須りえさんの対談 2018.10.26
安倍一党独裁の危険性を体験から語る 2019.2.20
前川喜平さん講演会 in 三原 2019.4.15
前川喜平「教育と憲法 私たちの未来」2019.10.18
前川喜平「憲法と教育~みんなで未来の話をしよう」2020.1.29
前川喜平「個人の尊厳から出発する教育論」 2020.2.6
寺脇研・前川喜平・望月衣塑子 映画「子どもたちをよろしく」を語る
           2020.2.12 

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本の未来を見据えていた12人
日本を救った大久保利通と徳川慶喜の決定的な違い 2020.1.21
西洋より1000年早く文明国を築いた聖徳太子の偉大さ 2020.2.12
目立たない名君、平安京を千年の都にした嵯峨天皇 2020.3.13
「戦後最高の宰相」は誰か 2020.4.15




初稿 2020.4.15(表示順を遅らすために、右上の日付は2020.4.14としている。) 更新 2020.4.19


最近の内閣支持率

2020-04-14 11:02:17 | 歴史
安倍内閣支持率が各社で下落、不支持が上回る
 -「国が休業補償を」も8割にー 2020.04.14
政治家は「給料20%減」でなく、国民を救うために
 「財務省」と戦うべし!|藤井聡(京都大学大学院教授)2020.4.14
緊急事態宣言 安倍首相の狙いは“小池都知事封じ込め”か 2020.4.15
新型コロナ2ヵ月で政府対応への評価急落 FNN世論調査分析 2020.4.15

戦後最悪の内閣


初稿 2020.4.15(表示順変更のため、右上に2020.4.14と表示されている。) 更新 2020.4.17

新・映像の世紀 映像の世紀プレミアム 昭和の選択 欲望の資本主義 その他

2020-03-20 15:26:33 | 歴史
NHKスペシャル <新・映像の世紀>
 参考:【新・映像の世紀】 の動画一覧
第1集 「100年の悲劇はここから始まった」73分
動画「第1集 第一次世界大戦 100年の悲劇はここから始まった」
NHKオンデマンド (40/73分)(33/73分)


第2集 「グレートファミリー 新たな支配者」50分
動画「第2集 グレートファミリー 新たな支配者」


第3集 「時代は独裁者を求めた」75分
動画「第3集 時代は独裁者を求めた」73分


第4集 「世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた」50分
動画 「第4集 世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた」 50分


第5集 「若者の反乱が世界に連鎖した」49分
動画 「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」49分


第6集 「あなたのワンカットが世界を変える」49分
動画 「あなたのワンカットが世界を変える」49分


映像の世紀プレミアム
 「映像の世紀」新旧シリーズを合体、さらに発掘映像も加えて、90分・全15回シリーズで放送。 参考:
第1集 世界を震わせた芸術家たち 2016年5月28日
第2集 戦争 科学者たちの罪と勇気 2016年8月13日
第3集 世界を変えた女たち 2016年12月3日
第4集 英雄たちの栄光と悲劇 2017年3月18日
第5集 グレートファミリー 巨大財閥の100年 2017年6月10日
第6集 アジア 自由への戦い 2017年8月19日
第7集 極限への挑戦者たち 2017年12月16日
第8集 「アメリカ自由の国の秘密と嘘」 2018年2月10日
第9集 独裁者 3人の“狂気” 2018年6月16日
第10集 難民 希望への旅路 2018年8月11日
第11集 運命の3つの都 パリ・ベルリン・ニューヨーク 2018年12月8日
第12集 昭和 激動の宰相たち 2019年3月9日
第13集 戦場の黙示録 2019年6月22日
第14集 「運命の恋人たち」 2019年11月30日
第15集 東京 夢と幻想の1964年 2020年1月3日

