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てらまち・ねっと



 昨日のニュース。
 去勢抵抗性前立腺がんの治療関係の素晴らしいニュースとして次の二つを紹介する。

 ●中日スポーツ 8/22(日) 10:46/がん闘病の西郷輝彦「私のがんが消えた画像をこの目で見たんです」シドニーから24時間テレビ生出演
 ●スポーツ報知 2021年08月22日 09時17分/オーストラリアでがん治療中の西郷輝彦「元気」 日テレ系「24時間テレビ」に中継で出演

 この西郷氏が受けた最新の治療法、かつ、現在、最も強力な治療法だという旨を日本の専門家も述べている「PSMA療法」。
 しかし、日本では認められていないから、西郷氏は、わざわざ、このコロナで何もかもが大変なこの時期に渡豪した。
 
 「私のがんが消えた画像」とは、意外に思う人がいるかもしれない。
 なぜなら、しばらく前、同氏は、西郷氏の治療経過について、「第三弾 失速編」という"後ろ向き"の情報発信をしたから。
 まるで、「失敗だった」ともとれるような雰囲気。

 そのことについての私の評価は次。  
・・・・ 今回の西郷氏の「ルテチウムPSMA療法 アクチニウムPSMA標的治療」においても、腫瘍マーカー PSAが急上昇すること、その後は急降下することも指摘されている。渡豪しての治療まで決意するということは、当然、それらのことは医師から聞かされていたはずなので、途中経過として「急上昇」を第3回報告の主題としたと私は推測している。

 (元文) 2021年7月31日 ブログ ⇒  ◆西郷輝彦 第三弾 失速編 緊急渡豪 前立腺がん最先端治療への挑戦 公式チャンネル 7月29日 【治療を受けた後のPSA数値は下がるどころか、470から510へと上昇。日本にいたころは325】

 ともかく、日本での認可ついて、
 昨年の春に私が診察を受けた東京女子医大の医師は、「10年後、早ければ5年後くらいには・・・」と話してくれた。

 そして、今年、先の8月16日発の日経の記事では、別の大学病院の医師が
  ★≪前立腺癌の治療戦略、新規治療177Lu-PSMA-617も有効/・・日本への導入は、早ければ再来年か・・≫ と書いている。
 
 なんと悠長なのか・・・
 ま、ともかく、前倒し的になってきた、と見るしかないか・・・

 いずれにしても、著名人のこのような画期的な挑戦、そして実質的に成功であろう「治療結果」が日本に広く伝えられれば、日本の関係機関もいつまでもほっとくわけにはいかなくなると私は推測する。

 外国で難なく行われる治療法が「日本だけは許されない、保険承認されない」というのは放置されるべきことではない。
 日本で「ルテチウムPSMA療法 アクチニウムPSMA標的治療」が一日も早く認可・承認されることはを期待する。日本は、設備的にも、人材的にもなんの不足、欠落もないのだから、あとは、政策的決断のみ。

 そういう意味でも、改めて、西郷氏の挑戦、かつ、PRという手法は大賞賛しよう。 

 なお、昨日8月22日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,819 訪問者数1,088」。

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●がん闘病の西郷輝彦「私のがんが消えた画像をこの目で見たんです」シドニーから24時間テレビ生出演
   中日スポーツ 8/22(日) 10:46
24時間テレビに出演した西郷輝彦

 前立腺がんの最先端治療を受けるため4月にオーストラリアに渡った俳優の西郷輝彦(74)が22日、日本テレビ系「24時間テレビ」にシドニーから中継で生出演した。

 「がんと闘う昭和の大スター・西郷輝彦 ネットで今伝えたい想い」という企画コーナーで妻と一緒に登場した。昨年ドラマ「竜の道」(フジテレビ系)で初共演した俳優の遠藤憲一(60)から「具合はどうですか?」と尋ねられると、西郷は穏やかな笑顔を浮かべながら「元気ですよ。この通り」と答えた。

