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てらまち・ねっと



 第二次安倍政権になってから、周辺国の中国、韓国などとの緊張関係を高め続けてきた安倍氏。
 昨年からトランプ氏が米国大統領になって、一層の挑発をしている。安倍氏はそこにうまく乗って、自分を目立たなくしている風。
 
 トランプ氏の北朝鮮への挑発はどんどんエスカレート、支持母体の共和党の議員の有力議員から「第3次大戦の危機もたらす」とまで批判されている。
 (関連)⇒ ●9月21日ブログ ⇒ ◆トランプ大統領、北朝鮮の「完全破壊」を警告 初の国連演説で(ロイター)=宣戦布告ではないか。逆効果に/安倍氏も「圧力強化呼びかけ」/米国防長官「ソウルに危険ない」軍事手段検討  ≪トランプ氏の挑発が続く。国連の場の演説で、北朝鮮の完全破壊もあり得る旨を述べた。まるで宣戦布告。北朝鮮側に攻撃の理由を与えているようなもの≫

●≪安倍首相:北朝鮮への対応、今は対話ではなく圧力をかけるべき時だ/ブルームバーグ 2017年9月20日/安倍晋三首相は20日、現在の道を続けるならば北朝鮮に将来はない、制裁は完全に履行されなくてはならない、と発言≫

 では、日本の安倍与党の自公の議員はどうかといえば、厳しく批判する人は皆無。遠吠えが聞こえる程度。
 
 ともかく今日は、北朝鮮の反発行為の可能性が指摘されている(「●北朝鮮、10日に党創建記念日 国際社会は挑発警戒」日経 10/7)。安倍氏は、北朝鮮危機で自分の選挙が有利になるようにその日(10日)に解散総選挙の「公示日・届出日」を当てたのではないか、そんな気さえしていた。
 ということで今日は、周辺状況を確認し、記録しておく。

●トランプ大統領“完全破壊”発言 軍事行動は?
       テレ朝 2017/09/20
●「第3次大戦の危機もたらす」 有力議員がトランプ氏批判 /日経 2017/10/9 13:24

●トランプの挑発が、戦いたくない金正恩を先制攻撃に追い詰める/産経 9月29日

●メルケル独首相、北朝鮮「完全破壊」は誤っている 仲介外交に意欲/産経 9.21
●北朝鮮「完全破壊」警告、メルケル独首相は賛同せず/ロイター 9月21日

●トランプ氏の「完全破壊」発言に北朝鮮の硬化必至 新たな挑発か/聯合ニュース 9/20
●トランプ大統領の国連演説は「犬の吠え声」=北朝鮮の李外相/ロイター 9月21日

●北朝鮮外相「太平洋でかつてない規模の水爆実験」示唆/ニューズウィーク 9月22日
●「太平洋上の水爆実験」も=北朝鮮、「史上最高の超強硬措置」検討/時事 9月22日
●水爆実験は「前例ない武力攻撃」 米高官、北朝鮮に警告/朝日 9月23日

●米大統領、水爆実験「惨事招く」/ロイター 9月23日
●トランプ氏、また金正恩氏を揶揄「チビのロケットマン」「あちこちにミサイル発射、のさばらせない」/産経 9.23

●北朝鮮、10日に党創建記念日 国際社会は挑発警戒/日経 10/7

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●安倍首相:北朝鮮への対応、今は対話ではなく圧力をかけるべき時だ
        ブルームバーグ 2017年9月20日 23:59
 安倍晋三首相は20日、現在の道を続けるならば北朝鮮に将来はないと発言。制裁は完全に履行されなくてはならないと強調した。ニューヨーク証券取引所での講演後、質疑応答で述べた。
  
●トランプ大統領“完全破壊”発言 軍事行動は?
       テレ朝 2017/09/20
 強い口調で北朝鮮を非難したトランプ大統領ですが、発言の意図は何だったのでしょうか。ニューヨークから報告です。
 (山下達也記者報告)
 焦点の軍事行動に踏み切るかですが、トランプ大統領は演説の後、我々の取材に対して自信満々に答えました。
 トランプ大統領:「(Q.軍事行動を取るのか?)いずれ分かる。すべてがうまくいくことを期待するが、どうなるか見てみよう」
 今回の発言を一部のアメリカメディアは、核戦争も辞さないふりをする瀬戸際戦術だと分析しています。

