昨日のブログで、前立腺がんの治療のことでここのところ何度かコメントいただいた方のご意見を転記し、私の意見も記した。
今日、早速、ご返事としてのコメントをいただいた。(ありがとうございます)
(以下、必要な時は、「コメント氏」と書かせていただきます。)
なんと素晴らしい治療方針を定められておられる方なのか、というのが率直な感想。
「コメント氏」は、しっかりと調べて、ご自分の「病期」などに照らして、先を見据え、治療を進めておられる。
現状もコントロールの範囲。ジェットコースターのように腫瘍マーカーの値が乱高下する私とは大違い。
私も、その姿勢と展望を明確にするという原則を、見本としなければと改めて感じているところ。
その「コメント氏」は"密封小線源"という治療法を希望し、進むという。
私も、小線源療法を私のように「超ハイリスク」患者にやってくれるところはないかと探したが、見つからなかった。
そもそも、「超ハイリスク」患者に日本が「適応の範囲」としている治療法は限られているから「超ハイリスク」患者に手を出すところは少ない。 (クリニックなどでの自費治療は別にして)
しいて言えば、今年になって、関西のある大学病院で「超ハイリスクに放射線治療を開始」というところが出て来た、という程度(が私の認識)。
さてさて、「コメント氏」は"密封小線源"について、ここでは、同氏の奈良県立医大も含めて次の3つの大病院の情報にリンクしておく。
特に大船中央病院は、「超低リスク」「低リスク」「中間リスク」「高リスク」「超高リスク」と、段階ごとに分類・図示して解説しているので分かりやすい。
●わたしたちの治療方針 ポリシー 照射技術 各がんへの治療 前立腺がん/大船中央病院 放射線治療センター
●トリモダリティ治療とは/鳥取大学医学部 器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野
●前立腺癌に対するイリジウム-192 シード線源を用いた高線量率小線源療法について 第 4 版 (2021 年 4 月)/奈良県立医科大学 泌尿器科 放射線治療・核医学科/★ 小線源療法(ブラキセラピー)目次 /★ 高線量率(HDR)ブラキセラピーを受けられる患者さんへ
あと、「コメント氏」の現状に関する報告や状況なども、今日の後半のブログ本文に転記・抜粋しておくが、もっと要約すると次。
★≪投稿の内容は同じ病に悩んでいる方の助けになれば、と思いますので、オープンで結構です。≫
私は6年ほど前からPSAが4を超え経過観察・・・この間、2度の生検も異常なくPSAが10を超えた段階で2021.3月に前立腺ガンが発見されグリソンスコアは当時4+5の9と診断。骨シンチでも既に3箇所に転移。私は以前より密封小線源での治療を希望していましたので、治験数の多い奈良県立医大に紹介状。同病院で細胞を再検査、グリソンスコアは7にグレードダウン。現在、アーリーダの服薬とリュープリンの皮下注射。PSAは0.015と劇的に下がっています。現在は去勢抵抗性前立腺ガンにはなっていませんが、いずれはホルモン剤は効かなくなるとお聞きしています(個人差はかなりあるとの事ですが)
‥ということで、今日のブログの書き出しはここまでにして、以下に上記に紹介した情報を掲載しておく。
なお、昨日8月24日の私のブログへのアクセスは「閲覧数3,551 訪問者数1,218」。
●人気ブログランキング参加中 = 今、2位あたり ↓1日1回クリックを↓ ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンはこちらをクリック→→人気ブログランキング←←ワン・クリックで10点
●昨日2021年8月24日のブログに、翌日である今日2021年8月25日に頂いたコメント ◆アーリーダという第2世代ホルモン療法薬/皮疹/デノタスチュアブル、注射がランマーク/リュープリン (男性ホルモン分泌抑制薬)/ブログへのコメントに返信するよりこの本文に書きます
投稿の内容は同じ病に悩んでいる方の助けになれば、と思いますので、オープンで結構です。
