湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

「啓蒙」されていない日本の法律専門家

2020-10-08 19:13:51 | Weblog
「日本学術会議法」を読めば
これは科学者が公的問題のために集まる機関です
今回、菅総理大臣から任命を拒否された人達は全員、科学者ではありません
法律家が多く、歴史学者もいます
いずれにしろ科学者とは言えませんから、はじめから人選ミスです
こんな人々を任命していたら法律の意味がありません

それにしても
日本における法律専門家の行動の不可解です
なぜ、そんなところに出張っていくのでしょう?
そもそも、法律的根拠が無いのです
法律家が法律を無視する行為を、どう解釈すればいいのでしょう?

やはり
日本では、法律は一部の人間の利権の手段であり
法律から疎外されている一般民衆を支配する道具なのでしょう
一般人は六法全書など読みませんから
マスコミを通じて専門家が発言することを信じてしまいます
実際には、彼らは平気で嘘を言っているわけです
法律に関しては、日本では、専門家を信用してはいけません

千葉景子という弁護士出身の政治家がいました
その経歴をかわれて、民主党政権の時に法務大臣をしました
左翼系の政治家でしたから、彼女は死刑反対論者に近かったのです
彼女は、はじめは死刑を許可しませんでした
ところが、旗色が悪くなると
急遽、死刑を許可し、死刑執行を見学しました
彼女にとって、死刑囚の生殺与奪の権限を持つのが法務大臣なのでした

千葉景子の法律解釈は間違っています
死刑の可否を最終確認するのが法務大臣なのです
法務大臣の個人的な信条や気分で死刑を執行することは許されません
そんなことをしたら、仮にその人が死刑囚であっても、殺人です
死刑囚を殺した人がいれば、その人は殺人犯です

千葉景子は、職務従って裁判経緯を精査して死刑を許可したのではなく
自分の信条と気分に従って死刑を執行させたのです
千葉景子は、死刑囚の人権など認めません
生かすも殺すも自分の肚次第なのです
そして、法律の専門家として
またとないチャンスなので、死刑執行を見学したのです

同じような人物に江田五月がいました
この左翼政治家は元裁判官でした
法務大臣の時は死刑執行を認めませんでした
自分の主義主張に従って・・・

皆さん「啓蒙主義」という言葉をご存じですか?
日本での意味は、前近代的な人々に文明を普及することと解釈されています
実際の意味は「公私の別」のことです
欧米にはカトリックの裁判官はたくさんいます
カトリックでは妊娠中絶は罪です
ところが、多くの文明国で、妊娠中絶は合法です
そして、裁判になれば、カトリックの裁判官も妊娠中絶を無罪と判定するのです
なぜなら、彼らは啓蒙されているからです
判決は、あくまで、法律に従うのです

信仰や思想信条と、世俗のルールは別とするのが「啓蒙主義」です
これによって信教の自由は確保されるのです
心の中のことは法律は裁きません
同じく、心の中にある信仰や信条で人を裁いてはいけないのです
あくまで、法律に従って、人は裁かれるのです
それが近代的な法治国家の基本です

コメント
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