昭和の選択 参考:NHKドキュメンタリー 昭和の選択
2014年08月21日(木) 第1回「国際連盟脱退 松岡洋右 望まなかった決断」
          参考:NHKオンデマンド脱退演説
         さかのぼり日本史「昭和“外交戦略"の教訓 国際連盟脱退」
         その時、歴史は動いた 日米開戦を回避せよ!
          ~新資料が明かす 最後の和平交渉~ 42分
2014年08月28日(木) 第2回「サンフランシスコ講和 吉田茂 独立への苦闘」
          参考:NHKオンデマンド
         「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」
2015年12月03日(木) 第1回「開かれた戦争への扉~日独伊三国同盟の誤算~」
2015年12月10日(木) 第2回「終戦への131日~鈴木内閣の苦闘~」
2016年07月28日(木) 「”ライオン宰相”が夢見た平和~軍縮に挑んだ男 浜口雄幸~」
2016年08月25日(木) 「“核なき世界”と権力への挑戦~いま石橋湛山を見る~」
2016年12月08日(木) 太平洋戦争 幻の航空機計画~軍用機メーカー中島飛行機の戦争~
2016年12月15日(木) 「ガラスの天井をぶち破れ!~市川房枝 権利獲得への戦い~」
          参考:①
2017年03月09日(木) 東京大空襲が生んだ悲劇の傑作 「噫横川国民学校」
2017年08月10日(木) 「ポツダム宣言受諾 外相 東郷茂徳・和平への苦闘」
2018年06月28日(木) 戦争の時代 天気予報は誰のものか?日本気象学の父・岡田武松
          参考:
2018年12月06日(木) 「開戦を回避せよ!~近衞文麿・日米交渉の挫折~」
          参考:その時 歴史は動いた「日米開戦を回避せよ
          ~新資料が明かす最後の和平交渉~
2019年12月11日(水) 「山本五十六 開戦への葛藤
          ~“避戦派”提督はなぜ真珠湾を攻撃したのか~


欲望の資本主義


その他動画
BS1スペシャル 「隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人」
NHKスペシャル 昭和天皇は何を語ったのか~初公開・秘録“拝謁記(はいえつき)
映画「ひろしま」 (前編) (後編) 20190817


ETV特集 追悼 中村哲さん「武器ではなく 命の水を」 20191207

BS歴史館 帝国憲法はこうして誕生した~明治・夢と希望と国家ビジョン~
 参考:明治維新は世界を幸福にしたか
    ~大政奉還から大日本帝国憲法制定まで(改訂版)
その時歴史が動いた マッカーサーを叱った男~白洲次郎・戦後復興への挑戦~
日本国憲法誕生 全編
「憲法が何であるかを理解しないまま議論が進められていることが問題」・小林節慶応大学教授が日本記者クラブで会見

TV - NHKスペシャル
NHKスペシャル 「スクープドキュメント 沖縄と核」20170910
NHKスペシャル 「日米開戦への道 知られざる国際情報戦」
NHKスペシャル 「解かされた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI」
NHKスペシャル 「特攻~なぜ拡大したのか~」2015.8.8
NHKスペシャル 「東京大空襲 583枚の未公開写真」
NHKスペシャル 「調査報告 プルトニウム大国日本」

「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史~」 ~ホモ・デウス~」
ドキュメンタリー2016: 地球大進化「第06集 ヒト」
NHKスペシャル 人類誕生 第2集「最強ライバルとの出会い そして別れ」



初稿 2020.3.20 更新 2020.4.7

言葉から物語、そしてフィクションを信じた人類の歴史

2019-11-23 12:45:07 | 歴史

 イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ教授は著作『サピエンス全史』で、今から七万年前から三万年前にかけて、人類に言語から物語の想像力が生まれ、フィクションを信じる「認知革命(新しい思考と意思疎通の方法)」が登場したという。人類がフィクションを信じることで、お金や宗教や国を作ることができたが、フィクションに生きることで他者を支配する欲望が正当化もしくは美化されて、権力が生まれ、戦争や大量虐殺もしてきた。物語を生きる我々が幸せに生きる道は「他者を尊重して生きる」しかないと私は思うが、人類は何故、フィクションを生きるようになったのか?
 参考:『サピエンス全史』の著者に聞く「人類滅亡」の現実的シナリオ
     「人類の台頭はいかにして起こったか?」TED日本語
     ブログ「自然とデザイン」:我々は物語を生きている~他者を尊重し、幸せに暮らす。


