日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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玉野市民病院指定管理者選定でとんでもない独裁・秘密主義市政

2015年12月03日 | 玉野市政
 12月1日に開催された玉野市議会・厚生委員会では、各部課の財政健全化策にたいする

事務事業等の削減案の協議が行われた。同時に玉野市民病院の指定管理者候補の選定に係わる問題も

協議する予定であったが、病院事業管理局長は報告事項はなく、選定委員会の選定結果が出てから、

資料等を提出し、報告するとして、厚生委員会に出席するつもりはないとの対応であった。

 私は、厚生委員会開催の冒頭に、委員会として病院当局の出席を求め、協議する

必要があるのでは、と発言。委員会の総意で当日の午後4時半に、市民病院指定管理者問題の協議に入った。

 ところが、局長は、第1回目の選定委員会が11月22日に開催されたが、次期開催の日程は未定。

市民病院の指定管理者選定委員会は非公開なので、何も申し上げられない、との態度である。

 以前の厚生委員会(10月5日開催)では選定委員会と同時並行的に、資料等を含め

厚生委員会としても協議することが確認されていた。まして、今回は公募でなく指定管理者候補の

平成博愛会が指定管理者としてふさわしいのか、どうかを協議・選定するだけ。

指定管理者候補から提出された資料の中で、保有する情報によって事業者に不利益となるような

個人情報にふれる情報・資料は当然、提出する必要はなく、

事業計画書や施設運営の方針等はまったく問題のない資料である。

これらを議会に示し同時並行で協議することを拒むのはとんでもない。

選定委員会は市長の諮問機関であり、公正・公平な選定作業が求められるが、

議会の議決があって指定管理者となることができる。

その議会に何も出さない、何も言えない、12月3日の議会初日に関連議案が提出できない。

まさに、またもドタバタの秘密主義、議会軽視の独裁市政ともいえる。

 他市によつては、指定管理選定委員会は「一部非公開」として、「選定審査の進め方」などは、

公開していることをみても、議会には選定結果が出るまで何も出さないという姿勢は、

総合計画に明記する「市民参加のまちづくり」「市民が主役のまちづくり」とは相いれない。

住民代表機関であり、市政を住民に代わってチェックスする役割をもつ議会にたいして

秘密主義でチェックを拒むのは、何か不都合なことがあるのかと思いたくなる。

「頭を下げて嘆願して指定管理者候補になってもらった」てまえがあるのか、

これら一連の秘密・独裁主義的対応から黒田市政の歪んだ本質がみえてくるようだ。

 今日12月3日、12月議会開会の本会議終了後、午後1時からの

厚生委員会で副市長の出席を求めることが

委員会の総意となった。