日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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第4回100条委員会の開催

2020年07月29日 | 市議会
昨日7月28日(火)午後1時30分から「第4回 公益財団法人玉野市スポーツ振興財団

使途不明金問題調査特別委員会」が開催された。

参考人として元財団事務局長(元常務理事)

財団の監事、元教育委員会教育次長(元財団副理事長)の3人から意見を聞いた。

事務局長としての職責を十分認識していなかった問題。(認識させていなかった問題)

平成25年10月18日付で当時の教育次長が市長宛に「顛末書」を提出し、

体育施設の使用料納入遅延の常態化問題の解決・改善を図るため、

市長名で「公金の取り扱いに係る業務の改善について」(改善勧告)を10月23日付にて

文書でおこなったが、なぜ、こうした問題が発生したのか、

平成25年10月時点で、原因の真相究明、財団経理・公金管理の実態まで踏み込んだ調査が

実施されていれば、財団の基本財産の毀損は早期に発見されていたものと思う。

平成30年4月以降のさらなる基本財産の毀損(約2,300万円)は未然に防ぐことができたのではないか。

 平成25年10月25日開催の総務文教委員会の決算審査の委員会会議録では、

この使用料納入遅延の常態化の事案にたいして、総務文教委員会に報告があった。

当時の熊沢義郎総務文教委員長は、「この問題は大きな問題、職員全体の意識的なもの、

これは教育委員会だけの問題ではない」という主旨の発言。

「勘ぐって言えば、1年間というもの(使用料を)個人運用しようと思えばできるんですよ、

通帳をチェックされましたか。」の質問に、「通帳はチェックしていません」と当局は答弁。

委員長は、さらに「お金の管理状況のチェックは教育委員会のほうでしていただきたい。」

「教育委員会ができにくいんだったら監査の方にお願いすればできる問題だと思います。」

さらに、「通帳等によるチェック、これをお願いしときたいと思います。こういうことが

二度とあってはいけませんので、毅然たる態度で教育委員会は指導とチェックを

お願いしておきます。」という主旨の発言で、的確な指摘をされていた。

市長は、「指導に甘さがあった」と発言しているが、議会の指摘に対して、

その後、通帳等はチェックされた様子はなく、「改善勧告」にとどめ、

一定の公金・公印等の管理などの改善指導はしているが、

原因の究明、公金管理の実態解明、預金チェックなど「毅然たる態度」で

実施された様子がない。

黒田市政のもとで、「議会軽視」、「綱紀粛正」など深刻な問題点が

浮き彫りになったのではないか。