 さらに遠藤が西郷のYouTubeを見たことを告げると西郷は「うれしいな。チャンネル登録をお願いします」とリクエスト。遠藤は「しました。“いいね”もしました」とコミカルなやりとりで笑いを誘った。

 遠藤が手紙を読み上げ「またいつか共演しましょう」と呼びかけると、西郷は感極まった表情で「ありがとう」と感謝。「私のがんが消えた画像をこの目で見たんです。次のYouTubeでご覧頂きたいと思ってます。奇跡は起こります」と話した。

 西郷は10年前に前立腺がんを発症して全摘手術を受けたが、6年後に再発して骨に転移するなどステージ4の診断を受けた。その後、医師から勧められた緩和ケアではなく抗がん剤治療を選択。さらにオーストラリアで最先端治療を受け、3回のうち7月の1回目は結果がおもわしくなかったことなど、治療の経過や様子もYouTubeで明かしている。

 西郷は「病気になった時に苦しんでいる人がたくさんいることを知った。治療を赤裸々にきちっと報告して、がんとの闘いの将来につながったとしたら僕のYouTubeは大成功だったと思う」と心境を明かした。

 西郷は58歳でブログ、62歳でボクシング、63歳でツイッター、74歳でYouTubeと新しいことに次々と挑戦。今年迎えた還暦をマイナスに受け止めていたという遠藤は、ドラマの撮影現場で西郷から「60歳になると今まで自分が気付かなかったような本当にやりたかった自我が出てくる。それを実現させていくのが70歳からなんだぞ」と言われて勇気づけられたエピソードも紹介した。

 放送後、ネット上ではコロナ禍での24時間テレビ放送に批判があることに触れながらも「励まされた」などと静かな感動の声が広がった。

●オーストラリアでがん治療中の西郷輝彦「元気」 日テレ系「24時間テレビ」に中継で出演
         スポーツ報知 2021年08月22日 09時17分
 去勢抵抗性前立腺がんのステージ4で、治療のためオーストラリアに渡った歌手で俳優の西郷輝彦が22日放送の読売テレビ・日本テレビ系、夏恒例の大型チャリティー番組「24時間テレビ44 愛は地球を救う」に中継で出演した。

 昨年共演した俳優・遠藤憲一から体調を聞かれた西郷は「元気ですよ。この通り」と満面の笑みで答えた。さらに、遠藤が手紙を読み上げ「希望と力をもらっています」「またいつか共演しましょう」と語りかけると、「ありがとう、うれしい」と、西郷は手を合わせた。

 シドニーでの治療開始と同時期にYouTubeを開設した西郷。自身の治療について発信している。遠藤からYou Tubeを見たと告げられると「チャンネル登録よろしくおねがいします」と西郷。さらに「私の消えたがんの写真を見ました。次のYouTubeで紹介しますので、お楽しみに」。次回予告も忘れず、笑顔を見せた。

 西郷は11年に前立腺がんと診断され、全摘出手術を受けた。だが17年11月にがんが再発し、ホルモン治療、放射線、抗がん剤治療を14回受けるなど、治療を続けてきた。前立腺がんのマーカーが上昇したため、オーストラリアでがんの最先端治療を受けることを決意。4月上旬にシドニーの病院とリモート会議で治療計画を立て、同23日の飛行機で渡豪した。

●新規AR標的薬の早期使用で変わる前立腺癌の治療戦略
新規AR標的薬3剤ともに早期使用でOSを延長、新規治療177Lu-PSMA-617も有効

       日経 2021/08/16  横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器・腎移植科診療教授 上村 博司 氏
 ・・・(略)・・・
日本では68Ga-PSMA-11を用いたPET/CTが使えないため、この試験には参加できませんでした。
今年、ようやく68Ga-PSMA-11を用いたPETでPSMA陽性の判定をし、177Lu-PSMA-617とSOCを併用する治験が始まりそうです。
 日本への導入は、早ければ再来年かというところでしょうか。

・・(以下、略)・・・


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