演説では広島・長崎への原爆投下を決めたトルーマン大統領にも2回、言及して賞賛しました。北朝鮮を牽制(けんせい)したものです。ただ、鍵を握るマティス国防長官は演説について聞かれると「外交手段での解決を望む」と述べ、トランプ大統領とは一線を画しました。

専門家はむしろ、北朝鮮が反発して新たな核・ミサイル実験を行う口実にするとして、逆効果だったと指摘しています。一部のアメリカ国民はトランプ大統領お得意の言葉だけの脅しだと受け止めています。ただ、米朝間の緊張が増し、偶然の衝突などのリスクが増えることは間違いありません。

●「第3次大戦の危機もたらす」 有力議員がトランプ氏批判
        日経 2017/10/9 13:24
 【ワシントン=共同】米共和党の有力議員、コーカー上院外交委員長は8日、トランプ大統領は大統領職を「リアリティー番組」のように扱っていると批判、ツイッターで北朝鮮を威嚇する発言を繰り返していることを念頭に、米国を「第3次世界大戦」の危機にさらしていると懸念を示した。

 米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで語った。政権を支える立場の共和党議員が大統領をこれほど強い言葉で批判するのは異例。

 米外交政策に強い影響力を持ち、トランプ政権の国務長官候補にも取り沙汰されたコーカー氏は、トランプ氏がツイッターで「進行中の交渉を阻害したことが何回かある」とも指摘し、トランプ氏の衝動的な言動を共和党議員のほとんどが憂慮していると述べた。

 トランプ氏は、北朝鮮に対話の意思があるか探っていると語ったティラーソン国務長官について、「時間の無駄」と切り捨てるようなツイートをしていた。

 これに先立ちトランプ氏は8日、自身に批判的なコーカー氏を「公約実現の弊害」などと非難する書き込みを連発。コーカー氏はホワイトハウスが大統領に介護サービスを提供する「デイケア施設」と化したとツイートで応酬し、「今朝は誰かが(大統領の世話の)当番を忘れたらしい」と皮肉っていた。

 トランプ氏は、ツイッターなどで身内の共和党議員への攻撃を強めており、税制改革などの懸案を巡る審議に悪影響を与える可能性がある。

●トランプの挑発が、戦いたくない金正恩を先制攻撃に追い詰める
          産経 2017年9月29日
<北朝鮮の金正恩は分別がなさそうに見えるが実際は理性的で、アメリカとの戦争を望んでいない。それより問題はトランプだ>

ドナルド・トランプ米大統領は先週、北朝鮮の金正恩国務委員長を「狂った男」と批判した。

さらに、金正恩はアメリカを憎むあまり自暴自棄になって自殺行為に突き進んでいると言った。

トランプに言わせれば、金正恩が核開発を断固続行したい理由はただ1つ、アメリカと同盟国を破滅させるためだ。トランプはそれを根拠に、金正恩に対する敵対的で過激な発言を正当化する。

だがもしそれがトランプの思い違いで、北朝鮮情勢を悪化させているだけだとしたら? トランプが「ロケットマン」と呼んだ金正恩は、本当にアメリカと戦争をしたいのだろうか。

北朝鮮問題の専門家は、トランプが思うほど話は単純ではない、という。

「金正恩はアメリカとの戦争を望んでいない。北朝鮮が先制攻撃を行えば極めて危険で、金正恩が何より恐れる政権崩壊につながることが分かっているからだ」と、米シンクタンク、ブルッキングス研究所のロバート・エインホーンは本誌に語った。

金正恩の好戦的な態度は「意識的な戦略」だと、エインホーンは言う。

「金正恩にしてみれば、核・ミサイル実験で抑止力を着実に向上させつつ言葉で威嚇を繰り返すのは、現体制を終わらせようとしているアメリカから自国を守るための現実的なやり方だ。」と、バラク・オバマ前米政権下で核不拡散のアドバイザーを務めたエインホーンは言う。