 チョムスキーの言語学によると、世界各国各地で生まれた人々がそれぞれの国や地方の言葉が使えるようになるのは、我々は人類共通の文法を担う大脳の部位を持って生まれ、赤ちゃんからの学習によりその国や土地の言葉が話せ、理解できるとのことだ。その能力が7万年前の遺伝子の突然変異によって ヒトの認知能力(学習、記憶、伝達)に革命(的な変化)を起こした。それは「限られた数の音声 や記号をつなげて、異なる意味を持った文をいくらでも生み出せる(ハラリ(2016)上巻、37 頁)」柔軟な言語だ。10万年前にアフリカを出ようとしたヒトの集団がネアンデルタール人に敗れて引き返した証拠があるらしい。ところが7万年前からアフリカを出、各地で原人類を駆逐し、4万5千年前にはオーストラリアに到達している。これは突然変異による言語体系に基づくコミュニケーションとそれによって集団的協力体制を作ることができたからではないかと考えられている。
 参考:チョムスキー言語学とその周辺:入門のまたその入門
     脳は文法を知っている
     「言語は特別-文法を担う大脳の部位を発見」
     酒井優子教授の授業「言語学が世界を一つにする」(チョムスキー理論の入門)
     高坂章「私たちはどこから来て、どこへ行くのか -人類史から見た暮らしの変化-」


 フィクションを信じることは、人類と他の動物の闘争関係ではなく、人類同士の共同・競争社会によって構築された現代につながるソフトの問題で、これまでの「骨と石の遺跡」からだけでは説明できない。
 ロビン・ダンバー「人類進化の謎を解き明かす」(2)(3)(4)では、『人類進化の鍵は、「社会脳」と「時間収支」が握っていた』としている。「社会脳」とは「自己と他者、そして社会を結ぶ脳の働き」のことで、現代でも重要な研究課題になっている。「時間収支」とは「摂食、移動、強制的休息、社交」の時間の割り振りの問題で、社交は群れ(集団)維持のために必須の行動だった。この人類の社交の歴史が、7万年前からどう変化してきたのか?7万年前というと、7万4千年前のトバ火山の爆発(2)(3)(4)により、気候の寒冷化を引き起こし、その後の人類の進化に大きな影響を与えたという。衣服を着始めたのもこの時期と言われる。トバ火山の爆発が認知革命にどのような影響を与えたのか、もう少し時間をかけて勉強をしたい。
 参考:人類の知能の進化

 現代の我々にとっての大きなフィクションは、危険な仮想敵国である。ローマ教皇の来日を控えて、教皇のことを学ぼうとする動きがあるようだが、被爆国日本の広島と長崎を訪問され、「すべての命を守る」核廃絶を訴えるために訪日される。ローマ教皇の強い願望である核兵器禁止条約の締結にむけて全国民が声を高める方がはるかに大切だし、教皇も喜ばれる。日米韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)についても仮想敵国の問題であり、仮想敵国というフィクションは、アメリカを中心にした支配者層にとって都合が良い物語であり、国の主人公である国民の力を分断し、軍事産業等の支配力を高めるだけだ。徴用工問題についても、司法、行政、立法の3権が分立し、国民の声を大切にする韓国の態度が正常であり、国同士の約束を守れと言う姿勢の、独裁国家へ向かいつつある安倍政権は危険だ。「すべての命を守る」ためにも、劣化した日本の政治とマスメディアに惑わされてはいけない。


初稿 2019.11.22

我々は物語を生きている~西田哲学とホーキングの宇宙論

2019-11-10 12:20:07 | 歴史

 前回、「我々は物語を生きている~他者を尊重し、幸せに暮らす。」で紹介したように、約3~7万年前に人類は言葉から物語を生んだ。その物語は主観的なフィクションと客観的な科学に分けられる。
 「西田哲学」では物語の根源を「無」とし、主観と客観が一体になって、「一即多」とか「多即一」として表れる現象を「絶対矛盾的自己同一」とした。そのように、今の私は理解している。「西田哲学」の「一即多」とか「多即一」に相当する客観的な科学の言葉として「対生成(粒子と反粒子)」がある。私は生きる物語の根源として西田哲学を、客観的な科学の物語の根拠として「ホーキングの宇宙論」を考えたい。
 私は物理学数学も苦手なので宇宙論を解説をするつもりは毛頭ないが、NHK BSプレミアム番組「宇宙の“冒険者”~ホーキング博士ラストメッセージ~」の録画の一部を紹介し、もっと勉強したい点の資料を残しておきたい。

File 1 世界を驚かせた天才ホーキングの誕生(動画16分)
File 3 ホーキング博士 最後の冒険(動画14分)