私は6年ほど前からPSAが4を超え経過観察をしていました。
この間、2度の生検も異常なくPSAが10を超えた段階で、3回目生検を実施した2021.3月に前立腺ガンが発見されました。グリソンスコアは当時4+5の9と診断されました。
その後の骨シンチでも既に3箇所に転移があり治療をどうするか、地元のドクターと相談した結果。
私は以前より密封小線源での治療を希望していましたので、治験数の多い奈良県立医大に紹介状を書いて頂きました。
同病院で細胞を再検査した血管、グリソンスコアは7にグレードダウンしました。(骨転移は変わらず3箇所あり)
そういう状態で現在、アーリーダの服薬とリュープリンの皮下注射を行っている次第です。
PSAは0.015と劇的に下がっています。
間も無く原発ガンを密封小線源療法で押さえ込んだ後、放射線外照射と抗がん剤、ホルモン剤投与を続けるものと考えています。
現在は去勢抵抗性前立腺ガンにはなっていませんが、いずれはホルモン剤は効かなくなるとお聞きしています(個人差はかなりあるとの事ですが)この先の治療の進め方やPMSAなど最新の前立腺ガンの治療法など色々ご教示頂ければ幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★2020年6月25日のブログに、今日2021年8月25日に頂いたコメント
◆アパルタミド(アーリーダ) 第2次ホルモン療法薬の副作用か 湿疹、皮疹 が出た /ツムラ漢方 「十味敗毒湯」 エキス顆粒 数時間で効いた /「皮疹」の対応としていろんな人が使える「十味敗毒湯」
現在、アーリーダを服用していますが、軽い発疹が続いています。十味敗毒湯は服用していますが、発疹に気付くのが遅かったのか、軽い発疹と痒みは続いたままです。主治医に相談しましたが、血液検査上は服薬を中止する様な所見は無いので塗り薬で対応しましょうとの事です。
なかなか治りきらないので、次回の診察の際に十味敗毒湯の処方を相談しようと思っています。
★私の場合のアーリーダの処方は、遠隔転移を有する前立腺ガンでの処方と理解しています。3箇所の骨転移が認められるとのことです。
|
(てらまち、コメント) 漢方薬は、私の経験では、「市販の漢方薬」と「処方箋による漢方薬」とでは、同じ薬でも、「用量」が倍くらい違います。後者が多いので、「効きが良い」かも。
遠隔転移を有する前立腺ガン・・・骨転移は、それほど気にしなくても良さそうですね。
●わたしたちの治療方針 ポリシー 照射技術 各がんへの治療 前立腺がん
大船中央病院の放射線治療センターの公式WEBサイト。神奈川県鎌倉市の総合病院
1500 例以上の前立腺がんに高精度放射線治療を行っています。
回転強度変調放射線治療(VMAT。IMRTの発展型)による【通常分割法と体幹部定位放射線治療(ピンポイント照射)】は2週以内に、【小線源治療】【トリモダリティ治療】も待たせることなく開始可能です。
がんの部位や正常臓器との距離に応じて放射線量に強弱をつけているのが当院の特徴です。
前立腺がんを含めたからだの状態や患者さんの考え方に応じて最適な治療法を決定します。 |
●トリモダリティ治療とは
鳥取大学医学部 器官制御外科学講座 腎泌尿器学分野
ハイリスクの限局性前立腺癌では、単独の治療のみでは再発する可能性が高く、併用療法での治療成績向上への試みがなされてきました。
トリモダリティとは、密封小線源治療+外部放射線治療+ホルモン療法を組み合わせた治療法で、良好な治療成績が期待できるとされています[1-3]。
しかし、ホルモン療法の使用方法や期間に関しては明確な基準が存在していないのが現状です。
現在、本邦では高リスク症例に対して密封小線源治療と外部放射線治療の併用療法に対するホルモン療法の相加効果の検証が行われています(TRIP試験)[4]。
当院では6ヶ月間の術前ホルモン療法を行ったあとに密封小線源治療と外部放射線治療を行い、その後は2年間のホルモン治療を継続します(図1)。
|
| Trackback ( )
|
|
|
|
|
|