はったりは北朝鮮の十八番
「金正恩は一見、理不尽に見えるが、実は極めて合理的な人物だと思う」とエインホーンは言う。

だとすれば、金政権は戦争を望んでいるのではなく、政権存続のためなら戦争も厭わない、という意思表示を世界(とくにアメリカ)に向かってしているに過ぎない。

曖昧で誇張した脅し文句でアメリカを威嚇するのは北朝鮮の常套手段で、金正恩から始まったことでもない、米シンクタンク外交問題評議会で米韓関係が専門のスコット・スナイダー上級研究員は言う。

「北朝鮮は、どれほど敵を脅しても軍事行動に出ないですむ作文のプロだ」とスナイダーは言う。要は、はったりに長けているということだ。

北朝鮮が既存の世界秩序を破壊し、周辺地域を不安定にしているのは事実だが、北朝鮮の威嚇行為は、世界と地域の不安定要因になっている面はあるとしても、論理的な筋道は立っていると、スナイダーは言う。

関係者が一様にショックを受けているのはむしろ、トランプの気質の問題だ。トランプの暴言が、最後は金正恩を戦争に追い込んでしまうかもしれないのだ。

●メルケル独首相、北朝鮮「完全破壊」は誤っている 仲介外交に意欲
       産経 2017.9.21
 ドイツのメルケル首相は20日、トランプ米大統領が19日の国連総会一般討論演説で北朝鮮の「完全破壊」を警告したことについて「誤っている」と批判した。ドイツの国外向け公共放送ドイチェ・ウェレのインタビューで述べた。

 メルケル氏は「北朝鮮に対する制裁強化が正しい答えで、それ以外の対応は誤っている。この点では米大統領と意見の明確な相違がある」と指摘。その上で、朝鮮半島は「ドイツから遠く離れているが、われわれにも影響を与える。責任を担う用意がある」と述べ、改めて仲介外交に意欲を示した。(共同)

●北朝鮮「完全破壊」警告、メルケル独首相は賛同せず
          ロイター 2017年9月21日
[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は20日、トランプ米大統領が前日、米国は北朝鮮を「完全に破壊」せざるを得なくなる可能性があると述べたことについてドイツは賛同できないとし、北朝鮮問題は外交手段のみを通して解決する必要があるとの考えを示した。

トランプ大統領は19日にニューヨークの国連本部で行った就任後初の一般討論演説で、「米国、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」述べた。

これについてメルケル首相はドイチェ・ヴェレ放送に対し、「こうした警告には賛同できない」とし、「いかなる軍事行動も完全に不適切であると考えており、ドイツは外交的な解決を主張する」と述べた。

そのうえで「北朝鮮問題に対しては制裁措置の実施が正しい対処法で、それ以外のすべては誤った手法となる」と語った。

メルケル氏は数日前にトランプ氏と電話で会談し、外交的な解決策を模索する必要があるとの考えを伝えたとしている。

●トランプ氏の「完全破壊」発言に北朝鮮の硬化必至 新たな挑発か
      聯合ニュース 2017/09/20
【ソウル聯合ニュース】トランプ米大統領が19日(米東部時間)に国連総会の一般討論演説で「米国と同盟国を守ることを迫られれば北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」と述べ、北朝鮮に強い警告を発したことを巡り、韓国政府は演説の背景と朝鮮半島情勢に与える影響に注目している。

 韓国政府の当局者は20日、トランプ氏は常に激しい言葉を使うとしながらも、発言は「米国がいかに北の核問題を深刻に捉えているかを示している」と述べた。

 トランプ氏の発言は、軍事的選択肢を排除していないことを北朝鮮に伝えると同時に、北朝鮮に影響力を持つ中国やロシアに国連安全保障理事会決議の誠実な履行などで北朝鮮に強い圧力をかけるよう促す意味があるとも指摘される。

