自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

今、時代が壊れ、「庶民の情報」という時計が狂い始めている

2015-08-28 16:14:00 | 自然と人為
 原爆投下・原発とアメリカの意向 ビデオニュース・ドットコム (2015年08月22日)

 今、時代が壊れ、私には「庶民の情報」という時計(指針)が狂い始めているように見える。「庶民の情報」を狂わす犯人の一つとしてNHK報道関係の変質があげられる。チームプレーからヒーローを讃える高校野球 (2006年~) 「ももいろ(吐息じゃあなくて)クローバー」に何故かNHK (コピー)は熱心だが、真面目だと思う「制服向上委員会」 (2) を真面目だという評価のあるNHKは何故か取り上げない。官僚王国の日本では政府に嫌われると情報やお金が入ってこず、場合によっては潰されるかもしれないと思う部分が内部にはあるのだろうが、時代がそうだというふりをしてNHKが時代を誘導しようとしてはいないのか。公共放送を自認するNHKは他のメディアとともに戦時中は”戦争を煽り”、今も報道で庶民の生活にはあまり関係ないと思われる中国、北朝鮮の脅威 (2) を煽っている。

制服向上委員会インタビュー「彼女たちは操り人形なのか!?」(前)
制服向上委員会インタビュー「彼女たちは操り人形なのか!?」(後)
橋本美香&制服向上委員会

 「占領軍」を「進駐軍」と言ったように日本はストレートな表現を嫌い、責任を曖昧にする文化があるようだ。田中角栄型「利益の分配」は今は大衆にではなく株主へ、そして大衆には雨漏りのようなトリクルダウンをと格差拡大政策をストレートに公言し、アベノミクスの評価を金融政策はA、財政政策B、成長戦略はEとし、A,B,Eと評価した浜田氏に対し安倍首相は私のABEをもじったものだと平気で国民をバカにする。そういえば最近、安倍首相に利用された浜田氏をメディアで見ることはない。逆の立場で「I am not ABE」と言った 古賀さんメディアから追放されている。今や情報は支配者の都合に合わせて報道され、その偏りようが異常なことに十分に注意をしてマスコミを見て欲しい。

日本の軍需産業と戦争法案について
山本太郎議員、国会で米国の戦争犯罪を糾弾

 不況が続くと産業界は国民の税金を戦争に使用するよう政治に求める。銃や武力で市民社会や国を守るアメリカが民主主義の騎手であり盟友だという日本の政治家、官僚、メディアは「庶民の情報」という時計を狂わしている。「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」という全米ライフル協会の詭弁は「日本国民の命と幸福を守るため」に「集団的自衛権の抑止力」が必用だという安倍政権の詭弁と同じだ。

 真珠湾奇襲攻撃は戦争を止められなかった「日本の責任と失敗の本質」ではあるが軍事施設の攻撃であった。戦争それ自体が犯罪ではあるが、東京大空襲のような市民の無差別爆撃や広島、長崎への原爆投下はナチスのホロコーストと同様に人種差別を含む重大な「戦争犯罪」だ。今では自国の軍を守るためと言って無人機攻撃を躊躇しない殺人をしている。戦争によって安住の地を追われ世界を漂流し、無惨にも死に至る人々も多くいる。戦争は悲惨だ!

 アフリカ・ウガンダの内戦で反政府勢力司令官の一人であったオディム・チャールズ氏(37才)は、「どんな戦争においても片方が正しいという戦争はないと思っています。世界の人たちは戦争にうんざりしている。しかし、現在、超大国が武器を製造し、いつか戦争を起こそうと狙っています。私は戦争を経験したからこそ彼らにお願いをしたい。世界にこれ以上戦争を生みださないでくれと。」

 銃の溢れているアメリカの銃社会では銃を否定することができないという「ナッシュ均衡」説米上院が銃規制強化法案を否決したのも考える前提が現状肯定にありおかしい。現状肯定には現状の政治的力関係が反映される。彼らは次世代の若い人たちや、人類の未来に何も責任をもたないのか。

参考:
 市場の倫理と統治の倫理
 銃で民主主義を守るアメリカと民主主義崩壊を放置する日本
 私の訪問した”農の哲学者”アーミッシュの村

初稿 2015.8.28

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