 宇宙は138億年前以前は137億年前とされていたに生まれた。素粒子の生成と消滅を繰り返し、無と有の間の「ゆらぎ」の状態にあった素粒子よりもはるかに小さかった特異点(2)が、瞬時に直径1cm以上に膨張した宇宙のインフレーション(2)により、大爆発のビッグバンを引き起こして宇宙は生まれ、その後も膨張を続けている。
 参考:宇宙は138億歳、従来説より1億年高齢 欧州機関が解析 2013年3月22日
     村山斉講演「宇宙の特異点、ビッグバンとブラックホール 2009年4月25日
     裸の特異点
     スティーブン・ホーキング  ブラックホール研究の第一人者
      アルバート・アインシュタイン以後の宇宙論に決定的な影響をあたえる
     宇宙のインフレーション
     宇宙創生を解明する「インフレーション理論」
     宇宙誕生の起源となった138億年前の大爆発「ビッグバン」
     相対性理論を破綻させる「裸の特異点」は存在可能 - ケンブリッジ大
     神はサイコロを振らない?――宇宙はなぜブラックホールを造ったのか(4)


 ここで、特異点を単なる「ゼロの点」と考えると話は簡単だが、膨張している宇宙の始まりをアインシュタインの「一般相対性理論」で計算すると「ゼロ」ではなくて、重力や密度が無限大になってしまう。1966年、ホーキングはこの「一般相対性理論」の欠陥を指摘し、宇宙には「時空」が破綻する「特異点」があるとした。この論文は1970年に、ロジャー・ペンローズとホーキングにより報告されているが、この年はホーキングが「ブラックホールは暗黒ではなく、熱を持っていて赤く光るはずだ」と閃いた年でもあった。これは、1974年に「ホーキング放射」として報告された。ホーキングは「我々の親しんでいる空間や時間の概念が、どのようにして量子状態にあった宇宙から出現できるのか」と量子理論と古典物理学をうまく統合させることを考え続けた。そして、「時空の過去には境界が存在しなかった」とする「無境界仮説」(2)の最新版を、亡くなる10日前の2018年3月4日、コーネル大学が運営する論文投稿サイト「arXiv(アーカイヴ)」に最後の論文(無限に続くインフレーションからの解決法)が掲載されていた。
 参考:ホーキング博士、最後のセオリー:彼が多元的宇宙について考えていたこと
     Before the Big Bang 5: The No Boundary Proposal Before the Big Bang 1-10
     ホーキング vs. ペンローズ - 時空の本質をめぐる論争
     ホーキング博士、ブラックホールはやはり「ブラック」ではなさそうです
     ブラックホールは黒でなく、やがて消える。「ホーキング放射」実証の本命現わる
     7年かけて作った「人工ブラックホール」でホーキング放射を初観測
       ブラックホールが完全にブラックではない証拠になるか


 我々が住んでいる時空の4次元世界が膨張しているというが、その4次元の外側はどうなっているのだろう?このことは先に触れたように、ホーキングは無境界仮設で説明しようと努力していた。「無境界仮説」の要となっているコンセプトは、真空の「ゆらぎ」の小さな特異点は、粒子のようにも波のようにも振る舞うことができるという量子論的な概念だ。「無境界仮説は量子重力を基にしたビッグバン・モデルなのです」とホーキングは言う。私の理解では、我々の時空の情報は、宇宙空間の表面積(2次元)に写真のように瞬時に保存され、宇宙の外側にホログラム映像のような幻影があると仮定すれば、マルチバースの中でこの宇宙が生き残ったプロセスが計算できる。それが、『ホログラフィック理論(holographic principle)』のようだ。ここでは我々の空間の瞬間の情報が2次元の写真に記憶されるのに似ていると考えておこう。最近は、3Dホログラムの技術が開発され、「宙に浮かぶ映像」が見れるそうだ。この原理については、理解不足なのでもう少し勉強したい。
 参考:「ホログラフィック原理」わかりやすく奇妙な宇宙理論
     宙に浮かぶ映像 最新の技術を展示 デジタルサイネージジャパン2018
     意外と知らない「ホログラフィック・ディスプレイ」カンタン解説
     ホログラムとは?3Dホログラムの仕組みと活用方法
     3Dホログラムの作り方
     宇宙の加速膨張は「プランクスケールでの時空の伸び縮み」の蓄積か - UBC
     膨張宇宙では粒子は減速する
     重力は幻なのか? ホログラフィック理論が語る宇宙
     ホログラフィック宇宙



初稿 2019.11.10