 韓国外交部傘下・国立外交院のキム・ヒョンウク教授は、北朝鮮核問題の外交的な解決方法が定まらなければ軍事的方法に向かわざるを得ないというのがトランプ氏のメッセージだとし、北朝鮮よりむしろ「中国とロシアに対する圧力の意味合いが大きい」との見方を示した。

 トランプ政権は北朝鮮に対話の条件を提示したこともあったが、当面は制裁と圧力の強化に全力を挙げるとみられる。キム教授は「北が(米国を狙える)大陸間弾道ミサイル(ICBM)の弾頭の大気圏再突入技術を確保するまで時間があまりないため、米国は強い圧力を加える方針を固めたようだ」と説明した。

 韓国・韓東大の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授(国際関係学)も「早ければ向こう半年から1年のうちに北が核を実戦で使える能力を完全に備えるとみるなら、米国には外交の時間が足りない。制裁と圧力が通じなければ、軍事的選択肢を考慮せざるを得ないというのが米国の立場だ」と分析した。

 北朝鮮はトランプ氏の演説に強く反発すると予想される。ミサイル発射や核実験といったさらなる挑発に出る可能性もあり、米朝の対立が深まることで朝鮮半島情勢が一段と緊迫化しかねない。

●トランプ大統領の国連演説は「犬の吠え声」=北朝鮮の李外相
        ロイター 2017年9月21日
[ソウル 21日 ロイター] - 北朝鮮の李容浩外相は、19日の国連本部でのトランプ米大統領による一般討論演説について「犬の吠え声」だと述べ、米国は北朝鮮を「完全に破壊」せざるを得なくなる可能性があるとした大統領の発言を一蹴した。

李外相はニューヨークの国連本部近くのホテルの前で行われたインタビュー中継に臨み、「犬が吠えてもパレードは進む、ということわざがある」と発言。「もし(トランプ大統領が)犬の吠える声でわが国を驚かせようとしているなら、夢でも見ているとしか言えない」と切り捨てた。

トランプ大統領が金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだことについて聞かれると、「補佐官が気の毒だ」と述べた。

●北朝鮮外相「太平洋でかつてない規模の水爆実験」示唆
    ニューズウィーク 2017年9月22日10時56分
 韓国の聨合ニュースによると、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は22日、太平洋での水爆実験をかつてない規模で実施する可能性を示唆した。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が米国に対し「史上最高の強硬対抗措置」を検討すると警告したことについて、ニューヨークで記者団からの質問に答えた。

同相は、金委員長の考えは正確には分からないとした上で、北朝鮮は水爆実験を検討する可能性があると述べたという。

また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は22日、トランプ米大統領が北朝鮮を「完全に破壊する」と警告したことに対し、「史上最高の強硬対抗措置」を検討するとの異例の声明を発表した。国営の朝鮮中央通信社(KCNA)が伝えた。

●「太平洋上の水爆実験」も=北朝鮮、「史上最高の超強硬措置」検討
     時事 2017年09月22日
 【ソウル時事】22日の朝鮮中央通信など北朝鮮国営メディアによると、金正恩朝鮮労働党委員長は21日付の声明で、「北朝鮮を完全に破壊するしかなくなる」と警告したトランプ米大統領の国連演説について「妄言の代価を必ず支払わせる」と強く非難、「史上最高の超強硬措置を慎重に検討する」と述べた。韓国の聯合ニュースによれば、北朝鮮の李容浩外相は21日、訪問先のニューヨークで、「おそらく、太平洋上で過去最大級の水爆実験を行うことになるのではないか」と語った。

●水爆実験は「前例ない武力攻撃」 米高官、北朝鮮に警告
       朝日 2017年9月23日11時06分
 ソーントン米国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)は22日、ニューヨークで会見し、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が言及した太平洋上での水爆実験について「北朝鮮による前例のない武力攻撃となる」と警告した。強行すれば「国際的な対応をとる」として、国連安全保障理事会などに呼びかけて追加制裁に踏み切る可能性を示唆した。

