湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

法律は自由のためにある

2020-10-13 18:58:14 | Weblog
日本学術会議の人事に関して
色々言う人達がいますが
私には、納得のいく議論がありません

過去の経緯や慣例がどうあれ
法律で総理大臣に任免権があるというなら
総理大臣がその権限に従った行為をするのは合法です
それを批判する人は、法治国家を否定する人です

慣例と違うことをするのはけしからんと言う人がいます
すべてを慣例に従って行うのは、朝廷と公家社会です
そんな時代に日本は戻らなければいけないのでしょうか?
馬鹿馬鹿しい議論はいい加減にしてほしいものです

総理大臣に説明責任を求めるのも無駄です
こんな小さなことまで、いちいち説明していたら
とてもではありませんが、総理の激務はこなせません
日本国の重要問題を考え、論じる時間と労力を
総理大臣から奪うべきではありません

そもそも、そのために法律はあるのです
法律とは何か?・・・私達を自由にするためにあるのです
法律は私たちの行動を規制していますから
法律によって自由を奪われると思う人もいるでしょう・・・違うのです
法律さえ守っていれば、私たちは自由なのです

もし、社会が慣例に従うべきであるとされたら
慣例に詳しい者が権力を握ってしまいます
赤穂浪士討ち入りは、朝廷の使いの接待を知らなかった浅野内匠頭が
慣例に通じた吉良上野介にいじめられたことから起きました
吉良に慣例を教えてもらわないと、役目が果たせなかったからです
それが松の廊下の悲劇に至ってしまったのです

法律があるからこそ
私たちは、他人の顔色をうかがうことなく
忖度もせず、空気を読まずとも、生きていかれるのです
つまり、他者に支配されずに生きていかれるのです

日本には言論の自由があります
このたびの総理大臣の学術会議メンバー選定に不満のある人は
ぜひ、否認された人々が日本国に必要な学者であることを論じてください
こんなに素晴らしい学者を、なぜ菅首相は任命しないのだと
大いに論じてほしいものです
・・・ただし、首相に対してではなく、国民に対してですよ!

菅首相の行為は合法的なのですから
これを批判してしまいますと
それは、法治国家の否定ということになり、反社会的言論になってしまいます
非合法な行為、たとえば殺人や暴行、破壊活動を肯定するのと同じです
首相を批判している人達は、そういうことをしているのです




コメント
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