「太平洋上で水爆実験」北朝鮮外相が言及 米演説に反発
 トランプ大統領が国連総会の演説で発言した北朝鮮を「完全に破壊する」との発言について、ソーントン氏は「北朝鮮が米国や同盟国を攻撃すれば、圧倒的な対抗措置をとるという決意を示したものだ」と説明した。これに反発した金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が「史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮する」とする声明を発表したことについては「非常に好戦的だ」と批判した。

 一方でソーントン氏は、北朝鮮が核放棄に向けた対話に応じることを「希望している」と述べ、外交的解決を目指す考えを強調した。ただ、「北朝鮮は今のところ対話に関心を示していない」と述べ、実現の可能性は低いとの見方を示した。(ニューヨーク=峯村健司)

●米大統領、水爆実験「惨事招く」
       ロイター 2017年9月23日
 【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、南部アラバマ州で演説し、北朝鮮が太平洋で水爆実験を行う可能性に言及したことについて「大量破壊兵器を太平洋で爆発させると言っている。それは途方もなく大きな惨事を招く。がんなどひどい問題をもたらす」と懸念を表明した。

 演説でトランプ氏は金正恩朝鮮労働党委員長を「ちびのロケットマン」と呼び、「(米国は)ずっと前に制御しておくべきだった。私たちは制御する」と述べ、対立が深まる金氏をけん制した。

 度重なる弾道ミサイルの発射実験を念頭に「狂った男があちこちにロケットを撃つこと」を容認しないと強調した。

●トランプ氏、また金正恩氏を揶揄「チビのロケットマン」「あちこちにミサイル発射、のさばらせない」
        産経 2017.9.23
【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は22日、南部アラバマ州での集会で演説し、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「チビのロケットマン」と呼び、「あちこちにミサイルを発射する狂った男をのさばらせるわけにはいかない」と述べた。

 トランプ氏はまた、「ロケットマンについては大昔に片を付けておかなくてはいけなかった」語った上で、「(金正恩は)今まで誰に対しても行わなかった様子でわれわれ(の動き)を注視している」と指摘。米国などが実施している対北朝鮮圧力に関して「うまくいくものあれば、いかないものもあるだろう」としつつ、「われわれは守られている」とし、米本土および米権益に対する防衛態勢は盤石だと強調した。

●北朝鮮、10日に党創建記念日 国際社会は挑発警戒
      日経 2017/10/7
 【ソウル=鈴木壮太郎】北朝鮮は10日、72回目の朝鮮労働党創建記念日を迎える。過去にも記念日の前後に核実験や弾道ミサイル発射など大型の挑発を強行してきた。日米韓など国際社会は新たな挑発の可能性があるとみて警戒を強めている。

 党創建記念日は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の祖父、金日成主席と父の金正日総書記の誕生日、建国記念日と並ぶ4大祝日のひとつだ。金正恩氏はこの日に合わせ、祖父と父の遺体を安置する錦繍山太陽宮殿を参拝することが多い。

 金正恩氏の権威を高める内政上の理由から、記念日前後に核・ミサイルに絡んだ挑発に出る例が目立つ。2006年の初の核実験は党創建記念日の前日の9日に実行。16年は15日に中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射し失敗した。

 北朝鮮は今年に入ってIRBM「火星12」を3回、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星14」を2回、発射した。9月3日には6回目の核実験も強行。金正恩氏は核開発が「ほぼ終着点にある」と語っている。

 ICBMの完成には実戦と同じ通常軌道で発射し、弾頭部が大気圏に再突入できるか検証する必要がある。韓国の専門家の間では、10日前後に火星14を発射する可能性を指摘する見方がある。

 ロシア通信によると、北朝鮮を2~6日に訪問したロシア下院外交委員会のアントン・モロゾフ議員(自民党)は6日「北朝鮮が新たな長距離ミサイルの実験を準備している」と指摘。平壌で会談した北朝鮮の「高官」はミサイルが「米国西海岸に到達可能」と主張したという。

 韓国大統領府は10日を控え、担当者が休日返上で警戒している。韓国の聯合ニュースが伝えた当局者の話によると、今のところ具体的な兆候はないという。

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